カヤックのフレーム修理

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もう少しでカヤックのシーズンがやって来ます。
昨シーズンが終わってカヤックを仕舞う時に気がついたのですが、船体の骨組みのひとつKフレームの6番目(K6)にガタがあるのを見つけました。スターンと呼ばれる船尾のテンションが一番かかるところで、その影響でビスが緩んだものと思われます。
ちなみにKフレームとは"keel frame"の略と思われますが、船舶用語で「竜骨」とも言い、船底を支える背骨のような役目をしています。

モンベルの資材・修理を扱っているカスタマー・センターへ型番と製造番号を連絡しましたら、写真のK6フレームとKフレーム用のショックコード、ハートフックが送られてきました。
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下記の写真は、K6フレームのビスが緩んだ破損個所です。左右に強い力が加わったためにビスによってフレームの取り付け穴が大きくなっていることが分かります。そして緩んだビスは浮き上がって今にも抜け落ちそうな具合になっています。
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まず、8本のフレーム(パイプ)がショックコードで繋がっていますので、そのコード(ゴム紐)を外すことから作業開始です。テントなどのショックコードを交換された方は多いと思いますが、やり方はまったく一緒です。テントよりも丈夫なゴムが使われていますので、少し力が必要ですが、簡単に引き抜くことが出来ます。フレームは前述のように8本で構成されていますから、あらかじめ番号などをつけておくと後で組み立てる際に間違わないかもしれません。(前後のTB-FとTB-Rフレームはボルトで接続されていますので、実際は6本)
すべてのフレームの順番通りに新しいショックコードを通しましたら、両端に針金で出来たハートフックというものを取り付けます。ハート形をしていますので、ハートフックというのでしょう。
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ハートフックをつけたショックコードを何か腰のある棒などで20cmほどフレーム(パイプ)内に押し込めます。ハートフックの左右に広がった末端がバネ状に開いてフレームに食い込み、ショックコードの引っ張りに耐えるという仕組みになっています。
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新しいものに交換しましたら、まったくガタつきがなくなって、いい感じです。船体を支える重要な骨組みの一つですから、日頃からの点検が大切ですね。
フレーム交換をしてみたいと思っている方の参考になれば嬉しいです。
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直したK6フレームの全体です。バウと呼ばれる船首側はまったく問題ありませんので、これで新品のようになりました。気候が良くなり水温も上がってきていますので、カヤックのシーズン・インを心待ちにしているところです。
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一雨ごとに緑が濃くなって

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昨日からシトシトと雨が降り続いて、肌寒い天気に逆戻りです。この寒さにもめげず、温室の中では先日種蒔きをした豆や花々の芽が少しずつ伸びてきています。茶褐色だった地面にも緑色の占める割合が増え、この雨で一層色が濃くなったような気がします。
桜の蕾が少しずつ色づいて開花の近いことがお分かりいただけますでしょうか。数日後には開花すると思いますので、同じアングルで満開の桜の景色もお届けしたいと思います。
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紅花ヒメコブシも咲きました

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周囲の野山のコブシも白い花をたくさんつけて咲き出しましたが、我が家の紅花ヒメコブシも数日前から咲いています。強い風や雨に当たると花弁がすぐ傷んでしまいますが、この花が咲くと北国の長い冬が終わり春本番の到来を感じさせてくれます。
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白木蓮と蝦夷紫躑躅(ツツジ)

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白木蓮とエゾムラサキツツジも数日前から咲いています。ツツジって漢字で「躑躅」と書くようですが、手書きでは難しすぎて到底書くことは不可能ですね。
北国の街路を彩る一番手がこの花ですが、色具合は濃いピンクからやや紫がかったものまでいろいろあるようです。道央から道東の多くの自治体のシンボルフラワーになっており、留辺蘂町の温根湯温泉にある自然に生育する群落は北海道天然記念物に指定されるほどに見事です。
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チオノドクサ から ヒヤシンス へ

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ゴールデンウィークが近づいてきて、桜の蕾も一気に色づいてきました。弘前は今日が満開のようですから、当地もゴールデンウィークの開幕とともにソメイヨシノが開花するものと思います。
そんなガーデンですが、チオノドクサとクロッカスに代わってヒヤシンスが満開を迎えています。ちょっと前まで厚い雪に覆われていましたが、解け出したらあれもこれも一気に咲き出して、観察が追い付かない状態に嬉しい悲鳴を上げています。(^^♪
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農機具の不調はキャブレターかも

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温室での種蒔きが終わりましたし、気候も良くなってきましたので、いよいよ菜園の準備です。
耕運機を引っ張り出して、オイル交換をし、ミッションにもオイルを補充して準備万端です。スターターを引いて、いざ作業開始という手筈だったのですが、エンジンはかかるものの、すぐ止まってしまいます。チョークを引いて何度繰り返しても同じです。思い当たるとすれば、昨年のシーズン最後にガソリンを抜くのを忘れて、そのままにしていたことです。古いガソリンをそのままにしているとキャブレターに錆や異物が付着して、うまく機能しないことが起こります。
早速、キャブレターを外して、内部をクリーニングです。清掃にはホームセンターで500円程で売っているキャブレタークリーナーを使います。案の定、錆や異物が付着して、これが原因のようですから、クリーナーを吹きつけて歯ブラシで丁寧に洗ってみました。
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キャブレターをもとの状態に戻し、その上にエアフィルターを取り付けて作業完了です。スターターを引いたら一発で起動し、エンジン音も新品時のような快調な音になって、いい感じです。20年ほど使っている二代目のホンダ小型耕運機「こまめF220」ですが、これがないと菜園の作業が成り立たないほどに重宝しています。
有機石灰を撒いて、堆肥をすき込んでから、「こまめ」くんに頑張ってもらいました。あと数回、土を起こしてから畝作りになります。
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そうそう、刈払機や芝刈り機などエンジンを搭載している農機具の不調はキャブレターに原因があることが多いようです。シーズンが終了した段階でガソリンを抜くことが必須ですし、定期的にキャブレターの点検を行うことも大切です。

春風が気持ちいいサイクリング

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悪天候や寒さで延び延びになっていた自転車の初乗り。交換した部品のチェックを兼ねてロードへ繰り出してきました。家を出て、いつもの函館新道を往復するコースですが、気温が15℃前後、薄っすらと汗ばむ程度で春風がとても気持ち良かったです。先月オープンした道の駅「なないろ・ななえ」でアイスクリームを食べたりと、のんびりできるようになりましたので、一段とコースの魅力が増したように思います。
肝心のバイクの方の軽量化はあまり実感できませんでしたが、乗り心地はちょっぴり良くなったかなと思っています。
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『護られなかった者たちへ』 中山七里

