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 伊坂幸太郎の『サブマリン』を読み終えました。
家裁調査官の陣内と武藤という男が登場する『チルドレン』という小説の続編のようです。前作を読んでいませんが、家裁調査官が、問題を起こした少年達と出会い、更生の過程で共に考え悩むといったお話しです。少年犯罪、贖罪という難しいテーマを取り上げていますが、調査官・陣内のキャラクターがとてもユニークで人間味があり、重くなりがちなストーリーに清涼感というか明るさを与えています。
世の中にはいろいろな少年事件が起きていますが、更生を支える陣内のような人物がいると思うと救われるような気持になりますね。
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