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2018年08月

なかなかいい感じ フットブレイス

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先日購入したフットブレイズを使って見たくて、朝から大沼湖でカヤックです。風速2~3mの風が小さな波を立てていますが、あまり気にならずに気持ちよく漕ぐことが出来ました。
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ゆっくりと岸や島に沿って巡ってみましたが、何となく秋を感じさせるような風情になってきています。来月の今頃は紅葉が始まっているかもしれません。
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一昨日にヒルクライムで駆け上がった木地挽高原は今日も靄の中です。天気が良いともう少しくっきりと見えるのですが、向こうからの展望も一緒でしょうね。
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今日、試してみたかったフットブレイスです。簡単に言えば「脚の踏ん張り棒」です。
カヤックを漕ぐのは上半身だけなので足は全然使わないと思われがちですが、意外と下半身の力を生かすことがポイントになります。その下半身(脚)の力を上手く艇に伝えるのが、このフットブレイスです。実際に漕いでみた感じは、下半身の踏ん張りがききますし、腰への負担も少なくなって、とてもいい感じです。
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木地挽高原ヒルクライム

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20℃前後と秋を思わせる少し肌寒い天気でしたが、今日は隣町の木地挽高原でヒルクライムです。家から標高560mのパノラマ展望台まで一気に登ります。先日の道道1160号の旭岳ヒルクライム・コースほどではありませんが、それでも勾配10%前後の登りが続きます。シャツが汗でびっしょりになる頃にパノラマ展望台に到着です。途中にはキャンプ場、そして展望台には綺麗な休憩所があり、景色を眺めながら美味しい珈琲を楽しむことが出来ます。
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展望台からは駒ケ岳、そしてカヤックのホーム・レイクにしている大沼湖を望むことが出来ます。今日はあいにくの靄がかかっていて、きれいな展望は得られませんでしたが、晴天時には函館湾や城岱高原を含めて素晴らしい景色を堪能できます。そうそう、函館の夜景も綺麗に見えるんですよ。それにしましても風が強くて寒いです。下りはひたすら風を受けるだけですから凍えるかも知れません。
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下りてきて、田んぼ越しに登ってきた木地挽高原を眺めています。すぐ近くには新幹線の新函館北斗駅がありますから、高原へのアクセスはタクシーでもレンタカーでもわりと簡単に行くことが出来ます。もちろんマイカーでも私のように自転車でもOKです。
田んぼの稲もだいぶ黄色くなって稲穂が垂れるようになっています。少し前に田植えをしていたと思っていましたら、もう収穫期なのですね。美味しい北海道米の「ふっくりんこ」「ななつぼし」でしょうか。「ゆめぴりか」かもしれませんね。
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『ウォーターゲーム』 吉田修一

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吉田修一の『ウォーターゲーム』を読み終えたところです。
『太陽は動かない』『森は知っている』に続く、「産業スパイ・AN通信」シリーズ第3弾です。 前2作を読んでいませんので、最初ちょっと物語に入り込めなかったのですが、この3作目だけでも充分に楽しめる内容になっています。
冒頭からダムの爆破など少し現実離れしたお話から始まるエンタメ系の小説で、水道事業の利権をめぐる騙し騙されのコンゲーム(confidence game 信用詐欺)がスピーディなタッチで描かれています。国内の水道事業民営化に纏わる政財界の怪しい影、そして国際的な利権が複雑に絡み合う中央アジアの水資源問題と、場面は世界を股にかけて目まぐるしく変わっていきます。ミッションインポッシブルを思わせるスパイたちの情報戦など、ハラハラドキドキの連続ですので、お好きな方には堪らないかも知れません。

話は変わりますが、この7月5日に私たちには十分に知らされないまま、水道法改正法が衆議院本会議で可決されましたね。そう、W杯での日本代表の活躍に湧き、オウム真理教の松本被告ら7名の死刑執行に驚かされた週でした。この小説のように水道事業の運営権を民間に売却できる仕組みが盛り込まれた法案で、自民・公明両党などの賛成多数で可決されています。海外ではフィリピンとボリビアで民営化が失敗しており、わが国でもこのまま民営化して大丈夫なのだろうかと思ってしまいます。人間が生きていくうえで最低限必要なのは「空気」と「水」ですからね。

