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2015年04月

初夏のような七飯岳

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畑仕事の真っ最中ですが、作業はひと休みして家内と七飯岳(779m)に登ってきました。車を使わずに家から登れますので、お手軽なのですが、道が年々荒れてきているのと、4月としては異常と思える暑さで結構大変でした。霞がかかって函館市街や駒ケ岳の眺めも期待外れでしたが、それなりに楽しいひと時でした。
頂上の奥にある岩場です。雉(きじ)を撃っているわけではありませんよ。(笑)

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天然ホタテは美味しい・・・

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職場に出入りしている魚屋さんがホタテを持ってきましたので、迷わずお買い上げです。噴火湾沿いの南茅部地区の前浜で獲れた天然ホタテということですが、その型の立派さと活きの良さに蓋を開けるなり声をあげてしまいました。サイズを測ったら14cmもあり、7枚で1000円を少し超える程度で買えるなんて、さすがに函館です。海底を自由に運動しただけあって、天然物は貝柱のはりが違いますね。
定番のお刺身、そしてバターと醤油をちょっと垂らした貝焼きで今晩は決まりです。
函館にお越しになりましたら、イカは勿論ですが、ぜひ天然ホタテも味わってみてください。そうそう、甘エビ、ボタンエビも旬ですよ。

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フルート 

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1ヶ月以上も手にしていなかったフルートですが、インカ・トレイルの感動が薄れないうちに、この曲を吹いておきたいと思っていました。未熟者が1ヶ月以上もフルートを手にせず、しかも楽譜をいただいてから2日間だけの練習で、アップする無謀さに我ながら呆れてしまいます。ただ一心にこの曲を吹きたいという熱意に免じてお許しいただければと思います。

楽譜は、I 様による「フルートとクラシック音楽好きの人に」というご親切なブログに公開されていたものを利用させていただきました。伴奏も、I 様が演奏されてyoutube上に公開されているものを使わせていただきました。とても素敵な伴奏で、私の下手なフルートでもアンデスの画像にマッチしているような気になり嬉しく思っております。I 様、有難うございました。


早い桜前線に急き立てられて

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あと数日で津軽海峡を渡って北海道にも桜前線がやってくるようです。我が家の庭でもコブシが満開ですし、梅もちらほら咲き出してきたところです。
畑の準備をしなくてはいけませんし、例年よりも相当早い桜前線に急き立てられるような春を迎えています。

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南米旅行・・・雑感

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南米から帰ってきてから10日近くになりますが、写真の整理もほぼ片付き、今一度振り返って旅全般に思いを馳せています。見たこともない景色や遺跡、食べ物に感動の連続でしたが、帰ってきてからいつも思うことは日本の素晴らしさです。

水道の水が普通に飲める、トイレにペーパーを流せる、ウォッシュレットがある、清潔なトイレが無料で利用できる、バスタブ(風呂桶)がある、シャワーのお湯が普通に出る、自動販売機が(盗難にあわず)ある、どんな田舎にもコンビニがある、夜に外出ができる、偽札のチェックがない、青信号で横断歩道を渡れる、タクシーに安心して乗れる、(狂犬病の恐れがある)野良犬がいない・・・まだまだ沢山ありそうですね。普通に日本語が話せるというのもありました。(笑)

そして四季があって自然が豊かというのが日本の最大の良いところでしょうね。近頃は強い台風など自然現象が激しくなっていますが、それでも自然が穏やかでいい国に間違いないと思います。ことに北海道は緑豊かな自然に溢れ、海あり山あり川あり、そして冬には世界に誇るパウダースノーでスキーができるという夢のような大地だと思っています。そんな北海道でも七飯が世界一住みよいところかなと、あらためて再認識しているところです。

19日ぶりに七飯へ

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やっと13時間のフライトを終えて、成田に到着しました。
リーダーの渡部さん、同行のトレッカーの方々とここでお別れです。
渡部さんには、植物、動物、天文そして料理のことなどいろいろとご教示いただき、単なる山登りだけでない楽しみを教えていただきました。どの方にも同じように接してくださるお人柄も素敵で、また渡部さんとご一緒したいなと思って旅をしておりました。

