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2017年12月

今年の〆は白銀の世界で

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今の時季の北海道は雪の話題しかありませんので、今年の〆もいつものように白銀の世界からです。
朝、出がけの家のところは晴天だったのですが、車で20分ほどのスキー場はご覧のような低い雲の垂れこめたあいにくの天気でした。1週間ほど目立った雪が降っていないせいか、やや硬めのバーンになっていますが、すべてのコースが滑れる状態になって、まあまあいい感じです。
年末年始のお休みで白銀の世界に繰り出す若い人や家族連れが目立ってきており、少しずつ賑わいをみせてきました。長いようで短いウィンターシーズンですので、寒さに負けずに存分に楽しみたいと思っています。

こんな白銀の世界しかない北の小さな町からですが、年末のご挨拶を申し上げます。
来年も良いお年でありますようお祈り申し上げます。
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『君たちはどう生きるか』 吉野源三郎

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吉野源三郎の『君たちはどう生きるか』の書籍版を読んでみました。
1899(明治32)年に生まれ、1981(昭和56)年に82歳で没した著者ですが、現代でもまったく色褪せない素晴らしい本を書いたものと驚嘆しています。そもそも1937(昭和12)年7月に発行された「日本少国民文庫」全16巻シリーズの最終巻として刊行されたもので、子供たちに向けた哲学書であり道徳の書なのだそうです。
主人公はコペル君。いろいろな出来事や悩み事について叔父さんと対談しつつ、人間としてどう生きればいいのかという深い命題に向き合いながらお話が進んでいきます。

『僕は、すべての人がお互いによい友達であるような、そういう世の中が来なければいけないと思っています。人類は今まで進歩してきたのですから、きっと今にそういう世の中に行きつくだろうと思います。そして僕は、それに役立つような人間になりたいと思います。』

・・・コペル君は最後にこのような考えに行きつきます。

書籍版は大人でも楽しめますし、漫画版は多くの子供に読んで欲しいと思っています。
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『この世の春 ㊦』 宮部みゆき

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藩民から今望さまと呼ばれるほどに愛されていた大殿・成興(藩主・重興の父)が、善悪の見極めに長けた馬に嫌われるという不吉な兆候を告げたところで終わった『この世の春』の上巻。それに続く下巻も上巻に勝るとも劣らない複雑な筋立てと息をもつかせぬ展開で、物語にのめり込んでしまいました。

詳しいネタバレを書きますとあとで読まれる方の迷惑になりますので控えますが、私たち人間の心の奥底に横たわる暗闇の部分を書かせたら、宮部みゆきさんの右に出る方はおられないような気がします。そして、同時に人間の心の優しさ愛の深さの描写も見事ですね。まさに最後は「この世の春」です。
強さも弱さも、賢さも愚かさも持っている人間が生み出す物語だからこそ、素晴らしかったり恐ろしかったりするのでしょう。
上下巻とも少しボリュームがありますが、おすすめの一冊です。PC200017

招き猫亭コレクション 猫まみれ展

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道立函館美術館で開催されている『招き猫亭コレクション 猫まみれ展』を見てきました。全国を巡回しているらしく、猫と猫の作品を愛する謎のコレクター「招き猫亭」が約40年にわたって収集してきた絵画、彫刻、陶磁器等約300点を紹介しているそうです。私のブログでも紹介している木内克、稲垣知雄などは勿論のこと浮世絵からシャガール、藤田嗣治、フジコ・ヘミングなどなど古今東西の画家たちの作品が目白押しです。一個人がよくまあこんなにも集めたものと感心してしまいます。
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猫の写真を持参した方は入場料が割引になるということで、沢山の方が持ち込んで貼り付けてあります。これを見るだけでもいろいろな猫がいて楽しいです。犬を飼っている人よりも猫の方が多くなったと報じられていますが、頷けるような気がします。
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1840年代に描かれたという歌川国芳の《猫の百面相》は写真がOKになっていました。猫というよりも擬人化された人間の顔のようで、目や口の動きなど表情の捉え方が見事です。寛政および天保の改革により、浮世絵の改め(検閲)などいろいろな制約が庶民に課せられましたが、役者絵が禁止になってからも国芳は様々な動物の役者絵を描いて禁令をくぐり抜け、その反骨精神が庶民の喝采を浴びたといいます。猫好きで反骨精神の旺盛な国芳の真骨頂がこの絵にも表れているのでしょうね。
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TAKA五稜郭で演奏会前の腹ごしらえ

