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カテゴリ:函館、七飯、道南のこと

ちょっぴり寂しい4年ぶりの里帰り

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今日もいい天気。仕事帰りに隣の北斗市を流れる茂辺地川へ寄って鮭の遡上の様子を見てきました。数年前に来た時には、たくさんの遡上する鮭を見たように記憶していますが、今年は本当にポッポッといった感じで例年に比べて極端に少ないように思いました。全国的に海水温の上昇なのか鮭が不漁と言ってたのが肯けるようです。
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しばらく橋の上などで眺めていましたら、網を持った漁協の方々がきました。まず下流を網でせき止め、そして200mほど上流から同様の網で追い込んでいきます。橋の上から見た感じでは、それほどいないのではと思ったのですが、最終的に絞り込んだ網の中は激しい水飛沫が立つほどかかっていました。だいたい100匹ほどと思うのですが、婚姻色に染まり丸々と太った鮭が網の中で暴れまわっています。それを1匹ずつオスとメスに選別していきます。

河口から500mほどのところに堰が設けられていて、そこから先へは遡上できないようになっていました。穴を見つけて潜り抜けたのか、はたまたジャンプしたのか、上流側にも結構な数の幸運な鮭がいましたが、大半は4年の大航海を終えて母なる川へ里帰りしても河口を500m遡上したところで一生を終えることになります。人工ふ化放流で戻った鮭ですから仕方がないのでしょうが、ちょっぴりせつない気持ちになりますね。

そうそう、11月3日にはここで鮭まつりがあります。鮭のつかみ捕りや美味しい鮭鍋を楽しめるようです。
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湖上からの眺めもワンダフル

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一昨日は波があって艇を出せませんでしたが、今日は朝から雲一つない青空、そして殆ど無風でしたので、迷わず大沼の湖上へ繰り出してきました。ご覧のように鏡のような湖面に紅葉が反射して綺麗でした。湖畔には大勢の観光客が散策していますが、湖上までは喧騒が届かず、パドルの水をかく音だけで静寂に包まれています。

月見橋の下を通って、小沼へ抜けてみましたが、このへんは特にカメラを抱えた方が多く、被写体としてのカヤックを入れた風景がいいのか、「写真を撮らせてください」なんて気恥ずかしい注文を受けたりします。ちょっと気張ってパドルを回したりして・・・にわかモデルも結構大変です。ふぅ~(笑)

そうそう、駒ケ岳上空を旋回するオオハクチョウの一団を見ました。あの甲高い鳴き声をたてながらV字型に隊列を組んで北の空へ去って行ったのはほぼ半年前でしたね。また雪解けの春までの半年間は大沼を含めた日本列島で過ごすのでしょう。
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GPSのトラックデータです。キャンプ場の近くから出で、駒ケ岳寄りを西に向かい、月見橋をくぐって小沼へ抜けました。小沼は日暮山の裾野まで行き、そこから折り返すような感じで再び月見橋をくぐり、戻りは南寄りのコースを帰ってきました。全行程の距離は14kmでしたので、ほぼ湖畔の周遊道路一周と同距離を漕いだことになります。波のないこんな日は、どこまでも行けそうな気がします。
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函館の紅葉はここが一番かな ②

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①に続いて同じような写真ですが、あまりにも綺麗で沢山撮りましたので、懲りずに掲載させていただきます。
園内で三脚を立てて真剣に写真を撮っている方を多く見かけましたが、私はいつものコンデジ( canon G7X )ですので、紅葉の命ともいえる鮮明さに欠けると思いますが、雰囲気だけでも感じていただければと思います。
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私の子供の頃の遠足の定番だった香雪園ですが、ちょっとだけ歴史について資料から抜粋してみます。それによりますと、造園されたのは明治30年代で、函館の豪商だった岩船氏の別荘の庭園として造られました。小高い丘の上にあり、庭内は起伏に富んで自然をそのまま利用した風景式庭園という様式で造られています。約13.3ヘクタールと言いますから、4万坪を超える広大な敷地には書院風の園亭やレンガ造りの温室などがあります。平成13年には「名勝」の指定を受け、「旧岩船氏庭園(香雪園)」として北海道唯一の国指定文化財庭園となりました。

市電の湯の川終点で降り、そこからタクシーで10分ほどのところにあります。四季折々、自然いっぱいのとても良いところですので、ぜひお出でになってみてください。今の時期に函館へお越しになりましたら、ここの紅葉はぜひ見ていただきたいと思います。
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函館の紅葉はここが一番かな ①

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今日も朝から晴天。仕事帰りに職場から10分ほどのところにある香雪園へ寄ってみました。
ちょうど見頃と聞いていましたが、赤や黄に色づいた木々が眼前に広がって、歓声をあげたいほどに綺麗でした。園内には沢山の見物客が来ていて、思い思いにカメラやスマホで紅葉を切り取っていました。今年は半数以上が東洋系の観光客と思われ、こんなところにまで押し寄せているのだと驚いてしまいました。香雪園と言っても函館市民しか知らないマイナーな公園と思っていましたので、SNS等の情報の力の凄さには舌を巻くしかありません。
そんな香雪園、函館の紅葉の一番はここと思っていますが、いかがでしようか。
写真を沢山撮りすぎましたので、2回に分けて掲載させていただきます。

《画像をクリックしますと大きな画像でご覧いただけます》
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大沼ポタリング

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朝から天気が良いので、車にカヤックとロードバイクを積み込んで、大沼へ出かけてきました。家から20分ほどで大沼に着きますが、途中の峠の紅葉がとても綺麗で、つい脇見運転になってしまいます。

今日はカヤック優先と心積もりしていたのですが、風があって白波が立つほどでしたので、カヤックは無理と早々に諦めました。ということで、カヤックが駄目だった場合に備えて積んできたバイクを準備し、紅葉のトンネルになっている湖畔道路へ踏み出していきます。写真を撮ったり紅葉を眺めたりして、ゆっくりとペダルを漕いでいましたので、3周(42km)を回ったところで制限時間になってしまいました。数日前に冠雪した駒ケ岳とその裾野に広がる紅葉のコラボレーションも見事で、ポタリングもちょっと脇見運転気味でした。
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函館の水がめの紅葉もきれい