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中山七里の『護られなかった者たちへ』を読み終えました。

物語の舞台は震災後の「ヒト・モノ・カネ」が集まっている仙台です。ある日、全身を縛られたまま放置され、餓死させられるという驚愕の連続殺人事件が起きます。一人目は誰もが善人と認める市の福祉保健事務所職員、二人目はこちらも人格者と名高い現役の県議会議員です。 
この連続殺人事件が起きる数日前にこの物語の主人公である利根という男が7年の刑期を終えて出所していました。利根は知人の生活保護申請を巡って塩釜の福祉職員らと口論になり、相手を殴った上に庁舎に火を放ったことで逮捕され、懲役10年の実刑判決を受け、模範囚として7年で刑期を終えていました。物語は、事件を捜査する県警の刑事の人生とも絡んで複雑に進行していきます。
利根と殺害された二人の接点とは・・・思わぬ展開が待ち受けていますし、最後のどんでん返しが凄いです。
これ以上のネタバレはこの小説の面白さや興味を半減させてしまいそうですので、これくらいにさせていただきます。

ミステリーとしても面白いですが、生活保護を巡る日本の社会福祉制度の問題点に着目して物語が構成されていますので、とても骨太で読み応えがあります。おすすめしたい一冊です。

最後に犯人がSNSに投稿していた犯行声明の一部を掲載させていただきます。(P379~380)
『現在の社会保障システムでは生活保護の仕組みが十全とはとても言えません。人員と予算の不足、そして何より支給される側の意識が成熟していないからです。不正受給の多発もそれと無関係ではありません。声の大きい者、強面のするものが生活保護費を掠り盗り、昔堅気で遠慮や自立が美徳だと教え込まれた人が今日の食費にも事欠いている。それが今の日本の現状です。そして不公平を是正するはずの福祉保健事務所の職員の力はあまりに微力なのです。(中略)護られなかった人たちへ。あなたは決して一人ぼっちではありません。何度でも勇気を持って声を上げてください。』
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『ふたご』 藤崎彩織

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直木賞にノミネートされた藤崎彩織の『ふたご』を読んでみました。
ご存知のように彼女は2011年にメジャーデビューした4人組バンド「SEKAI NO OWARI(セカオワ)」でピアノや作詞作曲、ライブの演出などを担当しています。そんな彼女が演奏活動と掛け持ちで5年という歳月をかけて書き上げた一冊だそうです。

主人公は、中学二年生でピアノの道を進もうとしている西山夏子。学校や友達とうまく関係を結べずにいます。そんな時、独自の感性を持つ一年先輩の月島悠介に出会い、何となく惹かれていきます。しかし、月島は進学した高校を「やりたいことがない」と中退し、心機一転で旅立ったアメリカの留学先からも2週間で帰ってきます。ある日、月島はパニック障害になり、それがきっかけでADHD(注意欠陥多動性障害)と診断され精神科に入院します。
その後、徐々に回復し、夏子が大学生になったころ、「バンドをやる」と夢に向かって歩き出します。夏子も月島に振り回されつつもバンドのメンバーに加わり、紆余曲折を経て成功への階段を歩き始めていく、そんなストーリーです。
1部と2部に分かれており、1部は二人の出会いから夏子が高校を卒業するまでのいわゆる青春篇。そしてバンドを結成して仲間が増え、音楽会社の新人発掘部門に見いだされるまでが2部という構成になっています。

私にとって「SEKAI NO OWARI」は、NHKの「紅白」でたまたま聴いたくらいの知識しかありませんし、当然のようにグループや彼女の音楽ファンでもありません。そんな無知な読者ですが、この小説はほとんど「SEKAI NO OWARI」のメンバーや結成に纏わる実話なのかなと思ったりしています。
個人的に物語にはまったく興味が湧きませんでしたが、藤崎彩織さんの文章はシンプルなうえに日本語が綺麗だなと思って読んでいました。次作はもっと素敵なものを読ませてくれそうで、楽しみな作家さんが増えて嬉しく思っています。
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やっとバイクの交換作業完了

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先日から部品の交換をしていたロードバイクの作業がやっと完了しました。
ハンドルやサドルの交換ですから、大したことはないのですが、他にやることがあったりして、結構時間が経ってしまいました。それと自転車屋さんのご主人から「カーボンは無理に締め付けると割れるから慎重にね」って言われていましたので、指定された規定のトルクで慎重に作業をしたせいもあるかも知れません。バイク本体を計ってみましたら、400gほど軽くなっていました。
明日、天気が良かったら試乗してみようと思っています。
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キラキラ星のようなチオノドクサ

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庭や雑木林のあちらこちらで咲き出しているチオノドクサ、これも春の陽射しに良く映える花です。和名は「ユキゲユリ(雪解百合)」と言うのだそうです。語源のように原産地は地中海沿岸から小アジアのようですから、ギリシャからトルコへかけての古代ギリシャ遺跡の傍らに咲いていたら綺麗でしょうね。
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わぁ~、『かがみの孤城』が大賞受賞

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本日午後7時からの「本屋大賞 2018」の模様をライブ配信で固唾をのんで観ていました。
結果は、予想通り辻村深月さんの『かがみの孤城』でした。
投票数はダントツ(651.0点)で、2位(盤上の向日葵 283.5点)に大差をつけての文句なしの受賞でした。
もう嬉しくて、ひとりで祝杯をあげていました。(^^♪
いろいろな文学賞がありますが、「本屋大賞」が一般読者の皮膚感覚に一番近いような気がしますね。
まだ、読まれていない方は、ぜひお読みになってください。
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まるで妖精のよう

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朝は雪で薄っすらと白くなっていましたが、日中は良い天気で雑木林の中のカタクリも気持ちよさそうに花弁を持ち上げていました。みんなお日様の当たる方に向いていて、束の間の春の陽をいっぱいに受けているようです。まるで翼を広げた妖精のようでとても可愛いです。
雪解けとともに、スプリング・エフェメラル Spring Ephemeral(春の妖精)と呼ばれるいろいろな種類の花々が登場してきますね。
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輝く「2018年 本屋大賞」に選ばれるのは・・・

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全国の書店員が選ぶ「2018年 本屋大賞」が、明日4月10日午後7時に発表されます。
今年で15回目になり、有志の書店員で構成するNPO本屋大賞実行委員会が主催しているのだそうです。書店で働く書店員による投票で決めることはご存知の通りですが、今回は全国の504書店、665人の投票があったそうです。以下の10作品がノミネートされていますが、輝く大賞はどの一冊でしょうね。

・『AX』(伊坂幸太郎)
・『かがみの孤城』(辻村深月)
・『キラキラ共和国』(小川糸)
・『崩れる脳を抱きしめて』(知念実希人)
・『屍人荘の殺人』(今村昌弘)
・『騙し絵の牙』(塩田武士)
・『たゆたえども沈まず』(原田マハ)
・『盤上の向日葵』(柚月裕子)
・『百貨の魔法』(村山早紀)
・『星の子』(今村夏子)

