『ノーマンズランド』 誉田哲也

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誉田哲也の『ノーマンズランド』を読み終えました。
この本はシリーズになっているようで、いずれも姫川玲子という警察官が主人公です。現在は警視庁捜査一課殺人犯捜査係第十一係の主任警部補というのが肩書です。
ひとり暮らしの女子大生がマンションの部屋で扼殺されるという事件が起き、怜子が所轄の葛飾署の特別捜査本部に入り捜査を担当するというくだりから物語がスタートします。そして容疑者を逮捕するのですが、調べが進むにつれ20年前に埼玉県のある街で突然消えてしまった女子高校生の事件とリンクし、思いもかけないような事実が浮かび上がってくるのです。
北朝鮮による拉致問題も絡んで、エンタメ小説かと思いきや自衛隊や憲法議論にまで踏み込んでおり、作者はこのへんにも読者の眼を向けさせたかったのかなとも思っています。戦争によって生じた空白地帯を「ノーマンズランド」と言うらしく、現在の日本は広い意味でのノーマンズランドに近い状態にあるのではないかと作者は考えているようです。

個人的にはストーリーも含めて、ちょっと消化不良気味で面白さが伝わってきませんでした。
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江戸下町の町人の生活から考える

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西日本の豪雨による災害の爪痕の凄まじさに息を呑んでいます。
そして学校の校庭や国道の片側車線などにうず高く積まれた災害ゴミ。倒壊や火災などのほか、悪臭や衛生面での心配も出てきているようです。家具や寝具、家電製品などが泥に浸かって廃棄するしかなく、やむなく投棄したものなのでしょう。各自治体のホームページを見ますと、クリーンセンターなどで受け入れているようですが、自治体の初動の遅れと手っ取り早くゴミを処理したいという住民心理が働いて、このようなことになったものと思われます。総量で100万トンにも達するといいますから凄い量です。
振り返って、仮に私の家が今回のように被災したら、不法とは知りつつも住民心理に負けて同様に投棄するかも知れません。それにしましても、これ程までの大量のゴミをどのように分別処理するのでしょう。前述の危険性がありますし、これからの豪雨や台風の襲来を考えますと、これらのゴミが2次災害を引き起こす可能性もありますので、出来るだけ早い対応が望まれます。

話は変わりますが、数年前に東京の江東区清澄白河にあります「深川江戸資料館」を訪れた際の町人の住む裏長屋(裏店)の様子を思い出しています。下の写真はその時のものですが、三味線や裁縫、手習いなどを教える師匠の「於し津(おしづ)」という女性の家を再現したものです。棟割長屋と割長屋というものがあるのですが、この家は後者で採光のとれる縁側があったりと棟割長屋に比べると比較的環境に恵まれた住居のようです。広さは4畳半程度、1畳半の土間が付いていて炊事などをするスペースになっています。「於し津」は恵まれた方なのかも知れませんが、家にある家財といえばご覧の程度のものです。当時、江戸の人口は100万人に達していたようですが、数年に一度は大火が発生し、そのつど着の身着のままの状態で逃げるのが通例のようになっていたとも聞きます。長屋は柱に綱を絡ませて綱引きの要領で引っ張ると倒れる程度の作りで、壊して延焼を食い止めるといった工夫を凝らしていたそうです。現在の江東区にある木場(きば)には建築用の木材が大量に備蓄されており、そんな背景があって町人は協力的な行動をとることが出来たのかも知れません。
いろいろな経験から多くのことを学び、災害に強い人創り、町造りをしていたようです。

物が溢れている我が家の現状を見つつ、あらためて江戸町人の暮らしぶりを振り返っているところです。毎日のようにネット通販やお店で買いあさり、同様に大量に廃棄している我が身に照らして、これでいいのだろうかなんて考えています。でも、どっぷりと近代文明の恩恵に浸りきっている我が身は、江戸の町人文化は憧れではあれど到底戻れるようには思われません。
あの大量の災害ゴミをみていますと、少しでも家の中の物を減らさなくてはとも思っているのですが・・・。
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リンゴ村にも初夏の風

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今日は曇りがちながら時おり陽の差すまずまずの天気でした。最高気温は24℃ほどですが、窓を全開にしても蒸し暑くて、扇風機はフル回転でした。岐阜の39℃なんて聞くと、道産子は恐怖さえ感じてしまいます。

リンゴがやっと下を向き始めました。果実の重さで下に垂れ下がるのか、重さには関係なく生育とともにおこる生理的な現象なのか分かりませんが、ともかくほぼ全員垂れ下がるようになりました。天候が不順で、まともに食べられるリンゴになるかどうか不安ですが、今のところは順調そうな感じです。

毎年こんなにも暑くなると、日本のリンゴ栽培の南限も北上してくるでしょうね。北海道以外ではリンゴ栽培が不可能なんて時代が来るのではないでしょうか。
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映画『万引き家族』

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やっと是枝監督の『万引き家族』を見てきました。
田舎の映画館はいつもガラガラなのですが、さすがにこの作品の集客力は凄く、ほぼ満席でした。
ストーリーと感想などはいろいろなところに沢山紹介されていますし、私があえて書くまでもありませんので簡単に・・・。

現代日本が抱える社会問題をこれでもかというくらいに提起した映画でした。私などは、これらの問題をあまり関わりのない対岸の出来事程度にしか捉えてきませんでしたので、ちょっとショックを受けています。貧困、格差、非正規雇用、虐待、ネグレクト、生活保護、独居老人、年金不正受給、JKビジネスなどなど・・・。
例えば貧困・・・。貧困家族と言ってしまえば簡単なのですが、貧しい時代を過ごしてきた団塊の世代の私でも、あれほどまでに汚い家での生活は経験をしたことがありません。現代の貧困というのは、それほどまでに生活の質を低下させていくものなのでしょう。貧困や格差の問題は、社会の秩序や安全とも関わってきますので、もう少し目を向けて行かなくてはと思っています。それにしましても、豪華客船での船旅や何とかトランスイートという列車に群がる人たちがいるかと思えば、対極にこのような底辺で暮らす人たちがいる、凄い時代になったものですね。

そして今回も家族のことを描いていましたね。家族の在り方がいろいろと多様化しているのに、いまだ血縁や旧来の家族関係に囚われて、それが絶対的な家族の絆と思い込んでいる私たち。東日本大震災が契機かどうか分かりませんが、近頃盛んに言われ出した「道徳教育」、血縁家族に負担を強いる「在宅介護」、そしていまだに議論の進まない「夫婦別姓」など、諸外国にくらべて家族に対する固定概念の意識が強いのかなと思っています。一部の政治家などはこの作品にあまり良い印象を持っていないようですし、対照的に欧州で絶賛されている様子をみても、家族を含めた共同体に対する考え方の違いが表出しているのかなと思ったりしています。
日本ももう少し緩やかなというか多様性があってもいいような気がしていますが、いかがでしょう。そんな家族の在り方を考えさせる映画でもありました。

それにしましても、リリー・フランキー、樹木希林、安藤サクラ、松岡茉優、そしてふたりの子役、いずれも惹き込まれるような名演が光っていましたね。
何とも複雑な心境なのですが、久しぶりにいい日本映画に出会ったような気になっています。
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やっと晴れました

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こんな青空を見たのは何日ぶりでしょう。久しぶりに良い天気になりました。

今日は仕事だったのですが、職場の窓から外を眺めてはお尻がムズムズしていました。
帰ってきてお昼を食べて、いそいそと自転車を引っ張り出し、いつもの函館新道・側道コースへ飛び出していきました。もう2週間ほど乗っていませんでしたので、日差しと風がとても気持ちが良かったです。40kmほど走って、最後は七飯の道の駅でひと休みです。
また明日からは雨のようですね。
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雨ばかりですが、元気を出しましょう

