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2012年06月

河村尚子ピアノ・リサイタル

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函館市芸術ホールでの河村尚子ピアノ・リサイタルへ行ってきました。演奏曲目はモーツァルト:ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調 K.332、シューベルト:さすらい人幻想曲ハ長調D.760作品15、メンデルスゾーン:「無言歌集」より第4巻作品53、シューマン:フモレスケ変ロ長調作品20などでした。平成23年度(第62回)の芸術選奨の文部科学大臣新人賞を受賞しただけあって素晴らしい演奏でした。特に印象に残ったのは1曲目のモーツァルトのK.332で、有名なトルコ行進曲付K331に続けて書かれた傑作ですが、今まさに伸び盛りの彼女らしい清々しい好演奏でした。また、最後のシューマンのフモレスケ変ロ長調も各地で絶賛を浴びている彼女の十八番らしく、うっとりと聴き惚れてしまいました。素晴らしいリサイタルでした。

ギリヤーク尼ケ崎 北海道公演

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標題のように毎年恒例になっているギリヤーク尼ケ崎さん(81)の北海道公演が7月1日の苫小牧を皮切りに始まるとの報道が北海道新聞に掲載されました。

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                《北海道新聞6月26日付より引用》

函館出身でしかも高校の大先輩でもありますので、20年ほど前から函館での夏公演を楽しみにしています。20年の間に、膝を悪くしたり心臓にペースメーカーを入れたりしましたが、あまり衰えたような印象は受けませんし、より一層円熟味が増してきたように思っています。函館は大野一雄(1906-2010)という世界的な舞踏家を輩出していますが、ギリヤークさんもパリやニューヨークなどの公演で絶賛されています。

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2009年には街頭公演40周年記念の映画も制作され、そのDVDも一般に発売されました。私はギリヤークさんから直接購入したのですが、わざわざお電話をいただき、送られてきたDVDにはご丁寧な手紙と絵葉書が添えられていました。函館公演の際にも少しだけお話をさせていただくことがありますが、とても心遣いの細やかな優しい方です。

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一緒に添えられていた絵葉書です。私の名前も書いて下さっていました。函館公演は7月15日ですし、道内各地での公演を予定していますので、ぜひご覧いただければと思います。

函館 「ボンザミ」

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今日のお昼は函館の西部地区にありますレストラン「ボンザミ」にしました。4月のバル街以来になります。
シェフお勧めの子羊の煮込みにしましたが、ランチでこれだけ美味しいお料理を食べさせてくれるお店は少ないのではと思います。小さなお店で分かりにくいと思いますが、宝来町電停で降りて高田屋嘉平の銅像の真ん前です。

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芹沢銈介展

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昭和31年に重要無形文化財「型絵染」保持者に認定された芹沢銈介(1895-1984)の個展が道立函館美術館で開催されていますので行ってきました。国内外でいまなお高い評価を受けている芹沢銈介の作品をとても楽しみにしていました。着物や暖簾などが多数展示されていましたが、斬新な色彩と構成で作り上げられた作品に魅了させられました。

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風景、人、道具などをモチーフに多くの作品を生み出していますが、特に「いろは歌」や「春夏秋冬」など文字を題材にしたものに素敵な作品がありました。    《写真はガイドブックからの引用です》


たまにやる男の料理 「筑前煮と焼き鮭の香味ソース」

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今日は仕事のない日ですし、雨が降って庭作業も出来ませんので、自分の好きな料理を作ってみることにしました。一つは煮物の定番「筑前煮」、もうひとつは「焼き鮭の香味ソース」にしました。

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北海道では大晦日に「旨煮」を作りますが、「筑前煮」はそれに比べると簡単で、私でも1時間ほどで出来上がりました。今回初めて「鍋の油ならし」という前処理をしたのですが、鶏肉を炒めるところで焦げ付かずに上手く炒めることが出来ました。根菜がたっぷりで煮物はいいです。

