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池井戸潤の『アキラとあきら』を読み終えました。
文庫体裁とはいえオリジナルの700頁を超える長編小説ですので相当に読み応えがあり、星を5つあげてもいいくらいに面白いです。そしていつものようにスピーディで歯切れが良くて、読後感も最高です。

共に社長の子として生まれながら、まったく違う境遇で少年時代を過ごした二人の青年の物語です。順風満帆の子供時代を過ごしてきた大会社の御曹司の階堂彬というのが一人目の主人公。そして、零細の町工場の子供として過酷な幼少期を過ごした山崎瑛がもう一人の主人公です。二人は偶然にも同じ大学で出会い、そして同じ銀行に入行した後、そこでの経験を踏まえて才能を開花させ共に優秀なバンカーとして成長していきます。幾多の困難を乗り越えて大会社の社長に就任することになった彬と、メインバンクの融資担当者として支えることになった瑛、2人がタッグを組んで難局を乗り越えていく姿が感動的です。
このように日夜身を粉にして働く男達がいるということに胸が篤くなりますし、窮地に陥った人達を何とか助けようと行動する二人の「あきら」のような青年がいる限りこの国は大丈夫かなと思ったりします。
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