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昨日は思い出したように晴れましたが、今日はまた雨空に逆戻りです。日照不足と高湿度で農作物にも影響が出始めているようです。我が家の菜園の野菜たちもヒョロヒョロと背丈ばかり伸びて、ちょっと期待薄の気配が立ち込めています。
野外でのアクティビティは、ここ2週間ほど殆ど出来ない状態ですので、家の中で悶々としている方も多いのではと思います。私たちは雨でも仕事のない日は河童のように泳いでおり、鬱陶しい天気はへっちゃらなのですが、さすがにそろそろ河童の皿(ハゲではありませんよ) を乾かしたいなと思っているところです。天気予報では、少なくとも今後1週間は頭の皿を乾かせないようですね。
体調管理に気を付けて、元気を出していきましょう。(^^♪
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『ピアノの森 PIANO BEST COLLECTION Ⅰ』

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NHK総合で放映されていた『ピアノの森』は、先週の日曜日で前半の12回が終了しましたが、皆さんご覧になっていましたでしょうか。ショパンコンクールでの一ノ瀬 海くんのピアノは凄かったですよね。後半の12回は来年の1月からスタートするようです。
そんなことで、コロンビアから『ピアノの森 PIANO BEST COLLECTION Ⅰ』というCDが発売になりました。番組では、短い抜粋しか聴けませんでしたので、ファンはこのCDを待ち焦がれていたと思います。本選で演奏する曲などで構成される『COLLECTION Ⅱ』は、後半が終了した時点で発売になるのではと思います。なお、当CDに収録されている曲目と演奏者は下記の通りです。

それにしましても、一ノ瀬 海くんのピアニストは誰なのでしょうね。(^^♪

そうそう、CD発売と同時にiTunesからもダウンロードできます。CDは3240円ですが、iTunesは2200円です。私はダウンロードしました。
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01. 海ヘ (TVアニメ「ピアノの森」オープニングテーマ) / 一ノ瀬 海
02. ベートーヴェン:エリーゼのために / 阿字野壮介(ピアノ:反田恭平)
03. ショパン:ワルツ第6番 変ニ長調 作品64-1 「小犬のワルツ」/ 阿字野壮介(ピアノ:反田恭平)
04. モーツァルト:ピアノ・ソナタ第2番 ヘ長調 K.280 〜第1楽章 / 一ノ瀬 海
05. リスト:「ラ・カンパネラ」 〜パガニーニ大練習曲集 第3曲 / 一ノ瀬 海
06. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 作品27-2 「月光」 〜第1楽章 / 一ノ瀬 海
07. ショパン:エチュード ハ長調 作品10-1 / 一ノ瀬 海
08. ショパン:エチュード イ短調 作品10-2 / 一ノ瀬 海
09. ショパン:プレリュード 変ニ長調 作品28-15 「雨だれ」 / 一ノ瀬 海
10. ショパン:バラード第1番 ト短調 作品23 / 雨宮修平(ピアノ:高木竜馬)
11. ショパン:エチュード ハ短調 作品10-12 「革命」 / パン・ウェイ(ピアノ:牛牛)
12. ショパン:エチュード 嬰ト短調 作品25-6 / パン・ウェイ(ピアノ:牛牛)
13. ショパン:スケルツォ第3番 嬰ハ短調 作品39 / パン・ウェイ(ピアノ:牛牛)
14. ショパン:エチュード ハ長調 作品10-7 / ソフィ・オルメッソン(ピアノ:ジュリエット・ジュルノー)
15. ショパン:エチュード ヘ長調 作品10-8 / レフ・シマノフスキ(ピアノ:シモン・ネーリング)
16. ショパン:バラード 第4番 ヘ短調 作品52 / 一ノ瀬 海
17. ショパン:プレリュード ニ短調 作品28-24 / 一ノ瀬 海

『さざなみのよる』 木皿泉

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木皿泉の『さざなみのよる』。涙と鼻水でグショグショになりながらも一気読みです。
図書館からお借りした本なのですが、涙の粒が一滴くらいは落ちたかもしれません。鼻水はティッシュで鼻栓をしていましたので、大丈夫だと思います。(^^♪

2016年、2017年のお正月にNHK総合で新春ドラマとして放映された『富士ファミリー』をご覧になりご記憶の方は沢山おられると思います。2018年の今年は放映がありませんでしたね。そう、あのドラマの前というか後というか、ともかくドラマのシーンが目に映るような小説です。
しかも、この小説の主人公は小泉今日子が演じた幽霊のナスミが主人公で、彼女が癌に侵されて、今まさに死に向かう病床の様子から物語が始まります。そして、ナスミは静かに旅立っていきます。享年43歳でした。平凡ながら真っ直ぐに信念を通して生きてきたナスミですが、水面にポチャンと石が落ちた時に立つさざ波のように、生前に関わった人たちの心に彼女の思いが広がっていきます。
姉の鷹子や妹の月美、夫の日出男、そしてあの謎の笑子バアさんなど、周辺の人々の内面が丁寧に描かれているのは勿論ですが、ナスミの幼馴染とその妻、ボーイフレンドの妹、そしてかつての同僚など、彼女のことを大切に思い、思われた人たちとの思い出がさざ波のごとく綴られています。第1話から第14話まで泣いたり笑ったりの素敵なお話で凝縮されています。

そうそう、ナスミって名前のことですが、こっそり教えますね。このくらいネタバレしても大丈夫でしょう。もう43年も前の昔のことですが、彼女の父と母が、同居していた笑子バアさんに命名をお願いしたらしいのです。笑子バアさんによると、家族が営む古い商店が「富士ファミリー」、長女が「鷹子」、だから次は「ナスビ(茄子)」だろうということになったらしいのです。でも、当然のように両親は、「その名前では可哀そう」ということで、結果的に笑子バアさんがちょっと折れて「ナスミ」に落ち着いたようです。(笑)

それと、ドラマでは笑子バアさんだけが台所でナスミの幽霊と会って会話していますよね。あれにも秘密があるのですが、これを書いちゃうと叱られそうなので、止めておきます。後のストーリーと大きく関係しますので、ぜひ読んで「ああ、そうだったの」と思ってください。

「よいことも悪いことも受け止めて、最善をつくすッ!」ってナスミの信条ですが、生きてれば沢山の出会いやいいことがありますし、また「生きとし生けるものが幸せでありますように」って思いつつ死んでいくのもそんなに悪くはないな・・・なんて思わせる物語です。
人はさりげなく生まれて死んでいき、しかしそのさざ波は周囲に波紋のように広がり、今ここにあることへの感謝と生きる希望を与える・・・そんなメッセージをナスミは残したような気がしています。

もう、「大人の教科書」にしても良いと思えるような一冊でした。あなたの涙の一滴もページに落としてみてください。本当にいい本でした。
2019年のお正月には『富士ファミリー』の放映があれば嬉しいなと思います。みんなで楽しみに待ちましょうね。(^^♪
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『青空と逃げる』 辻村深月

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辻村深月の『青空と逃げる』を読み終えたところです。
『かがみの孤城』で2018年本屋大賞を受賞した辻村さんの作品だけあって、読み応えのある素晴らしい一冊でした。

主人公は本条早苗という主婦とその息子で小学5年生の力(ちから)です。早苗の夫の拳(けん)とは、ともに都内の小さな劇団に所属していたことがあり、そこで知り合い結婚をしました。3人は平穏に暮らしていましたが、ある日の深夜、夫が乗っていた車が事故を起こしたと警察から連絡が入ります。その後の調べで、人気女優の遥山真輝の運転する車に一緒に乗っていたことが判明し、さらに悪いことに彼女は顔の怪我がもとで入院中に自殺してしまうという悲劇が続きます。遥山と拳のスキャンダルは連日、週刊誌やワイドショーを賑わせ、思わぬ形で事件の関係者になってしまった早苗と力は、真偽の定かでない情報と周囲からの悪意を避けるために東京を離れることを決めます。しかも東京を離れる前日には、力の部屋のクローゼットの中に大量の血に染まったバスタオルと包丁を偶然発見し、早苗は気が動転してしまいます。
様々な要素を載せた物語は、高知の四万十川、兵庫県の瀬戸内海に浮かぶ家島、大分の別府温泉、そして仙台、北海道の大空町へと舞台が移っていきます。遥山の関係者と思われる怪しい者たちの追跡から逃れる二人の逃避行はスリリングですが、行く先々で出会う人たちはいずれも善良で優しく、二人の身を案じて暖かく接してくれます。逃避行の旅でいろいろな人々や出来事に接することで、早苗が母親として日々強くなっていき、思春期の力も健やかに成長していきます。
物語は、早苗と力が交互に主人公になり進んでいきます。夫であり父である拳の行方は終盤まで分からず、また事件の真相も同様に謎に包まれたままの、ちょっぴりミステリー的な要素も絡んで物語は佳境に向かっていきます。そして、最後は感動の結末が待っているのですが、それは読んでのお楽しみということで。
家族の絆、人の優しさを実感できるところが辻村作品に共通する素晴らしさなのかなと思っています。
《図書館からお借りしました》
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『スイート・ホーム』 原田マハ