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仕事帰りに函館の水瓶であるダム公園へ寄ってみました。
昨日の台風に伴う強風は車のハンドルが左右に大きく振られるくらい凄かったので、もう葉っぱは散ってしまって紅葉は終ったかなと思っていたのですが、台風一過の晴天のもと見事な景色が待っていてくれました。
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ダム公園から少し上がってダム湖のところまで行ってみました。背景の山並みは横津連峰ですが、昨日の寒波に伴う雪で真っ白になっていました。雪を抱く山並みとダム湖に映える錦のような紅葉がとてもきれいでした。
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「森ライス」やっと2つ目制覇

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隣町の森町には2年前にデビューしたご当地メニューの「森ライス」というものがあり、町内の9つの食堂・レストランで食べることが出来ます。実質的にはハヤシライスで、ハヤシライスの「林」の部分を森町の「森」に置き換えた何とも遊び心いっぱいのメニューです。
このメニューには厳しい掟(?)があって、①森町オリジナルのハヤシライスであること ②森町産のホタテ、豚肉、トマトを使うこと ③一皿にルーとライスを盛ること ④ルーはトマトベースであること ⑤ライスは町の名所・駒ヶ岳の形にすること・・・などと細かいルールが決められています。

そんなことで、ホームグラウンドのグリーンピア大沼のレストランのメニューは食べたことがありますが、今回は森町御幸町にあります「森のcafe」のメニューをいただくことにしました。

「森のcafe」の店頭上部には木製のカヤックが2艘飾られていたり、よく手入れされたガーデンが綺麗で気になっていたのですが、お店に入るのは初めてでした。
グリーンピア大沼は普通のハヤシライスでしたが、ここはハヤシライスドリアといった感じで美味しかったです。ルーの上に乗っかっている二つのお肉が森町から見た駒ヶ岳と砂原岳をイメージしているのかも知れません。

これでやっと2つ目の制覇ですが、残る7つも頑張って味わう予定です。(^^♪
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道南にこれほど素敵な庭園があるとは・・・②

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資料によりますと、愛知県東春日井郡和爾良村から移住してきた梅村多十郎氏が、1912(明治45)年に現在の梅村庭園の場所に住宅を建て、同時にとりかかった庭を1930(昭和5)年頃に完成させたとあります。馬鈴薯澱粉製造や菓子製造業を営んで財を成したようです。
庭園は池泉回遊式庭園で、池は湧水で満たされ1年中枯れることはないそうです。庭内にある梅雲亭は、旧梅村家住宅の離れや蔵を利用したもので、豪華な欄間や座敷飾りなどは当時のままだそうです。歪んだガラス窓や摺りガラスを通して外の紅葉がぼやけて映り込み、幻想的な雰囲気にうっとりでした。梅村多十郎氏も池の鯉に目をやったり、のんびりと美しい景色を楽しんでいたのでしょうね。
少し足をのばした甲斐のあった日曜日のモミジ狩りでした。(^^♪
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道南にこれほど素敵な庭園があるとは・・・①

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明日の朝から超大型の台風が襲来するようですから、その前に紅葉見物でもと、40kmほど北へ行った八雲町まで足をのばしてみました。目的地は八雲町内にある梅村庭園です。八雲町へは通過も含めて何度も行ってますが、この庭園へ入るのは初めてです。八雲駅のすぐ裏にありますが、こんなところにこれほどの素晴らしい庭園があることに驚いてしまいました。ちょうど紅葉の見ごろを迎えており、最高のモミジ狩りになりました。写真が多くなりましたので、庭園を主に①で、庭内に建てられている梅雲亭からの眺めなどを②として掲載いたします。
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ちょっぴり色づいた西部地区

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この日曜日(10月15日)、大三坂のナナカマドが色づいたかなと思い出かけてみました。というか、ベイエリアのホールで演劇鑑賞の予定がありますので、少し早めに出て散策しただけなのですが、天気も良くてとても気持ちが良かったです。
ナナカマドの紅葉にはちょっと早かったのですが、坂の入り口にある大三坂ビルヂングが12月のオープンに向けて急ピッチで仕上げ工事にかかっていました。アール・ヌーヴォーを思わせる白いスタッコ塗りの建物ですが、どのようにリニューアルされるのかとても楽しみです。
坂を上がると見慣れた教会群の一角に出ます。いつものようにアイスクリームの呼び込みのお姉さんに声を掛けられますが、いつも通り観光客のような顔をして笑顔を返して通り過ぎます。少し前までは東洋系の観光客にシャッターを押してくれるよう頼まれたものですが、今は皆さん自撮り棒なるものを持参していますので、その機会もめったに訪れなくなりました。
家内と他愛もないことをぺちゃくちゃ喋りながら歩いていましたら、もうベイエリアまで来ていました。季節は10月中旬、海も空も碧みを増して一段と秋らしくなってきました。
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秋の陽気に誘われて函館山山麓をブラブラと

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朝からピカピカの天気になった日曜日。遅い朝食を摂った後、特別な目的もなく函館山山麓を北寄りの弁天から南東部に位置する谷地頭まで観光客気分でブラブラと歩いてみました。家内は疲れたら電車に乗ることを考えていたようですが、私がなるべく電車道路を避けていたこともあって、結果的には行き帰りとも全部歩くことになりました。
見慣れた景色ですが、それでもナナカマドが色づいたり、今まであったお店が閉まっていたり、逆に新しいお店が出来ていたりと、いつ来ても新しい発見があって飽きることはありません。
教会の礼拝を知らせる鐘の音、お寺から聴こえるお勤めの音、そしてお店から流れるジャズのメロディなどが混在して不思議な雰囲気を醸し出しています。このへんが函館山山麓一帯の魅力なのかもしれません。
疲れたら近くのレストランに入って、お手軽ランチでエネルギー補給です。さあ、今週一週間も頑張らなくては~。(^^♪
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ちょっぴり色づく大沼

