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2014年11月

「山女日記」 湊かなえ

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湊かなえの「山女日記」を読みました。いま流行の「山ガール」ならぬ「山女」がどのような日記を書くのかちょっと覗き見をするような気持ちでページをめくってみました。7つの短編は、職場の同僚との関係、結婚への迷い、離婚の危機、父との関係、姉への劣等感などで悩みを抱える女性が、山に登ることで次の一歩を踏み出すヒントを得るといった内容です。物語は妙高山から始まり、火打山、槍ヶ岳、北海道の利尻岳、白馬岳、富士山を望む箱根の金時山、そしてニュージーランドのトンガリロが舞台となります。章ごとに主人公が変わりますが、物語の対象になる主人公が変わるだけで、それぞれの章の登場人物が物語り全体では大きな相関関係にあるというのも面白いです。ちょっと切なくてほろりと泣ける短編集です。
湊さん自身も最初に登ったのが妙高山と火打山の縦走だったそうです。

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名残のバラ

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勤労感謝の日、小春日和のとても良い天気になりました。こんな日は動いていると気持ちがいいので庭や畑の片づけが捗ります。春に少しだけ掘りあげておいたチューリップや水仙、バーゲンで安く買った秋植え球根などの植えつけも終わりました。来春どのように咲くでしょうか。
毎日のように霜が降りていますし、雪で一面白くなったりしたのですが、バラがまだ蕾をつけたり咲いたりしています。もう少しだけ名残のバラが楽しめそうです。

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ちょっと早すぎたオープン

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いつもより早くヤマガラ、シジュウカラなどが来ていましたので、先月の中旬頃に早々とオープンしたバード・カェ。オープンがちょっと早すぎたようです。林の中では、ご覧のようにヒマワリが沢山芽を出しています。ヤマガラなどは寒くならないうちに豊富に餌があると、貯食といって土の中に隠す習性があるのですが、このように芽を出してしまうと元も子もありませんね。ただ、芽の出ている場所を見ますと、栗などの目立つ大木の縁に埋めていることが分かります。見つけやすいように工夫しているのですね。

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心は白銀の世界に

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中山峠、ニセコなどからスキーの便りが届いていますが、当地でも来月の中旬頃にはスキー場がオープンしているものと思います。まだ平地ではうっすら白くなる程度に降っただけですが、本格的に寒くなる前にと思いスキーのチューンナップをしました。滑走面の傷を埋め、エッジをファイル(やすり)で所定の角度に削り、そしてワックスを塗って完了です。
心は一足早く白銀の世界に飛んでいます。

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「神の子」 薬丸岳

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薬丸岳の「神の子」、評判通りで面白かったです。上下あわせて900ページもあり、どこかで間延びするのではと思っていたのですが、エピローグまで緊張感のある締まった内容で良かったです。薬丸さんの代表作の一つになるのではと思っています。

物語は、戸籍がなく義務教育を受けていないにもかかわらず、神がかったとまで言われるほどの天才的頭脳を持つ少年が主人公です。生きるためにかかわった振り込め詐欺グループで、天才的頭脳を持つがゆえに幹部から興味を持たれることになります。グループに関係する殺人事件で少年院に入り、出所後の身元引き受け先にも決して心を許すことのなかった彼ですが、あるきっかけでベンチャーの起業の手助けををすることになります。彼の卓越した頭脳が後押ししたこともあり、ベンチャーは大きく発展するのですが、それとともに彼の周囲では不穏な動きをする影が見え隠れします。愛されず、愛さずもせず、生来の天才的な頭脳だけを頼りに生きてきた少年を待ち受ける運命とは・・・。ぜひ読んでみて下さい。

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「GOKKOの棲む海」 水中写真展

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ダイビング・ショップのグラントスカルピン(佐藤長明代表)主催による「GOKKOの棲む海~函館臼尻の水中写真展~」を観てきました。臼尻の海に集う北海道から沖縄までのダイバー36名による写真展です。海の妖精と呼ばれるクリオネや可愛いダンゴウオなどいずれも色彩豊かで到底北海道の海で撮影したとは思われないほどに感動的な写真ばかりでした。

10月に潜らせていただいたときにはアイナメの仲間のクジメの産卵風景を目にすることが出来ましたが、四季折々にいろいろな魚を観察できそうなので来年の春が待ち遠しいです。数年後の写真展には私も出展出来るまでになれるといいのですが・・・。

ちなみに長明さんのショップでは7割が本州から、3割が函館以外の道内からとのことです。地元の人は臼尻の海の魅力をまったく知らないということなのでしょうね。・・・という私もそうでした。