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原田マハの『スイート・ホーム』。今まで読んだ作品とは少し趣きが違いますが、ほっこりと温かくなる感じの短編集で、まあまあ良かったと思います。

作品の舞台は、宝塚歌劇団で知られる宝塚にほど近い閑静な住宅街にある「スイート・ホーム」という洋菓子店です。玄関脇にはキンモクセイの木があり、小さな花が咲く秋にはキンモクセイと洋菓子の甘い香りとまじりあって、何とも素敵な空間というか雰囲気を醸し出しています。このお店は表題作の『スイート・ホーム』で主人公として登場する香田陽皆(ひな)の父親がパティシエをしています。家族は職人気質で気の優しい父と自称「看板娘」の母、そして年頃に育った陽皆と妹の晴日(はるひ)の美人姉妹です。宝石のような輝きと、温かみの溢れるスイーツ、そして丁寧な接客が評判を呼んで、地元の超人気店になっています。
香田一家の何気ない日々の暮らしを縦糸に、そしてこのお店を訪れる常連さんとの語らいや姉妹の恋人達との遣り取りを横糸に、それぞれの短編が暖かい視線で丁寧に描かれています。香田一家はもちろんのこと、登場人物のすべての人がいい人で、そして物語の最初から最後までひとつの翳りもない夢のような幸福な風景で彩られています。

読後感は冒頭の感想のように、まあまあいい本なのですが・・・
こんな幸せな日々を過ごしてみたいなと思う反面、こんなお伽話のようなハッピーな生活なんてあり得ないから小説になっているんだという邪念が頭をもたげてきます。甘ったるいスイーツ風の生活ばかりでは食傷気味になるでしょうし、たまには塩辛い煎餅を食べるような生活も交えたほうがいいのではと、臍曲がりのお爺さんは思うのであります。(笑)

そんなことを思って巻末を見ましたら、関西方面の不動産会社のホームページに書き下ろされた小説であるらしいことが分かり、「なるほどねぇ」と頷いてしまいました。確かに、こんな人たちと楽しく超ハッピーな暮らしが待っているなら、この街に住みたいと思う人がいるかもしれませんね。
この手の本がお好きな方は、お読みになってみてください。
《図書館からお借りしました》
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今日も雨・・・

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昨日は少し持ち直したと思ったら今日も雨です。おまけに蒸し暑くて、今頃の北海道とは思えない天気が続いています。天気予報では、明後日には台風がやってくるようですし、これからの1週間も雨模様の天気が続くようです。農作物への影響も心配になってきましたね。
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『青くて痛くて脆い』 住野よる

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住野よるの『青くて痛くて脆い』を読み終えました。
『君の膵臓をたべたい』と同様に、お爺さんからするとちょっと青臭いお話なのですが、若者の細かい心理描写が見事で、なかなかいい本でした。

ドライで現実主義的な大学一年生の「僕」こと田端楓が主人公です。彼の信条は、〈人に不用意に近付きすぎないことと、誰かの意見に反する意見を出来るだけ口に出さないこと〉と決めています。そんな引っ込み思案というか積極性に欠ける性格ゆえに入学当初から孤独な日々を送っています。しかし、講義中に理想論を振りかざして周囲を驚かせる同級生の秋好寿乃とひょんなことから仲良くなります。二人は意気投合して、秘密結社のような「モアイ」というサークルを立ち上げます。活動目的は「四年間で、なりたい自分になる」というものでしたが、発足から2年半後には理想からは大きく掛け離れた巨大な就活サークルになってしまいます。そんなサークルに嫌気がさして楓は去っていくのですが、暫くして就活も終え卒業を待つばかりになった頃に、理想に燃えて創立したサークルへの思いが再燃してきます。そして、思いもしないような手段でサークル執行部へ戦いを挑むことになります。
ここまでが前半部までのあらすじですが、読みどころは後半部です。登場人物の心理描写、刻々と変化するお互いの距離感など、静かなタッチですが、読み応えがあります。

キラキラと輝き、いろいろなことに傷つき、そして後悔の連続だった・・・そんな青春時代のあなたをこの小説の中に見出すかもしれません。まさに「青くて」「痛くて」「脆い」青春の一頁を思い出させるいい本でした。本屋大賞にノミネートされるといいなと思っています。
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もう少しでジューンベリーの収穫

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今日は天気予報に反して、比較的良い天気でした。一時的に梅雨前線が北の方へ押しやられたのかも知れません。それにしましても暑い一日でした。

ジューンベリーが色づいてきました。ヒヨドリなどが盛んにやってきて啄んでいますから、そろそろ熟期かなと思っていました。まだ鮮紅色ですが、もう少しして暗赤色になれば食べ頃です。小さな果実で手摘みが大変ですが、頑張って収穫してジャムとペーストにしようと思っています。
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えりもの森訴訟 -「自然の権利」基金-

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特定の組織の会員になることはあまりないのですが、名古屋に本部を置く「自然の権利」基金という会だけは20年以上前から会員を続けています。会員と言いましても会費を払っているだけなのですが、きっかけは1995年の奄美大島のアマミノクロウサギに纏わる裁判でした。

事の発端は、1995年に奄美大島での大規模なゴルフ場建設に反対する住民たちが、林地開発許可処分の取り消しなどを求めて、鹿児島地裁に提訴したことに始まります。この訴訟は、日本で初めて動物たち(アマミノクロウサギ・オオトラツグミ・アマミヤマシギ・ルリカケス)を原告にしたことで、非常に注目されました。当時は観光開発が盛んで、奄美大島にも多くのゴルフ場の造成が計画され、アマミノクロウサギなどの絶滅危惧種の生息域にもその波は押し寄せてきました。
ただ、動物は裁判の当事者になることは出来ませんので、当然のように鹿児島地裁は提訴から1ヵ月後に訴状を却下しました。その後、住民たちが動物たちに代わって訴訟を起こし裁判が開かれましたが、地裁は住民たちの原告適格を否定し訴えを却下しました。
住民からすれば地裁の判決は予想の範囲内だったと思われます。そして、天然記念物や絶滅危惧種に指定された奄美の固有種であるアマミノクロウサギたちを裁判の上では守れなかったものの、現行法のもとでは自然環境を保護することの困難さやその限界などを、世間の人たちに知ってもらえたことなどで一定の成果はあったと感じていました。同時に「自然の権利」を広める運動も同時並行で展開され、各地の自然保護活動の一環として今も続いています。

そんな、「自然の権利」基金の今月号の会報に表題の「えりもの森訴訟」のことが載っていました。2004年、北海道が日高管内えりも町の道有林で違法伐採を行ったものですが、この行為に対し札幌の市川弁護士ら3人が道財産に損害を与えたとして、日高振興局長(旧支庁長)を相手取って訴えたものです。
会報に掲載された市川弁護士の投稿は小さくて読みにくいと思いますので、テキストとして再掲載させていただきます。