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昨夜の激しい雷雨が嘘のように晴れ上がった日曜日、朝から大沼の湖上に繰り出していました。
波打ち際には多くの木枝や枯葉が押し寄せて、強い風と雨の様子を物語っていました。湖畔林は、まだ緑が主体ですが、ツタウルシなどところどころで色づき始めてきました。
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「夢っ子ロッケ」を求めてぶらぶと

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江差町「いにしえ街道」に揚げたての美味しいコロッケを売っているお店があります。老舗の酒屋さんだった吉田商店というお店です。皐月蔵チャミセで美味しいものを食べてから、街道の街並みを眺めながらお店を目指してぶらぶらと歩きます。お酒の販売は数年前にやめて、現在はコロッケとこだわりのカレーのお店になっています。
イートインも出来ますが、今回は持ち帰りということでお願いしました。おもむろに奥の方からニャンコと一緒にご主人が登場し、笑顔で挨拶の後はコロッケを揚げる準備をします。暫くすると軽やかな油の揚げ音と同時にコロッケのいい香りがしてきました。奥様が淹れてくださった珈琲をいただきながら壁に描かれた絵を眺めながら10分ほど待ちますとコロッケが出来上がってきます。
この絵は愛知県岡崎市在住のペン画家・柄澤照文さんが描いたもので、ご主人とは友人というか深い繋がりのある方のようです。ペン画や絵日記など膨大なコレクションを見せていただきながら柄澤さんの人となりをうかがわせていただきました。ほのぼのとした作風がお店の雰囲気とマッチしていい感じです。
そうそう肝心のコロッケですが、帰って来てからいただきましたが、「コロッケってこんなに美味しいものなの」というくらいに美味しかったです。上ノ国のフルーツポークと厚沢部のメイクイーンを使用した素材の美味しさが際立つコロッケ、江差へ行ったら絶対に買いの一品です。
こだわりのカレーも美味しいようなので、次回はコロッケと一緒にこれを狙っています。
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吉田商店へ行く途中にもいい雰囲気のお店が沢山あります。ショーウィンドゥから覗いたり、暖簾をくぐって店先に足を踏み入れたりしてぶらぶらと歩みを進めます。店先には静かに江差追分のメロディが流れたりして、北前船の往来で賑わっていたかつての時代にタイムスリップしたような気持ちにさせてくれます。
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鴎島へ

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身近な江差ですが、鴎島へは行ったことがありませんでしたので、ちょっと寄ってみました。入り口には幕末にこの港で沈没した開陽丸の復元船があります。オランダで製造された木造・銅板葺の軍艦で、1868年11月に暴風雨に遭って座礁・沈没しました。幕末期の新政府と旧幕府の争いで、重要な役割を演じた船で、榎本艦隊と言われる旧幕府軍の一団として蝦夷地を目指した一隻です。総司令官は榎本武揚、途中の仙台では大鳥圭介や土方歳三などの旧幕府脱走兵も収容したようです。
結果的に江差は無血で占領したものの、翌日には開陽丸の沈没という思いもよらない打撃を受けた榎本軍、このことが後の新政府軍との戦いに大きな影響を及ぼすことになります。
また、自転車で通った函館から江差に通じる国道227号とりわけ中山峠周辺も箱館戦争の時は激しい戦闘の舞台になったところです。

この江差の静かな海、そして春の桜が満開になった五稜郭を見ていますと、戦争のことなどまったく想像できませんが、ほんの150年ほど前に激しい争いがあったのですね。複数の人間が集まれば何らかの争いが生じていたことは、古今の歴史が物語っていますが、大戦という大きな犠牲を払いつつもここまで人類が生きてきたということは解決の手段も同時に持ち合わせていたということも意味しています。お互いに正当性だけを主張するのが争いの発端と思いますが、人類の存亡までも左右しかねない現在の危機的な状況、人類の叡智で何とか回避して欲しいですね。
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『皐月蔵 チャミセ』へ

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今回のツーリングの目的のひとつは江差町中心部の「いにしえ街道」沿いにある『皐月蔵 チャミセ』へうかがうことでした。今までに四度も当店へうかがったのですが、定休日だったり冬季休業、またイベントへの出店でお店が閉まっていて中へ入ることは出来ませんでした。そして五度目の今回、やっと念願が叶いました。

この『皐月蔵 チャミセ』では、江差町の家庭に古くから伝わる郷土料理「けいらん」を食べることが出来ます。鶏の卵のような姿が名前の由来らしく、餡子を餅生地で包んだ鶏の卵より一回り小さい団子を出汁の利いたお吸い物に入れていただきます。秋田や青森の郷土食として知られていますが、北前船の往来があった江差でも、冠婚葬祭の時に食べる風習が伝わっています。

お店は170年ほど前の蔵をリノベーションして使っており、落ち着いた重厚な雰囲気の中に可愛い工芸品が展示販売されたりして、いい雰囲気です。
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私は食べてみたかった「ふきんこ汁」を注文です。特製の荒いおろし金で摩り下ろしたジャガイモをサラシで絞り、その素材に沈殿したデンプンを混ぜて作る「ふきんこ餅(いもだんご)」が入った汁物です。汁にはプリンプリンの「ふきんこ餅」やお肉、沢山の野菜が入り、それに昆布と鰹節の出汁がたっぷりと加わって、贅沢な味に仕上がっています。岩海苔のご飯が添えられて最高でした。

家内が頼んだのは「けいらん」です。お吸い物の中に餡子餅が入っているのですから、違和感があるというか不思議な食べ物ですが、ほのかな甘みと出汁の相性が抜群で、言葉で表すのが難しいくらいに美味しいです。お吸い物の中の小さな卵のような白い団子が愛おしいくらいに可愛くて、箸をつけるのが勿体ないような気がします。江差町では老舗の五勝手屋の羊羹を漉し餡の代わりに入れていたということもあったそうです。五勝手屋羊羹の「けいらん」も美味しそうですね。

そうそう、ここのお店の器やお膳の漆器もリノベーション前の蔵に入っていたものだそうです。
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中山峠を越えて江差へ