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演奏会の前に腹ごしらえをしなくてはということで、レストランTAKA五稜郭へ予約の連絡を入れたら「クリスマス・ランチのみ」とのこと。私たちはクリスマスに特別なものを食べるという習慣はありませんが、他にあてもないのでお願いすることにしました。
さすがにクリスマスということで、先客の女性客が美味しそうにワインを飲んでいました。「ここから代わって運転をしていくので飲んでもいいよ・・・」と家内が言ってくれますが、この後のコンサートで酒臭かったり寝てしまってはいけませんので、我慢することにしました。首都圏のコンサートホールや劇場では休憩時間や幕間に普通にワインやシャンパンなどを楽しんでいますから、ちょっとくらいひっかけても大丈夫なのでしょうが、田舎では酒臭いと睨まれそうなので控えた方が無難です。
そんなTAKA五稜郭ですが、地方都市のわりに美味しいレストランが揃っている函館の中でも、数本の指に入るくらいに美味しいです。一般家庭のような雰囲気の中で味わうフレンチもいいものですね。
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『クリスマスの夕べ』コンサート

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クリスマスイヴの宵、ハナミズキ室内合奏団メンバーによる『クリスマスの夕べ』を聴いてきました。
仙台フィルハーモニー交響楽団第2ヴァイオリン副首席奏者の小川有紀子さん、同じ交響楽団の首席オーボエ奏者の西沢澄博さん、そしてピアニストの高橋麻子さんによる演奏です。
ヴァイオリンとオーボエの組み合わせというのはあまり聴いたことがなかったのですが、オーボエのメランコリックな音色が大好きですので、今回のリサイタルをとても楽しみにしていました。お三人の卓越したテクニックと音楽性、そして同じオケで活躍されているメンバーならではの息の合った素晴らしい演奏を聴かせていただきました。

曲目は、
1.キュイ:五つの小品op.56
2.バッハ:オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1060
3.ファリャ:スペイン舞曲
4.モリコーネ:ガブリエルのオーボエ
5.サン・サーンス:オーボエソナタニ長調op.166
6.フォーレ:子守歌
7.プニャーク=クライスラー:序奏とアレグロ
8.シューマン:夕べの歌
9.クリスマスメドレー
そしてアンコールは、「星に願いを」「アメージンググレイス」でした。

イヴに相応しい本当に感動的な演奏会でした。来年の10月13日に同じホールで再演するようですから、ぜひ多くの方々に聴いていただきたいと思います。
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白銀の世界へ

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昨日(22日)も白銀の中でした。
このところずっと天気が芳しくなかったのですが、久しぶりに青空がのぞきました。抜けるような青空のもと、新雪が木々に降り積もって、梢の白さが一層眩しく感じられます。雪質は気持ちの良いパウダーですし、ゲレンデのコンディションは最高です。
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『この世の春 ㊤』 宮部みゆき

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作家生活30周年の記念作品となる宮部みゆきの『この世の春』、上巻を読み終えました。
舞台は江戸時代、北関東のどこかの小藩「北見」。藩主の北見重興(しげおき)が、ある騒動の結果、主君押込にあって若くして隠居させられることから物語が始まります。
重興は自身の中に多重の人格を抱える解離性同一性障害を患っているという設定です。現代のように病態が明らかになっていない時代のお話ですから、怪しげな呪術や藩政に遺恨を持つ陰の勢力の力が見え隠れして、物語は佳境に向かっていきます。サイコホラーの恐怖、ミステリーの謎が満載で凄いです。
今、下巻を読み始めたところです。下巻も読み終えましたら、また感想を書かせていただきます。
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スキー&ボード用の面白いアプリ

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日曜日はあまりスキー場へ行かないのですが、天気が良さそうなのと新しいアプリを使ってみたくて出かけてきました。

skiのアプリといいましても、私の場合はただ単に滑った回数をカウントできるものがあればいいなと思い探したにすぎません。いつも指を折ったり、雪面にストックで印をつけたりして回数を数えていたのですが、せっかくスマホを持っているのですから、電卓のようなもので毎回カウントできればと思っていました。
今の時代のスマホというかアプリの進歩は凄いですね。見つけたのは"ski tracks"というものです。無料のアプリも沢山ありましたが、少しお金を出した方がいいのかなと思い、99円で購入しダウンロードしました。無料のアプリで英語版のものもありましたが、これは日本語で対応してくれますので助かります。