《図書館からお借りしました》
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半分、むらさき

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お盆が過ぎたと思ったら、もう8月下旬。道路沿いのススキの穂も風になびいています。
プルーンが少しずつ色づいてきました。日当たりにもよりますが、半分むらさきといった感じです。
落果するものも結構ありますが、中を割って調べたところでは、シンクイムシはいませんので、天候不良などによる生理的なことが原因なのかも知れません。これから収穫期までにどの程度残るのか分かりませんが、なんとか頑張って少しでも多く収穫できればと思っています。
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こちらの大玉はパープルアイという品種です。一般的なスタンレーやシュガー、サンなどに比べてふた回りほど大きく、長径で6~7cm、重さは100gほどもあります。我が家の木はまだ幼木で、これだけ沢山実を付け、そして食べれるほどまでに成熟したのは初めてです。
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楽しい下草刈り

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今年何度目かになる雑木林の下草刈りをしました。
10kgほどの刈払機を肩から吊り下げ、左右に振って刈りながら歩く単純作業ですが、これが結構好きで一日中やっていても飽きることはありません。今日もお昼休みを除いて、ほぼ一日中やっていました。午前中にアシナガバチに刺されるというアクシデントがありましたが、痛かったものの大したことはありませんでした。軒先などに出来たアシナガバチの巣は見つけ次第退治していますので、そのお返しだったのかも知れません。(^^♪
刈り上げた後の景色を眺めるのが大好きです。
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これまでにアシナガバチには2度刺されていますが、いつもエクストラクターというポイズンリムーバーを使っています。強力な吸引力で刺し口から直接毒を吸い取るというものです。どの程度の効果があるか定かではありませんが、吸引したところからは体液のようなものが出てきますから、少なからず毒液は吸い出しているのかも知れません。
プチ田舎では、こんなものも必需品になります。
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半分、青い

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12本ぜーんぶ違う種類を植えたトマト、順調に色づいて朝昼夕と沢山食べています。
ミニ、中玉、大玉、赤いの黄色いの、そして形も様々と見ていて楽しいです。売り物ではありませんので、落ちる寸前くらいまで真っ赤に完熟させてから収穫します。春先から長雨など天候不順の連続でしたが、病害虫にもやられず、こうして楽しませてくれていることに感謝です。

そうそう枝豆も茶豆や黒豆などを含めていろいろな種類を植えましたが、順次収穫期を迎えています。新鮮なのをすぐ茹でて、軽く塩を振りかけてからいただきます。これがあるとビールが何杯でもいけちゃいますね。
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crocsサンダル

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小学校の夏休みが終わり、プールは子供の楽園から大人の楽園に変わりました。
夏休み期間はまともに泳げるような状態ではありませんので、ほぼ1ヶ月間休んでいましたが、昨日から週2スイマーになっています。いつものメンバーと久しぶりにバチャバチャしています。
私たちの行ってるプールは温泉も併設されており毎回両方を楽しんでいますが、プールのあとに濡れたまま温泉に行く都合上、靴を履くのに難儀していました。そんなことで購入したのが、標記のcrocsのサンダルです。もう履かれている方は沢山おられると思いますが、履いた感じはすこぶる快調です。このまま車の運転も大丈夫ですし、濡れてもすぐ乾くのがいいです。パドルスポーツにもいいかも知れません。
さあ、池江璃花子選手に負けないようにマスターズ水泳を目指して頑張りますよぉ~。(^^♪
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真夏に逆戻り

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数日前に旭岳で一足早く冬を体感して、帰ってきたら今日は蒸し暑い30℃超えと、身体がびっくりしています。この蒸し暑さは台風20号がもたらしているものらしく、当地も明日の午後から荒れそうな気配です。
遊び呆けていますので、庭のほうまで手が回らず、荒れ放題でしたが、少しずつ手を入れるようにしています。ログはお盆前に2年毎のペンキ塗りを終えていましたので、少しはきれいに見えるでしょうか。
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北海道開拓の村 農漁村・山村群

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こちらは農漁村・山村群にある建物の一部です。
今ではほとんど見ることが出来ない太い柱や梁をふんだんに使った木造建築、そして何となく優しい風合いの札幌軟石を用いた建造物を見ることが出来ます。

開拓者の息遣いが感じられる「北海道開拓の村」へぜひお越しになってみてください。
私も次回は1日かけてゆっくりと見学したいと思っています。
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北海道開拓の村 市街地群 その2

