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5日間ほどのお休みをいただいて、東北へ行ってきました。
目的は10月8、9日に開催された『宮城・加美町sea to summit 2017』への参加ですが、折角ですので東北の紅葉も楽しむという欲張った旅行になりました。

まずは10月7日の深夜に函館をフェリーで出発し、早朝に青森に着いて、ひたすら一般道を宮城県加美町を目指しました。お昼過ぎまでに着けばいいので、のどかな田園風景を眺めながら340kmほどをのんびりと運転です。

お昼過ぎに加美町の中新田公民館に到着です。
1日目は恒例の環境シンポジウムが開催されます。今回は「アウトドア・ランド形成による地域の活性化」と題して、モデルでフィールド・ナビゲーターの仲川希良さん、加美町長の猪股洋文さん、そしてモンベルの広報本部長の竹山史朗さんらによるクロストークなどが行われました。クロストークのあとは、選手としても参加されるシンガーソング・ハイカーの加賀谷はつみさんのミニライブもあって大会は楽しく幕を開けました。
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シンポジウムが終わった後は、隣の「あゆのさと物産館」に会場を移しての交流会です。地元の郷土料理やお酒に舌鼓をうち、地元の方々や選手の皆さんと楽しく歓談することが出来ました。写真はギターを片手にご自慢の喉を披露する町長の猪股洋文さんです。ご自分で作曲された山形県寒河江市から宮城県大崎市に至る「国道347号」という歌や、今大会の「sea to summit」をPRする英語の歌などプロ顔負けの素晴らしい歌声で会場を盛り上げていただきました。「善意と資源とお金が循環する、人と自然に優しいまち」を掲げていますが、猪俣さんの町づくりはユニークで、人が集まる住みよい町を作りつつあるといった感じがしました。そうそう、猪俣さんもアスリートで、カヤックはもちろんの事、ロードバイクや登山もされるそうです。
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宴もたけなわになった頃、楽しみにしていた『火伏せの虎舞』が始まりました。
この旧中新田地区に室町時代から伝わる舞いで、「雲は龍に従い、風は虎に従う」の中国の故事に習って、虎の威を借りて風を鎮めようと稲荷明神の初午まつりに虎舞を奉納したのが起源ということです。毎年4月下旬の初午まつりには、高屋根に上った数匹の虎が舞を披露するようです。尻尾をコミカルに振ったり、後ろ足で頭をかいたりと仕草がとても可愛い虎です。
英気を養ったところで、いよいよ明日は本大会です。
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