私は『崩れる脳を抱きしめて』は読んでいないのですが、他の9冊は読み終えています。
今回はいずれも力作ぞろいで読み応えのある作品ばかりでしたが、そのなかでもピックアップするとすれば、『AX』『かがみの孤城』『屍人荘の殺人』『騙し絵の牙』『盤上の向日葵』かなと思っています。
そして大賞ですが、これは絶対に辻村深月さんの『かがみの孤城』を挙げたいと思います。
中学生が主人公の物語ですが、年代や性別にかかわらず、楽しく読める内容ですし、ストーリーは勿論のこと、ファンタジーやサスペンス、ミステリー要素などがバランスよく組み込まれていて、とても良かったと思います。500頁を超える小説ですが、辻村さんのリズミカルな文章が読んでいて心地よく、読後感も最高でした。もう、輝く大賞はこの一冊以外にはないかなとまで思っています。
皆さんはいかがでしょうか。ハラハラ・ドキドキしながら発表の瞬間を待っています。
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春の陽を浴びて

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今日も風の冷たい一日でしたが、時折のぞく春の陽を浴びてクロッカスなどが花びらを開いていました。「春の妖精」とは上手い表現で、本当に天使が羽を広げたようで綺麗です。これらの春咲き球根の花々が終わると雑木林は新緑の季節を迎えます。
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『七色結び』 神田茜

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講談師の神田山陽のお弟子さんであった神田茜の『七色結び』。こういう楽しい小説は大好きです。
主人公は40代の普通の主婦・矢沢鶴子です。夫は会社員の光太郎。息子は中学生の永亀、そして姑のナナの4人家族です。義父の矢沢永一は数年前に亡くなっています。
彼女は、義父・義母のちょっと華やかな名前の表札の隣に自分たちの「光太郎・鶴子」という時代がかった名前の表札を並べることに躊躇いを感じています。
彼女は、断れない性格から次々と面倒ごとを引き受けてしまうのが常なのですが、ついにはPTA会長までやることになります。これがまた問題続出で大変なことになってしまうのですが、そんな時に姑のナナさんが嵌っているビジュアル系ミュージシャンの会報誌を目にするのです。最初はナナさんのことを呆れていたものの、自分も現実逃避をするかのようにどんどんビジュアル系の深みに嵌っていきます。ミュージシャンの存在を心の支えに硬直化しつつあるPTAを改革しようと奮闘する鶴子さんの活躍が涙ぐましくも痛快です。ストーリーが笑えて楽しいですし、後半には思わぬ展開が待ち受けていますので、ぜひ読んでみてください。軽いタッチですので、すぐ読めちゃいます。
『七色結び』というタイトルは、鶴子さんが内職をしている水引からきています。
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今日の深夜から始まるテレビ・アニメ『ピアノの森』

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ファンクラブの会員になっているピアニストの反田恭平さんからオフィシャルのメッセージが届きました。

それによりますと、4月8日(日)24:10よりNHK総合テレビにて反田さんが応援隊長を務めているテレビアニメの『ピアノの森』が放映開始になるそうです。
反田さんは、物語のキーマンであり、そして主人公の一ノ瀬海(カイ)の先生でもある阿字野壮介のピアノ演奏を担当するようです。このアニメは、演奏だけではなく人間ドラマとしてもとても魅力的な内容になっていますので是非ご覧下さいということです。
ピアニストとしては決して恵まれた環境で育ってきたとは言えない反田さんが『のだめカンタービレ』や『ピアノの森』を読んで音楽の世界を自分の中で広げてきたと仰っているように、このアニメをみて昔ピアノを習っていた人がもう一度ピアノにトライしたり、新たにピアノをはじめてみようと思い立つ人が出てきたら嬉しいと思っているようです。

個人的には、あの『蜜蜂と遠雷』ともリンクするような気がして、放映をとても楽しみにしています。

『ピアノの森』オフィシャルHPからプロモーションビデオをコピーさせていただきました。アニメも楽しみですが、反田さんをはじめ世界的な若手ピアニストの方々の素晴らしい演奏にワクワクしています。

寒そうなカタクリ

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咲くのが早いのか遅いのか分からなくなるほど私のなかの季節感が混乱していますが、数日前からカタクリが咲いています。昨年の記事を読み返してみますと、クロッカスもカタクリも今頃に咲いていますので例年通りなのでしょうが、今年は日陰にはまだ雪が残っていたり、極端に暖かくなったり寒くなったりの繰り返しですから、季節感覚の体内時計が狂っているのかも知れません。
昨日からは薄っすらと白くなるほどにミゾレまじりの雪が降っていますので、カタクリも寒そうですし、花弁を開いたり閉じたりと戸惑っているようです。
2年ほど前の秋に球根を購入して植えたものですが、今年は10株以上も咲いています。芽が出てから長い年月が経たないと花を咲かせないようなことを聞いたことがありますが、この花の種がこぼれて、一面がカタクリの花で埋め尽くされる光景を夢見ています。
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少しだけ軽くなりました

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また、マニアックな話題をお許しください。
行きつけの自転車屋さんのご主人に「ロードバイクは嵌るよ」と言われて、「そんなの自己満足の世界でしょう」と口答えしていたのですが、3年目にしてちょっとだけ「嵌りの世界」に踏み込みそうな気配になっています。
昨年のホイールに続いて、今年はハンドルバー、ステム(入荷待ち)、サドル、シートポストを交換してみることにしました。ハンドルバーはその名の通り自転車のハンドルですし、ステムはハンドルと本体を接続する器具、サドルは座席、シートポストはサドルを支える軸です。このへんはママチャリと一緒です。
私のロードバイクはフレームはカーボンなのですが、今回交換する4点に関しては軽量アルミのものが標準で組み込んでありました。これをすべてカーボンのものに交換しようというのが、今回のプランです。このへんはメーカーが上手く作戦を組んであり、ユーザーが順次交換したくなるような仕組みになっています。まあ、メーカーの手の内に乗せられているような感じです。

自転車屋さんのご主人が繁忙期でとても忙しく、「交換の仕方はyoutubeに沢山でているよ」という言葉に励まされて、自分でやることになりました。工具一式は持っていますので、昨日から交換作業に入っています。トルクレンチでトルクを計りながらの作業ですが、バーテープを巻けば完成というところまでこぎつけました。

ハンドルバーは310gが173gに、サドルとシートポストが590gが474gと羽が生えたように軽くなりました。でも、自分の体重の増えた分はどうなるのでしょうね。(^^♪
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『海馬の尻尾』 萩原浩

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萩原浩の『海馬の尻尾』を読み終えました。

舞台は近未来で、テロで2度目の原発事故が起きてしまった日本という設定です。主人公の及川は粗暴極まりないヤクザで、背中には観音菩薩の刺青、そして身体中に子供時代の虐待の痕と抗争による傷があります。2度目の懲役を終えた及川は酒乱でもあり、組でも持て余されています。ある日、見かねた若頭(かしら)からアルコール依存症を治すように大学病院行きを命じられることから物語が始まります。検査の結果、アルコール依存症だけではなく、反社会性パーソナリティ障害(サイコパス)と診断されます。他の組との抗争から身を隠す必要もあり、しぶしぶ治療プログラムを受け入れて山の中の施設に入所し、そこで様々な患者たちと出会います。その中の一人にウィリアムズ症候群(妖精顔症候群)の少女・梨帆がおり、彼女との触れ合いの中で、及川自身も少しずつ変わっていきます。恐怖心が欠如している男が治療の過程で恐怖心という感覚を覚え、人の顔にも声にも表情があることを学んでいく過程は医学的にも興味深いですし、脳内の認知感情の複雑さというか不思議さには驚かされます。