早速、ゴンドラに乗り込んですぐにオンです。GPSと高度計が作動していることがリアルタイムで分かります。あとはポケットに入れて帰る時まで計測すればOKです。最高速度や滑走距離、斜度、回数などが毎回自動的に記録されていきます。最高速度が2回目に滑った時に78.9km/hと表示されましたが、どのようにして速度を計測しているのでしょうね。滑っているとそれほどスピードが出ているという体感はありませんが、車でも80km/hを出したら怖いですから、これが本当だとしたら、ちょっとビビッちゃいます。

日毎のデータはすべて累積されますから、シーズンを通して振り返るときに面白いかも知れません。スキーやボードをされる方におすすめのアプリと思います。
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このアプリのデータによりますと、今日は9:01にゴンドラに乗り込み、11:16に駐車場に戻ったことになります。ゴンドラに5回乗りましたが、3回目以降に混んできて待ち時間が長くなったことも分かります。
すでにトップシーズンのような素晴らしい雪質で、白銀の世界を満喫しています。
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17~18シーズン 初滑り

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先週の土曜日にオープンしたスキー場。今日、17~18シーズンの初滑りをしてきました。
例年の今頃ですと、下のリフトのみでの暫定オープンが普通ですから、初日からゴンドラが稼働していることからも異常に雪の多いシーズンインになっていることが分かります。午前中いっぱい滑ってきましたが、やはりウィンタースポーツは楽しいです。
年齢とともに暖かい南の地に憧れを抱くようになってきましたが、この白銀の世界と爽快な気分を味わうと北国からは離れることが出来ないなと思ってしまいます。(^^♪
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一気に40cmの積雪

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数日前までは雨が降ったりして雪が少なくなっていたのですが、このところの寒波で一気に40cmほども積もりました。連日、除雪車が入っていますので、家の前に置かれた雪をどかす作業に明け暮れています。40cmというと大したことがないように思われるかもしれませんが、道路の両側はうず高く雪の山が形成されています。もともと北国しては雪の少ない地域なのですが、今年の雪の降り方は異常なようで、例年の2倍は降っているようなことを言っていました。お蔭でスキー場は初日からゴンドラが稼働しているようで、スキーヤーにとっては朗報になっています。私も近々初滑りを予定しています。
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『さらさら流る』 柚木麻子

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柚木麻子の『さらさら流る』を読み終えました。
アットホームな家族に囲まれ、平凡ながらも毎日を穏やかに幸せに過ごしている主人公の井出菫。ある日突然、たまたま自分の裸の写真がネット上に公開されているのを見付けてしまいます。6年前までつきあっていたかつて恋人に懇願されて撮影を許したことを思い出しまが、すぐ消させたはずなのになぜか多くの人の好奇の目に晒されることになっていました。あらゆる負の渦に飲み込れ心に深い傷をおいながらも、家族や親友の助けを借りながら少しずつ真相を明らかにし立ち直っていきます。
彼との最初の出会いは、大学の飲み会で酔い醒ましを兼ねて渋谷から自宅まで暗渠を辿りながら帰ったことですが、この暗渠に纏わる思い出が通奏低音のように全篇に流れています。まさに「さらさら流る」のように。人間は暗渠のように暗いところを流れている時もあるが、必ず日の当たる拓けたところに行きつくということを意味しているのでしょうか。
穏やかな幸せと崩壊そして再生を描いた作品です。現在と過去を行ったり来たりし、彼女と元恋人の視点両方を描きながら物語は進みます。二人の微妙な心の動きの描写が素晴らしく、このへんが柚木さんの文章力の確かなところなのかなと思います。
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プチサイズのアップルパイを作ってみました

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気まぐれですからめったにケーキ作りなんてしませんが、何かのきっかけで食べたいと思うとつい作っちゃいます。
そんなことで今回は自分のところで採れたリンゴを使ったプチサイズのアップルパイを作ってみました。パイシートは遥か10年近く前から冷凍庫に眠っている市販のものです。腐っているかなと怖々全体を点検してみましたが、見た限りでは大丈夫そうでした。そんなのを10cmの型でくり抜いていきます。中に入れるフィリングは、リンゴの皮をむき1cm角くらいに切って、電子レンジで適当にチンします。私のところのリンゴは結構甘いので砂糖を加えずに100%ピュアで勝負です。リンゴはしんなりすればOKです。
それを適当量乗っけて半分に畳めば準備完了です。卵黄なんてものを塗って、180度で25分焼けば出来上がりです。ケーキ作りなんて自慢するほどのものではありませんが、これ結構美味しいです。(^^♪
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パソコンのバックアップは完璧ですか

