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昨日、NHK-BSアーカイブス「地球一番」で南米ボリビアのラパスの隣市エル・アルトの映像が流れていました。地球上で一番高地にある都市で暮らす人々の生活を紹介する番組でしたが、そのなかでボリビアの多くの女性が身に着けている民族衣装が詳しく取り上げられていました。彼女たちは自分たちのことを『チョリータ』と呼び、日本の着物のようにこの衣装を着ることに誇りを持っています。フワフワのスカートは「ポリエラ」といい、これにフェルトで出来た山高帽を被ることが正装で、寒い時はショールを羽織ることもあるようです。

ボリビア、ペルーを旅しているときに、このフワフワのスカートの下はどうなっているのだろうということが話題になり、「スカートの下にペチコートやパニエのようなものを履いている」とか「単に太っているだけ」などと彼女たちを横目にバスの中で盛り上がったことがありました。でもスカートの中の真実は謎のままでした。

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ポリエラは主として家内工業の内職として作られており、資格を持った女性がミシンや手縫いで作っているようです。素材の生地は6mほどもある大きなもので、まず縦に数段折り込んでミシンで縫っていきます。折り畳んで見えない部分は無駄なような気がしますが、すべてそのような贅沢な作りになっています。そして横に細かいギャザーを寄せるように手で縫っていきます。相当に手の込んだ時間のかかる仕事のようですが、こうしてあのフワフワのスカートができ上がっています。

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ボリビアやペルーでは、私たちモンゴロイドの血をひくインディオの特徴を強く持っている人たちのことを一般にチョロ(cholo)と呼ぶそうですが、この単語の女性形チョラ(chola)に愛称を示す語尾"-ita"をつけたのがチョリータの語源のようです。
民族衣装といってもそれ程古い時代からあるものではなく、スペイン統治やその後の民族意識の高まりとともに着るようになったらしいです。
チョリータさんだけではなく、男性も何か素敵な民族衣装を着ればもっといい雰囲気の街並みになるような気がするのですが…。
※写真はいずれもNHK-BSの画面を撮影したものです。