《えりもの森訴訟》
 すでに、ご報告しているとおり 、この訴訟は、保安林指定されている天然林を違法に伐採したことを理由とする住民訴訟です。裁判は13年目に突入し 、最終段階に入りました 。
 損害賠償の相手方は、支庁長と森林つくリセンター長です。支庁長というのはなじみがない人も多いかと思いますが、北海道は広いため全道が10近い支庁に分かれていました。一つの支庁管内は県程度の広さがあります。支庁長は知事から全委任を受けていますから 、知事の代わりといったところです。
 証人尋間では、支庁長は具体的な職員の指揮監督などはしていないことを自白しました。指揮監督などはしていなければ責任もないという立場です。しかし保安林内の越境伐採や過剰伐採を問題にしているのですから 、保安林規定上はかなりの指揮監督権限があります。
 最終盤では、このような具体的な支庁長や森林つくりセンター長の職務義務とその違反の有無が争点となりました。
 裁判所は、事実整理をほぼ終了し、原被告の双方に示しています。事実整理はほぼ良いのですが、裁判所がどのような認定をしていくのか、注目です。裁判所は、二度と差戻しにならないようにと慎重な態度をとっています。
 ところで、このえりもの森訴訟を提訴してからえりもの森林はどうなったかについてご報告いたします。提訴当時は、周辺一帯が広く伐採の予定でした。大規模林道計画も近くにあったため、えりも地域はかなり皆伐されるところでした。しかしこの裁判が提訴されて以来、全く伐採されなくなりました。林道は自動車も通行できないくらいに至るところが通行不能になっており、道職員はおろか林業関係者も山に入っていないことが歴然としています。山は、ヒグマ、エゾシカ、コウモリ、ナキウサギ、オオワシ、オジロワシなどが自由に行き来し、サクラソウやクリンソウなど様々な花が今を盛りとばかりに咲き乱れています。
 これだけを見ても、訴訟を起こして良かった、と思っていますが、さらに勝訴を目指して頑張りたいと思います。
(文)えりもの森訴訟弁護団 弁護士 市川守弘

「自然の権利」基金では、沖縄のジュゴンや辺野古、大浦湾の自然を守るための活動も行っていますので、興味のある方やご賛同いただける方は、同基金へお問い合わせくださればと思います。
一般会員の年会費は3000円です。「自然の権利」基金のホームページはこちらです。
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大雨にガックリ・・・

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今日も朝から強い雨になっています。
表題のように今頃は『せたなライド2018』で、せたな町を自転車で走っている最中のはずなのですが、この大雨で出場を諦めてしまいました。
エントリーしていたロングの107kmから変更して、せめてミドルの50kmだけでも走りたかったのですが、この雨の降り方では致し方ないかなと思っています。昨日からいろいろと準備をして早朝に出かける予定だっただけにガックリです。気温が高いですから身体は濡れても大丈夫ですが、雨後のバイクのメンテナンスのことを考えると仕方がないと自分に言い聞かせています。(^^♪
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『魔力の胎動』 東野圭吾

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東野圭吾の『魔力の胎動』を読み終えたところです。 
映画になっている『ラプラスの魔女』の前日譚とのことです。前作を読んでから2年半も経っていますので、どんな内容だったか忘れていましたが、不思議な能力を持つ少女・羽原円華の名前を目にして、あらすじを思い出しました。

本書は5つの短編からなっています。前日譚ということで、前書のストーリーに向かって遡る形になっていますが、人物の登場時期と合わせますと、すべてが過去の物語ではなく、各章が前作と入り乱れているようです。前作と合わせて読まれると、より面白いかも知れません。
ちょっとネタバレをしますと・・・

・「第一章 あの風に向かって翔べ」
ベテランスキージャンパーの坂屋は鍼灸師のナユタの患者です。近頃の坂屋は思うような結果が出せず、幼い息子に胸を張って自分の職業を言えないでいます。ひょんなことから坂屋の手伝いをすることになった円華。彼女の不思議な能力で坂屋の復帰を目論みます。
・「第二章 この手で魔球を」
同じくナユタの治療を受けているプロ野球選手の石黒。彼はナックルボーラーとして球界から重宝されていますが、受け手の捕手が膝を故障し引退を決めるのです。そこで後継として山東を指名するのですが、ある試合で捕り損ねて以来、まったく捕れなくなってしまいます。ここでも円華がある作戦を立てて、彼の立ち直りを試みます。
・「第三章 その流れの行方は」
ある日、ナユタと高校の同級生の脇谷が恩師・石部のもとに挨拶に伺います。そこで、石部の息子が水難事故によって植物状態になり入院していることを知ります。しかも、事故の原因にも訳がありそうなのです。さらに石部の息子は偶然にも円華の父で脳神経外科医師として勤務する開明大学に入院しているのです。混迷を深める石部親子。そんな親子のために円華は一肌脱ぐことになります。
・「第四章 どの道で迷っていようとも」
有名な盲目の作曲家の朝比奈もナユタの患者です。数ヶ月ぶりに朝比奈の元を訪ねたナユタは、朝比奈の世話をしていた助手が亡くなったということを知ります。しかも、朝比奈は「自分のせいで死んだ、私が殺したも同然だ」と言います。助手の死の真相、そしてナユタの過去や彼の秘められた人間性も明らかになります。
・「第五章 魔力の胎動」
前作の『ラプラスの魔女』で描かれた、赤熊温泉での火山性ガスによる不審死が主題です。3年前にも、灰堀温泉で同じように火山性ガスによって親子3人が亡くなるという事故が起きていましたが、その事件の真相が明かされることになります。これは事故だったのか心中だったのか、そして温泉地に現れた不審な行動をする女の目的は何か、青江修介と奥西哲子が奮闘します。

超人気作家の東野さんですが、個人的には内容にも文章にもちょっと物足りなさを感じています。近頃は殆どが映像化されていますので、その流れで書かれているのかなと思ったりしています。2006年の『容疑者Xの献身』や、2012年の『ナミヤ雑貨店の奇跡』などは超面白かっただけに、あの頃のような小説を読みたいなと思っています。
《図書館からお借りしました》
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雨の合間

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ぐずついた天気が続いている北海道ですが、今日は曇りがちながら雨が降らない一日でした。また明日からは大雨のようです。そんな空模様に合わせたように、アジサイが少しずつ色づいてきました。6月も今週で終わり、来週からは7月です。林の中を吹き抜ける風にも、なんとなく夏を感じるようになってきました。
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プルーンもいい感じ・・・

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北海道は昨夜半から横殴りの強い雨となっています。通勤の行き帰りも道路に大きな水溜りが出来て、行き交う車が水飛沫を跳ね上げていました。
夕方には小降りになりましたので、庭に出て庭を一回り点検です。案の定、ブドウの新しい蔓が折れたりしていました。これからしばらく梅雨前線が北海道に停滞するようですから、ちょっと鬱陶しい天気が続きそうです。

幼木を含めプルーンの木が4本あるのですが、成木の2本には今年も沢山の実が付いています。このまま黒紫色になると食べられるのではと思うほどに大きくなっていますが、もう二回りくらいは太って大きくなります。
このプルーン、薬剤散布は必須で、すでに2回行いました。私のところではモスピランという薬剤を使って、シンクイムシ対策をしていますが、経験的にこの薬剤が一番効果的かなと思っています。使う時期は地域によって異なりますが、プルーンを植えている方は、一度お試しになられてはと思います。
まだ植えて5年ほどの大玉のパープルアイにも今年初めて実が付きましたので、これも楽しみです。80~100gとビッグサイズになるようですから、一個食べたら満腹かも知れませんね。(^^♪
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『悪徳の輪舞曲(ロンド)』 中山七里

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中山七里の『悪徳の輪舞曲(ロンド)』を読み終えました。さすがに最高に面白い小説でした。

