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一昨日の朗読劇のあとに元町にある「茶房・無垢里」を訪ねてみました。母屋は昭和初期、棟続きの蔵は明治期のものといわれていますので、近くの弥生小学校で代用教員をしていた啄木もこの家の前を通って、この家並みを眺めていたのかも知れません。
いろいろな変遷を経て、現在のオーナーの手に渡り、昔の面影をとどめつつ整備がされて、現在は茶房兼住宅として活用されています。私たちもこの落ち着いた空間が好きで何度か足を運んでいますが、この分厚い壁に囲まれた蔵の中に入りますと、心が鎮まるような何ともいえない気持ちになります。
今日のお昼は、「おでん」と「おにぎり」、そして「めんこい田舎しるこ」のセットです。「おでん」は味が良くしみて美味しかったですし、大きな「おにぎり」も紅鮭の塩加減が絶妙で最高でした。これだけでも大満足なのですが、「田舎しるこ」がまたワンダフルでした。小豆の粒々がつぶれない程度にふっくらとしており、とても美味しかったです。隠れるように入っている小さなお餅には程よく焦げ目がついていて、この香ばしさと「しるこ」の甘さが絡んで憎いです。
BGMは、ヘイリー・ウェステンラと思ったのですが、透明感のあるきれいな女性ボーカルが静かに流れていて、この和と洋の折衷も函館らしい雰囲気を醸し出しています。
函館にお出でになりましたら、ぜひ訪ねてみてください。
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