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2014年10月

霜降る朝

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二十四節気では「霜降」ですが、今朝の七飯は放射冷却現象で冷え込み、屋根や枯葉などの上に霜が降りて真っ白になりました。先日、ミゾレまじりの初雪が降りましたし、冬間近といった感じです。週末にはタイヤ交換をしようと思っています。

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田部井淳子 講演会

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ということで田部井さんの講演会に行ってきました。さすがに会場は超満員で人気のほどが分かります。ただ男女共同参画フォーラムと謳っていますが、ご他聞にもれず今回も8割以上が女性、しかも殆どが私と同年代かそれ以上の中高齢者で占められていました。

田部井さんのお話は、昨日のテレビと重なるところは殆どなく、講演の要旨は東日本震災での田部井流ボランティアと福島県の高校生を対象にした富士山登山のことでした。そうそう昨日お話した「怖いもの知らずコンサート」のお話、会場は大爆笑でした。私はひそかに田部井さんの歌声を聴けるものと期待していたのですが、残念でした。そして「透ける、開ける、光る(光り物)」でないと熟女の魅力が発揮されないという『女の衣装(ステージ衣装)』も見たかったです。(^^♪

後半はスライドを使った39年前の女子登攀クラブ・女性15人によるエベレスト登頂のときのお話でした。講演会ではお話になりませんでしたが、テレビでは山頂直下8,763メートル地点にある、ヒラリーステップと呼ばれる12メートルの岩と氷の壁の難所を越えた時の様子や、九死に一生を得たベースキャンプでの雪崩事故の様子などを詳細に話されていました。

そして山での人的な自然環境破壊のことも少し話されていました。私も10年ほど前までは週末を殆ど山で過ごしていたのですが、山でのマナー、とりわけ屎尿の問題、植物地帯への踏み込み、ゴミの散乱など人的破壊を目にしてから、山へは極力登らないほうが良いと思うようになりました。
そんなこんなで山から遠ざかっているのですが、田部井さんのお話を聴いていると、やはり山の魅力は惹きつけるものがありますね。来春あたりからぼちぼち再開しようかなと思っています。(^^♪

それにしましても2年前にがんで余命3ヶ月と宣告されたは思えないほどのパワー溢れる方ですね。普段通りに山登りされていることと生来のポジティブ思考がプラスに作用しているのでしょうね。

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100年インタビュー「田部井淳子」

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午後1時半からのNHK-BSプレミアム「100年インタビュー」で登山家の田部井淳子さんが出演していました。たまたま明日の午後に田部井さんの講演会が市内であり、家内のボランティアグループが主催団体に名を連ねている関係で講演を聴きに行く予定になっています。
番組のなかで、山登りとの出会い、親友の滑落死、エベレストでの雪崩事故、子育ての苦労、がんの治療、これからの夢など1時間半にわたってお話をしてくださいました。ご自身が経営する、福島県猪苗代町沼尻の「沼尻高原ロッジ」の中で収録されたのですが、素敵な笑顔で「私はいつもポジティブ思考なんです」と仰っていたのが印象的でした。

64歳の時からシャンソンを習っているそうで、ステージ上で歌うこともあるようです。この日は「いい日旅立ち」でしたが、明日も歌ってくれるでしょうか。(^^♪

※NHK-BSプレミアム「100年インタビュー」の放映画面を撮影させていただきました。

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ちょっとだけ秋色に

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裏山がだいぶ色づいてきましたが、山の麓もちょっとずつ秋色になってきました。
夏の初め頃から暇をみて原野ガーデンの樹木の伐採や下草処理、大きな石の除去などをやってきましたが、雪が降る前までにはなんとか間に合いそうな感じです。少し腰が痛いのですが、あと畑の支柱外しなどの作業を終えると今年の庭仕事はほぼ完了です。
雪虫が沢山飛んでいますから、そろそろスキーのチューンナップをしないといけないようです。(^^♪

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「荒神」 宮部みゆき

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宮部みゆきの「荒神」を読み終えました。
時は関が原の合戦から100年後の元禄、今の福島県の山間の仁谷村が一夜にして壊滅状態に陥ることから物語りが始まります。隣り合う永津野藩と香山藩の因縁、奇異な風土病を巡る騒動など不穏な雲行きを背景にこの世のものとは思われない恐ろしいことが起きます。人の心の中にある恨みや憎しみが形になり、人に牙を剥いたものなのか・・・。人としての奢りが災いを招いてしまったものなのか・・・。圧倒的な迫力で読者に迫ってきます。
いみじくも文中に『こうしたことをみんな、誰も悪いと思ってしているのではない。よかれと思ってやっているのだ。わが藩を富ませるため。わが藩の領民のため。大事な家族のため。この地に生きる民を守るため。だから追及すればするほどに、悪事は消えていってしまう。残るのは悲しみと不信ばかりだ』(p552)とあります。現在世界中で起きている戦争や紛争そして人災、とりわけ中東イスラム圏で起きている悲惨な状況や核の脅威などを思わずにはいられませんでした。