冒頭から妻による夫の自殺を装った殺人事件のショッキングな描写から物語が始まります。この殺人に手を染めるのが、このシリーズの主人公・弁護士の御子柴礼司の母親・郁美ときていますから驚いてしまいます。
『贖罪の奏鳴曲』『追憶の夜想曲』『恩讐の鎮魂曲』と続いて、この本がシリーズ4作目ですから、主人公の御子柴のことを存知の方は多いと思います。彼は14歳のときに近所の幼女を殺害し、遺体の各部位を郵便ポストや賽銭箱に配って回ったことから〈死体配達人〉と呼ばれ世間を恐怖に陥れた本名・園部信一郎という男です。医療少年院を出所後、弁護士資格を取得しています。弁護のやり方と報酬額は想像を絶するほどに悪辣ですが、裁判では百戦百勝という凄腕の弁護士として名を馳せています。
郁美の関わった偽装殺人事件は、その後の警察の捜査によって逮捕・起訴されることになります。しかし、例の〈死体配達人〉の母であるということが分かると、ことごとく弁護を断られ、結果的に妹の梓を通じて郁美の裁判の弁護を依頼されたのが御子柴でした。御子柴と家族は30年も前に縁を切っていますから、今回の依頼もあくまでも弁護士と一被告人という乾いた関係で立ち向かうことになります。
郁美は容疑を否認するものの、検察側が揃えた完璧なまでの証拠を前に、裁判は最初から勝ち目のない不利な状況であることは歴然としています。しかし、百戦錬磨の御子柴の繰り出す奥の手が凄いのです。そして最後に知ることになる事件の真相にも驚愕してしまいます。そのへんは読んでのお楽しみということで。

すべては〈死体配達人〉こと園部信一郎の起こした事件に行きつくのですが、「悪徳の輪舞曲」というように、人間の心の奥底に潜む影というか暗い部分が絡まって悪徳の連鎖という物語を形作っています。ただ、ストーリーが暗くならずに読後感がいいのは、中山七里さんの小説なればこそだと思っています。
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木漏れ日の雑木林

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爽やかな初夏を感じさせる昨日の日曜日、ブドウ園と裏の雑木林の下草刈りを行いました。春から3度目になりますが、木々の緑が濃くなるにつれ地面に降り注ぐ日差しが乏しくなりますから、下草自体もあまり伸びなくなっています。春には2日間もかかっていましたが、昨日は全体で半日で済ませることが出来ました。
草刈りは得意で毎日でも大丈夫なのですが、長時間作業をすると手が痺れてきますので、この点だけ注意が必要です。作業後、全体を振り返って綺麗になった林の中を見るのは何ともいいです。
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カンパニュラが風に揺れて

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カンパニュラ(風鈴草)が満開になって風に揺られています。カンパニュラは山野で見かけるホタルブクロの仲間で、改良された園芸種としても沢山の種類がありますが、これはカンパニュラ・ケントベルという花のようです。多年草で一度植えておきますと、雑草のように毎年旺盛に生育して花を咲かせます。花はシンプルな釣鐘状で、上品な紫色と相まってゆらゆらと風に揺れる様は風情があります。
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すくすく育つリンゴ

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本州は梅雨の真っ最中のようですので、園芸ファンの皆さんはいろいろと対策を講じていることでしょうね。北海道は梅雨がないと言われていますが、晴れたと思っていたら雨が降ったりして、落ち着かない天気になっています。
こんな天気の中、リンゴの実がゴルフボールくらいの大きさにまで成長しました。これまでに薬剤散布を2回しましたが、今のところ病気や害虫にやられずに順調に推移しています。まだ、空を仰ぐように上を向いていますが、もう少しすると下を向くようになると思います。今年も袋を掛けずにワイルドに栽培していますが、フジは日の光を浴びてすでに真っ赤に色づいています。俗に「サンフジ」と呼ばれる育て方です。王林はいくら日が当たっても、青いままですので、幼果の段階から種類による違いがあって面白いです。
今年は数えきれないくらいの実を付けていますので、台風などに耐えて実りの秋を迎えて欲しいなと思っています。
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ルバーブのシフォン・ケーキ

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ルバーブの茎が立派に成長していますので、何本か採ってシフォン・ケーキに混ぜ込んでみました。
ルバーブというものを見たことがない方がおられるかと思いますので、どんなものか簡単に説明させていただきます。種子か苗で植えておきますと、多年草ですから毎年雑草のように生育してきます。見た目はフキのようでもあり、小さなイタドリのようでもあります。タデ科といいますからイタドリの仲間なのかもしれません。とにかく雑草のように丈夫ですから、少し肥料をやるだけで、ほったらかしておいても大丈夫です。
茎は固そうですが、加熱するとすぐ溶けますから、ケーキやジャムに多用されます。
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ということで、加熱してトロトロになったものを大匙5杯加えてみました。
ルバーブは、ほどよい酸味があって、シフォン・ケーキにもバッチリです。他のケーキは自信がありませんが、シフォンだけに関しては、レシピや手順が頭にがっちりインプットされていますから、ほぼ失敗なく作れるようになっています。
エプロンをしたお爺さんが作る「macotoシフォン屋」を夢見ています。うふふ・・・冗談ですよ。(^^♪
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バラが咲きました

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先日からバラが咲いています。
この冬の豪雪で、枝が折れたり枯れたりして、今年はバラは駄目かなと思っていたのですが、何とか持ちこたえて咲いています。管理が面倒ですが、庭先までいい香りがしますし綺麗ですので、愛好者が多いのも頷けるような気がします。
今日は朝から雨の予報が出ていましたので、昨日のうちに撮ったものですが、逆に天気が良すぎて、バラの魅力をひき出すような写真にはなりませんでした。こんどは雨の日のしっとりした風情も撮ってみたいと思っています。
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満開のシモツケ

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シモツケが満開になりました。
5mmほどの小さな花ですが、密集して咲きますので、ピンクの帯のようになりとても綺麗です。マルハナバチが蜜を集めに飛来していましたが、花の大きさからして蜜が少ないようで、一か所に留まることなく忙しく動き回っていました。それほど小さな花です。
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『おまじない』 西加奈子

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西加奈子の短編集『おまじない』を読み終えました。
8つの短い物語で、主人公はそれぞれ少女、ファッションモデル、キャバクラ嬢、レズビアン、妊婦など「生きづらさ」を感じている女の子たちです。社会の価値観に縛られたり、傷つけられたり、苦しんだりしながらも健気に人生を歩んでいます。
そんな彼女たちですが、身近にいる「おじさん」たちの何気ない一言に救われるのです。それぞれの物語に登場する「おじさん」たちは、普通というよりもちょっと変な(ユニークと言ってほうがいいかも・・・)男の人ばかりなのですが、「おじさん」の「魔法の言葉」で彼女たちの世界は開かれていきます。
個人的には3作目の『孫係』が面白かったです。ひと月の間、同居をすることになった少女と祖父のお話です。お互いに気を遣うことから、双方とも口には出さないものの気疲れを感じています。そんな折、お爺さんの方から少女へ心の内を語り始めます。「私たちは、この世界で役割を与えられた係なんです。あなたは孫係。私は爺係。係だと思うとなんでもできるんです」と・・・。少女は「それって嘘じゃないの」と反論しますが、お爺さんは「自分が得をしようとか相手を貶めようと思って嘘をつくのは良くないが、根底にあるのが思いやりであればいいんだよ」と諭します。こんな「魔法の言葉」が印象的なお話です。
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駒ケ岳山麓一周100km

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今日は雨が降らないようですし、仕事もフリーでしたので、ロードバイクによる駒ケ岳山麓100kmライドに行ってきました。
いつものように家を出て、すぐ裏の城岱スカイラインを登ります。標高約550mの展望台までのヒルクライムがこのコースのクライマックスです。汗まみれになった下着を交換して、一気に海抜0mに近い鹿部まで下ります。ここからが悲惨でした。
気温21℃との予報でしたので、生足に短パン(レーパン)、上は半袖ジャージというスタイルだったのですが、下のデータのように一気に体感温度が下がり、腕のスマートウォッチによると10~12℃で海沿いを走ることになりました。レインギアは持っていたのですが、面倒で羽織らないで走り続けたら、本当に低体温症でぶっ倒れるのではと思うほどの寒さでした。
さすがに森を過ぎ、大沼へ入る頃には気温が上がって、快調に走ることが出来ましたが、ちょっと迂闊でした。
いろいろとハプニングがありましたが、102.15kmを走行しましたし、平均速度も約20km/hで走れましたので、まあまあかなと思っています。今年はあと2回くらいこのコースを走りたいと思っています。
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初めて実が付いた花梨