近未来というこの物語の時代背景において、自衛隊は「自国防衛隊」に改名され、某国で武力衝突を繰り返すという限りなく戦争に近い状況にあります。また同時にフクシマ以上の原発事故後という社会情勢ももう一つの重要なキーになります。読者はこの危機的な社会情勢の中で仕組まれた治療プログラムの本当の意味を最後に知ることになります。500頁に迫る殆どが凄惨な暴力的な描写ですが、全体に喜劇的であり、またミステリー要素もあって読み飽きることはありません。
《図書館からお借りしました》
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クロッカスはもう終盤

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3月下旬から一気に暖かくなったせいかクロッカスなどが一気に咲き出し、ちょっと油断していたら一部はすでに花が萎れかかっています。異常に暖かくなったり、一転して寒くなったりの繰り返しで、植物の世界の季節感が狂っているように思われます。今冬は雪が多く、まだスキーが出来たり、日陰では硬い雪が残っているせいで、こちらの感覚が狂っているのかも知れませんが・・・。
明日は雪模様で冬に逆戻りとか言ってました。せっかく咲いたのに、また雪の下に埋もれるかも知れません。
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犬の滑り止め靴下

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「金さん銀さん」の領域に入っているダッキーですが、歳とともに足の筋肉が弱っているせいか、立ち止まっていると足が開くようになってきました。カーペットのところは大丈夫で、フローリングだけが滑るようですから、人間と同じで筋肉のみならず肉球の潤いが低下しているのかも知れません。
そんなことで、滑り止めの付いた靴下を穿かせてみることにしました。
選んだのは「Skitter」というもので、サイズはXSにしました。後ろ足だけでいいのですが、洗濯時の予備として2セット購入しました。値段は3足数百円の私の靴下にくらべると倍ほどしますので、「犬の分際で・・・」とちょっと嫌味を言ったりしていました。(^^♪

穿かせた感じは、特段嫌がるわけでもなくいい感じです。齢とともに足が開くのは、股関節にもあまり良いことではないようですので、同じような症状をお持ちのワンちゃんの飼い主さんは検討されてみてはいかがでしょうか。
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クリートを交換してみました

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マニアックな話題をお許しください。
4月の暖かさに誘われるようにロードバイクのメッカの函館新道側道にもちらほらロードバイクに乗っている方を見かけるようになりました。私もソワソワしているのですが、その前に器具のメンテナンスということで、まずシューズのクリートの交換をしました。ロードバイクに乗らない方には馴染みのないものと思いますが、スキーでいうところのビンディングのようなものです。
ペダルにくっついている限り痛むものではないのですが、休憩時に歩くものですからご覧のようにアスファルトにこすれて減ってしまっています。消耗品ですから数年毎に取り換えるのがいいのかも知れません。
今までは遊びの大きい黄色(フローティング角度が3度)を使っていましたが、あらたに購入したのは遊びの比較的小さい(フローティング角度1度)の青色のものです。まだ路上では使っていませんが、テストでペダルとの脱着をした感じでは、遊びが少ないせいか黄色に比べてより素早く反応するような気がしました。実際に走ってみましたら、またインプレッションを書いてみたいと思います。
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こちらはクリートカバーです。ラバーで出来ていて、クリートをすっぽりと覆うような構造になっています。アスファルトを歩く際には、これを被せるとクリートの摩耗は避けれますし、滑る危険性も軽減されるようです。早く買っておくと良かったなと思っています。
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2017-2018 スキー・シーズン終了

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今日で2017-2018のスキー・シーズンを終了しました。
スキー場には120cmの雪が残っており4月8日までゴンドラが動いているのですが、これからの1週間で仕事がフリーの日は天気が悪そうですので、今日で終わりということにしました。少し寒気が戻っていますので、ゲレンデ・コンディションは今の時期にしては抜群にいい状態です。今シーズンも本当に楽しい思いをさせていただきスキー場には感謝です。

隔日の仕事と交互の日に滑っていた感じですが、なんとか33回も滑ることができて大満足のシーズンでした。毎回持参して記録していたスキーのアプリによりますと、滑った距離の総延長は966.6km、垂直距離(累積高度)は166784.1mでした。
例えて言いますと、滑った距離は日本列島の半分ほど、高度では成層圏(11km~50km)から滑り降りた感じですから、よくまぁ滑ったものだと思います。

庭や菜園のほうも手を掛けて欲しいと待っているような声が聴こえてきますので、明日からはそちらへシフトしようと思っています。
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『また、桜の国で』 須賀しのぶ

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須賀しのぶの『また、桜の国で』を読み終えました。
昨年の直木賞と本屋大賞の2冠に輝いた『蜜蜂と遠雷』を押さえて、見事に第4回高校生直木賞を受賞した作品ですし、2017年8月から全15回にわたってNHK-FM「青春アドベンチャー」で放送されましたので、ぜひ読んでみたいと思っていました。500頁近い大作ですし、読み応えのある作品で良かったです。

主人公は、ポーランド・ワルシャワにある日本大使館に書記生として着任する棚倉慎(まこと)です。物語の幕開けは慎が乗り込んだワルシャワ行きの電車のコンパートメントです。時代は戦争の色が濃くなる1938年秋のことでした。同じ列車に乗り合わせたユダヤ人のカメラマン、ヤン・フリードマンとひょんなことから同室になります。当時のユダヤ人のおかれた状況は危機的なものでしたし、慎もロシア人の父と日本人の母を持つ混血児という微妙な立ち位置にありましたので、ヤンを見て心を動かされます。
ヤンとの会話の中で、少年の頃にシベリアで保護されて来日したポーランド人孤児の一人、カミルとの思い出が浮かび上がってくるのです。ちなみに、この小説に出てくるイエジ・ストシャウコフスキは実在の人物で、帰国後の1928年に17歳でシベリア孤児の組織「極東青年会」を組織し、自ら会長として活躍したそうです。

のちにこのカミルとも奇跡的に再会するのですが、慎とヤン、カミルの3人は民族や国籍の壁を超え、戦争の惨劇を繰り返してはならないという思いを共有し、1944年のナチス・ドイツの占領に対するレジスタンス「ワルシャワ蜂起」に立ち上がるのです。この「ワルシャワ蜂起」では、20万人にもおよぶ尊い人命が失われ、美しいワルシャワの街も壊滅的な状態に陥ったそうです。
ポーランドとの友誼と現地の人びととの交流を守ろうとする慎の一途な姿、そしてポーランドを舞台にした悲惨な戦闘、ユダヤ人を取り巻く目を覆うほどの惨状など、人間の清濁および歴史の事実を克明に描いた素晴らしい作品でした。