成田のホテルで、ビールを傾け一人祝杯です。やはり日本食は美味しいですね。
19日ぶりに七飯に帰ります。

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あともう少しで日本・・・ ダラス到着

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リマを深夜に発ち、朝の7時過ぎにアメリカのダラスに到着しました。一歩、日本に近づいた感じです。行きも帰りもダラスではトランジットですから、顔を洗ったり歯を磨いたりして数時間を過ごします。大きな空港で、空港内にショップが沢山ありますから、いろいろと見るだけで飽きることはありません。
この空港のあるフォートワース市の近くには、ダルビッシュ投手のいるテキサス・レンジャースの本拠地がありますので、同投手のレプリカ・ユニフォームが売っていました。日ハム時代から応援していますので、故障に負けず頑張って欲しいなと思っています。

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さあ、この飛行機に乗れば日本です。13時間、ちょっと長いなぁ・・・。

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ラファエル・ラルコ・エレーラ博物館

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昼食後はリマを代表する博物館「ラファエル・ラルコ・エレーラ博物館」を訪れました。通称「ラルコ博物館」と称される博物館で、7世紀のプレ・インカのピラミッド遺跡の上に建てられたものだそうです。入り口から建物までブーゲンビレアなどの花々が飾られて、とても綺麗なところです。砂糖精製で財を成したイタリア移民の資産家ラルコ一族のラファエル・ラルコ・ホイレ氏が個人的に収集したモチェ文化の土器を中心に数万点のコレクションを一般に公開しています。

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こちらは博物館のトイレの入口です。出土したテラコッタの人形のレプリカが貼り付けてあります。とても分かりやすい目印で、思わず笑ってしまいました。

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リマへ到着

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旅も終盤、早朝にクスコを発って、1時間のフライトでペルーの首都リマに到着です。人口3000万人のペルーの1/3、1000万人が暮らす大都会です。海の近くですので、海抜がゼロに近く、空気が濃い感じがします。
南米の他都市と同様に貧富の格差が大きいようで、海沿いの高級住宅街には花々が溢れ、高層のマンションが林立しています。海辺にはカラフルなパラソルが並び、サーファや海水浴客がゆったりと日光浴を楽しんでいます。同じ国の中でこれほどまでに違っていては、今までのインカ・トレイルで出会った人たちは何だったんだろうかと不思議な感じにとらわれてしまいます。

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そんなことを考えながら窓の外を眺めていたら、バスは素敵なレストランに到着です。"ラ・ローサ・ナウティカ(海上の薔薇)"というリマを代表するレストランのようです。

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ピスコサワーとペルーの代表的な食べ物セビチェです。付け合せは、チョクロ(choclo)という茹でトウモロコシ(日本でいうジャイアント・コーン)です。さすがにここのレストランは美味しいです。

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街の中はどこも復活祭の休日で凄い人出です。教会の中もぶつかるほどの人でごった返しています。ほとんどがカトリックですが、土着の宗教との結びつきが強いようで、私たちが知っている一般的なカトリックとは少し違うような雰囲気です。

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貧困層が多く住むという旧市街は治安が悪く、通常はガイドさんも観光客を案内することはないということです。ただ、今日はお巡りさんがあちこちに出ていることもあって、比較的安全なのだそうです。それでもスリ、置き引きには注意が怠れないようです。

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道端にはこのような花飾りが沢山売られています。イエスがエルサレムに入城した日「枝の主日」に、棕櫚(ヤシ)の葉を道に敷き歓迎したことに由来するようです。果物も大きくて美味しそうですね。

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再びクスコに戻って

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列車とバスに乗って夕闇迫るクスコに戻ってきました。ホテルに行く前に民族音楽フォルクローレを聴かせるレストランで食事です。
若い頃からケーナ、サンポーニャ、チャランゴといったこの地域で奏でられている楽器の音色が好きでよく聴いていました。時を同じくしてボリビア出身のチェ・ゲバラやキューバのカストロが活躍していた時代に青春を過ごしたことも偶然の符合だったのでしょう。
歌を通して社会変革を目指したビオレータ・パラやアタワルパ・ユパンキなどの歌声に耳を傾ける若い仲間が周りに沢山おり、彼らから少なからず刺激を受けて好きになったことがあったかも知れません。そんなフォルクローレ、やはり生はいいですね。

