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2018年02月

積雪1mくらいに・・・

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夜半から強い風と雪で凄い天気に見舞われ、近くの江差町など檜山管内では車が何台も立ち往生して動けなかったようです。一転して朝からは好天に恵まれましたので、いつものように雪かきです。ログの屋根の雪は一度降ろしたのですが、数日でご覧のように積もってしまいました。函館の今現在の積雪は73cmということですが、当地はもう少し多く、吹き溜まりでは1mを超えているところもあります。
例年ですと近くの農家の畑では黒い融雪剤の散布が始まる時期なのですが、この大雪で今年の作業は大幅に遅れているようです。私のところの果樹の剪定もまったく出来ないでいます。寒さと大雪、もう少しの辛抱が続きそうです。
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『星の子』 今村夏子

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芥川賞および本屋大賞にノミネートされた今村夏子の『星の子』を読んでみました。
とても平易な文章で書かれていますし、200頁ほどの小説ですから一気に読めてしまいます。

物語はの主人公は中学3年の林ちひろという普通の女の子です。ちひろが幼少時から病弱だったことから両親は怪しげな新興宗教に入会しています。両親は「金星のめぐみ」と称する特別な水を愛飲したり、教団が主催する集会や合宿に積極的に参加したりする熱心な信者です。周囲の親戚などからの勧告があったり、ちひろ自身も両親の行動に時に違和感を持つものの、あえて否定はせずに新興宗教を中心にした生活に順応していきます。

あたかも学校を中心とする「普通」の世界で過ごすより、新興宗教という「怪しげ」な世界にいる時のほうが、ちひろ個人にとっては人間らしく活き活きとしているとさえ思えてきます。ちひろは取り立てて大きな躊躇いもなく、それらのコミュニティを行き来し、物語もどちらへの肩入れをすることもなく淡々と進行していきます。

ちひろの両親のように「愛する家族のために」という麗しい言葉のもとに一蓮托生を選ぶことは正しく美しい行為なのか、はたまた「怪しげ」と「まとも」という価値観をジャッジするのは誰なのかという命題を読むものにつきつけます。

単純なストーリーですが、いろいろな読み方が出来る不思議な一冊です。
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積雪2mになったスキー場

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1週間ぶりに家内を誘ってスキーへ行ってきました。
今年の函館は札幌を上回る積雪で、脆弱な除雪・排雪体制も相俟って、市内は幹線・脇道を含めてどこもひどい状態に陥っています。この大雪でスキー場だけは大喜びかと思っていたのですが、除雪費や暖房費がかさんで、ここも大変なようです。大喜びしているのは、スキーヤーとボーダーだけかも知れませんね。
そんな大雪のスキー場ですが、積雪表示がついに2mに達していました。これだけの雪があれば、4月上旬のクローズまで大丈夫でしょう。あと1ヶ月半のシーズン、大台の30回を達成できるでしょうか。
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『騙し絵の牙』 塩田武士

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「グリコ・森永事件」をモデルにした小説『罪の声』で数々の賞を受賞した塩田武士。
それ以来になる小説『騙し絵の牙』を読んでみましたが、さすがに塩田さんの文章には唸ってしまいました。文章がとても読みやすいですし、物語の組み立ても素晴らしいと思います。

物語の舞台は大手出版社です。主人公の速水輝也はこの出版社の雑誌編集長であり、俳優の大泉洋さんのイメージをキャラクター化しています。やたらかっこいい大泉洋さん演じる主人公をイメージしつつ読み進める感じです。本書の発案当初から映像化を見据えた「完全アテガキ社会派小説」という触れ込みですので、この奇想天外な面白い企てにちょっと嵌ってしまいます。

書籍離れなど出版業界を取り巻く環境は厳しさを増していますが、速水たちが編集している雑誌も御多分にもれず廃刊の危機に晒されています。時を同じくして上司からの圧力、部下との軋轢、家庭の不和など諸々の問題が噴出してきますが、持ち前の話術とパフォーマンスで何とか乗り越えていきます。

これだけでも物語として面白いのですが、もうひとつ最終盤になってどんでん返しが待っています。「最後は大泉洋に騙される」というキャッチフレーズが本書のウリですが、これは読んでのお楽しみということで・・・。表紙写真の大泉洋さんの影が女性の顔になっているのがお気づきになりましたでしょうか。(^^♪
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映画『生きとし生けるもの』

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先々週の土曜日にトークショーがあった今津秀邦監督の映画『生きとし生けるもの』を観てきました。北海道の自然を舞台に5年の歳月をかけて撮り続けてきた美しい映像の数々にとても感動しました。
映画は、宮島沼水鳥・湿地センターのねぐらを一斉に飛び立つ8万羽のマガンの集団からスタートします。8万羽の鳥たちの羽ばたく姿とともに鳴声や羽音の凄まじさに圧倒されます。氷河期の生き残りと言われるエゾナキウサギの愛らしい動き、秋に川を遡るシロザケの群れとそれを待ち構えるエゾヒグマの勇壮な姿、何とも愛おしいキタキツネの子供たちと見守る母親キツネなどなど・・・今津監督の動物への暖かい眼差しが感じられて、素晴らしい作品でした。
「誘い人」の津川雅彦さんのナレーションは始まりと終わりだけ、音楽も控えめで、もっぱら風や川のせせらぎの音、そして動物たちの鳴き声などが主体になって構成されています。

映画が終わって、客席のどこからともなく拍手が送られたのは、久し振りの出来事かなと思っています。この作品は、映画館でご覧になることをおすすめします。
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粉雪が降り積もってフワフワ・・・

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今シーズンやっと15回目になりました。もとが取れないかもと思っていたのですが、これで何とかシーズン・ノルマはクリアです。(笑)

