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フルートで熊本民謡の『五木の子守歌』を吹いてみました。楽譜と伴奏ピアノ音源はガクフルさんに依頼して私でも吹けるように作っていただきました。とても素敵にアレンジしていただき嬉しく思っています。

ちょうどお盆の時期ですが、「おどま盆ぎり 盆ぎり 盆から先ゃ おらんど」の歌い出しで始まるこの唄は、熊本県球磨郡五木村が発祥とされる熊本県民謡であることはあまりにも有名ですね。
『竹田の子守歌』と同様に「子守り娘の唄」といわれています。貧しい農家の子供たちは7、8歳になると、食い扶ち減らしのために奉公に出されたそうです。
資料によりますと、五木村では戦後の農地改革まで、僅か33戸の「だんな衆」と呼ばれる地主以外は、ほとんどが地主から山や土地を借り受けて細々と焼畑や林業を営んで暮らす「名子(なご)」と呼ばれる小作人だったそうです。わずか70年ほど前までは日本の各地でこんな生活が普通にあったのですね。

つらい、切ない思いをこめて口ずさんだ歌が『五木の子守歌』だったようですが、少しでも彼女たちの哀しい心情が伝わればと思っています。