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庭に一本だけある花梨に初めて実が付きました。
春に花が咲いていましたので、実がならないかなと毎日のように眺めていたのですが、3cmほどの赤い実を発見しました。隣町はマルメロの産地ですので、秋にいろいろな種類のマルメロを買ってきて、ジャムなどに加工するのですが、花梨を栽培しているのはあまり聞いたことがありません。
実はまだ上を向いていますが、リンゴと同様に成長とともに下を向いてくるものと思います。色も今は薄赤色ですが、いずれ黄色くなるようです。

花は4月27日に撮影したものです。シンプルですが、濃赤色の花弁が緑の葉に映えて、とても綺麗な花です。
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『そして、バトンは渡された』 瀬尾まいこ

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瀬尾まいこの『そして、バトンは渡された』を読み終えたところですが、こんな感じの本は大好きです。登場人物はみんないい人で、ほんわかと温かくて、そして最後はちょっぴりウルウルさせて、とてもいい本です。

主人公の優子には3人の父と2人の母がいます。こう書くと、ちょっと不思議な気がするのですが、内実はこんな感じです。実の母は彼女が幼い頃に事故で亡くなります。父は再婚するのですが、ブラジルへの赴任を契機に離婚をすることになり、小学生の優子は継母とともに日本に残ることを選びます。梨花というその継母は生来の天真爛漫な性格からその後も結婚・離婚を重ねます。その結果、高校生になった優子は血の繋がりのない30代の森宮という男と正式な親子として普通に生活しています・・・そんな設定です。

第1章は、そんないろいろな親の元を巡って、高校を卒業するまでを綴っています。
第2章は、短大を卒業して就職をし、そして最愛のフィアンセと巡り合って、結婚するまでです。

実母以外の4人の親は、それぞれとてもユニークなキャラクターなのですが、みなに共通しているのは優子の幸せだけを考えて子育てに一生懸命なことです。まさに優子というバトンは周りの愛に包まれてリレーされるのです。その「愛」も仰々しいものではなく、普通に転がっているようなさり気なさで描かれており、この物語が一層魅力的なものになっています。

あまり詳しいネタバレをすると読む面白さが半減しますので、このへんまでとしますが、ぜひ多くの方に読んでいただきたい一冊です。
本屋大賞にノミネートされるといいなと思っています。
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肌寒い日々・・・

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この1週間、肌寒い日々が続いています。
菜園に植えた野菜の苗たちも寒そうですし、ちっとも大きくなりません。使い捨てビニールを大量に使うマルチやトンネルは嫌いでやりませんが、今年に限ってはやったほうが良かったかなと思っているところです。
土日にかけて一斉に草刈りと芝刈りをしましたので、雑木林の下草がきれいになってすっきりしました。雨上がりは緑が一層映えますし、若葉の香りが微かにしていい感じです。
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『引き抜き屋 ②』 雫井脩介

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『引き抜き屋』の下巻「②鹿子小穂の帰還」をやっと読み終えました。
小穂のヘッドハンティング業は山あり谷ありながら、なんとか順調に推移しています。そんななか、彼女の父が社長を務めるアウトドアメーカー「フォーン」の経営が怪しくなっていきます。もとはといえば社長がヘッドハンティングして招き入れた大槻という人物が陰で画策しているのですが、それを知った彼女は思い切った一手を打つことになります。
とても長い小説で、上下巻も必要なのかなと思ってしまいますが、それなりに痛快で面白いです。池井戸潤さんの「下町ロケット」や「陸王」などと雰囲気が似ており、池井戸さんの作品がお好きな方にはおすすめです。
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暑くて水が恋しい

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今日の函館は25℃近くまで気温が上がって暑い一日でした。
フリーですし、朝からあまり風もありませんので、カヤックを積んで大沼まで行ってきました。大沼もご覧のような快晴で、カヤックを組み立てている時から汗ばむほどでした。キャンプ場から漕ぎ出して島巡り遊歩道まで、ぐるっと一周してきましたが、湖面には私以外には誰もいませんし、広い大沼の湖面と青空をひとり占めしているようで、最高に贅沢な気持ちでした。
午後からは家内を誘っていつものようにプールです。1時間ほどの遊泳ですが、暑いときは水遊びに限りますね。(^^♪
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ブリヂストン美術館展

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学会場のロイトンのすぐ隣が道立近代美術館と三岸好太郎美術館ですので、2日目も抜け出して『ブリヂストン美術館展』をみてきました。京橋にあるブリヂストン美術館が建て替えのために休館しており、その合間を縫って作品が北海道へやって来たようです。以前に京橋のブリヂストン美術館へ行ったことがあり、常設展示されていたものはみていますが、重要文化財4点を含む西洋絵画41作家56点、日本絵画20作家28点の作品群をみていますと、石橋財団コレクションの凄さにあらためてため息が出ます。
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レストランではブリヂストン美術館展を記念してのスペシャル・メニューがありましたので、チョイスしてみました。何がスペシャルなのかよく分かりませんでしたが、美味しかったです。
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第2会場は三岸好太郎美術館になっています。mimaの愛称で親しまれている小さな美術館で、知事公館の庭を見ながらcafeでくつろぐにもいい素敵なところです。会期は今月の24日までですので、ぜひ足を運んでみてください。
また7月14日(土)から9月9日(日)までは石橋正二郎の故郷である福岡県久留米市で同展が開催されます。
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北海道大学植物園 ④アツモリソウ

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保護植物に指定されているアツモリソウが綺麗に咲いていましたので、じっくりと見てきました。

1枚目が通常のアツモリソウです。
2枚目がチョウセンキバナアツモリソウです。日本では秋田県の一部に生育し、環境省第4次レッドリストに登録されている絶滅危惧種なのだそうです。
3枚目が北海道礼文島の固有種レブンアツモリソウです。こちらも環境省第4次レッドリストに登録されている絶滅危惧種です。
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北海道大学植物園 ③草花編

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北海道大学植物園の第3弾は草花編です。
前回と同様に花の名前は、植物園のホームページに掲載されていますので、そちらを参照なさってください。各種樹林帯は勿論のこと、カナディアン・ロックガーデンや高山植物園、温室などもあって、花々を楽しみながらのんびり散策するには最適の場所です。大都会の中のオアシスって感じです。
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北海道大学植物園 ②樹木編

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北海道大学植物園の花が咲いている樹木を掲載したいと思います。
まず入園ゲートをくぐりますと広大な芝生とハルニレを主体にした巨大な樹木が迎えてくれます。英語名のエルムの愛称でも親しまれている樹木ですが、北海道大学の構内と同様にもともとこの地に生えていたものだそうで、樹齢は150~200年ということです。200万もの人が住む大都市の中心部とは思えない野性味に溢れたエリアです。
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花や樹木の名前は、植物園のホームページに詳しく掲載されていますので、あえて名前は記載いたしませんが、北海道の野山や街路、庭先に普通に見られる花々、樹木がほとんどです。当然のように季節ごとに咲く花が異なっていますので、訪れる際には植物園のホームページなどでチェックされるとよいと思います。
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北海道大学植物園 ①建物編

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学会1日目(6月2日)の午後に会場を抜け出して、すぐ近くにある北海道大学植物園を訪れてみました。札幌へ来る機会のある時は、時間が許す限り寄ることにしている大好きな場所です。植物は後編に掲載するとして、まず建物から紹介したいと思います。植物園のホームページなどに詳細が掲載されていますので、詳しいことは省きますが、重要文化財に指定されている国内最古の博物館本館、博物館旧事務所、博物館倉庫、博物館便所、博物館鳥舎、植物園門衛所の6棟が園内の一角にあります。他にイギリス人宣教師のジョン・バチェラー博士の旧宅、そして札幌農学校キャンパスの動植物講堂だった宮部金吾記念館が移築保存されています。現在は博物館本館のみしか内部公開されていませんが、建物好きにはたまらないスポットです。
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20年ぶりに札幌で開催された全国学会