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小学校の夏休みは先週末で終わって2学期が始まっていますので、村内を訪れる人は少なくとても静かです。夏休み期間には子供たちの自由研究にも役立つ、いろいろな体験イベントが開催されていたようです。

馬車鉄道通りに沿ってぶらぶら歩いてみます。
移住者の郷里の建築様式が垣間見られたり、厳しい風土に根ざし型にとらわれない北海道らしい意匠が込められたりと、どの建物もきらりとひかる魅力があります。
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北海道開拓の村 市街地群 その1

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東川町からの帰り、札幌市厚別区の病院へ見舞いをしたあとに、すぐ近くにある北海道開拓の村へ立ち寄ってみました。1時間程度しか余裕がありませんので、本当に駆け足で回った感じですが、大好きな古い建物の数々をちょっとだけ堪能してきました。

リーフレットによりますと、この村は明治から昭和初期にかけて建築された北海道各地の建造物を54.2haという広大な敷地に移築復元・再現した野外博物館なのだそうです。愛知県犬山市にある明治村の北海道版といった感じです。

写真だけは沢山撮ってきましたので、3回に分けて紹介したいと思います。なお、建物の詳細につきましては北海道開拓の村のホームページに掲載されておりますので、こちらをご覧ください。
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大雪旭岳sea to summit 2018 《閉会式》

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道内はもとより南は沖縄から、そして台湾からも参加者があった大雪旭岳sea to summit 2018 は無事閉会式を迎えました。昨年よりも多い総勢100名を超える方々が参加して、過酷ながらも楽しくアクティビティを終えることが出来ました。
昨年は旭岳の登りでモンベルの辰野会長と一緒になりましたし、今年も下りで一緒になり、ツーショットで写真を撮っていただくご褒美もありました。昨年は旭岳の山頂で辰野さんの篠笛を聴かせていただきましたが、今年は開会式と閉会式で2度聴かせていただきました。開会式では「コンドルは飛んで行く」、閉会式では「草原情歌」でしたが、辰野さんの篠笛はセミプロ級でワンダフルです。お忙しいのにいつ練習なさっているのでしょうね。
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今年も参加賞としていろいろのグッズ、特製のsea to summitのTシャツをいただきました。そして恒例のお楽しみ抽選会です。これを楽しみに参加しているような感じですが、今年もモンベルの50000ポイント・カードやJALの航空券、涎の出るような登山用品など凄い景品が用意されていました。私は食い意地が張っていますので、「大山ハム」の詰め合わせを狙っていたのですが、見事に仕留めることが出来ました。このハム、昨年も当たって大好評でしたが、やはり絶品で美味しいです。

10月には宮城県加美町でのsea to summitへもエントリーしていますので、参戦の予定です。そして来年には、小清水町・網走市を会場にした「オホーツクsea to summit」の開催も決定したようです。こちらへもぜひ参加したいと思っています。
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大雪旭岳sea to summit 2018 《2日目》

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8月20日、大雪旭岳sea to summit 2018の本番の朝を迎えました。
5時半頃に忠別湖親水公園に着きましたが、やはり肌寒く小雨がぱらついています。旭岳山頂のゴール時点の気温は5℃前後、10~15mほどの風が吹いているので、体感温度は氷点下になるようなアナウンスがありました。まだ先日の雪が残っているようで、ちょっと過酷なコンディションになるような予感がします。

まずは忠別湖でのカヤック・ステージです。ほぼ忠別湖を往復する約5kmのコースです。6時半を少し過ぎた頃から、15秒間隔で次々とスタートしていきます。周りの景色を見ながらマイペースでゆっくり漕いだせいか、レンタルで借りたカヤックが胴の太いシットオンタイプだったせいか、スタート時点ではうしろに30人も選手がいたのですが、ゴール手前でうしろを見たら10人程度しかいませんでした。抜いた人は殆どいませんので、20人くらいに抜かれたようです。そんな感じで、のんびりと次のバイク・ステージへ移っていきます。

バイク・ステージは、忠別湖親水公園から旭岳ビレージセンターまでの15km、標高差680mのヒルクライムです。雨の中のバイクは嫌だなぁと思っていたのですが、意地悪なことに登るにつれて雨脚が強くなってきました。ただ、暑いとバテてしまうのですが、気温が低いですから、その点では意外と気持ちよくスイスイと登ることが出来たようです。思っていたほど疲れないで、ビレージセンターへ到着し、登山装備に着替えて、次のハイク(登山)・ステージに向かいます。