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朝から抜けるような青空になりましたので、先日のツール・ド・北海道の第1ステージの舞台になった中山峠を越えて江差へ行ってきました。風も殆どなく絶好のサイクリング日和で、秋というよりも晩夏のような爽やかな風を受けて気持ちよく漕いできました。
自動車で来る家内と江差町で待ち合わせの約束をしていましたが、私の方が早く着きそうでしたので、隣町の乙部町や上ノ国町まで足をのばしてみました。ご覧のように海も静かで薄いコバルトブルーが目に鮮やかでした。
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CAFE FORESTで ひと休み

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このところちょっぴり忙しかったり天気が悪かったりして自転車から少し遠ざかっていましたが、今日はフリーでしたので、バイクを大沼に持ち込んで湖畔を周回してきました。午後からは雷雨があるような予報でしたので、午前中に回れるだけ回ってみようということで出かけましたが、雲行きが怪しくなったこともあり結果的には4周を回って帰ってきました。
大沼湖畔には喫茶店やレストランが沢山ありますが、その中のひとつ、大沼セミナーハウスの本館ホワイエ内にあるCAFE FORESTでひと休みです。広いホワイエには静かにクラシック音楽が流れ、大きなガラス窓からは少し色づいてきた森の木々が眺められて、いい雰囲気です。
観光などで訪れ、レンタル自転車で周回されることがありましたら、ぜひお立ち寄りになってみてください。
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函館が一夜だけスペインに 函館バル街②

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3軒回ったところでもう酩酊のひとランク上をいっているような状態に陥っています。なにせ家内の残した分もいやしく呑んでいますので、もうメロメロです。
でもしっかりノルマを果たさないといけませんので、続いて4軒目です。ここは入るのを躊躇ってしまうようなお洒落なホテルですので、ぜひ一度は入って見たいと思っていました。『ホテル シーボーン』です。内装そしてソファーなどの調度品がお洒落で凄いです。ピンチョーも「ローストビーフ和風ジュレカイワレ添え」「ホタテとエビのマリネ」「特性アパレイユ浸けフレンチトースト」と超豪華です。美味しくお洒落で最高でした。
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5軒目へ行く途中のお店も沢山のお客さんで賑わっています。盛況具合やピンチョーのメニューなどをチェックして次回バルのチョイスの参考にします。
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夜のベイエリアを歩いていきますが、地元の住民の目線から見ても素敵で日本ではないような錯覚にとらわれます。生まれ育った函館、いいですね。
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そして最後の5軒目は毎回来ている『センティール・ラ・セゾン』です。今回からベイエリアのリラノートチャーチに会場を移しての参加です。ここのピンチョーも撮り忘れてしまいましたが、ボリューム満点の美味しいサンドでした。運河沿いのベンチに腰掛けて、ワイン片手にのんびりバル三昧です。
チャーチの中ではゴスペルのライブが行われていて、超満員の会場はゴスペル・サウンドに揺れていました。
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いかがでしょうか。函館西部地区バル街は、4月と9月の年2回開催されています。チケットは5枚綴りで3500円となっており、1軒について1チケットを払ってピンチョーと飲み物とをいただくようになっています。2セット10枚を購入して、沢山のお店を回るような方もおられるようですが、普通の方は1セットでほぼ満足するようです。函館西部地区バル街は、とても好評のイベントで、このためだけに飛行機や新幹線でいらっしゃる方も大勢いるように聞いています。ぜひお越しになってみてください。

ちなみに私たちはこの夜だけで16,000歩も歩いていました。そして何人かの懐かしい知人にも会うことが出来ました。次回のバル街も参加予定です。
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函館が一夜だけスペインに 函館バル街①

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第28回目の函館西部地区バル街へ久しぶりに行ってきました。絶好の秋晴れに恵まれた日曜日、空が茜色に染まる頃から旧市街をマップ片手に歩いて来ました。この日だけは旧市街がにわかスペインに早変わりして、お気に入りのお店でピンチョーとワインやお酒を楽しむことが出来ます。今回は道南各地はもとより青森、弘前、長岡などからも名店が特別参加して、全体で70店とパワーアップしています。まずは普段行けないようなお店や前回行って好評だったお店などを事前にチョイスします。

そして、いよいよスタートです。
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最初は「港の庵」です。ここは越後長岡から『美酒料理 十代目吉蔵』が特別出店しています。ピンチョーは「新潟茶豆の香り豊かな冷製スープ」「県産トマトの冷包み煮」「酒粕クリームチーズ」です。地酒は「久保田」が用意されていました。一軒目から大当たりで、いずれも風味豊かで最高に美味しいお料理でした。そして地酒の「久保田」、ピンチョーとの相性もバッチリで、もう何も言えません。(^^♪
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2軒目は、ここだけは外せない『バル・レストラン ラ・コンチャ』です。ピンチョーはスペイン人が大好きという「アンコウのゼリー寄せ」など3点です。ここはスペイン料理店だけあって、ピンチョーを厳選していますのでとても美味しいです。ワインもうなるほど美味しかったです。和風の客間で食べるスペイン料理も風情があっていいです。
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次のお店に行く途中、ちょっと入った路地裏ではジャズの演奏などが行われていました。酔い冷ましに椅子に腰かけて、静かに流れるメロディに身を任せます。秋というよりも夏の終わりの夕暮れといった心地よい風が流れていきます。
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3軒目は「丸山園御茶ノ蔵」に青森から特別参加している『バル8 x Bistro橙』へ行ってみました。ピンチョーは一緒に食べるとロッシーニ風になるという「小川原湖牛のロースト、バルサミコス」と「フォアグラプリン」。飲み物は自家製アルコール入りアップルソーダでした。もう酔いがだいぶ回っているのと美味しいのとで、写真を撮り忘れてしまいました。いい雰囲気でしょう。
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3軒だけで相当に酩酊状態ですので、続きは②で報告させていただきます。 (^^♪

