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昨日(5/12)の日曜日、芝桜園へ行く前にトラピスト男子修道院の裏にある丸山(482m)に登ってきました。トラピストに通じるスギ林道路の脇から見える小高い山が丸山です。低いながらも独立峰のようで私の家からも良く見える山です。
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トラピストの周囲は濃いピンクの八重桜が満開で、とても綺麗です。正面のスロープを登って行った先が修院の建物で、ルルドや登山道は左の道を進んでいきます。ここからルルドまでの道は牧歌的で私の大好きな散歩道です。
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少し登ったルルドからは春紅葉に染まる丘、そして小島のような函館山を見ることができます。1920年から4年間にわたって文学講師として修院に滞在した三木露風もこの景色を楽しんだことでしょう。あの童謡「赤とんぼ」や「野ばら」は、この地で作られたそうです。「野ばら」といっても野原などで見かけるノイバラではなくハマナスだったらしいですね。
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少しずつ標高を上げていきますと、途中に展望台という少し開けたところがあり、ここからの眺望もおすすめです。手前には修院の本館、そして広大な農地、その奥には碧い津軽海峡が一望できます。爽やかな春の風に乗って礼拝か日課を知らせる鐘の音が聴こえてきます。この景色は日本でないような気がしますね。
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ここからは尾根伝いに頂上を目指すのですが、途中の木々の若葉が目に眩しいくらいに美しいです。シラネアオイなど初夏の北海道を彩る花々が沢山咲いていました。
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ゆっくり登って1時間ほどで頂上へ到着です。木々が生い茂ってあまり展望はききませんが、木々の間から駒ケ岳を望むことが出来ました。まだ少し雪が残っているようです。
キアゲハが山頂付近で沢山飛んでいて、盛んにスミレの蜜を吸っていました。他の花もありましたが、スミレが好みなのかも知れません。庭で見かける時にはとても警戒心が強いのですが、ここでは手にも止まるのではと思うほどにフレンドリーです。やはり山の蝶はのんびりしているようです。
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