木内克の猫 (テラコッタ①)
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テラコッタというのはイタリア語で「焼いた土」という意味で、粘土を素焼きしたものです。木内は1921年(大正10年)、29歳の時に渡欧し、パリに10年余り滞在して彫刻を学ぶのですが、たまたま古代ギリシャのテラコッタの小型彫像「タナグラ人形」をみて、テラコッタの持つおおらかで暖かな魅力に取りつかれたようです。帰国後も上野にアトリエを構え、ブロンズ彫刻などとともにテラコッタ作品も多く生み出しました。
土の持つ独特の暖かさと日向で気持ちよさそうに微睡む猫の表情とが相まって何とも仄々とした作品と思います。
コメント
コメント一覧 (2)
siさんは猫が大好きでしたもね。このギャラリーを紹介する際も、siさんが喜んでくれるだろうなぁと思っていました。藤田嗣治もカラーエッチングが2枚あったのですが、現在は1枚だけ残っています。いずれ紹介したいと思っています。古い招き猫などの置物も沢山ありますので、楽しみにしていてくださいね。
明日、北海道にお帰りになるのですね。siさんは北海道の水が合っていますので、お帰りになるとホッとすることでしょう。明日もちょっと吹雪模様ですからお気をつけてお帰りになってください。お家はきっと凄~く寒いですよ。お元気で。
ネコ、いいですね。私はネコ大好きです。以前、札幌で藤田嗣治のネコの絵を観たことがありますが、何匹ものネコがじゃれあっているような絵で目が廻りそうでした。このテラコッタ?のネコは、気持ちよさそうに寝ていて、ぼのぼのとしますね(笑)この後どんなネコが登場するか楽しみにしています。
やっと明日、北海道に帰れます。今回は、いろいろあって疲れました。楽しみにしていた美術館巡りも、本所の北斎美術館しか行かれませんした。東京のひとゴミ?と、乾燥した寒さで、とうとう昨日からクシャミ、ハナミズ、ハナツマリです。北海道の景色をみるとなおります。たぶんきっと(笑)