ツール・ド・北海道 フィニッシュ地点にて

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函館山サイクリングのもう一つのお楽しみ、ツール・ド・北海道の最終のステージ3のフィニッシュ・シーン観戦にも期待感が高まります。コースは函館競輪場前を出発して恵山方面への山岳地帯を走り、汐首岬から海岸線を一路函館へ向けて戻って、最後は函館山山頂でフィニッシュするという77Kmの過酷な設定になっています。
函館山には大勢の応援の方が詰めかけ、小旗を手に首を長くして選手を待っています。場内にはレースの実況中継が流れ、現在地の細かい情報や選手の駆け引きなどが伝えられて、いやがうえにもワクワク、ドキドキ感が高まってきます。
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登山口下の護国神社坂まではほぼ一団の集団を形成していましたが、最後の4km、標高330mあまりのヒルクライムで集団は解けて、トップと最終選手では相当な時間差が開いてしまいました。70km以上も走ってからの勾配10%を超えるような登り坂ですので、トップ選手でも相当にきついレースだったことと思います。
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多くの警護車、先導車、サポート車が並走していましたが、やはり目についたのがフランスのMAVICの黄色い車体でした。先日購入したホイールのメーカーですので、近くまで行って眺めていました。積んであるのは、私のとは比較にならないほどに高価なホイールで、涎が出そうなものばかりです。パンクしたり故障した時には、すぐ交換できるように準備しているのですね。
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レース後の様子です。地元の巴太鼓が選手を歓迎しています。絶好の晴天のもと、選手も思い思いにくつろいでいます。3日間とも晴天に恵まれ、424㎞の広大な北海道を駆け抜けた選手には、レースとともに美しい自然と熱い声援が心に残ったことと思います。
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ちなみに第3ステージの1位はスペインのガルシア・マルコス選手(キナンサイクリングチーム)、2位は西薗 良太選手(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)、3位スペインのトリビオ・ホセ・ヴィセンテ選手(マトリックスパワータグ)でした。1位から3位までは77km走って6秒差といいますから凄いです。
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第2回函館山サイクルライド

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未明までの激しい雨と雷でどうなるか気をもんでいたのですが、朝にはご覧のような好天になり、標記のサイクルライドが無事開催されました。私は初めての参加ですが、普段サイクリングでは登ることが出来ない函館山へ年に一度上れるチャンスですので、迷わずにエントリーしました。さらに今年はツール・ド・北海道の最終ステージのフィニッシュ地点になっていますので、エキサイティングなゴール・シーンの観戦も楽しみのひとつでした。
ということで、函館市役所駐車場に集合して、ここから6.2km先の函館山頂上を目指します。今年はツール・ド・北海道の関連行事のひとつとして市民ロードレースも同時に行われていた関係で、こちらの参加者は84名と少し寂しいものになりましたが、皆さんパワフルでやる気満々といった感じです。
標高差は330mほどですし、いつも足では登っていますので、「楽勝」と豪語していたのですが、いざ登ってみますと、最初から10%越えの登りが立ちはだかって結構手ごわかったです。まあ、レースではありませんし、ハアハア言いながらも景色を見るゆとりもありましたので、楽しい企画で大満足でした。ツール・ド・北海道の「露払い」の気持ちでフィニッシュ・ゲートに飛び込み、ひとり悦に入っていたのは言うまでもありません。(^^♪
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アンサンブル・ユニット『パンセ コンサート』

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土曜日お昼下がり、大沼にほど近い森町赤井川にありますハル小屋で、アンサンブル・ユニット『パンセ』のコンサートがありましたので行ってきました。
ハル小屋のことはまったく知らず、行くのも初めてでしたが、週に何度か足を運ぶグリーンピア大沼の近くで、本当に灯台下暗しでした。駒ケ岳の麓の自然いっぱいの環境の中に建つ木のぬくもりいっぱいの素敵な建物です。

アンサンブル・ユニット『パンセ』は、武蔵野音楽大学のほぼ同年代の同窓生で、ソプラノの三木みえさん、フルートの珠玖加奈子さん、ピアノの内田直美さんのトリオで構成されています。数年前に函館・元町の旧相馬邸の蔵で行われた三木さんのコンサートを聴きに行って以来になりますので、今日のコンサートをとても楽しみにしていました。前半はクラシックの名曲を、そして後半は日本の良く知られた童謡、唱歌、抒情歌などを演奏してくださいました。いずれもアンサンブルとそれぞれの独奏という構成になっていました。
まず、三木みえさんの優しくそっと包み込むようなソプラノの歌声に魅了させられました。特に後半の久石譲の「もののけ姫」「stand alone」、美智子妃殿下のお作りになった「ねむの木の子もり歌」などはしっとりと聴かせていただきました。大沼の自然と調和するような三木さんの歌声がなんとも心地よくうっとりしていました。
フルートの珠玖加奈子さんは永く外国で活躍されていたそうで、さすがに技巧、音楽性とも素晴らしく、素敵な演奏を聴かせていただきました。ビゼー/ボルヌの「カルメン幻想曲」は大好きな曲ですので、特に楽しみにしていました。ボルヌという作曲家はフルーティストとしても相当の名手であったそうで、歌劇「カルメン」の名旋律をより技巧的に華麗にちりばめてメドレーにした曲のようです。珠玖さんの今回の演奏は、オペラのオーケストレーションを彷彿させるような名演で素晴らしかったです。抜粋でしたが、いつか全曲を聴いてみたいと思っています。
ピアノの内田直美さんは今回はピアノ伴奏だけでしたが、いつかピアノ独奏も聴いてみたいと思っています。日本キリスト教団国分寺教会のオルガニストということですので、パイプオルガンの演奏も素晴らしいのでしょうね。
そうそう、アンコールのカッチーニの「アヴェ・マリア」のことを忘れていました。この曲も大好きで、数年前に厚沢部町の小さな廃校で聴いた舘野泉さんの演奏以来の感動でした。『パンセ』の演奏も素晴らしいのひと言です。

ハル小屋の前は広い芝生の広場になっており、大きく背伸びをしたくなるほどの開放感のあるところです。こんな素敵な音楽小屋で素晴らしい音楽を聴けたことに感謝しております。
お声をかけていただきお招きくださった三木さま、有難うございました。
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新函館北斗駅まで散策