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舘野泉 清和の丘コンサート

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厚沢部町の旧清和小学校で開催された「舘野泉 清和の丘コンサート」を聴いてきました。舘野泉さんは1998年からここ旧清和小学校でリサイタルを開いており、今回は喜寿記念として2年ぶり7度目になるそうです。

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学校のすぐ隣に「カレーとコーヒーのカンペシーノ」がありますので、ご主人にナン・サンドをお願いしていましたら出来上がっていました。ご主人も実行委員のようで、お店のほうは早々とクローズして会場準備にあたっていました。厚沢部町はなかなか文化的な町で、「清和の丘クラブ」も地域の皆さんで熱心に活動しているようです。
美味しいナン・サンドをほおばりながら、カンペシーノの前の夕日に映える紅葉の山々にうっとりです。手前に広がる畑は特産のメークインの畑のようですから、花が咲く頃は見事なことでしょう。

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会場の旧清和小学校です。15年前に廃校になったそうですが、今でも地域の方々に大事にされているようです。コンサートの前に実行委員会の会長さんから「清和小学校は皆さんが集ってくださることで、閉校前と同様にこのように元気にしております」との挨拶がありました。左側の建物が会場となった体育館です。

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体育館への渡り廊下には今までの舘野さんのリサイタルの様子や関連記事が掲載されています。

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プログラムは、バッハ-ブラームス「シャコンヌ」、スクリャービン「前奏と夜想曲」、出永浩一郎「サムライ」、吉松隆「平清盛より2曲」、三宅榛名「思い出せなかったこと」、coba「記憶樹」でした。
舘野さんがプログラムの中の「左手の世界」で書かれておりました。『どれもが新鮮で、はっとするような世界を持っており、自分の心の中に埋もれている「私」をいろんな角度から見つけてくれる作品だと思います』と・・・。
アンコールはカッチーニの「アヴェ・マリア」でした。静かな清和の丘が至福の時に包まれているようでした。舘野さんの左手から奏でられる音色は限りなく優しくて、心に響き渡ります。
会場を出ると満天の星空。ほかほかに温かくなった心持ちで帰路に着きました。

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蟋蟀在戸

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二十四節気では「寒露末候」、七十二候では「蟋蟀在戸 (きりぎりす とに あり)」にあたる時季のようです。
北海道では殆ど虫の音が聴こえなくなりましたが、本州では秋も深まった頃に鳴くツヅレサセコオロギがこの蟋蟀と呼ばれる虫のようです。昔の人は繕(つくろ)いものをしながら、その音を「肩刺せ、裾刺せ、綴れ刺せ」と聞いたのでこの名がつけられたとどこかに記されていました。秋の夜長、蟋蟀の音に促されて冬支度を急いだのでしょうね。

庭の楓が色づいてきました。今年はことのほか色づきがいいような気がしています。

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「北海道民のオキテ」 さとうまさ&もえ

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『他県民びっくりの道民の生態』と題した「北海道民のオキテ」、読みながら大笑いしてしまいました。
留萌出身の道民「もえ」と、その夫「まさ」(内地の人です)が繰り広げる新婚生活を面白く漫画仕立てにした本です。道産子の私などは「ああ、そうそう」と全部頷けるのですが、内地(道外)の人からみると不思議で奇想天外なことが多いようです。

第1章の「グルメのオキテ」では、"みんな大好きジンギスカン"と、"ザンギとから揚げは違う"というお話が面白かったです。確かにお花見や野外での集まりがあるとまずジンギスカンですからね。ザンギも北海道ならではの味付けへのこだわりがあるようです。
第2章の「冬のオキテ」では、"部屋の中はいつも南国"と、"「おせち」は大晦日のご馳走"のお話がダントツですね。確かにストーブをがんがん焚き、窓の外は猛吹雪なのにTシャツを着てアイスクリームを食べたりしていますもね。「おせち」も何の不思議もなく、大晦日に食べるものと思っていました。う~ん。言われてみると変ですね。
第3章の「方言のオキテ」では"ゴミもボールも「投げる」"というお話と、"「押ささんない」と「押せない」は違う"という二題かな。こちらではゴミ集積場を「ゴミ・ステーション」と呼びますから、今日も『ゴミ・ステーションにゴミを投げてくる』と言いました。家の窓からゴミ・ステーションめがけてゴミを投げつけるみたいでしょう。「ゴミ・ステーション」というネーミングも北海道らしくていいですね。もう一つの「押ささんない」と「押せない」の違いは皆さんも考えてみてください。
第4章の「日常のオキテ」では、"片道100kmは日帰り圏内"と、"買いだめ体質"でしょうか。日本地図では北海道だけ縮尺が違いますので、道内をドライブをする際にはお気をつけください。そして「買いだめ・・・」、指摘されると確かに買いすぎの傾向がありますね。
北海道民は何事も「大雑把」、言葉を変えると「おおらか」なのです。はい、私もです。(^^♪
他にも北海道のオキテが満載されていますので、道産子を理解するうえでとても参考になると思います。(笑)