ハイク(登山)・ステージは山麓駅からロープウェイに乗り、姿見駅から北海道最高峰の旭岳山頂(2291m)のゴールを目指します。ハイク距離は2km、標高差は約700mです。案の定、ロープウェイに乗った時から真っ白で、視界は殆どきかないような状態です。ゼッケンをつけた選手以外の一般登山者は殆どおらず、さすがに登山をするようなコンディションではないようです。この時点で、スタッフの方からゴール地点が7合目に変更になったことを知らされました。ちょっと残念でしたが、選手およびスタッフの方々の安全を考えると当然かなと思っていました。周囲の景色を楽しむどころか、まったくの視界不良の中の登山でしたが、それなりに楽しく7合目のゴールに到達することが出来ました。
雨と風が強く寒いですから、余韻に浸る間もなく、バタバタと下山です。
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花々は殆ど終わりを告げていて、姿見駅の周辺に僅かに咲いている程度でした。大雪山系はこれから紅葉の時期を迎えますが、山の上は秋を通り越して冬といった感じです。 これから大雪山系の山登りをお考えの特に本州からの登山者の方は、厳重な防寒対策をしたうえでお越しになられることをお勧めいたします。前述のように数日前に十勝岳および旭岳で、低体温症により一人の方が亡くなり、もう一人は動けない状態で救助されています。
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大雪旭岳sea to summit 2018 《1日目》

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8月18、19日に開催された『大雪旭岳sea to summit 2018』へ行ってきました。
週間天気予報では晴れマークの晴天期待だったのですが、数日前になって突如雨マークに変わってしまい、日ごろの行いの悪さを嘆いていました。おまけに1ヶ月も早く大雪山系では積雪状態になり、十勝岳では一人の方が亡くなり、この旭岳でも低体温症で遭難者が出たとの知らせが届いていました。そんな状況での東川町入りでしたが、思っていた通り暖房が欲しいくらいの肌寒さでした。

第一日目の18日は、東川町公民館での環境シンポジウムです。パネリストの廣田勇介さん、太田達也さん、大塚友記憲さんによる「写真の町・東川町で語る、若き写真家が見た大雪」と題するパネルディスカッションが行われました。
廣田さんは、山岳ガイドとして日本国内、カナダなどでガイドをする傍ら、フォトグラファーとしても活動中です。太田さんは、北海道などに生息する野生動物や自然に魅せられ、「生命の絆」をテーマに、日本各地を巡りながら撮影の旅を続けています。そして大塚さんは、東川町に居を構えて大雪山を主に山岳風景を撮り続けていますが、近年はそこで活動する人々の姿などにもテーマを広げています。
お三人の撮られた写真を映しながらのシンポジウムでしたが、ため息が出るほどに美しい写真の数々に魅了させられたひと時でした。

シンポジウムのあとは、大会開催説明と自転車などのレンタル用具の調整が行われて終了しました。いよいよ翌日(19日)の早朝に忠別湖親水公園からスタートです。
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『砂の家』 堂場瞬一

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堂場瞬一の『砂の家』を読んでみました。
この物語の主人公は、大手外食企業「AZフーズ」で働く30歳の浅野健人です。ある日、父が刑務所から出所するという電話が弁護士からかかってきます。彼が10歳の時に父は事業に失敗して一家心中を企て、結果として母と妹が殺害され彼と弟の正俊は助かります。残された兄弟は犯罪被害者として、また加害者の家族として、絶望的な日々を送ることになります。事件後叔母に引き取られた健人は、犯罪者の子とレッテルを貼られながらも、大学を出て真面目に働き、恋人もできます。しかし、施設に入れられた弟の正俊は、まともな仕事に就けず、正反対の人生を歩んでいます。
そんな弁護士からの通告と時を同じくするように、健人の勤める「AZフーズ」の社長の竹内のもとに誰も知るはずのない竹内の秘密を暴露した脅迫文がメールで届くのです。解決役を任された健人ですが、警察へ届けることを勧める危機管理会社の助言を断り秘密裏に解決しようとします。これには社長の竹内に対する大きな恩義があったからなのです。
父親に対する兄弟の恨み、そして幸せそうな普通の生活を送る兄に対する弟の嫉妬。そんな暗い心の闇を抱えた兄弟の過去と現在を行き来しつつ、竹内社長の複雑な家族環境と「AZフーズ」という会社の内情も絡めながら物語はサスペンスフルに進んでいきます。
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雨宿り