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愛犬のダッキーの薬がなくなりましたので、ペットクリニックのある新函館北斗駅まで散歩を兼ねて行ってきました。往復で13kmほどあり、しかも七飯は坂の町ですので、結構いい運動になります。近道ということで、今まで通ったことがない曲がりくねった農道を選んでみました。田んぼには黄金色の稲穂が垂れ、実りを秋を実感させます。
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新函館北斗駅近くでお昼になりましたので、こんな小洒落たレストランに入ってみました。野菜たっぷりというのがウリのようですが、私のところの菜園でもこのところ沢山野菜が採れて毎日たっぷり食べていますので、ちょっとチョイスを間違ったかなと家内と苦笑いをしていました。
お店は「畑のレストランHuis」といいます。野菜が新鮮で味付けが美味しいですから、野菜大好きの方にはおすすめです。
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ペットクリニックは新幹線駅の少し先です。
駅周辺はまだまだ空き地が多く、整備が遅れている感がありますが、バスなどの発着が目立つようになってきていますので、少しずつ活気が出て来ているのかなと思っています。来年春には近くに大きな道の駅「なないろ・ななえ」というのが出来ますので、この効果で人の流れも変わるのかも知れません。
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水面をわたる9月の風 大沼

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9月に入り朝晩はめっきり涼しくなり、大沼湖畔のススキや葦が風になびく風情にも秋を感じるようになりました。
昨日もカヤックを浮かべてみました。身体の一部になったというと大袈裟ですが、気分はアメンボウになったような感じです。鏡のように静かな時は、力を入れずに少し漕いだだけで進んでくれますので、とても気持ちがいいです。そんなアメンボウ気分をちょっぴり味わっていただこうと思い動画を撮影してみました。3分間くらいのものですが、一緒にカヤックに乗っている気分を味わっていただければ嬉しいです。(^^♪

緑の島を散策

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海王丸を見た後、少し離れた緑の島へも足をのばしてみました。私が子供の頃には無かった島なのですが、港の浚渫土砂で出来上がったものです。港の景観に影響があるなど賛否があったように記憶していますが、出来上がってみますとそれなりに市民に親しまれているようです。
一時は観覧車の設置なども話題になったことがありますが、その話も立ち消えになったようですし、ご覧のように何もないただの広場っていうのも今の時代には貴重かなと思っています。
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海の貴婦人・海王丸

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海の貴婦人と呼ばれている海王丸が函館港へ入港しているとのことで、仕事帰りに港へ寄って見てきました。前回の寄港は3年前だったと記憶していますが、いつ見ても気品があっていい船です。
特に船首についている女神像が素敵で目を惹きます。「紺青(こんじょう)」という像で、日本丸の「藍青(らんじょう)」の妹なのだそうです。手にしている横笛は、フルートかと思ったのですが、能や歌舞伎のお囃子に用いる能管という楽器のようです。穏やかな航海と乗組員の安全を願っているのでしょうね。
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美味しいお鮨を食べて幸せ・・・

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 遠来のお客様がいらっしゃいましたので、家から40分くらいのところにある森町のお鮨屋さん「おおね田」へ行ってきました。函館はお鮨の美味しい街として知られていますし、回転ずしも全国的に見て安くて新鮮なお店が多く激戦地と聞いています。そんな鮨ファンにはたまらない街なのですが、私は行きやすいということもあって、函館とは逆方向のここ「おおね田」に足が向いてしまいます。噴火湾に面した小さな町・森町にあるお鮨屋さんですが、ミシュランの一つ星を獲得しただけあって、さすがに美味しいです。土砂降りの雨でしたが、そんな中でも行く価値は十分にありました。
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余韻を楽しみながらベイエリアを散策

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ビオラのリサイタルの余韻が残っていたものですから、家内には先に帰ってもらい私だけ近くのベイエリアをぶらっと散策してみました。子供の頃から見慣れた風景ですが、近衞剛大さんが2曲目に演奏したシューベルトの「アルペジオーネソナタ」のきれいな旋律が耳に残っていて、目に映る風景がいつもとちょっと違うような感じがしていました。シューベルトはウィーンで生まれて生涯のほとんどを当地で過ごしていますので、海を見ることはなかったと言われています。そんな彼がゲーテの詩による海をテーマにした歌曲「海の静けさ」を18歳の年に発表していますが、どのように海をイメージして作ったのでしょうね。海のある風景はいいですし、見知らぬ世界と繋がっているような気がして大好きです。シューベルトにもこの広い海を見て欲しかったと思っていますし、実際に見ていたら「海の静けさ」の作風も違っていたかもしれませんね。
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津軽海峡へと続く桜のトンネル

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仕事帰りに職場から20分くらいのところにある石崎地主海神社の八重桜のトンネルを見てきました。ほぼ満開の状態で、抜けるような青空に映えてとても綺麗でした。桜並木は津軽海峡に吸い込まれるように一直線に続いています。ソメイヨシノで始まった函館の桜は、ここの八重桜でフィナーレということになります。
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帰りにいつもの海の見えるレストランに寄ってみたのですが、今日はクローズでした。お店のメニューで使う有機野菜の栽培準備で忙しいのかも知れません。お店の前の砂浜に降りてみました。いつ来てもここから眺める大森浜から函館山に続く海岸線は素晴らしいです。
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最後のお花見は森町で

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昨日の黄砂は一雨で流されたようで、今日は朝からスカッとした青空です。そんなことで、今年最後の桜を見ようと森町へ行ってきました。ソメイヨシノは昨日の強い風で半分くらいの花びらが散ってしまい寂しい感じでしたが、駒ケ岳を背に固有種の堀井緋桜などが満開できれいでした。
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こちらは樹高のあまり高くないチシマザクラです。
ソメイヨシノは道央が北限のようで、開花の標本木も気象庁によりますと稚内市、留萌市、旭川市、網走市、帯広市、釧路市、浦河町はエゾヤマザクラ、根室市はチシマザクラなのだそうです。その根室にチシマザクラが咲きますと、日本列島を駆け上がってきた桜前線もゴールということになります。IMG_0965
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そして、江差いにしえ街道へ

