コメント一覧 (2)

1. • 2. coto
   • 2016年06月09日 21:07
   • siさん、こんばんは。
     スマホが直ったようで良かったですね。
     
     仰るように東博のアフガニスタン展は予想していた以上に感動しました。金の加工技術の高さは相当なもので驚いてしまいました。先日、NHK-Eテレ「日曜美術館」でも、この特別展のことを取り上げていましたが、肉眼では見えないようなところもクローズアップしていましたので、こちらも興味深いものでした。この次の東博は、ギリシアのようですね。これも行ってみたいです。
     
     塩野七生さんのギリシア人の物語もお読みになったようですね。塩野七生さんの本を読んでいると日本人と欧米人の気質の違いがよく分かりますね。
     ギリシアのことに少しだけ興味を持っている私からみますと、ギリシア・ローマと日本は風土・環境から派生する生活や文化に決定的な違いがあります。前者の民主政の前提をなすのは、独立の人格相互の間で戦わされる徹底的な言論の応酬であり、対立すれば武器をとって戦う強烈な自己主張でした。その延長線上にあるのが、本にも出てきた自前武具で参加する重装歩兵です。
     他方、日本人はといえば争いを避けて和を尊び、問題解決の手法は際立った議論よりも腹芸や根回しに重きを置いているのは、現代社会にも共通している文化といえます。民衆の戦士としての自立性も、散発的な一揆や蜂起といった程度にしか歴史的に見受けることが出来ません。
     このような違いは、風土とりわけ地中海気候とアジアモンスーン気候による影響も大きいようです。
     
     このように二千年近く固有の文化を形成してきた日本に、ギリシア・ローマに起源をなし対蹠的な側面を持つ異質の文化が浸透して、私たちはその中で普通に生活していますから、なかなか複雑ですよね。
     ギリシア・ローマを知ることは、私たち日本人の本質を知る上でも面白いかなと思っています。
2. • 1. OhtakiのSiです
   • 2016年06月09日 19:20
   • cotoさんこんばんは。
     
     やっとスマホがなおりましたので、さっそくメールしました。
     
     このトーハクの黄金展、連休中にみて来ました。3500年も前の黄金の装飾品をみて驚きました。アフガニスタンがあの頃の文化の最先端をいっていたのですね。
     
     塩野七生のギリシア人の物語も読みました。相変わらずカタカナの名前が覚えられず、もうだれがだれだかわからなくなりましたが、民主政のはじまりがわかりやすく語られていて面白かったです。
     
     もう5年以上前になりますが、ローマ人の物語も1年あまりかけて読んだこと思い出しました。カエサルとアウグストゥスくらいしか覚えていませんが、今日の私達も享受している、ヨーロッパ文化の起源がギリシア、ローマ文明にあるのは、よくわかりました。私はほとんど外国人と接したことがないのですが、ギリシア人の物語を読んでいると、日本人と欧米人の気質の違いがよくわかって楽しかったです（笑）