珈琲 『ブラジル サントス ニブラ』

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今日ご紹介する銘柄は、ブラジル・コーヒーです。
南米のコーヒーと言うと「ブラジル」というくらいに有名ですが、この国は世界最大のコーヒー生産国なのですね。全世界の生産量の約3分の1をブラジルが占めているといいますから凄いです。

例によって購入元の説明によりますと・・・
18世紀中ごろに初めてコーヒーがブラジルに持ち込まれて栽培が始まり、ファゼンダと呼ばれる大農園と大勢の奴隷の労働力によって基盤が形成されたようです。主要産地は南部に集中しており、その中でも広大で豊かなミナス・ジェライス州セラードと山岳地帯のスル・デ・ミナスというところで主に栽培されています。生産の7割がアラビカ種なのだそうです。

『ブラジル サントス ニブラ』と、名付けられていますが、サントスは積出港なのですね。場所はgoogle earthなどで検索しますと分かりますが、サンパウロのすぐ南に位置します。1908年6月に781人の日本人移民を乗せた笠戸丸という船がはじめてブラジルに到着したのが、このサントスでした。110年も前の事なのですね。

そうそう、ブラジル・コーヒーといえば・・・
「ブラジル移民の父」と言われる水野 龍と、彼が大隈重信らの助けを借りて明治43年にブラジルサンパウロ州政庁のお墨付きをもらって開設した珈琲発売所「カフェーパウリスタ」の設立を忘れることは出来ません。
水野が初代社長を務めた珈琲発売所が、今も銀座に「カフェーパウリスタ銀座店」としてお店を構えています。東京へ行った時にお店に寄ってこようと思っています。
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200gだけ焙煎してみましたが、ご覧のようにとても粒が揃った綺麗な豆です。18Mという品質基準をクリアした豆だけを厳選しているようです。推奨しているシティーローストにしてみましたが、豆がいいだけに均一にいい感じに焙煎できたと思います。
ポピュラーでそれ程価格の高い豆ではありませんので、ブレンド用に購入したのですが、単品でも苦味、コク、甘味、そして香りととてもバランスのとれた飲み心地の良いコーヒーでした。これもお勧めしたいですし、個人的にも継続銘柄かなと思っています。
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『昨日がなければ明日もない』 宮部みゆき

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宮部みゆきの『昨日がなければ明日もない』は頁を捲る手が早くなり、一気に読んでしまいました。

宮部さんの本はぐいぐい惹きつけられるというか、呑み込まれるような迫力がありますね。心の深いところに潜む堆積物のようなものを描写させたら宮部さんの右に出る人はいません。
この物語も我儘、見栄っ張り、自己中心的、傲慢などの鼻持ちならない嫌な人間がキーマンになっています。こういう常識の欠片もないモンスターのような人間が身近なところにいそうな感じにさせるのもさすがに上手いです。
対極的に主人公で私立探偵業を営む杉村の正義感と善良さ、そして彼が間借りしている大家の竹中一家の「普通」の生活が、前述の嫌な人間の異常性を際立たせています。あくまでもヒステリックにならず、適度な距離感で淡々と描写しており、この静かで重苦しい雰囲気が、逆に物語に迫力を持たせているようにも思えます。

3つの短中編から成り立っています。
ダメな男に惚れた女の末路とその巻き添えで悲劇を迎える夫婦を描いた「絶対零度」、結婚式当日にドタキャンをくらう花嫁とその家族の因果応報を描いた「華燭」、金のためなら我が子まで利用する毒母とその余波を受けた周囲の人たちの悲劇を描いた「昨日がなければ明日もない」の3編です。

帯には〈杉村三郎 VS. “ちょっと困った”女たち〉とありますが、愛情と依存を履き違えて深みに堕ちてゆく女たちの悲劇が圧倒的な筆の力で描かれています。呻るほどに凄いです。
ぜひ読んでみてください。
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こんなボッチでスキーかよ

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雪か雨、そして強風と荒れ模様の予報が出ていましたが、朝イチからスキー場へご出勤です。
今日でやっと目標の30回になりました。
平日余裕組の人はこんな悪天候予報のでている日には来ませんので、予想通り駐車場の車は少なくガラガラでした。
ゲレンデは昨日から全体に10cmくらい積もったようで、白くリセットされてワンダフルでした。今の時期にこんないい状態で滑られることに感謝です。
午前中いっぱい滑っていましたが、ゲレンデもゴンドラもほとんどボッチの貸し切り状態。スロープの隅から隅まで大きく弧を描いて、のびのびマイ・ゲレンデを楽しんできました。
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福寿草 (淡彩 習作)

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2年前に買ってそのままになっていた絵具やパレット。
いつ使おうか気になっていたのですが、今日は仕事がフリーでおまけに雨模様ですから、ちょっと絵筆を持ってみました。
画題は数日前から裏の雑木林に咲いている福寿草です。今年は増えてあちこちで黄色い花を咲かせています。
耐水性のフェルトペンでサッと線画を描き、それにたっぷり水を含ませた絵具で色付けをしていきます。
油絵などは若い頃にちょっとだけ描いたことがあるのですが、淡彩画というのは初めてです。記念すべきというほどのものではありませんが、私にとっては淡彩画の第1号です。
この程度の絵ですと、20分くらいで描けてしまいますので、とてもお手軽ですし、描いていて何となく楽しいです。
線画の強弱というか緩急というかメリハリ感に乏しいと思うのですが、このへんは沢山描かないと上手く表現できないのかなと思っています。
写真もいいですが、淡彩画で花や風景などを描くのはより楽しいかも知れませんね。
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一ノ瀬海くんのピアニストは誰・・・?

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NHK-Eテレで毎週金曜日の午後9時30分から放映になっている「ららら♪クラシック」。
3月8日(金)の放送は、TVアニメ「ピアノの森」との特別コラボレーションでしたが、ご覧になりましたでしょうか。反田恭平さん、髙木竜馬さん、牛牛(ニュウニュウ)さんが出演して、収録の裏話やピアニストのリアルな生活を語っていました。
天才ピアニストでありながら不慮の事故で左腕が使えなくなってしまった阿字野壮介のピアノ演奏を担当した反田さんは、ご自分も右腕や指の骨折を経験されているそうです。不自由でもどかしい思いをした当時を振り返り、レコーディングに臨んだといいます。完璧主義で英才教育を受けた雨宮修平を担当した髙木さんは、最初は自分と異なるタイプの人間だと感じたと仰っていました。コンサート前は毎日14~15時間もストイックに練習に励むタイプという高木さんは、製作過程でキャラクターのなかにシンクロする部分を見つけ演奏に生かしたといいます。パン・ウェイを担当した牛牛さんは、同じ中国人ということもあり演奏を通してキャラクターと自分の個性が自然に融合し命を吹き込むことができたといいます。

そうそう、アニメ「ピアノの森」はどのように製作されるのか興味があったのですが、番組によりますと先に収録するのはピアニストの演奏なのだそうです。それに合わせてアニメ映像を作るのですね。阿字野壮介と反田さんは年齢的に見て乖離すると思いますが、雨宮修平と髙木さん、パン・ウェイと牛牛さんは雰囲気が似ているような感じがします。
そして本選のシーンは、ショパン国際ピアノコンクールが行われるワルシャワ・フィルハーモニーホールで、しかもワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏とともに収録が行われたといいますから凄いです。ファイナリストによる本選は、コンチェルトになりますから管弦楽団との競演が楽しみです。

それにしましても、一ノ瀬海くんのピアニストは誰なのでしょうね。反田恭平さんの二役、辻井伸行さん、牛田智大さん、務川慧悟さんなどの若手ピアニストが思い浮かびますが、ひょっとして女性ですが2015年のショパン国際ピアノコンクールのファイナリスト・小林愛実さんというのはどうでしょう。
第2シリーズが完結する際に発表があると思いますが、こちらも楽しみですね。(^^♪
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※写真はいずれもNHK-Eテレ「ららら♪クラシック」の放映画像を撮影させていただきました。

『神のダイスを見上げて』 知念実希人

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知念実希人の『神のダイスを見上げて』を読み終えました。

直径が400kmもあるという巨大小惑星『ダイス』が地球に接近して、あと5日で人類は滅亡するかもしれないという緊迫した状況の舞台設定です。世界各地で無政府状態に陥った国が続出する中、日本でもデモや暴動などが起きて警察や自衛隊が出動する事態になっています。
そんな異常事態の中で、主人公の漆原亮の姉で女子大生の圭子が惨殺されるという事件が起きます。二人だけで暮らしていた亮と圭子は、周りから「シスコン」と言われるほどに姉弟の愛情が深く、それだけに亮の犯人に対する憎しみは半端なものではありません。亮は、巨大小惑星『ダイス』が衝突して人類が滅亡する「裁きの刻」の前に、自らの手で犯人を探し出して復讐をしようと企てるのです。
高校のクラスメートである女の子の協力も得たりして犯人探しをするのですが、思いは空回りするばかりです。刻一刻とタイムリミットに近づいていきますが、彼の周囲では新たな殺人事件が起きたりして、事態は混迷を深めていきます。
そして「裁きの刻」の当日。数時間後に地球の運命が重大局面を迎えるという時になって、亮は本当の犯人を知ることになるのです。それは思いもしないような人物でした。
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Peak Cafeでパワーをつけて