天気予報に反して朝から細かい雪が降り続いていましたが、ゲレンデは圧雪した上に10cmほどの粉雪が降り積もって、最高のコンディションでした。ここのスキー場は早朝に踏み固めてしまいますので、このような状態の滑走はめったに出会うことはありません。3本くらい滑ったら気温が上がってボコボコになってきましたので、朝イチさんだけへのご褒美だったかもしれません。
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『クリスマスを探偵と』 伊坂幸太郎

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伊坂幸太郎の『クリスマスを探偵と』。クリスマスの頃に読みたかったのですが、図書館の順番の関係で今頃になってしまいました。

伊坂幸太郎の文とイラストレーターのマヌエーレ・フィオールの絵による「大人の絵本」といった感じの本です。文はとても短いですので、30分もあれば読めちゃいます。
クリスマス・イヴに父親の浮気を調査するにわか探偵のカールが主人公です。浮気の現場の家を見張る公園で出会った不思議な男とたまたま会話を交わすのですが、その会話の中から少年時代のクリスマスに纏わるいろいろな思い出が蘇ってきます。
なんとなく哀しくて、ちょっぴりメルヘンチックで、そして少しだけミステリアスな絵本です。

伊坂幸太郎が大学生の頃に初めて書いた短篇をもとにリメイクした作品のようです。
《図書館からお借りしました》
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『ねこ町駅前商店街日々便り』 柴田よしき

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柴田よしきの『ねこ町駅前商店街日々便り』。とても面白かったです。
読んでいて心が温まるというかアットホームな感じで、こういう小説は大好きです。

舞台は某県某所を走る私鉄・柴山電鉄の赤字ローカル線の終点・根古万知(ねこまんち)。その昔には太良山炭鉱とそこに働く人々で大いに栄えていたのですが、今は駅前の賑わいは途絶えわずか8店舗ほどが細々と営業するいわゆるシャッター商店街です。
そんな商店街にたったひとつある喫茶店「風花」で働いている愛美という女性がこの物語の主人公です。愛美は地元の大学を卒業したのち東京で就職をし、そして結婚をしたものの3年足らずで別れて、故郷の根古万知へ戻ってきました。
そんな愛美は、ひょんなことから緑色の大きな目と灰色の毛が愛らしい拾い猫を飼うことになります。愛美はその猫を「ノンちゃん」と名付け可愛がるのですが、たまたま「ノンちゃん」が柴山電鉄の一日猫駅長を務めるとSNSなどで情報が拡散し駅は大ブレークすることになります。そして、愛美はその勢いをもって商店街を活性化させるために商店街の人々や仲間を巻き込んで奮闘するというストーリーです。
現在の日本が抱える都市への一局集中と衰退する地方の問題がこの小説の根幹にあるのですが、拾い猫の「ノンちゃん」を中心にいろいろな知恵を出し合って、観光客が訪れてみたいと思うような、そして住民にとっても住みやすいと思う地域活性を模索していきます。

『空には星。足下には地面。木々には甘夏の実。丘にはUFO。シャッターには絵が描いてあり、古びた写真館では芝居が上演される。商店街にはアーティストが住み、駅には猫。それが、私の故郷』と愛美が呟くところで小説はエンディングになります。

450頁を超える長編ですが、いろいろな人間模様が描かれていて面白いです。お勧めの一冊です。
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辻沙絵さん、主演女優賞に

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ニトリ文化ホールで北海道命名150年キックオフ特別イベント「キタデミー賞」が開催され、我らが辻沙絵さんが吉永小百合さん、中島みゆきさん、高梨沙羅さんらとともに主演女優賞に輝きました。
本場「アカデミー賞」にならった「キタデミー賞」。監督賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞などの各部門で北海道と繋がりの深い著名人は勿論のこと、歴史や自然といった「モノ」や「コト」がノミネートされました。

女優の樹木希林さん、歌手の北島三郎さん、映画監督の山田洋次さん、女優の吉永小百合さんという豪華出演者の他に日本ハムの人気キャラクターのBB、ソフトバンクCMでお馴染みの海斗くんも出席していました。

ステージに登壇した沙絵さんはチャーミングでとても綺麗でしたし、衣装も華やかで素晴らしかったです。あのレッドカーペットを素敵な衣装で颯爽と歩く姿を想像していました。また、いつも感心しているのですが、今回の受賞スピーチも会場の雰囲気にのまれずに堂々としていて、さすが沙絵さんだと思っていました。トップアスリートを枠を超えて、一流スターの仲間入りを予感させるものでしたね。
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※2/5 HTBより放映されたテレビ番組を撮影させていただきました。

『逃亡刑事』 中山七里

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中山七里の『逃亡刑事』。ストーリーが荒唐無稽な設定で少し漫画チックなのですが、これはこれで痛快で面白かったです。

8歳の御堂猛という少年が児童養護施設から脱走する途中、千葉県警の組織犯罪対策課の生田巡査が拳銃で殺害される場面を目撃するところから物語が始まります。同じ県警の捜査一課に勤務し、美形ながらもガタイがでかくて男まさりの武闘派なことから「千葉県警のアマゾネス」と呼ばれる高頭冴子がこの小説の主人公「逃亡刑事」です。彼女は警察組織内の軋轢から、この事件の罪を着せられることになります。濡れ衣を着せられた彼女は、目撃者として生命の危険に晒されている猛を連れて逃亡するのですが、広域暴力団の助けを借りたり、日本一カオスな街と言われる大阪A地区に潜伏したりして巧みに追跡をかわします。
最初から真犯人は分かっていますので、ミステリーという要素には乏しいのですが、この逃亡劇がスピーディなうえに奇想天外の展開で最高に面白いです。
《図書館からお借りしました》
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