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今回同時に焙煎した3つ目は「キューバTL」です。
TLというのは「ツルキーノ・ラバト」の頭文字らしく、スクリーン17というサイズの等級をさしているようです。

キューバと言うと太陽の楽園というイメージがありますが、コーヒーでもジャマイカと並びカリブ海地方で人気の高い銘柄を多く産出しています。キューバのコーヒーの歴史は1748年にドン・ホセ・ヘラルドという人がハイチのコーヒー園から豆を持ち帰ったのが始まりなのだそうです。陽光をいっぱいに浴びる斜面、腐植に富んだ独特の土質、そして一年中殆ど変わる事の無い気温と、最高の環境に恵まれてコーヒー園は島全体に広がったようです。

生豆は形が良く粒も揃っていて、良い環境の中でのびのびと育ったことがうかがわれます。焙煎も比較的ムラなく、思い通りに仕上げることが出来ました。こちらもおすすめのハイ・ローストにしてみました。
キューバ2
PC140004
「 ブルーマウンテンにも似た、この地域特有の酸味・コク・苦味のバランスがとれた上品で爽やかな味と香りが魅力のコーヒーです」という販売店の説明がありましたが、このコーヒーはバランスがとても良く、また自己主張をするようなクセもなくてとても美味しいと思いました。