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うっすらと白く

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冬型の気圧配置が強まったようで、強い風とともに雪が降りだしました。山の麓もうっすらと白くなり、本格的な冬の到来を感じさせます。林のほうは木々の葉っぱが落ちたせいで、空がとても広くなりました。餌台にはヤマガラやシジュウカラが盛んに来ていますので、バードレストランの給仕役も忙しくなりそうです。

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立冬も過ぎて

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小春日和のような天気が続いていますが、暦のうえでは立冬を迎え、冬がすぐそこまで来ているような北海道です。通勤で往復する街路のイチョウが見事に黄葉して綺麗ですが、殆どの樹木は葉を落として幹だけの状態になっています。我が家の庭も落ち葉だらけの状態ですが、モミジの数本だけはまだ葉を落とさずに、紅葉の進行形を保って頑張っています。このグラデーションのまま残って欲しいと思うのですが、数日もすると雨と風に吹き飛ばされて全部落ちちゃうのかも知れません。一雨毎に寒くなりそうですね。

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「怖いもの知らずの女たち」 吉永みち子

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先日の田部井淳子さんの講演会で紹介していた「怖いもの知らずの女たち」を読んでみました。殆ど音楽とは縁遠いずぶの素人が一流のホテルでディナーショーを開こうというのですから、田部井さんをはじめ6名の女性陣のバイタリティーには脱帽です。
田部井さんが主宰する「森の女性会議」に参加している6名の面々の経歴がまた凄いです。日本ロレックスの宣伝広報担当、セブンイレブン生え抜きの執行役員、日航客室乗務員を経て弁護士、世界各地をまたにかけるPR会社会長、元宝塚女優でシャツブティックの経営者などなど。それぞれの生い立ちから現在に至るまでの波乱万丈の人生が、山を愛し歌を愛してディナーショー開催にこぎつけるバックボーンとして読者に語りかけてきます。それにしましてもドラマチックで、したたかで、思いきりがよくて、しぶとくて・・・そして、しなやかで恰好いいですね。

たしか講演会では今年で7回目になると仰っていたように記憶していますが、素敵な衣装に身を包んだ女性陣の歌声と超豪華なディナーを味わってみたいと思います。誰か『怖いものを見たい男たちのツアー』を企画してくださいませんか。ショー受付ではアイマスクと耳栓が置いてあるそうですが、それを手にしたらどんな怖い目にあうのでしょうね。(笑)
出版元が「山と渓谷社」というのも結構笑えます。

そうそう吉永さんが本を書く条件として田部井さんに一つだけ注文をつけたそうです。何だと思いますか。
それは「私にも一曲歌わせろ」と云うものだったそうです。吉永さんも相当に怖いもの知らずのようですね。(^^♪

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「四人組がいた。」 高村薫

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高村薫さんの『四人組がいた。』、久々に拍手喝采(個人的にですが・・・)ものの面白い本にぶち当たりました。
物語の舞台はキャベツが特産品の山あいの村。今風に云うと『限界集落』ってとこでしょうか。旧バス道路に面した郵便局兼集会所にたむろする元村長、元助役、郵便局長、キクエ小母さんの怪しげな高齢者4人組が主人公です。お茶を啜りながら何か変わった事でも起きないかと手ぐすねをひいて待ち構えているところにやってくる人々をジジババ風の話術で煙に巻いていきます。ムラ社会の旧弊、怪しげな農村振興策、素朴さに憧れる都会人、山奥のパワースポット、放射能汚染といった題材をもとに、独特のユーモアとぴりりと効いた風刺をからめて現代社会が抱える盲点をあぶりだしていきます。
4人組のような粋なジジババになりたいという願望を込めて、星5つ付けたいと思います。

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今日は一日雨読かな

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先ほどまであられが降ったりして、連休二日目も朝から雨模様です。今日も外へ出ての作業は無理のようです。昨夜来の強い風にあおられて木々の葉っぱは一段と残り少なくなりましたが、ドウダンは今が紅葉の盛りのようで真っ赤になっています。
今日は雨読の一日になりそうです。

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天気に見放された連休

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11月に入ってはじめての日曜日、しかも連休と云うことで、今年の庭仕事を完了させようと思っていたのですが、朝から雨まじりの生憎の天気で作業は断念です。雨が小降りになったときを見計らってひと回りしてみましたが、木々は日ごとに葉っぱを落として、鬱蒼としていた林が一気に明るくなりました。落ち葉の上に白いものがふわふわと舞い降りると長い冬の季節の始まりです。

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