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昨日のサンデー登山は、八甲田山系の酸ヶ湯から谷地温泉までを縦走してきました。
酸ヶ湯温泉から入山し、仙人岱から小岳、箒場岱分岐、高田大岳を経て谷地温泉へ下るというルートです。
期間限定で20日前までに購入すると50%割引になるという「トク50」で新幹線の切符をキープし、青森からは接続のJRバスで現地まで行くという想定です。「トク50」は変更不可ですし個人的な日程の都合もありますので、絶対に行くかキャンセル料を払って諦めるかの二つの選択しかありません。祈るような気持で週間天気予報を見ていたのですが、何とか天気が持ちそうなので出発しました。
朝、6:39に新函館北斗を発つ新幹線に乗ると、酸ヶ湯には9:20に着くことになっています。夏休みの日曜日というのに新幹線はガラガラで、なんとも勿体ない気持ちになります。もう少し安い料金設定にして、乗りやすくすると、青森と函館の間の利用者が増えるのではと思っています。一人当たりの単価収入は減るかもしれませんが、大量の「空気」を運ぶよりはいいと思います。

そんなことを思いながら、酸ヶ湯温泉に到着です。気温は青森で33℃、酸ヶ湯は少し涼しいものの、それでも蒸し風呂に入っているような感じです。気を取り直して、登山靴に履き替え、9:30登山開始です。

1時間ほど樹林帯を登ると硫黄臭のするガレ場、地獄湯ノ沢に到着します。ここを登りきると仙人岱湿原です。
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案の定、湿原はご覧のようなガスの中で周辺の視界はまったくききません。木道脇に八甲田清水が湧き出しているのですが、やや涸れかかっているのと、水は1500ml背負っていますので、使いませんでした。分岐を直進すると仙人岱避難小屋もあるのですが、これもパスです。

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小岳分岐を右に折れ、30分ほど登ると標高1478mの小岳に到着します。
天気の良い日には八甲田大岳や井戸岳、これから登る高田大岳などの眺望が得られるのでしょうが、依然としてガスで視界はききません。
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小岳から少し進んだところからコル(鞍部)になっている箒場岱分岐、そして高田大岳を望んだところです。
お昼近くになって、頂上部分を除いた高田大岳の山容が姿を現してきました。箒場岱分岐地帯は高層湿原になっていることがお分かりいただけると思います。
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丁度お昼の時間になりました。酸ヶ湯温泉で購入したおにぎり2個を頬張ります。
台風崩れの熱帯低気圧のせいなのかも知れませんが、風が強いものの温度はあまり下がらず、蒸し風呂状態です。水は30分毎に補給するようにしていましたが、1500mlはみるみる減っていきます。30分ほど休憩して出発です。
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高田大岳にとりついて暫くしますと雲間から小岳、八甲田山大岳、赤倉岳方面が少し見えてきました。しかし一瞬で、ちょっと楽しませてくれた程度でした。天気のいい日はきれいでしょうね。
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急な登りを1時間ほど続けますと、高田大岳の頂上が見えてきました。数人の先着者がいるようです。下から見るともう少し頂上部は狭いのかなと思っていましたが、山の形からは想像できないくらいなだらかなところでした。
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蒸し風呂状態の中を喘ぎながらやっと頂上(1552m)まで来ました。風は強いものの、Tシャツ1枚でもまったく体温が低下することがありません。依然として展望はききませんが、写真を撮っていただいたり、山の話をしたりと30分ほど滞在して下山です。
谷地温泉までは3.2kmとあります。特に標高1000mほどのところまでの高低差500mは真っ直ぐの急斜面ですから、登るのも下るのも結構大変そうです。
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急斜面を下山途中の谷地温泉方面です。お昼過ぎから天気が少し回復するような予報でしたが、ちょっと明るくなってきたかなという感じです。雨が降ったら滑ってとんでもないような急斜面ですから、雨が降らないだけでもラッキーです。
このルートは笹に覆われ、泥んこ道で殆ど廃道状態でしたが、3年前の2016年に県やボランティアの方々の努力によって整備されたようです。現在はとても歩きやすい登山道になっています。もちろん乾いている時ですが。
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総距離8.7kmを歩いて14:20に谷地温泉に到着しました。休憩などを含めて4時間47分の行程でした。
水は到着時には殆どカラの状態でした。テルモスに氷をびっしりと詰めて、ペットボトルの水をテルモスに足しながら飲んでいましたが、最後まで冷たい水を飲めますので、この方法はよいと思っています。ペットボトルを凍らすとか、夏場は皆さんいろいろと工夫していますよね。

バスは16:10に谷地温泉を出発ですから、ゆっくりと温泉に浸ったり、まったりとした時間を過ごします。日本三大秘湯というだけあって、趣のあるいい温泉です。旅館部もありますので、いつか泊まってみたいと思っています。
温泉は白濁した硫黄泉で、38℃と42℃の浴槽が二つあります。浴槽はもちろんのこと床までヒノキで、山奥の湯治場へ来たという感じがします。
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歩いて10分くらいの国道沿いにバス停があります。
皮肉なことに温泉を出て歩いていると日が差してきました。もう少し早く日が差してくれると良かったのにと思うのですが、登山道でこれ以上暑くなるのも勘弁してほしいですよね。
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帰りのバスの中から高田大岳の山容が見えていました。
山頂左が箒場岱分岐のコル、正面のやや右寄り山麓が谷地温泉です。富士山に似た綺麗な姿の山ですね。
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バスは酸ヶ湯を経由して新青森駅まで行きます。
途中の酸ヶ湯で10分ほどの休憩がありますので、ソフトクリームなどをゲットして栄養補給です。
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萱野高原付近を通過中のバスの中から見た八甲田山系です。
依然として八甲田大岳を含めた頂上部は雲の中です。当分はこんな天気が続くのかも知れません。この次は、秋の紅葉狙いかなと思っています。
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今回の縦走のトラックデータをgoogle earthに落とし込んで遊んでみました。
左端が入山した酸ヶ湯温泉、右端が谷地温泉です。真ん中のピークが小岳、その右のピークが高田大岳です。
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