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シーズンも残り1ヶ月、今日も二人してスキー場へ日参です。
北海道にしては雪が少なく比較的温暖な道南ですので、函館や七飯の街中は殆ど雪がなくなりました。そんな積雪ゼロのところから車で30分ほど走りますと、そこにはまだ白銀の世界が広がっており不思議な感じがします。そしてスキー場は北斜面のせいか割と良好な状態でゲレンデが保たれていることもスキーヤーとしては嬉しいことです。

山頂のPeak Cafeにはコーヒーを飲む程度にしか寄りませんが、今日は滑り疲れたこともありパワー補給のためにランチにしました。駒ケ岳を望む絶景のビューポイントにあり、カラフルなウェアを纏ったスキーヤーやボーダーを眺めながらのひと時に身も心も満たされた気持ちになります。
ウィンターシーズンはもちろんのこと、夏場も違った雰囲気の景観を望むことができ、ワインを傾けながらのサンセットディナーも素敵なようです。山麓駅から15分ほどゴンドラに揺られますと山頂駅へ到着しますので、スキーをなさらない方もぜひPeak Cafeへお越しになってみてください。
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どこかで春が

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山の麓にも本格的な春がやって来ました。
積雪はところどころに点々と残る程度で、これも数日以内には消えてしまうものと思います。
残雪の間からフキノトウが早々と顔を出し、そして福寿草も咲き出しました。
日当たりのよいところではクロッカスの蕾も膨らみだしています。
黒々とした土が見え始めた菜園では昨秋に植えたニンニクが元気よく茎を伸ばしています。
白樺の梢に耳をつけると樹液を汲み上げはじめている音が聴こえてきそうですね。
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スキー場のネコヤナギの芽も膨らんで

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3日ぶりのスキー。雨の予報が出ていて心配でしたが、何とか午前中は持ってくれました。
アサイチから12時半頃まで、ゴンドラを10回乗り降りして、ひたすら滑っていました。
函館の正午の気温は8.7℃とここ数日と同様に高い状態でしたが、ゲレンデは思っていた以上に良好で大満足でした。
ただ、コースによっては土がむき出しになっているところがあり、大雪でも降らない限りこういうところはそろそろ限界かなと思っています。
クローズまで残りほぼ1ヶ月、目標の30回を達成したいと思っています。
全国のスキーヤーの皆さんも残りの期間を怪我無く楽しみましょうね。シーハイルです。(^^♪
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珈琲『マンデリン・シナール』

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今日のコーヒーはインドネシアの『マンデリン・シナール』です。

購入元の説明によりますと・・・
インドネシアは東西に約5000kmと長い国で、大小の多くの島々を抱えています。そのインドネシアのスマトラ島で生産されるアラビカ種のコーヒーがマンデリンです。インドネシアは日本と同様に火山の多い国で、このマンデリンの産地リントン・ニフタというところもカルデラ湖のトバ湖の近くにあります。標高1200~1300mの高地で、しかも火山がもたらした軽石を含む豊かな土壌は、適度の降雨量と相まって、コーヒー栽培には恵まれた環境のようです。独特の香味で多くのコーヒー愛好家を魅了するスマトラ・マンデリンは、そんな天と地の恵みを受けて栽培された豆なのですね。そうそう、マンデリンという名前は、スマトラ島に古くから暮らしている少数部族のマンデリン族(マンダイリン・バタック族)から名づけられたそうです。
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今回も200gだけの焙煎です。ローストは「フルシティーロースト」が推奨されていますが、私はもう一段階浅い「シティーロースト」にしてみました。酸味が抑えられて、苦みを強く感じるという触れ込みでしたが、個人的な感覚では全体のバランスが良くてクリアで、とても美味しいコーヒーという印象でした。そう、香りもよくいい感じです。このマンデリンも私の中では継続銘柄かなと思っています。
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クラシック倶楽部『反田恭平 オール・ショパン・プログラム』

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一昨日のクラシック倶楽部『反田恭平 オール・ショパン・プログラム』も楽しまれた方は大勢いらっしゃることでしょう。私も彼のファンクラブに入っているひとりです。そう、『ピアノの森』で一ノ瀬海くんの先生である阿字野壮介役のピアニストとしてブレークしていますよね。

今回はポーランドが生んだ天才ショパンの傑作を演奏するという内容でした。曲目は「アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ 作品22」「マズルカ ハ短調 作品56 第3」「ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 作品58」。もう、演奏は言葉が出ないほどに感激しました。

今年の1月30日に収録したようですが、使用したホールがまた素晴らしいものでした。2015年12月にオープンした立川市幸町のCHABOHIBA HALLというところです。調べてみましたら、100席ほどの小さなホールらしいです。かつて養蚕を営んでいた大きな家屋と付随する広い庭がこの地にあり、この邸宅の庭にあった樹齢130年を越えるチャボヒバの木がそのままの姿でホールを見守っているそうです。そしてこの樹がホールの名前の由来になっているようです。映像だけですが、本当にいいホールって感じがします。

そして、今回のリサイタルで反田恭平さんが使用したピアノがイタリアのFAZIOLI (ファツィオリ)。反田さんのテクニックとショパン作品の解釈が卓越していることは言うまでもありませんが、聴こえてくるピアノの響きが異次元というか鳥肌が立つくらいに素晴らしいものでした。
ピアノを専門にされている方には馴染みがあると思いますが、私は先月NHK-BS1で放送された『もうひとつのショパンコンクール』を見て初めてこのピアノのことを知りました。1981年創業とありますから、まだ40年にも満たないピアノメーカーなのですね。
番組の受け流しですが、前回2015年のショパンコンクール本戦前の5日間の練習期間、ステージには4台のピアノが置かれていました。出場するコンテスタント(78名)は自由にピアノを試し弾きして自分が使うピアノを選ぶことができるのです。4台のピアノは、STEINWAY & SONS、YAMAHA、KAWAI(Shigeru Kawai)、FAZIOLI でした。日本のメーカーが2社も入っているというのも凄いですね。

特に番組の中で丁寧に描かれていたのが、FAZIOLI社のただ一人の調律師である越智晃(おちあきら)という日本人でした。創業者のFazioli氏からも「100万人に一人の耳を持つ天才」と認められ男です。社運をかけ、そしてショパンコンクールを陰から支える調律師たちの奮闘は想像を絶するほどに凄まじいものがありました。ただ、ファイナルでFAZIOLIを選択したコンテスタントはおらず、予選でただ一人使用した中国人の女性ピアニストのティアン・ルーも1次予選で敗退します。
ちなみにファイナリスト10名が使用したピアノは、STEINWAY 5名、YAMAHA 5名という互角の戦いでした。そして20日にもおよぶ壮絶な戦いを勝ち抜いてfirst prize, gold medalistとなったのは韓国のチョ・ソンジン(Seong-Jin Cho)でした。彼が選択したピアノはSTEINWAY、残念ながらYAMAHAはメーカーとしての悲願をまたしても達成することは叶いませんでした。

次回のショパンコンクールは来年2020年に開催されますが、どのような新たなドラマが生まれるのでしょうね。そしてFAZIOLIからも目が離せません。
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※写真はすべてBSプレミアム『クラシック倶楽部』の放映画面を撮影したものです。

こんな春霞にスキーかよ

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今日の函館は午後3時に8.5℃になり、積雪もついにゼロになりました。
道路では気の早いロードバイクのお兄さんが快調にペダルを漕いでる姿も見かけました。

そんなポカポカ陽気の日曜日。
仕事の関係で平日にスキーに行けない日がちょっと続いていますので、日曜日ですが代替え出勤ということでスキーへ行ってきました。道路はカラカラの状態ですが、スキー場だけはご覧のような白いエリアが広がり、別天地というか不思議な感じがします。シーズン後半の大きな大会が開かれており、コースが大幅に狭められていましたが、楽しい代替え出勤となりました。

ここ数日、空全体がぼんやりと霞んで、山並みもぼやけています。春霞というと気持ちがいいのですが、正体はPM2.5らしいです。相当に高濃度になっているらしく、注意喚起が出されていますが、マスクをしてスキーというのも何となく変ですもね。
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2月のピアノ