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もう一品は「焼き鮭の香味ソース」です。スーパーで今が旬の時鮭が安く出でいましたので、2切れほど買ってきて作ってみました。鮭は小麦粉をまぶしてフライパンで焼くだけです。香味ソースは醤油(大2)、レモン果汁(大2)、水(大1)、砂糖(小1)、おろし生姜(少々)、万能葱のみじん切り(大4)、唐辛子(1本)を混ぜて前もって作っておきます。この手の物は簡単で美味しく出来ますので、私は気に入っています。

たまにやる男の料理 「ミートボールのホワイトシチュー」

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本当にお恥ずかしいくらいに「たまにやる」男の料理なのですが、今回は標記の「ミートボールのホワイトシチュー」にしてみました。今の時期にシチュー・・・と思ったのですが、中に入れる野菜のカブが当地では最後のようで、それではということになりました。

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ミートボールは豚赤身の挽肉を使い、玉葱(小1個)、バター、パン粉、牛乳、白ワイン、ナツメグそしてセージのみじん切りをなどを加えて団子にしました。250gの挽肉を使いましたので、6個の大きな団子になりました。少なめの煮汁(300ml)で団子を軽く煮て、それにカブ、人参、シメジなどを加えて更に15分ほど煮ます。煮上がったら牛乳を200ml加え、別に用意しておいたブールマニエ(バターと小麦粉各大匙2程度)を煮汁で溶いてから加えて出来上がりです。仕上げに生クリームを大匙3程度加えるとより美味しくなります。私はサワークリームを使いましたが、これも美味しいです。調理時間は段取りから完了まで1時間ちょっとですので、割と簡単で「男の料理」として何度でも作れそうです。ミートボールはチキンでもいけそうですし、セージが無ければパセリでも大丈夫のようです。

幕張メッセでの学会

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幕張メッセで開かれ仕事関連の学会に出席してきました。幕張は何度も来て良く知っているところですが、数年前と殆ど変っていませんでした。ただ海浜幕張駅から会場までの歩道が先の大震災の液状化で、段差が出来たり、波打ったりしていて、その凄さに驚いてしまいました。

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都内のホテルの会場ですと数人の知人に会うのですが、この会場は広く、また参加者が数千人もいますので、殆ど会うことが出来ませんでした。2、3の興味のあるシンポジウム、セミナーに参加しましたが、進歩のスピードが速く、学会に参加しないと「浦島太郎」状態になってしまいます。関連機器の展示ブースも、毎回画期的な機器が出品されて凄いと思います。

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葛飾北斎展

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セザンヌは日本美術には関心がなかったと言われていますが、彼の作品「サント・ヴィクトワール山」などに葛飾北斎の「富嶽三十六景」の影響を受けた可能性を指摘する説もあるようです。ということで日本橋の三井記念美術館で開催されている「北斎展」に足を運んでみました。

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ホノルル美術館には、安藤広重や葛飾北斎などの浮世絵版画約10,000点が収蔵されているそうです。葛飾北斎生誕250周年ということでホノルル美術館の外では初めての開催で、「冨嶽三十六景」「諸国名橋奇覧」「諸国瀧廻り」などのシリーズ約190点が展示されています。

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「冨嶽三十六景 凱風快晴」です。何度見ても良い作品です。

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「冨嶽三十六景 甲州石班沢」です。波の意匠、釣り人の緊張感、釣り糸と富士の裾が織りなす稜線など憎いほどに魅了される作品です。

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三井記念美術館は初めてでしたが、建築物としても魅力のある建物です。隣には三越本店、日本銀行本店などがあり、じっくり散策したいなと思いました。

セザンヌ展

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同じく国立新美術館・企画展示室1Eで開催中のセザンヌ展です。「パリとプロヴァンス」と名付けられた企画展で、彼の画業をパリと生まれ故郷のプロヴァンスの2つの場所に注目して振り返る個展です。