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松前から国道228号線、通称「追分ソーランライン」を通って江差に向かいます。ニシン漁や北前船で栄えた江戸末期の建物が残り、文化庁の日本遺産に認定された江差町の「いにしえ街道」をのんびりと歩いてみました。
ちょうど着いたのがお昼過ぎでしたので、まずは腹ごしらえということで、ここ2回ほど定休日などではぐらかされている江差の郷土料理「けいらん」を食べたいと思い皐月蔵というお店を目指します。鶏の卵のような姿が名前の由来で、餡子を餅の生地で包み、それをお吸い物にした何ともミスマッチのような食べ物です。ですが・・・二度あることは三度ありました、今日もイベント出店ということで、「けいらん」を食べることが叶わず、またも持ち越しになりました。(^^♪

江差に入る手前の砂浜から江差の鷗島を望んだところです。背景には雪を抱くユーラップ山系が聳えています。鷗島の右手に見える帆船は江差沖で沈没した旧幕府軍の艦船「開陽丸」を復元したものです。
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大型連休に合わせ街道を練り歩く伝統の「花嫁行列」がありました。ちょうど着いた頃に姥神神社の前では江差餅つき囃子などのお祝いの行事が賑やかに行われており、2組の新郎新婦は大勢の方々に囲まれて幸せそうです。
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神社前のイベント会場は大勢の人で賑わっていましたが、肝心の「いにしえ街道」のほうは、ゴールデンウィークにしては人通りが少ないようです。鉄道の江差線が廃止になって交通の便が悪くなりましたが、なかなか素敵な町並みですので、多くの方にお越しいただけたらと思っています。
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江戸時代にタイムスリップ 松前藩屋敷

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松前公園に隣接する江戸時代の町の様子を再現した松前藩屋敷にも行ってみました。海の関所「沖の口奉行所」や「廻船問屋」、ヤン衆の声が聞こえてきそうな「番屋」など14棟の建物が建ち並び、「松前の五月は江戸にもない」とうたわれた当時を彷彿させます。江戸時代の松前の人口は1万人を超えていたそうで、年に一度の北前船が到着する5月の今頃は特に賑やかだったといいます。ここにある廻船問屋の「敦賀屋」や商家の「近江屋」などの店名から近江商人が主導権を握っていたことがうかがわれますが、現在の町の雰囲気もどこかしら近江の香りがして興味深いです。
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松前の寺町を歩く

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松前城は日本で最後に築城されたお城ですが、お城とともにその北側には道内唯一の古い寺町があり、龍雲院、法源寺、法幢寺など5つのお寺や松前藩主松前家墓所が現存しています。お寺には桜の銘木があり、中でも浄土宗の光善寺の樹齢300年以上と言われる血脈桜や曹洞宗の龍雲院の蝦夷霞桜などは特に有名です。血脈桜はマツマエハヤザキといわれる早咲きの八重桜で、松前に多い南殿の親木です。また蝦夷霞桜は淡い霞がかかったような上品な桜で、17世紀に創建され戊辰戦争でも焼かれずに残った龍雲院の荘厳な佇まいに彩を添えています。
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松前公園で桜三昧

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ゴールデンウィーク後半の初日は抜けるような晴天になりましたので、北海道で唯一の城下町・松前町へ桜見物へ行ってきました。ここ松前公園は約21万平方メートルの広大な敷地内に、ソメイヨシノに加え早咲きから遅咲きまで約250種類1万本を数える桜があり、「さくら名所100選」に選ばれています。
桜の時期の松前町は町中が桜一色に染まるような感じで、今日も朝早くから町の人口の何倍もの見物客が押し寄せていました。南殿(なでん)など満開を迎えているものが彩を添えていますが、まだ蕾の種類も沢山あって、これから今月中旬以降まで長く桜が楽しめそうです。
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桜が丘通りへ

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五稜郭公園から歩いて30分くらいのところにその名も『桜が丘通り』という道の両側に桜が植えられている桜並木の生活道路があります。昭和初期に付近住民によって植えられた100本のソメイヨシノが800mに渡る見事な桜回廊を作っています。いつもは静かな通りなのですが、この時季だけは桜見物の車が数珠つなぎでノロノロと走っています。歩道はありませんが、車ですとほんの数分で通り過ぎてしまいますので、この素晴らしい桜を鑑賞するには歩くのが一番と思うのですが・・・。
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道路からちょっと奥まったところに素敵な木製のベンチがありました。知人のTさんのお宅で、コンクリート塀を道路から数m下げて、そこにベンチを設置してあります。木のプレートには「🌸どうぞ お休みください🌸」と書いてあります。綺麗な花も植えられてあって、Tさんのさりげない優しさが溢れています。五稜郭公園から歩いてきましたので、お言葉に甘えてひと休みです。
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この回廊を少し進みますと知人のOさんがカフェをやっていたお家があります。たしか70年以上も経っているお家ということで、店中もとてもレトロな雰囲気があって素敵なお店でした。通りに由来するように『櫻の下』というお店の名前でしたが、今は経営が変わっていて、気に入っていた庭も解体されていたりして残念です。年に何度か小さなジャズのライブなどもやっていましたので、懐かしく思い出しています。
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五稜郭公園の桜はさすがにきれい

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7月にある北米オーケストラの名手たちが勢揃いする『PMFアメリカ函館公演』のチケットを買いに芸術ホールへ行ったついでに五稜郭公園で桜鑑賞をしてきました。天気がとてもいいので、観光客気分でまず五稜郭タワーへ登りました。混雑していたものの15分ほどでエレベータに乗れましたので、久し振りに桜が満開の五稜の星の全貌を上から眺めてきました。小学生の頃に五稜郭公園内の広場で運動会や林間学校をやったことがありますが、殆ど地元の人しか来ないところでしたので、これ程までに整備がなされて大勢の観光客で賑わうとは夢にも思っていませんでした。それにしましても、展望台からの眺めは歓声をあげるほどにきれいでした。
そして、外堀を半周して裏門から園内を通り抜けてきましたが、満開の桜の下では沢山の方々が思い思いに花見を楽しまれており、五稜郭公園は最高潮を迎えているといった感じでした。
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要塞跡巡りよりも花巡りに・・・