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2月もあっという間に通り過ぎてしまいましたね。
日本ピアノ調律師協会の2月のカレンダーは「スクエアピアノ」です。

今ではあまり目にすることがない四角い形のピアノですが、1700年代にイギリスで大流行したピアノのようです。説明によりますと・・・イギリス人のヨハネス・ツンペという人が、ピアノの先祖のクラヴィコードにハンマーアクション(イギリス式アクション)を付けたのが最初と言われています。時代的に、このスクエアピアノやフォルテピアノを使った作曲家としてはハイドン(1732年~1809年)、モーツァルト(1756年~1791年)などが挙げられます。安価だったため大変人気がありましたが、技術的な発展は殆どなかったようで、本格的なピアノは新しいアクションを使ったグランドピアノの登場まで待たなくてはなりませんでした。

そうそう、山口県萩市の熊谷美術館にはシーボルト由来の古いスクエアピアノがあるそうですね。
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仕事帰りにひとっ飛びで秋田へ

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今日の仕事帰り、いつものように六花亭に寄ってお菓子を10数個チョイスです。大好きな六花亭、お店に一歩足を踏み入れただけでハッピーな気分になります。ただ、この後に秋田へ行きますので喫茶コーナーでのソロ・ランチはスルーです。

その秋田。実際に秋田までビューンと行くわけではなく、通勤途中にある蔦屋書店で開催されている秋田イベントへ立ち寄るだけが本当のところです。
『秋田 蔦屋書店vol.3 あきた白神フェア~天空の不夜城ミニ撮影&藤里町・三種町・八峰町産直販売~』という長たらしい触れ込みのイベントなのですが、今年で3度目ということは結構人気がある催しのようです。私のお目当ては、能代七夕の城郭型灯籠と横手ヤキソバという至ってシンプルなものです。
その能代市の城郭型灯籠のミニチュア。実物は24.1mの高さを誇り、「天空の不夜城」という七夕行事で運行されている「愛季(ちかすえ)」というものです。展示物は10分の1スケールなのだそうです。
天保時代(1830年~1844年)に名古屋城を模した灯籠が作られたのが始まりで、これが好評で大型化が進んだようです。しかし、明治期に入り、電線が街中に張り巡らされたことで、高さは制限されることになります。そして平成24年、能代市中心部の電線地中化が完了したことで、1世紀ぶりに大型の城郭型灯籠が復活することになったそうです。
街中を練り歩く実物の城郭型灯籠は凄い迫力なのでしょうね。これは七夕にぜひ見たいと思います。

そして、もう一つのお目当ては、六花亭のソロ・ランチをスルーしてまで楽しみにしていた横手ヤキソバです。いそいそとレストランのfusuへ行きましたら・・・すでに本日分は完売ということでした。
横手ヤキソバがお目当ての方は、早めにお出かけくださいね。
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雪解けの畑の片隅に

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今日で2月も終わり、明日からは3月ですね。
暖かい日が続いて、雪解けがどんどん進んでいます。
雪の解けた畑の片隅に数ミリ程度の小さな花が咲き出しました。
ヒメオドリコソウとオオイヌノフグリです。
結構寒さに強い草と思っていましたが、2月に咲いたのを見たのは初めてです。
どちらも畑に蔓延って厄介な草ですが、雪解けの隙間にけなげに咲いているのを見ると可愛いです。
子供の頃に見た記憶がありませんので、外来種か温暖化に伴って本州から進出してきた植物かなと思っています。
今年はクロッカスやスノードロップも咲き出すのが早そうですね。
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雪面は春の陽を浴びて

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今日の天気予報は全道のすべての地点が快晴のお日様マークで、冬に全部がピカピカになる光景は記憶にないように思っています。そんなピカピカ天気に滑らないのでは悔いが残りますので、今日も二人してアサイチからご出勤です。
山頂部だけ2cmほどの雪が薄っすらと覆っていましたが、他は少しずつ減っていってるような感じです。シーズンはまだ1ヶ月以上もあるのですが、本当に最後まで持つのか心配になってきました。
そういえば、富山湾など日本海沿岸でリュウグウノツカイが例年になく沢山捕獲されているようですね。桜が異常に早く開花したり、夏が極端に涼しいなんてことにならなければいいのですが。
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『ゴリラからの警告』 山極寿一

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京都大学総長の山極寿一さんが書かれた『ゴリラからの警告』を読了です。
山極さんは、ゴリラを主たる研究対象として人類の起源を探る世界的な霊長類学者です。

少し前に『ホモデウス』を読んでの感想を書きましたが、今まさに私たち人間は内と外から問い直されている時代のように思います。「内」は私たちの身体そのもの。前回も書きましたようにデザイナーベイビーに代表されるような遺伝子編集によるDNA書き換えが現実味を帯びてきています。そして私たちを取り巻く「外」の社会では、AIやICT機器の登場でコミュニケーションそのものが急速に変わってきていることをあげなければなりません。長い間、人間であることを支えてきた遺伝子とコミュニケーションの根幹が揺らいでいるのですね。
そんなことを「人間社会、ここがおかしい」という副題で、山極さんは丁寧に分かりやすく指摘していきます。人類に近いサルやゴリラから人間社会を眺めてみるという山極さんのアプローチがとても深い意味をもって私たちに語りかけてきます。
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クラシック倶楽部『古民家に響くギターの調べ』

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BSプレミアムで月~金の毎朝5時から放映になっている「クラシック倶楽部」を楽しまれている方は沢山おられることでしょう。私も録画して毎日かかさず見て聴いています。
2月22日は『パク・キュヒ ラテンの風~古民家に響くギターの調べ』が放映になりました。国際的に活躍するギタリストのパク・キュヒさんの演奏で、アルベニスなどスペインや中南米の作曲家の傑作を集めたスペシャル・コンサートの模様でした。

パク・キュヒさんの卓越した演奏にうっとりしていましたが、同時に収録に使われた古民家にも目を奪われてしまいました。横浜に在住されている方にはお馴染みなのかも知れませんが、「みその公園」にある横溝屋敷という古い建造物です。江戸後期から明治にかけての豪農屋敷なのだそうです。表門である長屋門は1847(弘化4)年、今回演奏が行われた主屋(おもや)は1896(明治29)年に建てられたとあります。1階部分が居住用、そして2階は養蚕を行う蚕室だったそうです。
一般的な豪農の屋敷とは一味違う洗練された細部の数々に驚いてしまいましたが、特に板戸の障子部分の繊細な細工や優美な水面の模様が彫られた欄間の意匠は目を瞠るものがあります。

横浜へ行った際にはぜひ見学してきたいと思っています。
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※BSプレミアム『クラシック倶楽部』の放映画面を撮影させていただきました。

『ひと』 小野寺史宜

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コロッケ作りの後押しをしてくれた小野寺史宜の『ひと』、読んで良かったです。

ドラマチックなところは一つもなく、天涯孤独になった一人の若者と、彼を取り巻く優しい人たちが織りなす日常を淡々と綴った小説です。文章がとても読みやすいうえに、物語が醸し出す柔らかい雰囲気がとても心地よくて、こういう小説はいいなと思って読んでいました。

主人公の柏木聖輔は20歳の若者です。腕の良い調理師の父は鳥取で店を開くも失敗し、おまけに交通事故で亡くなってしまいます。母は女手ひとつで一人っ子の彼を東京の大学に進ませてくれていましたが、突然急死してしまいます。たった一人になった聖輔は大学をやめ、仕事を探さなければと思いつつも動き出せない日々が続いていました。そんなある日、空腹に負けて吸い寄せられた砂町銀座商店街の総菜屋で、買おうとしていた最後に残ったコロッケを見知らぬお婆さんに譲るところから物語が始まります。

砂町銀座商店街の庶民的な雰囲気がとても良く描かれていますし、ホンワカとした「ひと」の優しさが心に沁み込んでくる小説です。本屋大賞にノミネートされている一冊、ぜひ読んでみてください。
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こんな激混み日曜日にスキーかよ

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日曜日にスキーに行くことはあまりないのですが、今日は天気も良さそうですので特別に振替出勤にしました。大会があったようで、平日は閑古鳥が鳴いている田舎のスキー場もアサイチの一本目から長蛇の激混みの盛況になりました。アサイチのお仲間さんは2本で帰ってしまいましたが、私は少しはましな高速ゲレンデへ逃げて、結果6本滑ってきました。土日しか来られない現役さんやファミリーの邪魔をしたようで、私のような平日満喫グループは日曜日は遠慮しないといけないなと反省しきりでした。
駒ケ岳もくっきり、噴火湾を隔てた対岸の室蘭・伊達方面もきれいに見えていました。
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珈琲『クリスタルマウンテン』

