カテゴリ:
池井戸潤の『陸王』、最高に面白くて約600頁を一気読みです。池井戸ファンですが、この一冊はその中でもダントツに面白いと思います。星5個なんて言わず10個あげてもいいくらいです。

物語の舞台は、埼玉県行田市にある100年の歴史をもつ老舗足袋メーカー「こはぜ屋」。従業員20名の零細企業を切り盛りする社長の宮沢はジリ貧の現状を打開するため、伝統的な足袋製造と並行して新規事業に挑むことを決意します。それは地下足袋作りのノウハウを生かしたランニングシューズ「陸王」の開発です。社内にプロジェクトチームを立ち上げ新たな船出をしますが、その前には零細企業ゆえの様々な難しい問題が立ちはだかります。
とにかく面白いですから、お後はぜひ読んでみてください。

この小説のモデルは、行田市にあって足袋一筋で3代続いている老舗メーカー「きねや足袋」という会社らしいですね。「無敵」という名のランニング足袋を売り出しているようです。
PB160004
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