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仕事関係の全国学会『日本臨床細胞学会総会』がロイトン札幌とニトリ文化センター(厚生年金会館ホール)で開催されましたので出席してきました。
春と秋の年2回開催されていますが、札幌での開催は20年ぶりとの事で、やっと北海道に順番が回って来たという感じです。参加者は3000人を超える大きな学術集会ですので、会場の関係でどうしても首都圏や関西の大都市に集中するようになってきています。若い頃、地元開催というと前日から泊まり込みで会場設営などいろいろ準備をしたものですが、近年は学会を専門に手掛ける業者があって、この方たちが会場設営は勿論のこと進行から宿泊までを一手に引き受けてスムーズに行うようになってきました。プレゼンテーションなどを含め本当に隔世の感があります。
北海道というと学会よりも観光というイメージが強く、1日目は各セクションともほぼ満員の盛況でしたが、2日目ともなりますと、閑古鳥が鳴いているようなセクションもありました。2日間とも晴天ですし、やはり中にいるよりも外の方がいいと考えるのはいずこも同じです。
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専門的なことはさておきまして、一般の皆さんにも興味があるのではと思うような講演がありましたので、ひとつだけ紹介させていただきます。当学会ではあまり専門外の方が登壇して講演をすることはないのですが、今回は兵庫県の㈱ブレインという会社の社長さんが「AIレジ BakeryScan実用化の意義」と題してお話をなさいました。
BakeryScanなるものを簡単に言いますと、複数のパンを識別して瞬時のうちに名前と金額を表示するレジ・システムです。パンは種類の多いところで100種類くらい店頭に並ぶそうで、その名前を憶えるのに新人店員で3ヶ月ほどかかるらしく、トッピングや焼き具合、微妙な形状の違いもあって、相当に熟練を要する仕事なのだそうです。
実際に動画を見せていただきましたが、AIが正しく認識できたものはディスプレイ上でのパン画像がグリーンで縁取りされ、名前と金額が表示されます。また、AIが怪しいと判定したものはイエローで縁取りされ、類似の候補が数点サイド・ヴューに表示されます。このイエローで判定されたものだけ、人間が正しい商品名をタッチしてAIに教えてあげます。この積み重ねで、AIはどんどん賢くなって、数回の学習の後はほぼ完ぺきに判読できるようになるそうです。
これを細胞診断に応用できないかと㈱ブレインでは開発を進めているそうです。パンと細胞では認識する情報量が大きく違いますので、そう簡単に実用化できるとは思えませんが、人間がやってもAIがやってもパターン認識という意味では一緒ですので、加速度的なAIの進歩によっては日の目をみそうな予感もしています。人間しか出来ないと思っていた形態学の世界にもいよいよAIが登場してくるのでしょうか。今までの価値観をひっくり返すような凄い時代がすぐそこまで来ているような感じがして講演を聴いていました。
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 ㈱ブレインのホームページから引用させていただきました。

粘土箱の中の宝石 『木内 克 展』

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寄贈手続きが無事に済み、大木館長の案内で施設および展示作品を見せていただきました。
旭川ゆかりの日本近代彫刻の代表的彫刻家・中原悌二郎を記念した美術館だけあって、中原悌二郎が残した12点の作品は勿論のこと、木内克や佐藤忠良、舟越保武など錚々たる彫刻家の作品が所蔵・展示されています。

事前に企画展『木内克展』が開催中ということは聞いておりましたので、こちらの展示も楽しみにしていました。昭和45年に開始した中原悌二郎賞の最初の受賞者ということは前述しましたが、木内自身すでに日本の近代彫刻界を代表する彫刻家として名を馳せていましたので、後にこの賞が彫刻界の最高栄誉の一つとして認められていく先駆けとなりました。
15年程に及んだ滞欧生活の中で独自に築いた大らかで気品のある作風は、戦後の彫刻界に大きな影響を与えることになり、同時に人々を魅了し続けた作家のひとりとして知られています。木内のモデルを長く務めたのは松平須美子という女性ですが、今回の企画展のブロンズ作品のすべてが彼女の献身的な支えによって生み出されたものであり、また木内の制作意欲を高めたことは間違いないようです。

今回、寄贈した作品も何かの企画展あるいは常設で展示されるかも知れませんので、展示された際にはご覧いただければ嬉しく思います。
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旭川市彫刻美術館へ

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旭川にある中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館へ行ってきました。
私のブログの中で少しだけ木内克(きのうちよし)の作品を紹介していますが、これらの作品を寄贈したいという親類の依頼で、ブロンズ、テラコッタ、絵画など10数点を運搬してきました。貴重な作品ですので、相当に気を遣っての道中でしたが、何とか破損することなく無事に届けることが出来てホッとしているところです。

戦後の日本の彫刻界を代表する一人として知られている木内克(1892~1977)は茨城県水戸市の出身ですが、1970年(昭和45年)に旭川で開催された栄えある第1回中原悌二郎賞の受賞者であり、また没後に遺族からブロンズ原型が多数寄贈されたこともあり、当美術館とは深い関係があります。

私は旭川には毎年のように足を運んでいますが、当美術館へは初めての訪問であり、このような機会でもないとなかなか来ることがなかったかもしれません。ご覧のように素晴らしい建物ですが、昨年の10月までの5年間は修復のために閉館しており、そんな関係もあって知名度が低かったのでしょう。

建物は1902年(明治35年)、旧陸軍省第7師団の将校たちの社交場「旭川偕行社(旭川師団将校集会所)」としてに建設されたそうです。 半円形の玄関や2階の大きなホールなど、当時としてはとてもお洒落な建物だったらしく、集会所としては勿論のこと社交場や迎賓館として利用されていたようです。往時には皇太子時代の大正天皇や昭和天皇もご宿泊になられたとのことです。
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当時の様子をもっと知りたいと思い、美術館の紹介で近くの自衛隊の敷地内にある北鎮記念館を訪れてみました。
これが当時の旭川偕行社の様子を知ることが出来る建物模型です。軍部の施設とは思えないほどに洗練されて美しい建物です。コロニアル・スタイルともいわれるどこかオリエントの匂いのする佇まいが素敵です。
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ジオラマで当時の陸軍第7師団の建物や配置の様子を知ることが出来ます。兵舎や騎馬訓練の馬場、パン工場まであって興味深いです。偕行社はといいますと、中央上部やや右寄りにあります。
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美味しい珈琲のためには・・・

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火を使う焙煎にとって過酷な季節を迎えつつありますが、美味しい珈琲を飲むためにこれくらいの苦労を厭うわけにはいきません。そんなことで、今日も熱い火と煙に燻されてエメラルドマウンテンの生豆1kgを焙煎しました。先日の新聞で焙煎を専門にやるお店の方が「珈琲は焙煎が命」と仰っていましたが、私も焙煎が珈琲の味を決める決定打かなと思っています。家庭菜園と同様に自家焙煎珈琲が断然美味しいです。
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ただ、焙煎のつらいところは前述の熱地獄がありますし、焼きガラが周囲に飛散することも知っておく必要があります。この塵が飛び散ってもいいよという大らかな気持ちの方にはお勧めできますが、耐えられない方はやはり市販の焙煎済を購入した方がいいと思います。私は塵にまみれても美味しいのが飲みたい派です。(^^♪
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美味しい野菜が出来ますように

