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森浩美の『終の日までの』を読み終えました。
今生きているこの日常の延長線上に置かれた人生の別れをごく普通の出来事のように描いた8つのお話で構成されています。心が温かくなる話、心に沁みる話、しみじみとする話、泣ける話などを、暗くならずちょっとコミカルに描いた短編集です。最後のお話の『三塁コーチャーは腕をまわせ』が一番良かったかな。

そうそう、巻末の著者紹介で知ったのですが、森さんは元々作詞家で、荻野目洋子の『Dance Beatは夜明けまで』森川由加里の『SHOW ME』、田原俊彦の『抱きしめてTONIGHT』などのヒット曲の作詞を手掛けていたようです。
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