そうそう、この小説にはショパンの『革命のエチュード』が通奏低音のように流れ、重要な役割を担っています。この曲は、時代を遡る1830年にワルシャワがロシアによって制圧された時に起きた「11月蜂起」の際に、パリにいてレジスタンス運動に参加できず敗北感にうちひしがれたショパンが作曲したと言われています。『革命のエチュード』を聴きながら、本書もぜひ読んでいただきたいと思います。
《図書館からお借りしました》
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やっと福寿草が・・・

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最高気温が14℃に達し、雪解けが一気に進みました。菜園など先に雪を解かしたところでは少しずつ乾いてきましたので、土起こしが出来そうな感じになってきました。温室の中の気温も上がっていますので、そろそろ種蒔きをしてもいいかも知れません。
雑木林の下では落ち葉を掻き分けるようにして福寿草が咲いています。今週中頃には最高気温が20℃近くになるような日があるとの予報ですから、週末には咲き切ってしまうのではと心配しています。
ほんの少し前まで寒さと豪雪に悩まされていたのが嘘のように今度は熱中症に気を付けなければいけないなんて・・・なんか変ですよね。人間だけではなく花々も体調を崩さなければいいのですが。
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30回目は春を感じて

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明け方まで強い雨が降っていましたが、西から晴れてきましたので、今日もスキーです。今日で目標にしていた30回をクリアです。
朝方はしっかり締まった雪でしたが、3本くらい滑ったらグジャグジャの荒れた状態になってしまいました。出掛けに高温度用のワックスをアイロンで塗りつけていきましたので、割と滑ってくれましたが、明日から週末にかけてもワックスなしでは厳しいかも知れません。
ゴンドラの窓を開けても暑いくらいで、少し前までの凍えるような寒さは嘘のようです。クローズまであと2週間、汗を拭きながら頑張って滑ろうと思っています。
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道の駅「なないろ・ななえ」オープン

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昨年から建設していた道の駅「なないろ・ななえ」が本日オープンしました。一度は行ってみないとということで、オープン当日に散歩がてら出かけてみました。我が家からは歩いて30分程度ですから、田園風景を眺めながら歩くには最適なコースになっています。

建築・整備に10数億円かけただけあってとても立派ですし、周囲のガーデンテラスを含めて広々と開放感に溢れて、全国に誇れる道の駅の誕生を嬉しく思って眺めていました。来春には敷地内に別棟で小洒落たレストランが完成予定とのことですから一層の楽しみが加わります。個人的にはmont-bell(モンベル)のお店が併設されると毎日でも行っちゃうのですが、そんな話は噂にも出ていませんので、これだけがちょっと残念なところです。

サイクリストのメッカである函館新道に沿っていますし、この道の駅にもサイクル・ステーションが用意されていますので、ロードバイク乗りの方々も多く立ち寄るものと思われます。私もサイクリストの一人として、ここをキー・ステーションにしようと思っています。
周囲には、はこだてワイン、昆布館、ラッキーピエロ本店などがあり、また新幹線駅にも近いですので、多くの方々に立ち寄っていただきたいなと思っています。
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『駐在日記』 小路幸也

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小路幸也の『駐在日記』。ほんわかと温かい感じの小説で良かったです。
昭和50年、関東のとある田舎町の駐在所に赴任してきた簑島周平さんと彼の奥さんの花さんがこの物語の主人公です。周平さんは前任地の横浜では刑事をしていましたし、花さんは同じく横浜の大学病院で外科医をしていました。花さんは医療にかかわる事件に巻き込まれて利き腕である右手に重傷を負い、勤務医を辞めることになります。そんな花さんに静かな暮らしをさせたくて、周平さんは望んでここ雉子宮の駐在所に勤務することにしました。
4編の連作短編のいずれも田舎の出来事や事件に纏わるお話ですが、心優しい周平さんと花さんのとりなしで平穏というか丸く収まって、思わず「良かったね」と声を出したくなります。
文章も読みやすいですし、優しくてほんわかとさせてくれるいい本でした。
《図書館からお借りしました》
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まさに春スキー

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スキーへ行く予定ではなかったのですが、あまりの天気の良さに誘われ、ついスキー場へ足が向いてしまいました。晴天の休日は混雑しますので、お仲間さんへも「3本で帰ります」と宣言したのですが、時間が経過しても意外と混雑しなくて、お昼過ぎまでスムーズにゴンドラに乗り込むことが出来ました。スキー場の積雪は190cmでコンディションはバッチリですが、街中の雪は殆どなくなりましたから、早々にスキーを仕舞い込んだ方が多いのかも知れません。

帰りの道路ではロードバイクで走っている方を数人見かけました。寒いだろうなぁと思いながらも、いよいよロード・シーズンの開幕かなとワクワクしながら眺めていました。私も数日前に新しいパーツ交換のためにショップへバイクを預けています。スキーが終われば、雪山からロードへと駆け出していきます。
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一気に春へ

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1週間ほど前に雪割り作業の様子を報告したのですが、雪解けが進んで一気に春になったような感じです。雪割りの効果は抜群で、畑用の融雪燻炭を撒こうと用意したものの、使わないうちに菜園の雪も殆ど無くなってしまいました。雪の下からはクロッカスや水仙などが芽吹き、北国にも春の足音の近づいていることを感じさせます。
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『キラキラ共和国』 小川糸

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大好きな小川糸さんの『キラキラ共和国』も良かったです。
ツバキ文具店は今まで通りに健在ですし、代書のほうもいろいろな依頼が舞い込んできています。変わったことと言えば、主人公の「ポッポちゃん」こと雨宮鳩子がミツローさんと結婚して守景鳩子になったことと、ミツローさんとともに小学一年生のQPちゃんが家族になったことです。
お隣の明るく元気なバーバラ夫人などに囲まれ、家族三人になった「モリカゲ共和国」のキラキラと輝くような日々を綴っています。ウルウルするような素敵なお話ばかりで、本書を携えて鎌倉の街をのんびり歩きたくなってしまいました。ぜひお読みになってみてください。
《図書館からお借りしました》
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雪割りのほうが疲れます

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やっと25回目を迎えますので、勇んで行ったスキー場。山の上は雲の中なのか靄がかかって視界が殆どきかない状態でした。おまけに湿り気を帯びた新雪が薄っすらと積もり、これが滑らなくて散々でした。午後も滑るつもりでしたが、意気消沈して午前中で退散してきました。
自然が相手ですからいろいろな日がありますね。
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スキーはあまり筋力や有酸素の運動にはならないような気がしていますので、昼食後は運動を兼ねて雪割り作業です。このところの暖気でだいぶ解けてきましたが、それでも深いところで私の腰くらいほどの積雪がありますからやり甲斐があります。塊状にして空気層を作っておきますと雪解けが早まりますし、明後日からの一層の暖気にも期待が持てます。
平年の3倍以上もの豪雪になりましたが、春は確実にやってくるものですね。(^^♪
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映画『北の桜守』