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Youtube "Andres Roberto Santanita Sbrizzi"さん提供

アディオス マチュピチュ

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いよいよマチュピチュともお別れです。バスでマチュピチュ村まで降り、近くのマチュピチュ駅から列車に乗り込みます。ウルバンバ川に沿って30分ほど走るとトレッキングのスタート地点のKM82に停まりました。記念写真を撮った看板も見えてきましたが、だいぶ日数が経ったような気がします。よく歩いたものだなぁ・・・と、ちょっと感慨深いものがありました。

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遺跡内の動画も撮ってみましたので、よろしかったらご覧になってみてください。静止画とはまた違った雰囲気が感じられると思います。マチュピチュに流れるアンデスの風も感じていただければ嬉しいです。








ワイナピチュ山へ

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朝の遺跡を見た後、マチュピチュの背後に聳えるワイナピチュ山に登りました。午前8時に200人、10時に200人と一日に400人に入山は制限されています。一般の観光客にも人気があるようで、相当前に予約をしていないと入山は無理のようです。登り1時間の短時間勝負のようですが、写真で見てもお分かりのように垂直に聳える山で、こんな山に登れるのだろうかというのが第一印象です。入山事務所を過ぎて少し下り、後は登る一方です。ところどころにロープが張ってあったりして、そんな急階段を登ると一気に頂上に近づきます。9合目から登山道は一方通行になり、狭い頂上にたどり着きます。

頂上から真下に見えるマチュピチュ遺跡は、高層ビルから見下ろすような感覚です。一歩踏み外すと真っ逆さまといった感じで、とても怖いです。

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登ってきたものは降りなくてはいけません。そして必ず通るのがこの急階段。長さ50mくらい、角度は50度ほどと思うのですが、見た感じは真っ逆さまです。掴まるロープも何もありませんので、「ヒェーッ」といった感じです。何人も転落事故を起こしているということを聞いていましたので、身の毛がよだつような恐怖心を抱いてしまいます。
※なお、雨の日は入山できませんし、自信のない方は入山しないような勧告もあります。

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朝日に輝くマチュピチュ遺跡

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昨夕、ホテルに入る前から降っていた強い雨が朝方までにはあがって、良い天気になりそうな気配です。早い朝食をとり、混まないうちに遺跡を見ましょうということで、早めのバスに乗り込みました。
朝日に輝き、陰影の深い遺跡は雨模様の昨日とはまったく違う顔をみせてくれます。時間が許せば、ただボーっと何日でも居たいところです。

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やっと下界に

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マチュピチュ遺跡に着いたときはすでに夕方でしたので、今日はひとまず専用バスでマチュピチュ村へ下ります。曲がりくねった狭いバス道路は2台のバスがやっとかわせるほどの幅しかありません。10年前に大きな崩落があり、毎年大小の崩れがあるそうで、ここにも世界的な異常気象の影響が及んでいるようです。

30分ほどでマチュピチュ村に到着です。ホテルの部屋に入るや否や4日間の汚れをシャワーで洗い流します。部屋の壁にはIsaac Newtonの “The Nature is truly coherent and comfortable with itself.” という言葉が書かれています。この4日間のトレッキングの印象を、まさしく言い当てているような気がします。
高度障害を考えてアルコールは封印していましたが、今夜はビールとワインで乾杯です。明日もう一度マチュピチュ遺跡へ行き、最後の締めとして背後に雄々しく聳えるワイナピチュに登ることにしています。

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インティ・プンク(太陽の門)での奇跡

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ウィニャ・ワイニャから何度かのアップダウンを繰り返して、ついにインティ・プンク(太陽の門)に到着です。長かったトレッキングも最終段階です。ここは、あのマチュピチュ遺跡を最初に遠望することが出来る感激のスポットです。

ウィニャ・ワイニャを出てからずっと雨で、ちょっといやな予感がしていたのですが、案の定インティ・プンクは厚い霧の中、まったくの無風で視界がきかない状態です。ガイドの松尾さんご夫妻も、ご自身の経験からこの状態では2時間くらい待たないと霧が晴れないのではと・・・つれないご伝達です。あぁ~(涙声)。