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今日の「ちょっと珈琲タイム」は『クリスタルマウンテン』です。
コーヒーは「何とかマウンテン」という名前が多いですね。「ブルーマウンテン」「エメラルドマウンテン」「レッドマウンテン」などなど。山岳地帯にコーヒーの産地が多いからなのでしょう。

購入元の説明を要約しますと・・・
この銘柄も『キューバTL』と同じカリブ海に浮かぶキューバが産地です。『キューバTL』の時にも書きましたが、同国への栽培技術は1747年にスペイン人のドン・ホセ・へラルトという人によってもたらされました。主な栽培地は標高約1000mの肥沃な丘陵地帯で、しかも温暖なうえに適度の降雨量という恵まれた環境の中にあります。名前のクリスタルというのは、同地が鉱物の水晶の世界的な産地ということからきているそうです。

ご覧のようにコーヒー豆は、育ちがいいせいか粒が揃っていて、私の焙煎技術でもそこそこ綺麗に仕上げることが出来ました。
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この銘柄も200gだけ焙煎しました。いつもと同じハイローストでの焙煎です。
この銘柄のお好きな方は沢山いらっしゃるようですが、まず一口含んだ感じから「これは美味しい」って思いました。酸味と苦みがやや抑えられており、名前のように飲み心地がすっきりと透明感があっていい感じです。上品なコクと香り、この銘柄は病みつきになるかも知れません。
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2月なのに春スキー気分

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午後2時の気温が7.3℃まで上昇した函館、積雪は20cmを割ろうとしています。
そんな春のような陽気ですが、今日も二人してスキー場へ日参です。
ゲレンデは圧雪車でがっちりと固められていますから全般にいい感じで滑られる状態に保持されていますが、さすがにところどころブッシュや小石の露出が目立つようになってきました。もう2週間くらい雪が降っていませんし、このところ高温傾向ですから仕方がないのかも知れません。
この先も雪のマークは見当たりませんし、この高温の状態のまま3月に突入のようで、今よりもいいゲレンデコンディションになることは期待薄かなと思っています。
街の人には嫌われそうですが、スキーヤー皆で雪乞いをしないといけないようですね。
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はじめてのコロッケ作り

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小野寺史宜の『ひと』を読み忘れていて、読み始めたところです。
主人公の若者、柏木聖輔は自身の運命を変えるとも知らずに、商店街の惣菜屋で最後に残ったコロッケを見知らぬお婆さんに譲ったところから物語が始まります。
物語がその後どのように展開していくのか楽しみなのですが、冒頭部に出てくる砂町銀座商店街にある惣菜屋「おかずの田野倉」のコロッケが凄く美味しそうなのです。

そんなことで小説の内容とは殆ど関係がありませんが、その「おかずの田野倉」の美味しそうなコロッケに触発されて、コロッケ作りに挑戦してみました。江差町の吉田酒店かメークインの産地・厚沢部町の道の駅のコロッケを買いに行けばいいのですが、あえて作ることに意義があるかなと思ってのトライです。
レシピは一般的と思いますが、たまたま今月送られてきた北海道新聞のポケットガイドの揚げ物にあるものをそのまま参考にさせていただきました。一つだけ加えたのは、ニンニクです。ジャガイモを蒸かすときに、ニンニクを切らずに丸まま一緒に蒸かして、潰すときに一緒に処理しました。カレーなど他の料理の時も同じですが、ニンニクは切らないで熱を加えると匂いが殆どしませんし風味が増しますもね。
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レシピの倍量を作りましたので、大きなコロッケが8個も出来てしまいました。「おかずの田野倉」のコロッケは、ジャガイモの風味が残るようにあまり潰さないのがコツとありましたので、そんな感じにしてみました。家内のアドバイスもあって、最初にしては何とかサマになるコロッケが出来たと思います。熱々のコロッケをふうふう言いながら食べましたが、美味しかったです。(^^♪
クリームコロッケなどいろいろなバリエーションにもトライしようと思っています。
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こんな陽気にスキーかよ

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今日の函館は最高気温が6.6℃まで上昇し、いっきに春のような気分になっています。これは3月下旬なみの陽気とのことです。

朝の予報ではあまり良い天気情報ではありませんでしたが、思い切ってスキー場へ足を運んでみました。行く道すがら濃い霧に覆われたスキー場山頂を眺めながら車を走らせましたが、予想に反して晴天で風もなく最高のスキー日和になりました。朝方のゲレンデは相変わらず固いものの、高温にもめげずにお昼過ぎまでいいコンディションで楽しむことが出来ました。
春霞のかかった駒ケ岳を望みながらの滑走、春スキー気分で最高でした。
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『常設展示室』 原田マハ

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原田マハの『常設展示室』を読み終えたところです。

6つのお話から構成される短編集です。親と子、姉と弟、男と女など・・・それぞれが戸惑ったり悩みながらも力強く生きようとする話しです。以下に掲げるような美術館と絵画がそれらの物語と微妙に絡まり、鮮やかな彩りを添えています。
泣いたり笑ったり、苦しんだり悲しんだり・・・そんな常設展示のような日常の暮らしの中の出来事を珠玉の物語として仕立てています。ぜひ読んでみてください。

そうそう、私たちは特別展や企画展には長蛇の列を作りますが、あまり常設展示には目を向けませんもね。静かな雰囲気の中で、ゆっくりと常設展示室を巡ってみたいと思っています。

第1話「群青 The Color of Life」
・"盲人の食事" 1903年 パブロ・ピカソ ニューヨーク・メトロポリタン美術館蔵

第2話「デルフトの眺望 A View of Delft」
・"真珠の耳飾りの少女" 1665年? ヨハネス・フェルメール マウリッツハイス美術館蔵

第3話「マドンナ Madonna」
・"大公の聖母" ラファエロ・サンツィオ 1505年 パラティーナ美術館蔵

第4話「薔薇色の人生 La Vie en Rose」
・"ばら" フィンセント・ファン・ゴッホ 1889年 東京・国立西洋美術館蔵

第5話「豪奢 Luxe」
・"豪奢、静寂、逸楽" アンリ・マティス 1904年 パリ・国立現代美術館蔵

第6話「道 La Strada」
・"道" 東山魁夷 1950年 東京・国立近代美術館蔵

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my favorite spot, part2

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今日の仕事帰りはいつもの中央図書館、そしてちょっと小腹がすいたので六花亭へ寄ってきました。
移転して広く綺麗なところで仕事ができることは勿論嬉しいのですが、すぐ近くに中央図書館と大好きな六花亭があることも相乗して気持ちを高揚させてくれます。六花亭へはほぼ毎週のように立ち寄って、10個程度いろいろなお菓子を買ていますが、どれを食べても美味しくて、私の中ではダントツのお気に入りのお菓子屋さんになっています。いずれのお菓子も超高級スイーツ店に並んでいるような気取った感じはありませんし、かといってシンプル過ぎもせず、六花亭の開発スタッフの方々は凄いなと思っています。

喫茶コーナーは待ちがでるほどにいつも混んでいてソロで入るのはためらうのですが、今日はたまたま席に余裕があって小腹を満たすことが出来ました。熱々のホットケーキにバターを乗っけ、それにシロップをたっぷりかけて・・・とても美味しかったです。
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ウェーターのお姉さんが小さなカメラをみて、「五稜郭の石垣は工事中ですが、ぜひ写真を撮っていってください」と声をかけてくださいました。お店のカウンター越しに大きなウィンドゥがあって、桜の時期にはそれはそれは見事なパノラマになります。精算時にカウンターのお姉さんにひと声かけましたら「どうぞ、どうぞ」とニッコリ、六花亭ぜ~んぶ大好きです。(^^♪
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いつものお菓子に加えて、期間限定で桜餅が出ていましたのでお買い上げです。道明寺ですが、もち米の形を出来るだけ残した全粒に近い粉を使っているようで、風味と食感が絶妙な桜餅です。粒餡と漉し餡がそれぞれ入っていて、とても美味しいです。来週も買ってきますよ。
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こんな晴天にスキーかよ

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お仕事をされている皆さんにはちょっと申し訳ないのですが、眩しいくらいのピッカピカの天気でしたので、私たちは二人して逆方向のスキー場へ出勤していました。私は今日で21回目、家内は11回目とコンスタントに出勤回数だけはこなしています。タイムレコーダーはありませんので、受付で日付の入った証明書をいただいて、それをカードフォルダに差し込んで乗車時に提示します。受付では同時にスタンプを押してもらいます。それが6個貯まると最終日のお楽しみ抽選会の応募券になります。今年は二人して捺印してもらっていますので、今日で32個にもなりました。すでに5枚応募しましたが、来シーズンのシーズン券が当たりますようにと願をかけて箱に入れています。(笑)