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「村上海賊の娘」 和田竜

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和田竜さんの「村上海賊の娘」を読み終えました。
前の職場のボスが瀬戸内の出身で、村上水軍の話はちょくちょく聞かされていましたし、一緒にこの地域を旅行したこともありますので、読む前から期待感を持っての読み出しでした。
物語は1576年(天正4年)に毛利氏と織田氏との間に起こった第一次木津川口の戦いをもとにしたものです。織田信長軍によって包囲された一向宗の石山本願寺への兵糧を搬入しようとする瀬戸内の水軍(毛利、小早川、村上など)と、それを阻止しようとする織田の水軍(泉州、眞鍋など)が大阪湾木津川河口で激突した海戦です。 結果は文中にも出てきますが、毛利の水軍の使用する焙烙玉(投げ入れ爆弾のようなもの)などの新種の兵器によって織田の水軍は壊滅的な打撃を受けて敗れ、石山本願寺への兵糧搬入が叶ったとあります。
この戦で男勝りの格好いい立ち回りをするのが、能島村上海賊の当主・村上武吉の娘・景(きょう)。『萩藩譜録』によると武吉の次女が黒川五右衛門元康の妻になったという記述があるようですが、この本の主人公・景は名前共々架空の人物のようです。

終章(下巻P499)の文章がこの2冊の本の全てを語っているように思いました。
『こうして個々人のその後を俯瞰すると、その多彩さに唖然とする。ある者は失意のうちに時代の渦に呑み込まれ、ある者は上手に立ち回り、ある者は父の息吹を受け継ぎ、ある者は時代の流れに身を任せた。それでも、いずれの人物たちも、遁(のが)れがたい自らの精根を受け容れ、誰はばかることなく生きたように思われてならない。そして結果は様々あれど、思うさまに生きて、死んだのだ。』
海戦での物語であり、好き嫌いはあるかもしれませんが、特に下巻は双方の駆け引きがスピーディーで面白いです。そして、この時代に瀬戸内で強大な覇権を握っていた水軍の実態がちょっぴりでも分かるような気がします。

また、膨大な参考文献の一覧が巻末に掲載されて、本文中の注釈で引用されており、歴史書として興味を持たれる方も多いのではと思います。

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寒露初候 「鴻雁来」

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10月も9日が過ぎました。寒露初候、七十二候では「鴻雁来 こうがん、きたる」と言うようです。
遠くシベリア、カムチャツカから海を越えて雁がやってくる時季とのことです。隊列を組んで空高く飛んでいく光景はなかなか趣がありますが、日本で越冬し春の訪れとともに北へ帰っていくらしいです。
そんな季節、ここ北海道は朝晩めっきり寒くなり、我が家では早々とストーブを焚いています。裏山の紅葉も一段と進んできましたし、庭では雪虫も飛んでいます。

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「ジーザス・クライスト=スーパースター」 劇団四季

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劇団四季の「ジーザス・クライスト=スーパースター」『エルサレム・バージョン』を観てきました。
ここ七飯町での公演は4年前の「コーラスライン」以来になりますが、こんな地方の小さな町で超一流の舞台を観れる幸せを感じて帰ってきました。この『エルサレム・バージョン』はロック・ミュージックで構成されていますが、歌とダンス、そして照明、美術とも素晴らしく酔いしれてしまいました。
特にイスカリオテのユダ役の芝清道さんの歌唱力には圧倒されました。この舞台ではユダの裏切りがストーリー全編を主導しているようですので、素晴らしいキャスティングだと思いました。そしてジーザス・クライスト役の神永東吾さんのセクシーな声と演技力も良かったです。
個人的にはエンディングが感動的でしたね。ゴルゴタの丘でジーザスが十字架に架けられるシーン。赤茶けた土と黒い空に青い光が差し込み、濃くなった紺色の夜空に満点の星が輝きます。マグダラのマリアが嘆き悲しみ、そしてジーザスに注いでいた光がフェードアウトして暗黒の世界になります。余韻の残る舞台でした。
もう一度『エルサレム・バージョン』を観たいなという気になっています。

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