たまにやる男の料理 「クリスピー・ピザ」
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久々の男の料理は昼食のピザです。今回は生地が薄めのクリスピー(crispy)タイプを作ってみました。生地はポテトチップのように薄くてパリパリ、カリカリするようにし、トッピングは玉葱、オリーブ、サラミソーセージだけのシンプルなものにしました。
生地の粉にイースト、オリーブオイル、水を加えて1時間ほど放置しておいたら2倍ほどに膨れ上がりました。お餅のようでこれだけでも美味しそうです。
ガトー オー フロマージュ(チーズケーキ)を作ってみました。日本でチーズケーキといえば甘いものばかりですが、今回はスイスのフランス語圏で好んで食べられている甘くないケーキgâteau au fromageに挑戦です。レシピは色々と探してやっとCookpadでスイス人の方がお袋の味を懐かしんで作られたのを見つけました。作り方はいたって簡単で、18cmのタルト皿を基準にして小麦粉25g、卵1個、牛乳100cc、塩・胡椒(少々)などでベース(具)を作り、これを2種類の細かくしたセミハードタイプのチーズ(各50g)に軽く混ぜて焼くというものです。今回はパイシートを使ってみましたが、タルト生地の方がスイスで食べられているものに近いような気がします。
チーズはスイス原産のグリエール(Gruyère)やエメンタール(Emmental)に拘らないと本物の味にならないと思います。今回は残念ながらエメンタールが手に入らず、イタリアのグラナパダーノで代用しました。
独特のチーズの余韻が口に広がり美味しいです。コーヒーにも良く合うケーキです。
歩くスキーにちょっと毛の生えたようなバックカントリースキーを持って隣町の森町鳥崎渓谷へ家内と行ってきました。鳥崎ダムからハイクするつもりだったのですが、歩き始めて100mほどでスキー靴にトラブル発生。昨晩入念にチェックしたはずなのですが・・・。カンジキは持ってきていませんし、ツボ足で行ける所まで行こうということで出発。幸いスノーモービルのトレースがあり、それを頼りに2km先の鳥崎大滝までゆっくり歩いてきました。
歩゜歩゜さんとの朝の挨拶は「昨日の舞台凄く良かったよね」で始まりました。富良野グループの「明日、悲別で -七飯公演-」を見てきました。私は「屋根」、「歸国」に続いて倉本作品3作目の観劇になります。歩゜歩゜さんは迫力満点の2列目に陣取って、「最後はポロボロ涙がこぼれて」と言うくらいに大感激だったようです。
「この時期にあたり“ 希望”というものの意味、人間が本来持つエネルギーについて再考するべきではないか」という倉本聰さんと富良野グループの方々の想いが一致しての再演だったようです。
私は団塊の世代ですので、日本の高度成長期とともに育ち働いてきました。青い学生の頃はちょっとだけこの成長というものに反抗したことがありましたが、殆ど疑いもなく豊かになりたい幸せになりたいという願望で過ごしてきたような気がしています。そんな私達が作り上げてきた現在の「日本」。
舞台では、前衛舞踏のような亡者たちの踊りが挿入されるのですが、私には先人達の無念さと同時に未来への希望が託されているような気がしていました。
得た豊かさと相反するように失ったものの大切さや輝き、懐かしい良き時代の想い出が走馬灯のように駆け巡り、カーテンコールをしながら心の汗が頬を伝わりました。