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写真や文書などパソコンに仕舞っている大事なデータは、外付けハードディスクやUSBメモリあるいはクラウドなどにバックアップしていることと思います。
私もデータのバックアップはとってありますが、それと同時にOSを含めたシステム全体のバックアップもとるようにしています。使っているソフトは"Acronis True Image"というもので、もう10年以上も使っていますが、とても信頼性のおける優れたソフトです。普通のバックアップと何が違うかと言えば、何かの不都合でパソコンが機能不全に陥った場合に、OSを含めて導入していたソフトや諸々の設定を以前の状態にそっくりそのまま復元できるという凄い機能を有していることです。OSをリセットしたことがある方はお分かりと思いますが、ソフトやメールの設定を改めてやることは結構大変ですよね。
私の場合は週単位でバックアップをとるように設定していますが、最初はフルで、その後は"差分"や"増分"といって、変更したところだけを保存するような細かい設定が可能です。
"Acronis True Image 2018"になってランサムウェアへの対応も完璧になりました。
普段は大した働きをしませんので保険のようなものですが、いざとなった時の働きは絶大なものがあります。5000円程度で3台のパソコンのバックアップがとれますし、スマホも専用アプリで使うことが出来ます。私はNASを導入しましたので、ネットワーク上で一元管理していますが、もちろん外付けハードディスクと1対1でも大丈夫です。
この手のバックアップソフトをお探しの方はぜひ検討していただければと思います。
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NASを導入してみました

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外付けのハードディスクの容量が少なくなりましたので、思い切ってNASを導入しました。
NASは"Network Attached Storage"の頭文字の通り、ネットワークに接続された記憶装置という意味になります。ただ、一般的なパソコンに内蔵するハードディスクや、USBで接続する外付けハードディスクとは異なり、これ自体にデータの読み書きを制御するCPUや独自のOSが組み込まれています。機能的にはパソコンに近いもので、単にデータを保存するだけでなく、複数のパソコンやスマホ、家電などの様々なデータを管理・活用することが出来ます。

私が選んだのは、台湾のSynologyという会社の"DiskStation DS216j"という製品です。2万円弱で購入しました。ただ、ハードディスクは別途購入ですので、Western Digitalという会社の3TBのHDDを組み込んでみました。2つのベイがあり、1つが壊れても大丈夫なように通常は同じものを2つ装着するようになっています。価格は1台1万円ほどで購入できます。
そうそう、大きさはお弁当箱くらいですから、無線LANの隣に置いてもまったく邪魔になりません。
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無線LANに接続してセットアップをしましたが、とても簡単でだれでもすぐに設定が出来ます。下は管理画面ですが、いろいろなソフトが用意されていて、パソコンが1台増えたような感じがします。まだ詳しくは使い込んでいませんが、すべてのパソコンやスマホのバックアップなどいろいろなことが一元管理できそうです。また、面白い使い方などが分かりましたら紹介したいと思います。
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『忘れられた巨人』 カズオ・イシグロ

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今年のノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロの『忘れられた巨人』を読んでみました。
長崎生まれの日系英国人ということで、いずれの小説ももとは英語で書かれています。本書も日本語訳ですので英語版で読んだら細かいニュアンスが違うかなと思うのですが、私には読む力がありませんので、ちょっと残念に思っていました。
舞台は6、7世紀のブリテン島で、いきなり語り手が鬼の話をはじめるファンタジックなゲーム画面を思わせる舞台設定で物語が始まります。当時のアーサー王がサクソン人を虐殺してブリテン島を統一したことに起因するブリトン人とサクソン人との対立という背景が絡んでいます。主人公は、記憶をほとんど亡くした老騎士のアクセルと彼の妻のベアトリスという老夫婦です。ある日、息子のいる村を訪ねて旅に出るのですが、その道中で戦士や少年と出会い、竜退治へと向かう展開になっています。というのも、この雌竜が吐き出す魔法の息が、老夫婦はもとより村人みなの大切な歴史の記憶を奪っているからなのです。しかし、この魔法の息による忘却によって、ブリトン人とサクソン人の憎しみが忘れ去られ、束の間の平和がもたらされていたことも事実でした。竜の死は、争いの再燃を意味していることにもなります。

