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身近な江差ですが、鴎島へは行ったことがありませんでしたので、ちょっと寄ってみました。入り口には幕末にこの港で沈没した開陽丸の復元船があります。オランダで製造された木造・銅板葺の軍艦で、1868年11月に暴風雨に遭って座礁・沈没しました。幕末期の新政府と旧幕府の争いで、重要な役割を演じた船で、榎本艦隊と言われる旧幕府軍の一団として蝦夷地を目指した一隻です。総司令官は榎本武揚、途中の仙台では大鳥圭介や土方歳三などの旧幕府脱走兵も収容したようです。
結果的に江差は無血で占領したものの、翌日には開陽丸の沈没という思いもよらない打撃を受けた榎本軍、このことが後の新政府軍との戦いに大きな影響を及ぼすことになります。
また、自転車で通った函館から江差に通じる国道227号とりわけ中山峠周辺も箱館戦争の時は激しい戦闘の舞台になったところです。

この江差の静かな海、そして春の桜が満開になった五稜郭を見ていますと、戦争のことなどまったく想像できませんが、ほんの150年ほど前に激しい争いがあったのですね。複数の人間が集まれば何らかの争いが生じていたことは、古今の歴史が物語っていますが、大戦という大きな犠牲を払いつつもここまで人類が生きてきたということは解決の手段も同時に持ち合わせていたということも意味しています。お互いに正当性だけを主張するのが争いの発端と思いますが、人類の存亡までも左右しかねない現在の危機的な状況、人類の叡智で何とか回避して欲しいですね。
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