ちょっぴり寂しい4年ぶりの里帰り
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しばらく橋の上などで眺めていましたら、網を持った漁協の方々がきました。まず下流を網でせき止め、そして200mほど上流から同様の網で追い込んでいきます。橋の上から見た感じでは、それほどいないのではと思ったのですが、最終的に絞り込んだ網の中は激しい水飛沫が立つほどかかっていました。だいたい100匹ほどと思うのですが、婚姻色に染まり丸々と太った鮭が網の中で暴れまわっています。それを1匹ずつオスとメスに選別していきます。
河口から500mほどのところに堰が設けられていて、そこから先へは遡上できないようになっていました。穴を見つけて潜り抜けたのか、はたまたジャンプしたのか、上流側にも結構な数の幸運な鮭がいましたが、大半は4年の大航海を終えて母なる川へ里帰りしても河口を500m遡上したところで一生を終えることになります。人工ふ化放流で戻った鮭ですから仕方がないのでしょうが、ちょっぴりせつない気持ちになりますね。
そうそう、11月3日にはここで鮭まつりがあります。鮭のつかみ捕りや美味しい鮭鍋を楽しめるようです。
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