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雨もシトシト降り続いていますので、「そろそろ出発しましょうか」という松尾さんの声。
と・・・、次の瞬間でした、奇跡の『神風』が吹いたのです。
一斉にあがる歓声と拍手。あとは声になりません。
4日間苦労して歩いた末のご褒美でした。汗と涙と鼻水、そして雨・・・顔はグジャグジャです。
やっと夢に見たマチュピチュにやってきました。

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だいぶ霧が晴れてきましたので、インティ・プンクからマチュピチュの中へと向かいます。雨に濡れた一本道、一歩一歩マチュピチュ遺跡へ近づいていますので、胸の高まりを抑えることが出来ません。
雨上がりのマチュピチュは幻想的な姿で私たちを迎えてくれました。

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ウイニャ・ワイニャ遺跡

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その遺跡は最終日の昼食場所のすぐ近くにありました。インカ道の中で最も美しい遺跡とされているウイニャ・ワイニャ遺跡です。この遺跡に会えるのが今回のトレッキングの楽しみの一つでもありました。

1941年にパウロ・フェフォスが発見した遺跡ですが、この辺りに多く見られるウィニャ・ワイニャという名前のランからその名が付けられ、 『永遠の若さという意味』があるそうです。広大な棚田の中に、関所や住居跡、神殿跡などが残っています。マチュピチュへ向かう人々はこの場所で体を清めたとされています。インカ道に残る遺跡の中でも最も素晴らしい保存状態を誇る遺跡といわれています。

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これから向かうマチュピチュは大勢の観光客で賑わっているようですが、ここウイニャ・ワイニャ遺跡には私たち以外には誰もいません。棚田で草を食んでいるリャマと静かに流れるアンデスの風だけが現実の世界を感じさせます。

同行のトレッカーの方々は下へ行かないということで、私だけが急階段を下って住居、神殿跡へ行って見ることにしました。迷路のような路地の先には小さな広場などがあったりして、当時の住民の往来や子供たちの歓声が聞こえてきそうな錯覚をおぼえます。この遺跡はなんとも去りがたく、何度も何度も振り返りながら遺跡を後にしました。

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インティパタ遺跡

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2001年に発掘されたというインティパタ遺跡です。インティ(太陽)パタ(棚田)という意味から遺跡名がついているようです。棚田の遥か下にウルバンバ渓谷の絶景が広がっています。かつてマチュピチュの耕作地として農業が行われた場所らしく、棚田とともに神殿跡も残っています。

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石垣の所々に大きな石の突起があります。これは上の段に上がる階段です。全体の造形美も素晴らしいのですが、このように細かい機能美にも目を瞠るものがあります。

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プユパタマルカ遺跡

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トレッキング4日目、最終キャンプ地をスタートです。マチュピチュにいたる11km、7時間の行程です。高低差1300mを下って、マチュピチュ遺跡(2460m)を目指します。眼下の山肌の中腹あたりに近年新たに開拓したというトレッキング・ルートが見えています。KM104から1日でマチュピチュに達することが出来るお手軽コースなのだそうです。

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今日のルートには、美しくて興味深い遺跡が沢山ありますので、それぞれを紹介したいと思います。

まずキャンプ地のすぐ近くにあるプユパタマルカ遺跡です。『雲の上の村』を意味するこの遺跡には、500年前の水路が現役で残っています。プユパタマルカのテン場で使用している水はここから運んでいるそうです。

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プユパタマルカの朝

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夜半から雨脚が強くなり、テントに打ち付ける雨音で目が覚めました。夜は7時半になると寝袋に入っていますので、必然的に朝は暗いうちに目が覚め、雨音がしなくてもそれ以降は寝れなくなります。少し寝袋の中で我慢していますと、雨が上がったような感じです。テントを開けてみますと、雲間から星が見えています。少しガスがかかっていて、ウユニのように鮮明ではありませんが・・・

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少しずつ明るくなってきますと、雲間からビルカバンバ山群がその威容を現してきました。神々しい山並みに寒さも忘れて見入っていました。リャマも崖っぷちで遠くを眺めていますが、何を思っているのでしょうね。

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