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今回の個展はオルセー美術館やプティ・パレ美術館をはじめ世界の40館から集めた作品90点で構成されています。第1章の初期の頃の作品から始まり風景、身体、肖像、静物、晩年という括りで、それぞれの代表的な作品を展示しています。

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1899年頃に描かれた「りんごとオレンジ」です。制作した約1,000点の油彩画のうち約100点にりんごを描くほどのりんご好きだったようです。青年期に親友ゾラがセザンヌに籠一杯のりんごを送ったことに由来すると言われています。

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「レ・ローヴのアトリエ」が再現されています。彼の好きだったサント・ヴィクトワール山を一望できるレ・ローヴの丘にアトリエがあったようです。本展では彼ゆかりのオブジェやパレットが棚や机の上に並べられていて、どこからかセザンヌがひょっこりと現れてきそうな雰囲気でした。

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国立新美術館1階のカフェです。3階から見降ろすとこれだけで素敵なオブジェのように見えます。カフェ・コキーユ(coquille)というネーミングから巻貝をイメージしているのかもしれません。

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1Fカフェで「セザンヌ展」特別ドリンクとして「りんごジュースとさくらんぼのゼリー」を販売していましたので、飲んでみました。甘酸っぱくて美味しかったです。

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南仏の明るい陽光と穏やかな生活環境がセザンヌをはじめ数多くのアーチストたちを魅了してきたエクス・アン・プロヴァンス(Aix-en-Provence)。私もピーター・メイルの著書「南仏プロヴァンスの12ヵ月」を読んで以来プロヴァンスは憧れの地になっています。

エルミタージュ美術館展

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すでに行かれた方もおられると思いますが、私も六本木の国立新美術館へ行ってきました。エルミタージュ美術館展とセザンヌ展の両方が鑑賞できるとあって、こちらもワクワク気分でホテルを出ました。

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まずは企画展示室2Eで開催されているエルミタージュ美術館展「世紀の顔 西洋絵画の400年」へ。エルミタージュは女帝エカテリーナ2世が蒐集したコレクションで所蔵作品が300万点といわれています。今回はヨーロッパ絵画をルネッサンス、バロック、ロマン派、印象派、近代絵画の時代に分類して、その代表作品89点を展示しています。出品作品の殆どが同美術館の壁面を飾っている常設展示作品と云うだけあって素晴らしい企画展示になっています。

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クロード・モネの「霧のウォータールー橋」です。 

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アンリ・マティスの「赤い部屋(赤のハーモニー)」です。卓上の静物的なモチーフは彼が傾倒していたセザンヌの影響が強いと言われています。この後に見るセザンヌ展が楽しみになります。日本での展示は30年ぶりだそうです。

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現在のエルミタージュは5つの建物(冬宮、小エルミタージュ、旧エルミタージュ、新エルミタージュ、劇場エルミタージュ)からなっているそうです。これらの建物は18世紀半ばから19世紀半ばにかけて約100年間かかって完成されといいますから凄いです。やはり本場サンクトペテルペルグの同美術館で鑑賞したいですね。


谷中の猫たち

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根津、谷中界隈が好きで、今回も「谷中ぎんざ」、「よみせ通り」をぶらぶらしてみました。

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これぞ下町の商店街といった風情の残る「ひぐらしの里 谷中ぎんざ」へ。まずは「夕焼けだんだん」から。細い道幅の両脇に小さなお店がひしめくように並んでいます。お肉やさん、八百屋さん、お総菜屋さん、雑貨屋さんなどが並んでいて歩いているだけで楽しいです。屋根の上の猫は置物です。

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東京芸術大学 室内楽コンサート

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東京芸術大学 室内楽コンサート2012「ライプツィヒ弦楽四重奏団を迎えて」と題するコンサートが、同大学の奏楽堂で開かれましたので聴いてきました。