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いつものように函館新道・側道を走っています。
雨雲レーダーでは雨は降らない予報でしたので家を出たのですが、35kmほど通過した時点でパラパラと降りだしてきました。このコースの良いところは、上り線と下り線を繋ぐ高架トンネルが沢山あることです。google mapで数えてみましたら、桔梗インターから藤城インター(道の駅「なないろななえ」)までの12kmの間に高架トンネルは30もありました。今日のように雨が降ってきた時や、暑くて少し涼みたい時に、近くの高架トンネルに逃げこむことができます。今日もスポット的に強い雨でしたが、15分ほど待っていたら青空がのぞいてきました。
若いロードバイクのお兄ちゃんが、「やばいっすね~」と言って、トンネルをUターンしていきましたが、びしょ濡れになったかも知れません。上の高速道路はお盆休みで交通量が増えていますが、側道は普段と変わらずロードバイクの専用レーンのような感じです。
近くにはヒルクライム・コースの城岱牧場や木地挽高原がありますし、コース内には道の駅「なないろ・ななえ」もありますから、七飯町は自転車乗りにはパラダイスのようなところです。(^^♪
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『未来』 湊かなえ

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平成30年上半期の直木賞にノミネートされた湊かなえの『未来』を読み終えました。

物語の主人公は章子という10歳の少女です。ある日、彼女のもとに一通の手紙が届きます。「10歳の章子へ」で始まるその手紙の送り主は、20年後の自分だと書いてあります。その証拠として、未来の章子しか知らないようなことが書かれていましたし、10周年を迎えたばかりの「東京ドリームマウンテン」の30周年記念グッズも同封されていました。その手紙を信じた彼女はその日から未来の章子に返事を書き始めます。未来の章子に問いかけるように日々の出来事をしたためていきます。ただ、未来の章子からは後にも先にもこの一通の手紙だけだったのですが・・・。

10歳の章子が手紙に記したのは、一人の少女を襲ったあまりにも辛い出来事の数々でした。
父をガンで亡くし母は心の病を患っているため、幼い頃から家事を担っていること。学校ではPTAの役員の娘で人気者の実里に目を付けられ、陰湿で執拗なイジメに遭っていること。章子を救う立場にある林という担任教師が歪んだ動機で彼女に手を差し伸べたことが原因で教職を追われたこと。父方の祖母から母が犯したという謂れのない過去の出来事を暴露されたこと。母の新しい恋人の早坂という男からも暴力を受け、自由を奪われたこと。そして、そんな状態から学校にすら行けない状況に陥ってしまったことなど・・・。
そんな辛い現実を「未来の章子」へ向けて淡々と綴っていきます。

章子の両親の抱える不幸な過去と現在を起点に、章子を支える教師や章子と同じような悩みを抱える友人をも巻き込みながらストーリーは進んでいきます。性的虐待、精神崩壊、家庭内暴力、イジメ、殺人、放火、自殺など小説とはいえ目を背けたるような不幸の連鎖が続きます。
この物語に登場する子供たちが苦しんでいる原因は、自分の都合や欲望で子どもを振り回す身勝手な大人たちにあるのですが、一方で子供たちが未来を信じることができるように温かい救いの手を差し伸べる大人たちの存在も用意されています。

「未来の章子」からの手紙は本物なのか。手紙に書かれていた「悲しみの先には光さす未来が待っています。それをあなたに伝えたくて」という文面を信じていいものなのか。
それは読んでのお楽しみということで。
ちょっと悍(おぞ)ましい描写の連続ですが、ミステリーの要素はさすがに面白くて一気に読めちゃいますので、ぜひ読んでみてください。
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映画『写真甲子園』