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吉永小百合ファンのひとりとして観たいと思っていた『北の桜守』、映画館へ足を運んできました。ストーリーはほぼ知っていましたので、泣くほどではありませんでしたが、我が北海道を舞台にしただけに映像がとても綺麗でこちらは感動的でした。キャストも超豪華で吉永小百合さんの他に、堺雅人、篠原涼子、阿部寛、佐藤浩市さんなどそうそうたる顔ぶれです。ちょっと面白かったのは、主だった場面でケラリーノ・サンドロヴィッチという方の演出による舞台演劇パートにシーンが移行する手法を用いていたことです。実写と演劇の両方を楽しめますし、重層的な効果も期待できますので、個人的にはアリかなと思って観ていました。それにしましても吉永小百合さんはいつ観ても品があって綺麗ですね。(^^♪

そうそう、忘れていました。映画の中で小百合さんと堺さんの親子が旅をするのですが、私の町の近くにある「せたな」町の「太田山神社」にも参拝で訪れるシーンがあります。もちろん地名や神社の名前などは出てきませんが、この神社が「日本一危険」とか「日本一過酷」などといわれる場所にあります。目がくらむような断崖絶壁の上にあり、地元の人でもあまり登らないのですが、堺さんはともかくとして小百合さんが登られたことに驚いています。水泳もお上手ということは聞いていましたが、相当に身体を鍛えているのですね。

ぜひ映画館へ足をお運びになってご覧になってください。
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お綺麗な小百合さんを観たことですし、そのまま帰るのも勿体ないので、近くの国際ホテルでランチです。家内が小百合さんのような体型を目指しているわけではないのでしょうが、「薬膳ランチ」を頼みましたので、私もお付き合いです。野菜たっぷり、薄味でとても美味しかったです。
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晴滑雨読

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「晴滑雨読」・・・雨が降ったら本を読んで、晴れたらスキー

昨日までの風雨は嘘のように晴れ上がりましたので、今日は朝からスキーです。昨日は雨で気温が高かったので予想はしていましたが、思った通りのゲレンデ・コンディションでした。駐車場は歩くのも大変なスケートリンク状態、ゲレンデも同様にカチカチなうえに氷の塊がゴロゴロと凄いものがありました。これなら本を読んでいた方が良かったかなと思いましたが、「晴滑」と決めた以上はノルマを達成しないといけませんもね。さすがに脚が疲れました。(^^♪

そうそう、ここ七飯スノーパークはクローズが4月8日(日)まで延長になりました。今シーズンは雪がたっぷりとありますので、暖かい陽光のもとのんびりと春スキーが楽しめそうです。
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『サハラの薔薇』 下村敦史

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下村敦史の『サハラの薔薇』、面白くて一気読みです。
エジプト考古学が専門の大学准教授の峰という男が主人公です。エジプトで発掘調査中に悲願だった王家の墓を見つけたところから物語が始まります。しかし、石棺の中にあったのは、古代王家のミイラではなく、死後数ヶ月しか経ってないミイラ状の死体だったのです。しかも、考古学的には何の価値もないそのミイラ状の死体が武装グループによって強奪されるという不可解な事件も起こるのです。失意のうちにフランスからの要請による講演に旅立つのですが、その飛行機がなぜか航路を変えてサハラ砂漠に墜落します。わずかに生き残った人々と、オアシスを目指して決死の脱出を図るのですが・・・。
ここからの延々と続くミステリー要素をたっぷり含んだサバイバル・ストーリーが凄いです。
下村さんのいずれの作品も単なるエンタメで終わることはないのですが、本作も世界レベルの大きな社会問題が底流に流れていて、読者は最後にその提起の意味を知ることになります。
サハラ砂漠やアルジェリアの古都を一緒にサバイバルで生き延びるスリリングな臨場感も味わえますし、「オクロの天然原子炉」という耳馴れない不思議な地質学的現象を知ることも出来ますので、面白い一冊でした。
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『屍人荘の殺人』 今村昌弘

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今村昌弘の『屍人荘の殺人』。今期の本屋大賞の10作品の一つとしてノミネートされているだけあってとても面白かったです。

まずもって怪しげな装丁と『屍人荘』というタイトルからして怖そうな印象を受けます。表紙を捲りますと冒頭に本書の登場人物(16名)の紹介と、舞台となる3階建ての山荘の見取り図などが掲載されています。
物語は大学のあるサークルの夏合宿という設定です。この豪華な山荘に集った仲間たちは、思いがけない事件で山荘内に閉じ込められることになり、その中で身の毛もよだつような凄惨な連続殺人事件が起こります。
ミステリーでいうところのいわゆるクローズド・サークルという王道設定なのですが、この小説はそれにとどまらない奇想天外というか斬新な展開が用意されています。あまりにも展開が凄すぎてミステリーとして収拾がつくのかハラハラしますが、最後は謎解きのピースが見事に嵌るところはさすがと思いました。
詳しいことを書いちゃいますと読む楽しみがなくなってしまいますので、これ以上詳細は書きませんが、ホラー要素あり、本格的なトリックあり、そしてミステリーとしても超一級で抜群に面白かったです。
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リフトの下は足がつきそう

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今日も家内と一緒に七飯スノーパークでした。
積雪は10cm下がって220cmになっていましたが、明日以降の雨と暖気でさらに減るかもしれません。クローズまで20日あまりになりましたが、この積雪量の感じではいいコンディションのまま終われそうです。
写真は高速リフトの吹き溜まりになっているところです。支柱部分が埋まってしまいチェアが雪の壁の間をすり抜けて登って行きます。スキーの先が雪面に引っかかったら大変なことになりますから、管理する方は除雪などに神経を使っちゃいますね。

そうそう、昔のスキー場の一人乗りリフトでは、乗り損なったり、途中で落ちたり、乗りながら雪面を滑ったりしたことがありました。スピードは速足くらいのノロノロでしたし、乗り場・降り場で減速をしませんでしたから、信じられないようないろいろなハプニングが起きましたね。
リフトがあるだけで「凄~い」と思った時代ですもね・・・。(^^♪
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『俺はエージェント』 大沢在昌

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大沢在昌の『俺はエージェント』を読んでみました。
装丁の面白そうな絵と題名、そして帯の「007になりたい俺と時代遅れの老兵たちの決死の大作戦」という言葉に惹かれて読み始めたのですが、私にはちょっと期待外れの一冊でした。

1960年代の東西冷戦を背景にしたジェームズ・ボンドが活躍する007シリーズ。それに続く二番煎じともいえるB級スパイ小説好きが高じてエージェント(工作員ないし諜報員の意)に憧れる三十間近いフリーターの村井という青年が主人公です。行きつけの大衆居酒屋で常連客の白川というお爺さんと自称・推理作家の大西という男らと一緒にスパイ談議に花を咲かせていると、白川に一本の電話がかかってきます。その電話によって主人公・村井の平凡な日常は終わりを告げることになります。それは23年ぶりに復活した「コベナント」という極秘ミッションの発動だったのです。
村井と白井という40以上も歳の差のある迷コンビが、このミッションによって本格的な工作・諜報の世界に投げ込まれ、次々と襲いくる陰謀や危機に立ち向かっていきます。全体に登場人物などからしてユーモラスで漫画チックなのですが、現代の複雑にして混沌とした世界情勢と日本の世相の捉え方は真面目で的確であり、彼らシークレット・エージェントの活躍が何となくすんなりと受け入れられるのですから不思議です。ただ、最後まで誰が味方なのか敵なのか判然としない500頁超の長編、少し読み疲れの否めない一冊でした。
《図書館からお借りしました》
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『百貨の魔法』 村山早紀

