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9月4日にモントリオール国際映画祭のワールド・コンペティション部門で、映画『終わった人』で主演した舘ひろしさんが最優秀男優賞を受賞したとのニュースが飛び込んできましたので、さっそく同映画を観てきました。1999 年の『鉄道員』で高倉健さんが受賞して以来の快挙といいますから凄いです。

「定年って生前葬だな」という何ともショッキングなつぶやきの場面から映画が始まります。舘ひろしさん演じるエリート銀行員の主人公は、仕事一筋であと一歩で役員というところで子会社に出向させられ、そのまま定年を迎えます。
「仕事なし」「趣味なし」「夢なし」「家で居場所なし」という4重無の定年男が、生き甲斐や居場所、にわか趣味を探してもがき続ける哀しくも楽しいドタバタコメディです。

主人公の田代壮介が何度かつぶやくフレーズ 「散る桜、残る桜も散る桜」・・・。
まあ、立派な学歴があって一流企業やエリート役人として勤め、リッチな生活をしていても、行きつくところは大差がないということを言ってるのでしょうね。過去を悔まず、未来を憂えず、日々無理をせずに楽しい気持ちで過ごすことが大切なのかも知れません。

内館牧子さんの同名の小説の映画化ですが、本を読んでいた家内の話では映画のほうが断然面白かったそうです。

朝一番にもかかわらず、映画館は死ぬまで終わらないであろうオバサマ達で席が占拠されており、ほぼ終わっている私などは、身につまされるというか何となく居心地のよくない思いで映画を観ていました。でも、大好きな笹野高史さんの渋い演技も光っていて、とても面白い映画でした。もっと多くの終わった & 終わりかけているオジサマにも観て欲しいと思っていました。(^^♪
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