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北海道新聞ぶんぶんクラブの招待で、七飯町文化センターで上映された映画『写真甲子園』を見てきました。昨年夏に私のブログで、この映画のことを紹介していたのですが、肝心の私はまだ見ていませんでした。
全国各ブロックの予選を勝ち進んだ18校の高校写真部のメンバーが、写真の町・東川町の本戦に集結して写真の腕を競うという内容の映画です。初出場ながら念願の本戦出場を叶えた東京の桜ヶ丘学園、そして常連校として名を連ねる関西学園を中心に、一枚の写真に青春のすべてを賭ける高校生たちの熱き戦いを描いています。
東川、美瑛、上富良野そして東神楽町の美しい田園風景と町並み、旭岳を中心にした大雪山系の雄大な山並み、そんな夏の北海道を舞台に繰り広げられる一途な高校生たちの真剣なまなざしが感動的です。

私も18日から東川町そして忠別湖、旭岳で開催される「大雪旭岳sea to summit」へ行く予定です。映画の中の風景は私の中の原風景にもなっています。
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『あやかし草紙』 宮部みゆき

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宮部みゆきの『あやかし草紙 三島屋変調百物語・伍之続』を読み終えました。
550頁を超える分厚い長編小説ですが、面白くてほぼ一気読みです。
これまでに4巻刊行されている人気シリーズですが、この巻で26話になりました。いつものように江戸は神田の筋違御門先にある袋物をあつかう三島屋で、風変わりな百物語を続けるのが、このお店の主人の姪のおちかです。実家は川崎宿にある旅籠の丸千で、訳あって三島屋へ身を寄せ、お手伝いをしながら、語り手の聞き手として務めをしています。今回も口入屋の灯庵という老人の周旋で語り手が三島屋へ訪れることから物語が始まります。
「開けずの間」、「だんまり姫」、「面の家」、「あやかし草紙」、「金目の猫」の5話。
・・・語って、語り捨て。聞いて、聞き捨て・・・
欲望、憤怒、怨念、嫉妬、妄執、後悔など、人間の愚かさ、残酷さ、哀しみ、業の深さを思い知らされます。そしてそれらを超えたところでの人間の心の温かさも伝わってきます。今まさに猛暑の夏真っ盛り、少し涼む意味でも『これぞ江戸怪談の最高峰』と銘打った物語の数々をお楽しみいただければと思います。体感温度は首筋から背中にかけて、ぞく~っと5℃ほど下がる感じですが、一つの物語を読み終えますと心はほっこりと温かくなりますから、ご安心のほどを。(笑)
そうそう、おちかさんは三島屋から三丁ほど離れた多町二丁目にある貸本屋の瓢箪古堂の若旦那・勘一さんのもとへめでたく嫁いでいくことになります。そんなことで、このシリーズはいったん完結して、次巻からは三島屋の小旦那である富次郎さんが百物語の聞き手を務めることになります。黒白の間で語られる27話からのシリーズも楽しみですね。 
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さざ波に揺られて

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フリーですし、朝から風がないときたら、もうこれに行くしかないです。そう、湖上のヒトになっていました。陸地は30℃でも、湖上は吹き渡る風が涼しくて、本州の皆さんへ一部を送ってあげたいくらいでした。
ベタ凪とはいきませんが、さざ波が立つ程度で、こんな日は漕いでいても快調です。いつものようにキャンプ場近くから出艇して、小沼へ抜け、大沼湖をほぼ一周して戻ってきました。ヘラブナ釣りの小舟が数隻程度で、あとは誰とも会うことがありませんでした。ただ、水鳥の鳴き声とパドルの水飛沫の音がするだけ・・・静かです。
家から20分ほどのところで、しかもこんな素敵なロケーションの中で戯れることのできる幸せを感じています。(^^♪
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朝日の当たる家

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今日も30℃くらいまで気温が上昇して暑い一日になりそうです。
でも、朝晩は涼しいのが北海道のいいところです。
青い夏空に朝日が昇り、ログにも夏の陽が差し込んできました。
日毎に蝉しぐれも勢いを増してきています。
もう少しでお盆ですね。
暑さに負けずに今日も元気で頑張りましょう。(^^♪
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今年は豊作かな

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ちょっと見ない間に栗のイガがこんなに大きくなっていました。
昨年の栗の出来はあまりパッとしなかったのですが、今年のイガの付き具合からすると豊作かなと思っています。こういう野性味の強い実のなるものは不作と豊作が交互に来るようですね。
下の白いボンボリのような花は山ウドの花です。秋の深まりとともにこの実が黒く色づくのですが、ちょうどその頃に栗拾いの季節を迎えます。
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