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元禄14年3月14日、江戸城松之廊下にて赤穂藩藩主浅野内匠頭長矩による刃傷事件に端を発し、浅野内匠頭の切腹、そして翌年12月14日の赤穂浪士47人による吉良上野介邸討ち入りという一連の事件を取り上げたいわゆる「忠臣蔵」。これほどまでに多くの日本人に愛されて歌舞伎、映画、小説などに取り上げられた出来事は「忠臣蔵」をおいてないように思います。本書は史実に基づきつつ脚色を加えたものと思いますが、新しい「忠臣蔵」の世界を描写しているといっても過言でない作品と思います。時代背景そして難しい出来事に巻き込まれながらも、人として正しく生きることの大切さ、愛するものを守ることの大切さを描いています。いつもながらストーリーが面白いですが、葉室麟の流麗な文章に惹きつけられます。それにしましても赤穂浪士とりわけ大石内蔵助、堀部安兵衛など恰好いいですね。
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