雪は殆ど降りませんので、ゲレンデはいつものようにガチガチですが、春のような日差しを浴びてとても気持ちが良かったです。それにしましても、これからの1週間、そして3月も暖かい日が多いようですので、クローズまで雪が持つか心配になってきました。下界の街の方は雪解けが進んでいますから、過ごしやすくていいあんばいなのですが・・・(^^♪
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映画『こんな夜更けにバナナかよ』

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映画『こんな夜更けにバナナかよ』を観てきました。
期待していた通りのいい映画でした。ちょっと笑えたり、ウルウルしたり、そしてほっこりと気持ちが暖かくなって映画館をあとにしました。
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主役のモデルとなった筋ジストロフィーの鹿野靖明さんがどのような方だったのか、映画でも実際の病院として登場していた勤医協札幌西区病院と関連のある北海道民医連新聞にエピソードが紹介されていました。鹿野さんの主治医だった鈴木ひとみさん(勤医協伏古10条クリニック)、交流のあった舘野知己さん(勤医協帯広病院)が、鹿野さんの生きることへの執念やボランティアの人たちへの思いなどについて語っています。
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勤医協札幌病院のホームページに掲載されていた本年1月1日付けの北海道民医連新聞(第534号)の関連記事をコピーさせていただきました。下記は新聞記事のテキストです。

*****「生きる意味」を伝えた*****
勤医協伏古十条クリニック 医師・鈴木ひとみさん

主役のモデルとなった筋ジストロフィーの鹿野靖明さんは勤医協札幌西区病院を受診し、入院を繰り返した患者さんです。その主治医が私でした。とくに思い出深いのは、1995年人口呼吸器装着となるまでの壮絶なやりとりと、装着後、勤医協では第一例目となる在宅人工呼吸器患者さんとして退院させるまでの、院内外のチームの働きです。
当時は介護保険制度以前であり、在宅医療は普及していない時代でした。鹿野さんが「普通に生きたい」という気持ちをぶつけてきたエネルギーが私たちを動かし、ボランテイアの若者に生きる意味を伝えたのではないかと思っています。
患者さんと医師との間の気持ちのやりとりや、医師には見せなかった気持ちは、この映画の原作となった渡辺一史著『こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』に記述されています。
今回映画化にあたり、初回台本から関わらせていただき、撮影協力もさせていただきました。私の知らなかった鹿野さんの家庭での生活やボランティアの思いを、当時の関係者やスタッフ、俳優たちを通して改めて知る機会になりました。医師として大変貴重な体験を鹿野さんを通してさせていただき、ありがたく思っています。
映画は暗いィメージではなく、明日の糧になる内容です。鹿野さん役には大泉洋さんがはまり役で演じられていることから想像がつきます。主治医役は原田美枝子さん、勤医協西区病院の看護師役に韓英恵さんが出演します。
みなさんに映画館で観ていただきたいと思います。


*****「本音の人」のたくましさ*****
勤医協帯広病院 医師・舘野知己さん

「こんな夜更けにバナナかよ」の主人公鹿野靖明さんが亡くなって16年になる。私が19歳の時から約20年の付き合いだった。
「日本の福祉を変える」と息卷いて、車いすで街に出た。人工呼吸器をつけて各地の大学など精力的に講演してまわっていた。が、「舘野ちゃん、もうだめだ。ボランティアが集まらない。もう死ぬわ」と蚊の鳴くような声で電話してきたこともある。延々と続く「恋バナ」は18番だった。
そう、彼は「本音の人」。というより、本音で生きるしかなかった。私たちは仕事が終われば家に帰り、好きに時間を過ごす。しかし彼は、24時間365日、いつも誰かがそばにいなければ生きていけない。初対面のときから車いすだったし、自分のおしりだってふけない。ついに自発呼吸もできなくなってしまった。それでも彼は何百何千の人の手を借りながら堂々と生きた。結婚だってした。それは実にたくましい偉業だが、本当に恥ずかしく、またみっともないことの連続でもあったと思う。泣いたり、笑ったり、ねたんだり、ご満悦だったり…。ありのままにみせてくれたから、多くの人たちを引き付けたのかもしれない。

『針と糸』 小川糸

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小川糸さんのエッセイ集『針と糸』を読み終えたところです。

ベルリンと東京を行ったり来たりしているようで、このエッセイでは主にベルリンでお暮しになっていて感じたことなどが多く書かれています。小川糸さんはラトビアがお好きだったようですが、ベルリンの街並みや佇まいもとても気に入っているようです。

とくに印象深かったのが、第1章の「日曜日の静けさ」でした。ベルリンで暮らして最初に驚いたことは、街中のお店の殆どが日曜日には休みになることだったそうです。街全体がシーンと静かになってしまい、おまけに買い物も出来ず戸惑ったといいます。

そうそう、私と家内も半世紀近く前になりますが、スイスのジュネーブで暮らしたことがあります。もちろん結婚前ですから、お互いに別々に生活をしていました。今でも思い出したように言うのは、スイスと日本の日曜日や休日の過ごし方の違いです。ジュネーブもベルリンと一緒で日曜日は小さなカフェなどを除いてすべてのお店は閉店になります。最初は戸惑うものの慣れてくると小糸さんと同じように静かでいいなと思うようになりました。教会に行く人、野山を散策する人、家で静かに本を読む人、子供と公園で遊ぶ人、日曜マーケットを楽しむ人など、思い思いに日曜日を楽しんでいる人たちを目にしました。ジュネーブは20万人程度の小さな街ですが、ベルリンは350万人もの大きな街ですから、なおさら平日と週末の人の流れなどの違いは大きいのでしょう。

日本のようにお正月も日曜日もかまわず24時間や夜間営業をするコンビニエンスストアやスーパーマーケット、ドラッグストアは便利でいいかも知れませんが、働いている人や社会に与える負の要素などを考えると、このままでいいのだろうかと思ってしまいます。地方都市はそんなでもありませんが、たまに行く東京などは不夜城のようで田舎者には毎日がお祭りをやっているような感じがしますもね。

現在のジュネーブの様子は分かりませんが、スーパーマーケットは私たちが住んでいた当時もあった"coop(コープ)"と"Migros(ミグロ)"程度でしょうし、コンビニに至っては殆どないかあっても僅かなのではないでしょうか。この半世紀近くの間の日本の目まぐるしい街並みと経済の変化、そして殆ど変わっていないのではと思うヨーロッパ、この違いは何なのでしょうね。単なる「石」と「木」の文化の違いだけではないような気がしています。
小糸さんはベルリンには日本的な便利さはないけれど、それ以上に生活は充実して楽しいと仰っています。ベルリンに恋している小糸さんの気持ちがちょっぴり分かるような気がしています。
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『静おばあちゃんと要介護探偵』 中山七里

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中山七里の『静おばあちゃんと要介護探偵』、痛快で面白かったです。

静おばあちゃんは前作で既に亡くなっていたようですが、時代を2005年に逆戻りさせて再び登場です。物語の主役は、元判事で80歳の高遠寺静と不動産会社「香月地所」を一代で築き上げた70歳の香月玄太郎です。静は名古屋の法科大学に客員教授として迎えられ大学で一般向けの講演をしていたのですが、その際に客席から大声でヤジったのが車椅子に乗った玄太郎でした。玄太郎は、商工会議所の会頭を務めるなど名古屋では立志伝中の人物と言われ、口が悪いものの皆から慕われています。

その老老コンビが、高齢者による詐欺や万引き、老老介護、外国人の不法就労など高齢化や国際化に纏わる5つの難事件に果敢に挑んでいきます。冷静沈着な元判事おばあちゃんと暴走気味ながら情にもろく曲がったことが大嫌いの要介護探偵の凸凹コンビが大活躍します。
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珈琲『ンゴロンゴロAA++』

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今日のちょっと珈琲タイムは、不思議な名前の『ンゴロンゴロAA++』です。

日本の言葉遊びの一つ「しりとり」では、「ん」で終わる単語(名詞)を使うと負けになりますね。そうそう、薬の名前は殆どが「ん」で終わりますから、「しりとり」で使うと即アウトです。しかし、「ん」で始まる単語というと殆どありません。でもアフリカには結構あるらしいです。ちなみに中部アフリカのチャド共和国の首都は「ンジャメナ」というのをご存知でしょうか。

