弥陀ヶ原で一泊
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めぼしい花はほとんど終わって寂しいのですが、曇り空から一瞬だけ山肌に光が差し込んだりすると、錦絵のような景色が広がって、それはそれは綺麗です。
一番目の花は、タテヤマアザミです。やや小ぶりで下向きに咲くのが特徴です。
夕暮れの一瞬だけこんな景色を見せてくれました。台風18号から変わった温帯低気圧の悪戯かも知れません。少しずつ輝きを増してきた富山市の街の明かりとともにしばし見とれていました。
夕食後は立山ネイチャーガイドの方々によるレクチャーがありましたので聴いてきました。立山一帯に生息する雷鳥や固有種など、動植物や山のお話はとても興味深いものがありました。
翌朝は窓を開けたらご覧のような景色が広がっていました。朝食後はホテルの脇からすぐのところにある遊歩道を歩いてみます。散策しているのは私たちだけで、この広大な景色を独り占めしたような気分になります。
ここは東西4km、南北2kmに広がる溶岩台地で浸食カルデラといわれています。11月頃から7月頃まで深い雪に覆われますが、夏には川が流れ「餓鬼の田」と呼ばれる池塘が数多く存在します。いわゆる高層湿原です。
少し歩いていますと雨が降り出してきましたので、予定を早めて下山することにしました。この日の目的地は宇奈月温泉です。
(10月3~4日)
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