イシグロ氏は、平和な時代を迎えるのだと信じていた1989年のベルリンの壁崩壊後に発生したユーゴでの戦争勃発に大変なショックを受けたと仰っています。ボスニアやコソボでは、異なる民族同士の結婚さえある程度進み、互いに近所づきあいをしたりと平和に暮らしていたといいます。でも、その平和は本物でなく、あくまでもチトー政権によって力によって抑え込まれていたにすぎなかったのだそうです。そう、小説の中の雌竜から息を吹きかけられた状態のようにです。
イシグロ氏は、嘘の平和とは何か、真の平和とは何かという難しい問題を提起しているのでしょう。このところ俄かにキナ臭くなってきたイスラエルとパレスチナの問題しかり、スペインやスコットランドの自治政府独立の問題しかり、その根は深いところにあるようです。
ファンタジックな小説ですが、そんな深い意味を込めた一冊と思います。
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冬のバイク・トレーニングはZWIFTで

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北海道の冬期間は路面が凍りますし、なにより寒いですからロードバイクは春までお休みになります。でも、春に向けての脚力の維持が大切とお仲間さんが言っていましたので、私も出来るだけローラー台で漕ぐようにしています。ただ漕いでいても飽きてなかなかモチベーションが上がりませんので、私はZWIFTというものに参加してヴァーチャルでトレーニングをしています。
ロードバイク・トレーニングの世界ではZWIFTはとてもポピュラーですから既に参加している方もおられると思いますが、簡単に言えばネット上のヴァーチャル・レースのようなものです。

下の画面は、私がリアルタイムで漕いでいる時のものですが、一番手前のオレンジ・白・黒のジャージを着ているのが私の分身です。右の一覧の青くなっているのが私の順位で、世界中の沢山の方が漕いでいるのが分かります。追い越したり、追い抜かれたりして、順位が前後します。今回のコースはロンドン市内に設定されたものですが、他にもヒルクライムなど世界中の沢山のコースが用意されています。

私はTACXのスマートトレーナーというローラー台を使っていますが、このZWIFTの面白いところは登り傾斜に連動して相応の負荷がかかることです。この負荷の増減により実際にコースを漕いでいるような錯覚にとらわれるところが凄いです。ただ、下り傾斜は反映されず、漕がずに自転車に乗っていれば進むということがありませんので、ここがちょっと辛いところです。次世代のスマートトレーナーでは、この点が改善されてよりリアルな雰囲気に近づくかもしれません。

冬期間は自転車が漕げなくて残念とお思いの方はぜひトライしてみてください。世界中で同じ時間に漕いでいる仲間がいると思うと楽しいですよ。(^^♪
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ZWIFTのプロモーションビデオがありましたので、ご覧いただきたいと思います。こんな感じで室内トレーニングができます。

 

2-in-1パソコンを買ってみました

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2-in-1パソコンというものを買ってみました。
2-in-1パソコンには、キーボード部分(キーボードドック)と液晶部分(タブレット)が分離するタイプのものや専用のキーボードカバーが付属しているタイプのものがあるようですが、私が選んだのは一見普通のノートパソコンのような形のコンバーチブル型というものです。このタイプは、通常のノートブックだけではなく、タブレットになったりテントモード、スタンドモードといったいろいろなスタイルに変形するところがウリです。
画面サイズやCPUなどによりピンキリですが、私の選んだのはDell の"Inspiron 11 3000"というシリーズの中の一つです。内訳は、Windows 10 Home(64ビット)、11.6 inchのディスプレイ、Core m3-7Y30 プロセッサー、1TB ハードドライブなどを装備しており、57,000円(税、配送込)という低価格の割にはそこそこ充実した内容かなと思っています。
画面サイズが11.6 inchとちょっと小さいのが気になりますが、タブレットとして使う際や旅行などで持ち運ぶことを考えれば、これくらいで充分なのかも知れません。サクサク軽快に動きますし、いろいろと使い勝手がいいのでサブパソコンとして重宝しそうな感じがしています。
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