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長野駅東口からアルピコ交通のバスに乗り1時間ほどで、白馬と信濃大町の分岐点にある集落、旧北安曇郡美麻村(現大町市美麻)に到着です。千曲川の支流・犀川を眺めながら山あいの狭い道を辿ってきます。朝に函館を出発したのですが、交通の便が悪くて待ち時間などを要したこともあって、旅館に着いた頃には日は殆ど傾いて薄暗くなっていました。

さすがに信州蕎麦の本場ですね。道路沿いにはお蕎麦屋さんがたくさんあります。泊まった旅館の板長さんも蕎麦打ちの名人らしく、打っているところを見ることが出来ました。そして夕食の〆に出していただいたのがこれです。美味しさの上手い表現が出来ませんが、異次元の美味しさでした。ソバの季節に信州に来られて最高です。
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板長さんが腕をふるって作ってくださった夕食はとても美味しかったですが、朝ご飯も食べきれないほどです。もう最初の朝からカロリーオーバーって感じです。
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朝ご飯を食べてから、腹ごなしに近くにある国の重要文化財に指定されている旧中村家まで散策です。資料によりますと、元禄11年(1698)に近在の大工の手で建築された豪農の民家で、県内では最古と言われています。間口14間、奥行6間で建坪は84坪もあり、江戸時代前期としては規模が大きく、古い様式を残しているようです。
標高665mの凹地にある集落で、「美麻」と言われる村名の通り明治時代より美しい麻の特産地でした。美麻産の麻は「山中麻」の名で知れ渡り、他所に見られない良質の麻が産出されていましたから、旧中村家はとりわけ「麻御殿」といったところなのでしょう。
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(10月2日~3日)