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村山早紀の『百貨の魔法』を読み終えたところです。この本も星5つあげてもいいくらいに面白い小説でした。前作の『桜風堂ものがたり』の銀河堂書店も、この星野百貨店のテナントとして登場します。

風早という街の商店街にある老舗デパートの星野百貨店が物語の舞台です。全国どこの百貨店も同じでしょうが、この星野百貨店も御多分にもれず、時代の波には抗しきれずに閉店が近いのではと噂されています。そんな星野百貨店には金色と銀色の目を持つ幻の白い猫が住んでいて、人々の願い事を叶えるという魔法のような都市伝説があります。百貨店のエントランスに桜の花びらが舞い込む季節、コンシェルジュ・カウンターに芹沢結子という謎めいた女性が就任します。さあ、そこから魔法にかけられたような店員たちの不思議な物語が動き出します。

私のなかのデパートというと函館の『棒二森屋』です。1869年(明治2年)に『金森森屋洋物店』として創業したのが始まりですから、創業150年の老舗中の老舗ということが言えると思います。郊外に大型の本州系大型スーパーが相次いで進出したことなどがあり、1980年代から急速に売り上げを落とし、ついにダイエー傘下に入ったのち、1994年に運営していた『棒二森屋』株式会社は清算・消滅しました。現在もイオン系列として名前はそのままに営業していますが、本館建物の老朽化が激しく、取り壊しを含めて議論されているようです。

・・・60年近くも前の昔々の『棒二森屋』でのお話です。
ハレの日に母に手を引かれてエントランスを通り抜ける感じは、大袈裟に言うとディズニーランドに入り込むような高揚感に溢れたものだったように思い出しています。化粧品、皮製品、高級たばこ、そして地階から立ち上ってくる食品の匂いがまじりあって、何ともゴージャスな雰囲気に溢れている空間に胸が高鳴った記憶があります。書店は勿論のこと、スポーツ用品、小鳥などのペット、楽器などなど何でも揃っていましたし、美味しいものばかりでなかなかメニューを決めきれなかったデパートの食堂、そして極めつけは屋上の遊園地でしたね。そうそう、最上階には小さいながらも映画館もありましたよ。

デパートを一歩外に出ても電車道路には行き交う人で溢れ活気に満ちていました。現在は、櫛の歯が欠けたように空き地が目立ち、シャッターを下ろすお店が増えて、人通りも途絶えている『棒二森屋』界隈ですが、賑やかだった時期を知っているだけに何とも寂しい限りです。私のなかの昭和はどんどん遠くなりつつあります。

・・・再び本の話に戻って。
この『百貨の魔法』も、本屋大賞を受賞して欲しいなと思っています。
あなたの中のキラキラするような思い出のデパートを蘇らせてくれる素敵な一冊です。
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みんな雪の中・・・

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土・日はスキーに行かないのですが、数日来の悪天候と酷い道路状況のせいで急遽仕事がフリーになりましたので、ホームグラウンドのスキー場へ行ってきました。
3本目までは雪面が全く見えない靄(もや)と滑らない雪に難儀したのですが、4本目のゴンドラを降りたらご覧の晴天が待っていました。快調に滑り降りられたのは良かったのですが、ゴンドラ乗り場は長蛇の列。(長蛇と言いましても、乗り込むまでに待つのは10分程度なのですが・・・)
閑古鳥の平日のスキー場に慣れている身には堪えますので、結果的に5本だけ滑って、11時前には切り上げました。
土・日のスキー場は、学生さんや普段働いている若者ファーストかなと思いつつ、スキー場をあとにしました。
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『緑の庭で寝ころんで』 宮下奈都

宮下奈都さんのエッセイ『緑の庭で寝ころんで』を読み終えました。
福井新聞社『fu』で4年間連載した「緑の庭の子どもたち」が収録されているほか、本屋大賞受賞に纏わることなど宮下さんの思いが詰まった宝石箱のような一冊です。
特に北海道十勝のトムラウシ山麓で家族とともにお過ごしになった一年間の日々の営みが、ふんわりと優しくて心に残っています。かけがえのないご家族に囲まれ、優しいお人柄の宮下さんから生まれるべくして生まれた『羊と鋼の森』。もう一度、緑の庭で寝ころんで読んでみたくなりました。
《図書館からお借りしました》
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数年に一度の猛吹雪・・・

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テレビのテロップで、北海道は「数年に一度の猛吹雪のおそれ」がありますから、不要不急の外出は避けるようにと盛んに報じられています。公立の学校の殆どは休校になったようですし、JRなど道内の交通機関はほぼマヒ状態に陥っているようです。
私も昨日の仕事帰りに団地内の道路で埋まりかけて大変な目に会いました。幸い除雪車がすぐ近くにいて、何とか家まで辿り着きましたが、こんなことは初めての経験です。
温暖化によって北極海とりわけベーリング海の海水温が上がって、この冬のような異常現象が起きているようですが、これからも同様の冬シーズンを迎えると思うと気が重くなってしまいます。
除雪費用が自治体の財政を圧迫するでしょうし、若者の減少によって肝心の除雪車などのオペレーターが不足することも現実味を帯びていますから、将来はどうなるのかと心配になってきます。
昔の豪雪地帯みたいに、車は使わずに、秋にひと冬の越冬野菜や干物の魚を準備して、じっと冬ごもりをするような生活なら生きながられるかも知れませんが・・・まあ、無理でしょうね。
こんなにも春が待ち遠しい冬も久しぶりです。
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キレキレのダンスが凄い登美丘高校ダンス部「This is Me」

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紅白歌合戦に初出場したあの大阪府立登美丘高校ダンス部のキレキレのダンスの動画を見つけました。
しかも踊っている曲が、数日前に拙ブログで紹介した映画『グレイテスト・ショーマン』の主題歌で、第75回ゴールデングローブ賞に輝いた「This is Me」です。カーラ・セトルさんの魅力的な歌声に合わせて踊る総勢72人のパフォーマンスが凄いです。ダンス部部長の伊原六花さんは芸能界入りだそうです。

日本語に訳された詩の一つひとつの言葉が心に響いてきます。「みんな違うから輝くんだ」・・・なんとなく素敵なフレーズですね。(^^♪

youtubeに掲載された動画をコピーさせていただきましたので、ぜひご覧になってください。

 