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初夏のような日差しの中、ガーデニング愛好の皆さんは頑張っていることでしょうね。
私のところでも買ってきた苗を温室の中で育てていましたが、やっと菜園へ植え付けることが出来ました。猫額菜園ですので、トマトを12本、キュウリを3本、ナスを3本、そしてピーマンとパプリカを3本植えました。苗を買ったホームセンターには、目移りするほどにいろいろな種類の苗があり、面白半分に全部違うものを選んでみました。苗は結構高くて、地元農家の100円ショップで旬の野菜を買ったほうが安いような気がしますが、やはり自分で作った野菜が美味しいですから、いいかなと思っています。
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まだ小さなキュウリの苗にも立派な雌しべがついていました。去年は食べきれないほどに沢山の収穫がありましたが、今年はどうでしょう。キュウリは朝に収穫して、そのままお味噌をつけて食べるのが一番ですよね。
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『オリジン』 ダン・ブラウン

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ダン・ブラウンの『オリジン』、上下巻とも一気に読み終えました。2003年に『ダ・ヴィンチ・コード』を刊行して世界的なベストセラー作家になったダン・ブラウンですが、この作品も優劣をつけ難いほどに面白かったです。

主人公は宗教象徴学者のロバート・ラングドンです。彼の教え子でコンピューター科学の分野で輝かしい才能を発揮しているエドモンド・カーシュが主催するイベントに招待されてスペインのビルバオ・グッゲンハイム美術館を訪れています。カーシュは、〝現代の預言者〟の異名をとるほどに名声を博しており、今回のイベントでは『我々はどこから来たのか。そしてどこへ行くのか』という人類最大の命題について、衝撃的な内容を全世界へ向けて発信しようというのが狙いです。人類にとって最も根源的なふたつの問いに答えるもので、それはエデンの園におけるアダムとエバを人類の起源とするキリスト教など既存の宗教の教義を根底から揺るがす事態を惹き起こすことが予想されます。当然のようにカトリックなどの宗教界からはプレゼンテーションの公開を強く反対されることになります。
カーシュ自身も身の危険を感じてのイベントの開催であり、警備は厳戒態勢で臨んだのですが、プレゼンが開始される直前にカーシュはステージ上で銃弾に倒れることになります。目の前で友人であり教え子を殺されたラングドンは深い悲しみと怒りを覚え、犯人を見つけ出すとともにカーシュの偉業を自分の手で世界に伝えたいと決意するのです。そんなラングドンにグッゲンハイム美術館の館長であるアンブラが協力を申しでます。このアンブラ館長は麗しい美女で、次期スペイン国王の婚約者としても知られている女性です。
ビルバオ、マドリード、セビリア、バルセロナを舞台に、ラングドンとアンブラの逃亡、そしてカーシュの残した謎に迫ることになります。その逃亡の手助けと核心部に迫る導きをしてくれるのが、カーシュが心血を注いで開発した人工知能(AI)のウィンストンです。ちょっとイギリス訛りの英語を話すウィンストンが凄いです。この小説の隠れた主人公がウィンストンかなとも思います。
これ以上書きますと、この小説の面白さが半減してしまいますので、あとはぜひお読みになってみてください。AIやIoTに代表される今話題のテクノロジーが、「進化論」やいわゆる「宗教論」とどのように関わっていくのか、興味深いお話が満載の小説です。
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いよいよリンゴの摘果

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今日は函館市内の小学校の運動会のピークだったようで、職場の近くの小学校からも元気な子供たちの歓声が聞こえていました。この晴天ですから、炎天下で声援を送っていた家族の皆さんも今頃はヒリヒリ顔で大変な思いをしているかも知れませんね。

そんな土曜日の午後、リンゴの摘果を始めました。先日、花が咲いたと思っていたのですが、もう5mmほどの実になっています。花の数だけ実が付いていますから、1個だけ残してあとは摘み取ってしまいます。今年は凄い数の実が付いていますので、家内と二人でせっせとやったのですが、日没までには終えることが出来ませんでした。リンゴ農家さんの大変さが思い知らされます。
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若草のシフォン

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裏からヨモギの若葉を採ってきて、「若草のシフォン」を作ってみました。作業開始と同時にオーブンを予熱しておきますと、15分ほどでオーブンに入れることが出来ますので超簡単です。ただ、ヨモギだけは事前に茹でてアク抜きをしておくひと手間が必要です。ヨモギの量は好きずきで決めるといいと思いますが、私は小さな若葉が付いている先穂を5~6本使いました。

ヨモギは刻んで摺り下ろすのが良いのでしょうが、面倒ですので卵黄5個の中にそのまま入れ、水大匙2、サラダ油大匙1、グラニュー糖30g(普通は60g)も加えて、ブレンダーにかけました。良く混ざったところで、小麦粉70g、ベーキングパウダー小匙2/3を加え、軽く混ぜます。あとは卵白5個分のメレンゲと混ぜて、生地は完成です。180℃で35分ほど焼けば出来上がりです。

ほんわかと若草の香りがして、美味しいです。ぜひお試しください。
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ロードバイクのステム交換

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ロードバイクのステムを交換しました。
シーズンインの前にサドル、ハンドルバー、シートポストなどの交換を終えていたのですが、ステムだけは後送ということで今になってしまいました。フロントフォークの上端とハンドルバーの真ん中をつないでいるパイプ状の部品で、選んだのはBontrager Pro Blendr Stemというものです。慎重に指定トルクを守って取り付けてみました。
ご覧のようにサイクルコンピュータのマウントも一体化になっていて、見た目もすっきりと超格好いいです。ステム交換を予定している方の選択の参考になればと思っています、
これでフレームを含めてすべてカーボンになりましたが、金属に比べますと路面からのショックが柔らかく、乗り心地が数段良くなったような感じがします。あとは、ギアやブレーキなど駆動・制動に関係するコンポーネントのアップグレードですが、念願が叶えば冬場のシーズンオフにやりたいなと思っています。
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ちょっと怖い珍客

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カヤックを積み下ろししている歩道の脇にちょっと怖い珍客を見つけました。
基本的に私はヘビは苦手で、見た途端に「ギァ~~」と叫んで固まってしまうのですが、これは体長30cm程、太さは直径1cmくらいの今年生まれたアオダイショウの子供で、こんな小さいのなら可愛いくて立ち止まってしっかり観察させてもらいました。子供のくせにカメラを向けると警戒して、こちらを威嚇するような態勢になります。こんなのでも成長すると2mくらいの大物になるのでしょうね。
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今年最初の漕ぎ出し

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今日はフリーですし、比較的風もないようですので、カヤックを積んで大沼へ繰り出してきました。今年初めてですので、フレームの組み立ての順序を間違えたりして、ちょっと手間取りましたが、無事組み立てて湖面へ漕ぎ出してきました。まだ水温が低くて、チンしたらやばいかななんて思いながら漕いでいましたが、誰もいない静かな湖面を独り占めするようで最高に気持ちが良かったです。
エントリー予定のsea to summitで昨年よりもタイムを縮めることが出来るよう、頑張って練習したいと思っています。
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藤原真理チェロ・リサイタル

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昨日の夜ですが、藤原真理さんのチェロを聴いてきました。
「ベートーヴェンを弾く」ということで、「ヘンデルの12の変奏曲」、「ピアノとチェロのためのソナタ第5番ニ長調」、「モーツァルトの7つの変奏曲」などを、そして後半は民謡を主題にしたファリャ、シューマンの小品などを演奏してくださいました。
藤原さんの奏でる音色は、ご自身の人間性に裏打ちされたものなのでしょうが、そっと包み込まれるような優しさがあって、聴いていてウルウルしちゃいました。素晴らしかったです。
チェロの音域は人間の声に近いといわれていますが、女性的な美しいフォルムとともにいわゆる癒し系楽器の一番手かも知れませんね。
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好天に誘われてヒルクライム

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昨日の事ですが、晴天に誘われて裏の城岱スカイラインを駆け上るヒルクライムへ行ってきました。ここから標高差400mほどを一気に下って大沼側へ抜け、湖畔を一周する約60kmのコースです。樹林帯では早くもエゾハルセミが鳴き出して、すっかり初夏の佇まいです。
大沼湖畔は少し風が強くさざ波が立っていましたが、そろそろカヤック・シーズンかなと波間を眺めながら心ときめかせていました。
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