『陸王』 池井戸潤
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物語の舞台は、埼玉県行田市にある100年の歴史をもつ老舗足袋メーカー「こはぜ屋」。従業員20名の零細企業を切り盛りする社長の宮沢はジリ貧の現状を打開するため、伝統的な足袋製造と並行して新規事業に挑むことを決意します。それは地下足袋作りのノウハウを生かしたランニングシューズ「陸王」の開発です。社内にプロジェクトチームを立ち上げ新たな船出をしますが、その前には零細企業ゆえの様々な難しい問題が立ちはだかります。
とにかく面白いですから、お後はぜひ読んでみてください。
この小説のモデルは、行田市にあって足袋一筋で3代続いている老舗メーカー「きねや足袋」という会社らしいですね。「無敵」という名のランニング足袋を売り出しているようです。
コメント
コメント一覧 (2)
ご無沙汰しておりますが、お変わりございませんか。
「陸王」お読みいただいて、面白かったようで良かったと思っています。
siさんとお会いした時にいろいろとお話を伺い、とても大変な思いをされたことを我がことのように心に留めておりました。でも所詮は私はサラリーマンですから、その大変さの本質は分からないと言った方が正確かも知れません。
いろいろと困難なことがあったと思いますが、8月で清算ということですので、本当に良かったですね。肩の荷がおりたことでしょう。
雪が融けるころになりましたら、また一緒に山に登りましょうね。
私は冬でも鍛えていますが、siさんも負けずに鍛えていてくださいね。(笑)
お元気でお過ごしください。お会いできる日を楽しみにしています。
やっと順番が来て、陸王読みました。面白かったです。しかし毎度思うのですが、池井戸潤の小説は身につまされますね。
中小零細企業の悲哀がリアルに書かれておりまして、業種は違いますが、重苦しい気分になってしまいます。
最後はハッピーエンドなのですが、小説とは違い、現実はなかなかそうはいかないですねぇ。
私の会社もかろうじて倒産はまぬがれました、今年の8月で清算終了となります。
負債はなくなりましたが、社員をはじめ、たくさんの方々に迷惑をかけてしまいました。
小説にも書いてありましたが、やはり、経営者の能力が問われるのでしょうねぇ。