本数だけは今シーズン最多かな

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天気予報ではまあまあの空模様のようですから、今日もホームグラウンドのスキー場へ日参です。
期待に反して天気が良かったのは朝の1本だけで、午前中は曇って雪面が良く見えない状況が続いてあまり芳しいものではありませんでした。そんな状態でしたが、昼食の午後1時まで4時間、ゴンドラ(3319m)と高速リフト(1766m)をぶっ通しで滑って、合わせて15本を数えました。
昼食後は打って変わって良い天気になり、午前中でお帰りになったお仲間さんには申し訳ないのですが、午後は最高のスキー日和になりました。つい、得をしたような気持になり、結果的には2時半過ぎまで滑って、今シーズン最多の21本も滑ってしまいました。
アプリのski tracksのデータによりますと、累積の垂直降下(高度差)が10,000mを超えていましたから、一日でエベレストの頂上よりも遥かに高いところから滑り降りた計算になります。
ただ、滑っている正味の時間は1時間余りで、残りの4時間半は椅子に腰かけているだけですから、偉そうなことは言えないのですが・・・。

ふふ・・・Schi Heil (スキー万歳)です。(^^♪
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『たゆたえども沈まず』 原田マハ

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原田マハの『たゆたえども沈まず』。これも面白かったです。

まずもって『たゆたえども沈まず』というタイトル。小説の中でゴッホが呟く言葉なのですが、ラテン語で「Fluctuat nec mergitur」と綴るようです。パリ市民であれば誰でも知っているもので、もともとはセーヌ河の船乗りたちのお守りみたいな言葉で「どんな困難があってもたゆたいながら、沈まず負けずに踏ん張る」という意味なんだそうです。

物語は、あのフィンセント・ファン・ゴッホの弟のテオドルス・ファン・ゴッホが一人目の主人公。そしてもう一人は明治初期に単身渡仏した実在の美術商・林忠正の開成学校の後輩で、後に彼の助手となる加納重吉という架空の人物です。兄弟愛で結ばれた弟・テオドルスから見た兄・フィンセントの話を縦軸に、日本文化や美術の紹介に努め高い見識を備えた林忠正を傍から見つめる加納重吉の話を横軸に物語は進んでいきます。
印象派やポスト印象派の画家たちに影響を与えたジャポニスムの仕掛け人である林忠正ですが、良く知られているゴッホ兄弟の物語に豊かな彩りを添えています。表紙の装丁画に使われているニューヨーク市近代美術館(MOMA)の名作「星月夜」は、4人の思いが手繰り結び合って描かれたという設定で物語はドラマチックにフィナーレを迎えます。なお、この作品は、1889年にサン・レミ・ド・プロヴァンスのサン・ポール・ド・モゾル修道院の精神病院での療養中に描かれたものです。

現在、京都市でゴッホ展『巡りゆく日本の夢』が開催されていますが、あわせてご覧になると楽しいと思います。
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白銀にいだかれて

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今日も家内とともにスキー場です。
私は20回の節目、家内は6回目です。2月末でやっと20回来ることが出来ました。
天気が良かったのは朝の1、2本だけで、あとは曇りがちで時折粉雪の舞う天気でしたが、昼頃までゲレンデが荒れることもなく、比較的よいコンディションでした。

今日も全国の多くのスキー場で沢山の方々が滑っておられることと思いますが、私たちも白銀の世界に戯れることが出来る幸せを感じて過ごしています。豪雪で何かと大変ですが、スキーがある限り雪国に住んでいて良かったなと思っています。(^^♪
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歌も踊りもワンダフルなミュージカル映画

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ミュージカル映画『The Greatest Showman グレイテスト・ショーマン』を観てきました。
歌も踊りも最高にワンダフルで、ミュージカル好きにはたまらない映画でした。

「地上でもっとも偉大なショーマン」と呼ばれた19世紀アメリカの実在の興行師フィニアス・テイラー・バーナムの半生を描いたミュージカルです。貧しい家に生まれ育ったフィニアス、幼なじみの名家の令嬢チャリティと結婚し、妻と二人の娘を幸せにするために努力と挑戦を重ねます。やがてさまざまなオンリーワンの個性をもちながらも日陰に生きる人々にスポットライトを当て、誰も見たことがない華やかなショーを作り上げます。さらにイギリスのオペラ歌手ジェニー・リンドを迎えて全米を魅了するショーを繰り広げて事業は大成功をおさめます。しかし、そんな彼の進む先には、これまで築き上げてきたものすべてを失いかねない大きな波乱が待ち受けています。

本当に「夢が踊りだす」・・・そんな素晴らしい映画です。
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映画から帰って来て、平昌オリンピックのフィギュア・スケートのエキシビションを見ていましたら、最後に全員で滑るフィナーレで、この映画の主題歌「This is Me」が使われていて驚いてしまいました。全9曲のミュージカル・スコアは『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞を受賞した音楽チームが担当したようです。「This is Me」は、たとえ世間の人達から何と言われようと、誇りを失わずにありのままの自分でいることの大切さを謳いあげた曲のようです。
映画のエンドロールにもこの曲は流れていましたが、もう魅了されっぱなしでした。(^^♪

Youtubeにプロモーション・ビデオがありましたので掲載させていただきます。

 

毎日が雪かき筋トレ

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毎日雪が降り続いている北海道南部です。
今日のスキー場は目まぐるしく空模様の変わる不安定な天候で、乗っていた高速リフトが2度ほど緊急停止したのはそのせいだったのかも知れません。私がホームグラウンドにしているこのスキー場は2mをゆうに超える積雪でベストですが、町内のもう一つのスキー場は雪崩の恐れがあるということで、数日後には早々に今シーズンの営業を終了するようです。子供の頃から行っていたスキー場ですが、こんな事態は初めてのように思います。

朝に雪かきをしてからスキーに出かけたものの、帰ってきたらまた積もっていて雪かきをする羽目になってしまいました。スキーと雪かきで毎日筋トレをしているような感じです。ジムに行かずに筋トレが出来るのは雪国に住んでいる者の特権でしょうか。(^^♪
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『AX アックス』 伊坂幸太郎

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伊坂幸太郎の『AX アックス』も面白かったです。
主人公の「兜 (殺し屋ネーム)」は超一流の殺し屋ですが、家では妻に頭が上がりません。同業者の殺し屋からも「こんな恐妻家だと知ったら、がっかりするやつもいるだろうな」と言われるほどですし、一人息子の克巳も父の弱腰にはあきれています。まして「兜」の昼の顔は普通の文具メーカーの営業マンですから、家族は「兜」がそんな恐ろしい裏稼業をしているとは夢にも思っていません。
克巳が生まれた頃から、「兜」はこの仕事を辞めたいと考えていましたが、この仕事から抜け出すのは簡単ではなく、仕方なく続けています。

物語の中盤までは「兜」を中心に、中盤以降は不慮の死を遂げた「兜」と、歳月を経て家庭を持つようになった克巳がランダムに時間を行き来しつつ交互に語るような形で核心へと進んでいきます。そして、最後のオチが凄いです。

これ以上書きますと、この小説の面白さを奪ってしまいますので、このへんで終わりにしますが、スリリングかつユーモラス、そしてどこか優しさを感じる伊坂ワールドをお楽しみいただければと思います。
《図書館からお借りしました》
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