そんな「ん」で始まる『ンゴロンゴロAA++』。販売元の説明によりますと、生産地域はタンザニア北部、キリマンジャロから100kmほど西にある標高1500m前後の地域のようです。自然保護地域に指定されており、あの有名なセレンゲティ国立公園にも隣接しています。『ンゴロンゴロ』(Ngorongoro)とは、この地で放牧を営むマサイ族の家畜のカウベルの音が、“コロンコロン”というのに由来していると言われています。響きからして何となくそんな感じがしますね。
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これも200gだけハイローストにしてみました。
『ンゴロンゴロ』という不思議な名前に惹きつけられて生豆を購入したのですが、この銘柄はイチオシにしていいほどに美味しかったです。ハイローストで焙煎しましたが、コクと香りに加えてほどよい酸味がとても心地よくて、これは侮れないと思っていました。

『キンモクセイ』 今野敏

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今野敏の『キンモクセイ』を読了です。

主人公は警察官僚で30歳の隼瀬(はやせ)という男です。物語は、在日米軍について話し合う「日米合同委員会」に関与していた35歳の法務官僚の神谷が何者かに殺害されるところからスタートします。隼瀬は情報の収集を始めるのですが、同僚の岸本から神谷は殺害される前日に「キンモクセイ」という謎の言葉を残していたと知らされます。しかし、その岸本は隼瀬と会った翌日に遺体となって発見され、隼瀬も岸本殺人の容疑をかけられ警察から追われる立場になります。

「日米合同委員会」と公安組織「ゼロ」の暗躍、そしてコードネーム「キンモクセイ」の謎に迫っていくというストーリーです。著者・今野さん初の警察インテリジェンス小説ということですが、私たちの知らない国政の本質そしてそこで活躍するキャリア官僚の姿が、スピーディーにスリリングなタッチで描かれています。

特定機密保護法と共謀罪が成立したのは記憶に新しいところですし、日米地位協定など旬な問題の核心にも触れた一冊です。ぜひお読みになってみてください。
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果樹剪定パート2

今日もピッカピカの良い天気に恵まれました。
果樹剪定の第2弾です。プルーンと果樹ではありませんが桜の枝切り作業をしました。
素人ですから剪定と言いましてもテキトウなのですが、満遍なく光が入るように、そして高く伸びて勢いのある枝をメインに切り落としました。
そう、出る杭は打たれるではありませんが、高く伸びる枝は切られるって感じです。
まだまだ芽が固いですが、春に向けてジーっとエネルギーを溜め込んでいるのが伝わってきます。
今年もたわわに実をつけてくれることを期待しています。
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珈琲『エメラルドマウンテン』

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今日のコーヒーはコロンビアを代表する『エメラルドマウンテン』です。
個人的にこの銘柄が好きで、ここ数年はこればかりを飲んでいました。缶コーヒーでもジョージアから同銘柄が発売になっていますよね。

以下、販売元の説明の要約です。
コロンビア・アンデス山脈の麓、標高1600mの豊かな自然の中で栽培されるのがコロンビア産コーヒーです。種類はコロンビア・マイルドといわれる高品質のアラビカ種が主であり、生産量はブラジルやベトナムと並ぶほどのコーヒー大国です。カフェテロと呼ばれるコーヒー農家が丹精を込めて生産したコーヒー豆の中から、さらに選び抜いた僅か3%にも満たないコーヒー豆が「エメラルド」の名を冠することができます。こんな希少なコーヒー豆ですが、生産の殆どは小規模な零細農園によるものです。険しい山岳地帯で昔ながらの手摘みによる栽培をしており、また車が入れないこともあって馬やロバを使ってコーヒーの麻袋を運ぶことでも有名です。
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私はペルーとボリビアへは足を運んだのですが、さすがにコロンビアは治安の面で怖くて行く気にはなれませんでした。コーヒーの栽培農家も殆どが零細で大変苦労して栽培・収穫をしているようですが、このエメラルドに関しては殆ど欠豆が無くて、いつもその素晴らしさに感心しています。3%の選別と言いますから品質がいいのは頷けますが、残りの97%はどこへ行っちゃうのでしょうね。何となく、「フェアトレード」という言葉を意識しないわけにはいかないように思っています。

そんなことを想像しながらいつも焙煎しています。さすがに形も粒も揃っていますから、焙煎はとても楽です。今回も酸味と苦み、甘みのバランスの良いハイローストにしてみました。ジョージアの「エメマン」缶コーヒーをお好きな方は多いと思いますが、私もこの銘柄はバランスが良くて美味しいと思います。
今回は200gだけの焙煎でしたので、次回は、おすすめのもう少し浅いミディアムローストにしてみます。酸味が増して、ちょっと違った美味しさを感じるかも知れません。
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果樹の剪定スタート

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朝6時の気温は-12.5℃、そして9時頃には-8.5℃と冷え込んでいる七飯町です。
2月も10日になりましたので、果樹の剪定を始めました。
例年ですと長靴が雪に埋もれて大変なのですが、今年は積雪量が30cm程度と比較的少ないので、作業がしやすくなっています。
まずは葡萄からです。1年で細かい蔓が絡み合うように繁茂していますから、満遍なく日が当たるように大胆に蔓を切っていきます。
葡萄が終わると、次は林檎です。昨年は小さいのが食べきれないほど成って大変な目に遭いましたので、こちらも大胆に枝を整理していきます。
葡萄は大小10本、林檎は3本ですが、午前中3時間ほどで終えることが出来ました。
明日も天気が良ければプルーンです。
にわか果樹農家、春に向けて頑張っています。(^^♪
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『沈黙のパレード』 東野圭吾

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東野圭吾の『沈黙のパレード』。さすがに面白かったです。

単行本のガリレオシリーズとしては6年ぶり、そして第1作発刊から20年経つそうです。20周年の記念すべきこの一冊は、過去のシリーズ8作を含めて3本の指に入るのではと思える力作でした。

物語のネタバレをしちゃいますと幻滅ですので、「bookデータベース」をそのまま掲載します。

突然行方不明になった町の人気娘が、数年後に遺体となって発見された。容疑者は、かつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となった男。だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。さらにその男が堂々と遺族たちの前に現れたことで、町全体を憎悪と義憤の空気が覆う。秋祭りのパレード当日、復讐劇はいかにして遂げられたのか。殺害方法は。アリバイトリックは。超難問に突き当たった草薙は、アメリカ帰りの湯川に助けを求める。

登場人物相互の水平的な繋がり、そしてそれを貫く垂直的な時間軸。それらが複雑に絡まるものの何らの齟齬もなく、ぴったりと繋がっていることの見事さに感動しました。440頁ほどありますが、最後の1頁まで油断をしてはいけません。どんでん返しの連続、東野マジック、凄いです。
ここ数年の東野作品は映像化を意識するあまり、あまり面白い作品には出会えないでいました。しかし、この一冊は良く練られた超ワンダフルな作品と思います。
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こんな厳寒にスキーかよ

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今日は「最高気温」がマイナス10℃という、冷凍庫の中の方が温かいのではと思うような低温になっています。

そんな突拍子もない天気でしたが、二人してスキー場に突撃です。
スキー場の表示気温はマイナス19℃になっていました。時折ブリザード模様になったりして、とにかく寒かったです。滑っていると体感はさらに数℃下がるでしょうから、フェイスマスクをしていても顔が痛くて大変でした。
さすがに3本滑って「もう、駄目ぇ~」。あえなくギブアップです。
それでも帰りの車中は「何が何でもスキーは楽しい」が合言葉でした。
うふふ・・・お後が宜しいようで。(^^♪
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珈琲『パストーレスピーベリー』

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今日のちょっと珈琲タイムは先日焙煎したグァテマラの『パストーレスピーベリー』です。

「ピーベリー」って名前はよく聞きますね。コーヒー豆は通常1つの実に2つの種(豆)が入っていますが、1つしか入っていないものをピーベリーと呼ぶそうです。不出来な豆なのでしょうね。(笑)
写真をご覧いただけるとお分かりと思いますが、小ぶりで丸っこい形状が特徴で、特にヨーロッパにはこの銘柄のファンが多いようです。小ぶりの分、焙煎時間は短くなりますので、この点に気を配る必要があります。

以下、販売元の説明によります。
16世紀初頭、当時のグァテマラの首都アンティグアを囲むアグア山やその他の火山の斜面に初めてコーヒーの栽培がもたらされました。その中でもパストーレス地区は比較的少ない降雨量、水はけの良い土壌に恵まれた最適なエリアとして高品質のコーヒー種を産しています。昔ながらのブルボン種で、全生産量の4~5%程度しか採れない、希少なコーヒー豆です。
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焙煎のおすすめは、中深煎りのフルシティ・ローストですが、あえてもう少し浅いハイ・ローストにしてみました。絶妙な酸味とフルーティーな香りが特徴のようですが、謳い文句が大袈裟でないくらい美味しいコーヒーでした。今回は200gだけの焙煎でしたので、次はフルシティ・ローストも味わってみたいと思っています。
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こんな視界不良にスキーかよ