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曲目は①ハイドン「弦楽四重奏曲第38番変ホ長調」、②ブラームス「ピアノ四重奏曲第2番イ長調」、③メンデルスゾーン「弦楽八重奏曲変ホ長調」の3曲でした。最初のハイドンを演奏したのは東京芸大4年に在学中の俊英4人です。表情が豊かで、若々しい雰囲気が感じられる演奏でした。2曲目のブラームスは同大学OBでプロで活躍する4人の方々の演奏でしたが、流石に弦の響きが美しく素晴らしい演奏でした。最後は大学院在学生とライプツィヒ弦楽四重奏団員の8人によるメンデルスゾーンの演奏でした。来日された四重奏団の方々はいずれもライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のコンサートマスターや首席を務めた実力者ぞろいですし、共演した芸大大学院生もいずれも将来が楽しみな素晴らしい方々と思いました。

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東京芸術大学奏楽堂の外観です。ほぼ1,000名収容のパイプオルガンも備えた素晴らしいホールです。このようなホールで、しかも低料金で素晴らしい音楽を聴ける都民の方々は恵まれているなと羨ましく思いました。休憩時間にはグラスワインも楽しめ最高の雰囲気です。

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正門を入ってすぐ左側にある赤レンガ1号館です。もともとは教育博物館書籍閲覧所書庫だったそうです。関東大震災の後に元の外壁のレンガにモルタルが塗られたようですが、取り壊しが決まった時にモルタルの下にレンガがあることが分かり、保存されることになったそうです。モルタルの接着を良くするためにレンガ面は細かく削られています。

インカ帝国展 「マチュピチュ発見100年」

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すぐ隣の国立科学博物館ではインカ帝国展「マチュピチュ発見100年」が開催されていましたので、こちらへも行ってきました。個人的に一番行きたい世界遺産はペルーのマチュピチュ遺跡ですので、この特別展もとても楽しみにしていました。

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インカは15世紀半ば頃に芽生え、16世紀にスペインによって滅亡させられたアンデス最後の文明ですが、今回はその文化と歴史を多面的に紹介しています。特に最後のセクションで興味深かったのは東博で定評のある3Dシアターです。実際に現地で撮影したものとバーチャルリアリティを組み合わせた映像で、実際にマチュピチュ遺跡を歩いたり、鳥になって空から俯瞰しているような感覚が得られ迫力満点でした。

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上の2枚の写真は現代の工芸品です。インカの伝統が受け継がれている独特の意匠と色彩が素晴らしいです。

ボストン美術館展 「日本美術の至宝」

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東京国立博物館・平成館で開催されているボストン美術館展 「日本美術の至宝」特別展へ行ってきました

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ボストン美術館には10万点を超える日本美術のコレクションがあるようですが、今回はその中から厳選された染織、刀剣、仏像、仏画、絵巻、水墨画など約90点が展示されています。特にポスターにも使われている曽我蕭白の雲龍図や屏風画などが展示されているということで楽しみにしていました。いずれも国宝級の美術工芸品ですし、保存状態、修復も素晴らしく、日本美術の至宝を心おきなく堪能することが出来ました。

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迫力に圧倒されそうな曽我蕭白の「雲龍図」です。今回の修復により公開が可能になったそうで、世界初公開とのことです。 

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尾形光琳の「松島図屏風」です。18世紀前半にこのような斬新な色彩とデザインで大胆に表現していることに驚いてしまいます。 

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本館の前に植えられているユリノキです。明治14年(1881年)に現在地に植えられたといわれていますので、130年も経過しているようです。「ユリノキの博物館」と言われたこともあるほどに存在感を感じさせる巨木です。

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先月には満開の花が見られて壮観だったようですが、現在は数えるほど僅かな花しかありませんでした。それでもユリノキの花を楽しみにしていましたので、見られて満足です。

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ユリノキの花も見れたということで、東洋館別棟1階ホテルオークラレストラン「ゆりの木」で昼食。こちらも混雑していましたが、15分ほど待って140周年にちなんだ1400円ランチを食べることが出来ました。天気も良く周囲の木々を眺めながらテラスでの食事も格別でした。

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