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表題は『こんな夜更けにバナナかよ』をパクってみました。(^^♪

これほどまでに視界不良になっているとは予想できずにスキー場に来てしまいました。ピッカピカの日もあれば、こんな悪天候の日もあるのがアウトドア・スポーツですもね。
圧雪した上にやや重めの雪が10cmほど積もったコンディションで、視界不良を除けばそれなりに楽しく滑ることが出来ました。シーズンもほぼ折り返し地点を迎えた感じです。残りも怪我無く楽しく滑りたいと思っています。

そうそう、映画『こんな夜更けにバナナかよ』も観に行こうと思っています。
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『はつ恋』 村上由佳

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村上由佳の『はつ恋』、とても良かったです。(^^♪
村上さんの流れるような綺麗な文章を読んでいると心地よいメロディーが聴こえてくるようです。

物語の主人公は房総の平屋建て古民家で一人暮らしをしているハナです。彼女は40歳代で作家を生業にしています。相方の恋人は幼なじみのトキヲです。歳はハナの一つ下で大阪で大工をしています。二人は幼馴染みで、幼い頃は姉弟のような感じで遊んでいた間柄です。そして二人はそれぞれ別の相手と二度結婚して、二度とも離婚しています。そんな経験をした二人が、ひょんなことで出会い、そして「幼なじみ」「はつ恋」の相手として千葉と大阪を行ったり来たりしながら暮らし始めます。お互いに本音をさらけ出しても、離れていかないという安心というか確信を二人は持っていて、大人の「はつ恋」を静かに楽しんでいます。

南房総の四季折々の景色が目に浮かんできますし、大人の渋い恋心が絡んで、「う~ん」と唸るほどいい小説です。
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映画『そらのレストラン』

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当地から80kmほど北へ行ったところにある「せたな」町を舞台にした映画『そらのレストラン』を観てきました。

映画は、せたな町で循環農業に取り組む農業ユニット「やまの会」がモデルになっています。海が見える牧場で牛飼いとチーズ工房を経営する大泉洋が演じる亘理が、1日限りのレストランを家族や仲間とともに開くまでの奮闘を描いています。
北海道の雄大な景色が綺麗で、美味しいものも沢山出てきます。ストーリーもジーンときますし、大泉洋さんはじめ出演者の皆さんが純朴で優しい「せたな」町の住民になり切っていて、道産子の私が見ても違和感がありませんでした。ほっこりして幸せな気持ちになれるいい映画だなと思っています。
ぜひ劇場に足を運んでご覧になってください。
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毎年7月にロードバイクの105kmファンライドが開かれている町で、私も2017年に参加してお世話になっています。町を挙げてのライドだったのですが、残念なことに昨年は天候不良で欠場しましたら、今年は大会自体が休止になってしまいました。海あり山ありのとても風光明媚なところで、エイドポイントでの美味しいものも忘れることが出来ません。写真は2017年のライドの様子です。
ぜひ「せたな」町にも足を運んでみてください。
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1月のピアノ

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NHK総合で1月28日から第2シリーズがスタートした『ピアノの森』はご覧になりましたでしょうか。私は13話を見逃してしまいました。14話は今日(日曜日)24時10分に放映になりますから見逃さないようにしようと思います。

そんなピアノの話題です。
昨年末に我が家のピアノを調律した調律師さんが、今年の日本ピアノ調律師協会のカレンダーを置いていかれました。武蔵野音楽大学・楽器ミュージアムに保存されている歴史的価値の高いピアノを12台選んで撮影しカレンダーにしたものです。唯一我が家の壁を飾っているカレンダーですが、1月が終わりお役御免になったものの、そのまま2月のページに移るのは勿体ないと思い、カメラでパチリと撮ってみました。

1月の1台はヤンコピアノ(A.H.フランケ作 1887年 ドイツ)というものです。
説明によりますと、ハンガリー生まれのピアニストであり数学者であるヤンコ(Paul von Janko)によって1882年に開発されたピアノなのだそうです。鍵盤に階段状の段差がありますから、演奏者は常に自然な手の形を維持できて、親指の運指にも無理がないのだそうです。また、キイの幅を狭くしたことで、オクターブの幅を超える広い音域での和音演奏が可能になり、さらには全ての長調と短調の音階をそれぞれ同じ指使いで演奏可能とあります。

素人には何のことかさっぱり分かりませんが、面白い発想のピアノなのですね。両脇に燭台がついているのも時代を感じさせていいです。
2月も見たことのないピアノの登場です。お楽しみに・・・(^^♪。
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『こころ傷んでたえがたき日に』 上原隆

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上原隆の『こころ傷んでたえがたき日に』は一日で一気読みです。 
月刊誌に100回連載したお話の中から22編を選んで一冊にしたものだそうです。コラムノンフィクション作家の第一人者と言うだけあって市井の人々の人生の悲しみと喜びを、一篇の詩を口ずさむような静かなタッチで描いています。そして昭和の薫りがするような懐かしい心持ちにさせてくれる作品でした。

22編の物語のすべてが実在の方々からのインタビューで成り立っており、老若男女さまざまな人達が登場します。
妻が不倫相手の男の子供を出産したものの別れることなくその子を自分の子として育てようとする30代の男性。中学生の頃から訳あって60年間にわたって新聞配達を続ける74歳の男性。毎日新聞の「仲畑流万能川柳」への投稿を生きがいにする結婚経験のない61歳の男性。腸内がただれて食事ができない難病・クローン病を患う青年とその母親。ギャンブルが原因でホームレスとなり、広告看板に挟まれながら街角に立つちょっと見栄っ張りな53歳の男性。留学直前の娘が殺害され自宅にも放火された「柴又・上智大生殺人事件」の被害者となった69歳の夫婦。などなど・・・。

どんなに苦しくなったり落ちぶれたとしても、人間は明日への希望とささやかなプライドを支えに生きていくのですね。すべての人の人生にそれぞれの物語があり、命の炎が燃え尽きるまで各々の生の物語を投げやりになることなく丁寧に紡いでいくことが大切なのでしょう。

そうそう、連載時の表題はボブ・ディランの「くよくよするなよ (Don't think twice. It's All Right.)」だったのだそうです。うふふ、人生「くよくよするなよ」ですね。(^^♪

何となく元気をもらえるいい本です。ぜひ読んでみてください。
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映画『メリー・ポピンズ リターンズ』

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映画『メリー・ポピンズ リターンズ』を観てきました。
アカデミー賞5部門に輝いた1964年公開の『メリー・ポピンズ』、その25年後を描いた続編です。25年後といっても街の様子はあまり変わっていませんが、ただ1930年代を迎えてロンドンは大恐慌時代に突入しています。バンクス家はあの可愛かったジェーンとマイケルの姉弟は大人になって、マイケルは3人の子供の父親になっています。
親の残した大きな家に住むものの金銭的な余裕はなく、さらにマイケルは妻を亡くしたばかりで家の中は荒れ放題です。そこへ追い打ちをかけるように、融資の返済期限切れで家まで失う大ピンチに陥っています。そんな彼らの前に、あのメリー・ポピンズが傘をさし風に乗って舞い降りてきます。

愉快な煙突掃除屋のバートはすでに亡くなったのかも知れませんが、バートのもとで見習いだったジャックがガス灯の点灯夫として、バートと同様に存在感を示していました。そしてメリー・ポピンズ役、前作でのジュリー・アンドリュースがとても魅力的でしたが、今作のエミリー・ブラントも素敵でしたよ。

そうそう、『メリー・ポピンズ』というと「Chim Chim Cheree」ですね。
それと「 (Supercalifragilisticexpialidocious)スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」という呪文のような歌も唄われましたが、憶えていますか。人生を明るく前向きにさせる魔法の言葉でした。

前作の『メリー・ポピンズ』が1964年制作ということは、もう55年も経つのですね。私はたしか高校1年生の時に観たと思います。あと50年もしたらマイケルの3人の子供たちが家庭を持って、『メリー・ポピンズ メモリーズ』として続々編があるかも知れません。50年後は2070年ですから、3作目は天国から観れるかなぁ・・・(^^♪
『ディズニー史上最高のハッピーを』と銘打ったワンダフルな映画をぜひ劇場でご覧になってください。
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『死に山』 ドニ―・アイカ―著 安原和見訳

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ドニ―・アイカ―著 安原和見訳の『死に山』を読了です。「世界一不気味な遭難事故」《ディアトロフ峠事件》という副題がついているノンフィクションです。
読後感想から先に言いますと、とにかく面白いというか興味深い一冊でした。絶対にお勧めです。

事故(もしくは事件)は60年前の今頃の季節(1月~2月)に起こります。旧ソ連体制だった頃のスヴェルドロフスク州内のウラル山脈北部においてスキーでのトレッキングをしていたウラル科学技術学校(現ウラル工科大学)の学生および卒業生(男性7名女性2名)が不可解な出来事に巻き込まれて全員命を落としてしまいます。
一行の最終目的地はオトルテンという山でしたが、不可解な出来事はその10kmほど手前の丘陵地で深夜のキャンプ中に起きました。踏破ルートは氷点下40℃以下、さらに強風に曝されるという悪条件で、難易度が極めて高いと推定されましたが、一行の全員が長距離スキー・トレッキングや山岳遠征の経験を有しており、この探検計画に表立って反対するものはいなかったといいます。

60年前の悲惨な出来事およびその後の捜索の様子、そして2010年から2012年にかけてのドニー・アイカー自身による詳細な現地調査などを織り交ぜ、交互に時代を行ったり来たりしつつ結論へと導いて行きます。

これ以上のことを書きますと本書の面白さが台無しになりますので、このくらいにしておきます。
以下は本書の帯の内容紹介です。

***************************************
959年、冷戦下のソ連・ウラル山脈で起きた遭難事故。
登山チーム9名はテントから1.5kmほども離れた場所で、
この世のものとは思えない凄惨な死に様で発見された。
氷点下の中で衣服をろくに着けておらず、全員が靴を履いていない。
三人は頭蓋骨折などの重傷、女性メンバーの1人は舌を喪失。
遺体の着衣からは異常な濃度の放射線が検出された。
最終報告書は「未知の不可抗力によって死亡」と語るのみ。
地元住民に「死に山」と名づけられ、事件から50年を経てもなお
インターネットを席巻、われわれを翻弄しつづけるこの事件に、
アメリカ人ドキュメンタリー映画作家が挑む。
彼が到達した驚くべき結末とは・・・
***************************************
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本書の面白さは著者の緻密な調査と推理があればこそですが、それを蔭から支えていたのが素晴らしい翻訳といって過言はないと思います。安原和見さんはアガサ・クリスティーの『オリエント急行殺人事件』など数多くの翻訳書を出版されていることを知りましたが、経歴をみましたら1980年代に東京大学文学部西洋史学科を卒業されているようです。東京大学文学部西洋史学科といいますと、村川堅太郎氏(1907-1991)や伊藤貞夫氏(1933-)など錚々(そうそう)たる名前が挙げられますが、その方々とも一緒に研究をされていたのでしょうね。知的な歴史学に裏打ちされた安原和見さんの他の翻訳本も読んでみたいと思っています。

colorful ski slopes

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今日も二人でスキー場通いです。
積雪は100cmとほぼベストの状態になりました。
早朝から何台ものバスを連ねて同じユニフォームの男の子が到着しました。
函館市内の私立男子中学校のスキー&ボード学習だったようです。
全国各地から集まった全校生200名あまりが思い思いに楽しそうに滑っていました。
ここの学校の学習方針は個々の生徒の自主性を重視しているようで、ゼッケンもつけていませんし、めいめい好きなようにシュプールを描いたり休憩したりと、活き活きとして楽しそうでした。

この男子中学校はフランスのミッション系ですから、こんなところにもヨーロッパ流の自由や個性、そして自主性を重んじる学習方針が息づいているのかも知れません。
ヨーロッパのスキー・レッスンは、日本ではお馴染みのちょっと滑っては止まるといった手とり足とりの指導ではなく、ひたすら長い距離をガンガン滑らせますからね。
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積雪30cm

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長野や新潟の雪の多い地域では積雪が2m近くに達したところがあるようですが、北海道南部の当地は今日の段階で30cm程度の積雪になっています。

日曜日ですが、予報では朝から好天が望めそうでしたので、二人でスキーに行ってきました。ゴンドラは2本目までは待たずに乗れたのですが、3本目は予想通り長蛇の列になりましたので、ペアリフトに切り替えて1本滑り、これでフィニッシュにしました。9時前に到着して、10時過ぎには帰り支度という、なんとも贅沢なスキー場参りをしています。これもスキー場の近くに住んでいて、シーズン券だからこそ出来る技ですね。(^^♪
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『一億円のさようなら』 白石一文

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白石一文の『一億円のさようなら』を読了です。

物語の主人公は52歳の加能鉄平という男です。ある日、妻の夏代の不在時にかかってきた弁護士からの電話を機に、驚きの秘密を知ることになります。今から30年前、夏代は伯母から34億円もの巨額の遺産を相続し、うち2億円を投資した株式は時価16億円にもなって、現在は総額で48億円も所有しているというものでした。結婚して20年もの間、なぜ妻はひた隠しにしていたのか鉄平は疑心暗鬼になるのです。ほどなく、その秘密の理由が夏代の口から語られるのですが、「あれは私のお金じゃないの。だから善いことにも悪いことにも、どんなことにも使わないって決めてるのよ」というものでした。
それと時を同じくして、大学生の娘の妊娠や別の地で暮らす息子の同棲など、鉄平にとっては寝耳に水のような家庭内の出来事を知ることになります。これらも夏代から知らされることはありませんでした。そんなある日、夏代は鉄平に「自由に使って。私は娘の様子を見に行く」と言って1億円を手渡して家を出ていくのです。
一方の勤務先の会社は祖父が創業し、先代社長は叔父、現社長は従兄弟という化学メーカーですが、親族である鉄平は社長から邪魔者扱いされています。当然のような社内抗争は激化し業績も低迷しているのですが、そんな折に工場内で大きな爆発事故が起きるのです。
日常の歯車が静かに狂い始める中、鉄平は1億円を抱えて新たな人生を歩んでいくのです。鉄平のその後、夏代との関係、そして化学メーカーの行方など、その先はお読みになってみてください。

550頁に迫る長編ですが、それなりに面白く、割とスラスラと読める小説でした。
ただ、あまりにも物語の筋からそれるというか付随する枝葉の話が多すぎて、読んでいて何となく怠くなってきます。それらをカットして300~400頁くらいまでスリムにしてもいいのではと個人的に思っています。最後のオチは「えーっ。こう来るの」というほど予想外の展開だっただけに、もう少しすっきりした読後感が得られれば一押しにしてもいいかなと思っています。
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山友と楽しい一日

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昨日の猛吹雪が嘘のように晴れ渡った七飯スノーパーク・スキー場。
山友のsiさんがホワイトアウトの中を3時間も車を運転してお出でになりましたので、朝から夕方まで一緒に滑っていました。東京出身でしかもスキー板を履くのは20数年ぶりということで、やや不安だったのですが、いざ滑ってみるとブランクを感じさせない颯爽とした見事な滑りに舌を巻いてしまいました。静かな田舎のスキー場ですが、気に入ってくれたようです。
積雪は10cm増えて90cmになり、ベストのコンディションに近づきました。まだ2ヶ月以上もシーズンがありますので、怪我をしないよう楽しく滑りたいと思っています。
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NHK BS1「ラトビア100年物語」

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小川糸さんの素敵な小説『ミ・ト・ン』を以前に紹介しましたが、舞台となるルップマイゼ共和国のモデルはラトビアという小さな国です。この小説の装画を担当したイラストレーターの平澤まりこさんと小川糸さんは3回もラトビアを訪れているそうです。
そのバルト三国のひとつラトビアで5年に1度開かれる「歌と踊りの祭典」の様子が、NHK BS1で「ラトビア100年物語~歌と踊りでつないだ誇り~」として放映されました。この祭典はユネスコの世界無形文化遺産として登録されているのだそうです。バルト海に面する人口約200万人の小国は、ナチスドイツや旧ソ連などによる幾多の戦争や支配を経験したものの民族の誇りを忘れずに1991年に独立を成し遂げました。
番組は2018年7月、建国100周年を記念して盛大に催された「歌と踊りの祭典」を中心に、ラトビアの波乱の歴史を詳しく紹介していました。

事の発端は1987年、独立への想いを歌で表現する「歌の祭典」が革命の引き金となりました。そして1989年8月に有名な「人間の鎖」がバルト三国の首都を結びました。リトアニアの首都ビリニュスからラトビアの首都リーガを経て、エストニアの首都タリンまでの600Kmを3国の約200万人もの人々が手を結び歌い続けたといいますから凄いです。歌の力は強大な武力にも勝るのですね。

その「歌と踊りの祭典」。色とりどりの民族衣装と美しい歌声が最高でした。バルト3国へも行ってみたいです。
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※いずれもNHK BS1「ラトビア100年物語~歌と踊りでつないだ誇り~」の放映画像を撮影させていただきました。

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