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要塞跡巡りのはずだったのですが、いつしか花巡りに代わってしまいました。もう一か所、千畳敷にも要塞の跡があるのですが、小学校の遠足というと千畳敷というくらいに数えきれないくらい来ていますので、今回はパスしました。夏にでもご紹介します。
花の続きですが、七曲りコースに入りますと一気にスミレが多くなってきます。函館山ではスミレサイシン、タチツボスミレ、ヒナスミレ、ヒカゲスミレなどがみられます。
要塞跡を眺めたり、花に感動したりののんびり3時間のハイキングでした。
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2度目の函館山要塞跡巡り

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4月16日に続いて函館山要塞跡巡りをしてきました。コースは旧登山道を分岐まで登り、薬師山コースを往復して、地蔵山、七曲り、宮の森の各コースを経て戻るというものです。薬師山の要塞跡は山の中腹、4合目付近にあります。レンガがだいぶ崩れかかっていますが、洞窟式の火薬庫の跡らしいです。近くには円形の広場のような砲座跡あり、かつて15cm臼砲が存在していたようです。
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前回もそうでしたが、今回も道端には春の花が沢山咲いていて、どうしてもそちらに目が向かいます。やっと燕万年青(ツバメオモト)を一株見つけました。写真は蕾の株ですが、もう一株はすでに咲いて白い花を数輪付けていました。花弁が少し傷んでいましたので掲載はいたしませんが、例年に比べるとちょっと早いようです。シラネアオイも沢山咲いていて、今が見頃かなと思っていました。
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古民家でお蕎麦を

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昨日の「春の妖精たち」に会った後は、厚沢部町の市街から2kmほど山間に入ったところにある古民家を改造したお蕎麦屋さんでお昼です。地元のそば粉を主に使っている「滝野庵」というお店です。明治期に建てられた茅葺の民家で、築110年を経過していると仰っていました。ここ厚沢部町はヒノキアスナロ(ヒバ)の自生北限ということでヒバ材が豊富にありますので、この家にも良質の材が使われていることがうかがわれます。外から見るよりも中は意外と広く、調度品などから見て比較的財を成していた方のお家かなと思っていました。
おすすめの天ざるにしてみましたが、お蕎麦も天ぷらもとても美味しかったです。天ぷらの葉物は、クレソンとフキの葉ですが、「そのへんから採って来たものです」と仰っていましたが、さすがに厚沢部ではどこにでも自生していますもね。
妖精と古民家とお蕎麦・・・私の中では最高の組み合わせでした。(^^♪
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メークインの郷へ ②

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春の妖精たちの見物も今シーズンは最後と思い写真を欲張ってしまいましたので、2回に分けて掲載させていただきます。コンデジですし、基本的に写真は記録に残ればいいくらいの気持ちで撮っていますので、下手な植物図鑑みたいな写真ですが、北海道の里山の雰囲気を感じていただければ嬉しいです。
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メークインの郷へ ①

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函館から約60kmのところにある厚沢部(あっさぶ)町へ ハイキングがてら行ってきました。厚沢部町といいましても本州の方は殆ど分からないと思いますが、じゃがいものメークインの発祥の地であり、北海道の主要な産地といえば頷かれるかも知れません。美味しいメークインと言ったら「厚沢部」というくらいに有名なところです。近年は『世界一素敵な過疎の町へ』ということで首都圏などから移住された方もいるようです。その中には陶芸などで活躍されている方もおりますし、また廃校になった清和小学校の講堂では定期的に舘野泉さんのピアノ・リサイタルが開かれたりと、芸術文化にも熱心な町です。
そんな厚沢部の里山をコンデジをポケットに入れてのんびりと歩いてきました。
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カタクリのピンクの絨毯

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昨日の木地挽高原ヒルクライムの途中に匠の森という公園があり、今の時季はカタクリの花でピンクに染まりますので、帰りに寄ってみました。今がちょうど見頃という感じで、とても綺麗でした。土日は結構な人出があるように記憶していましたが、平日の昨日は数人の見物の方がいるのみで、静かにカタクリを見物するには最高の日和でした。ピンクの絨毯の上では小鳥がさえずり、すべての生き物が春の到来を喜んでいるようでした。
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ここのベコ餅は日本一かも・・・

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昨日、函館山からの帰りに函館・栄町にある今井栄餅本店に寄って、ベコ餅などを買ってきました。粉は道産のうるち米「ななつぼし」と岩手産もち米を「しぶろく(4:6)」の割合で混ぜて製粉し使っているそうです。私の家で作っていた頃は白茶や草茶といった二色組みでしたが、ここのベコ餅は黒糖単色というのも面白いです。ベコ餅は北海道とりわけ道南で主に食べられる郷土菓子ですので、ここのお店のベコ餅が日本一美味しいのかなと思っています。個人的な感想ですが・・・(^^♪
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桜餅に代わって柏餅が出ていました。もう端午の節句が近いんですもね。
赤いのは味噌餡、白いのは小豆漉し餡です。中の餡の種類によって、葉を外表に巻いたり、中表(裏を外向け)に巻いたりするようです。小豆餡のときは前者に、味噌餡なら後者にと中身の違いを分かりやすくする工夫らしいです。美味しい柏餅で一足早い端午の節句を迎えました。
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ここのお団子も美味しいのでいつも買ってきます。4つの円盤状の団子が連なっている可愛い串団子で、定番の三色揃いです。甘みをやや抑えた上品な味で、私の中では市内ナンバーワンかなと思っています。とにかく美味しいです。
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函館山要塞跡巡りハイキング

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薄曇りながら比較的良い天気でしたので、家内と春の山野草と要塞跡の見物をかねて函館山へ行ってきました。車を麓の登山コース入口駐車場へ置き、旧登山コースの千畳敷コースからつつじ山コースへ。そして途中で入江山コースを往復し、山頂展望台を経て下りは汐見山コースを下山しました。
函館山の夜景は有名ですが、この山はかつて「津軽要塞」として函館港および函館湾守備のために作られた大日本帝国陸軍の要塞としての顔も持っていました。要塞跡は山の数か所に分散して現存しますが、今回は御殿山第2砲台跡を主に見学してきました。28センチ榴弾砲6門が配置されていたようですが、装備が古かったこともあり実戦で使われたことは一度もなかったそうです。
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春の妖精たち

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水芭蕉を見た後に湖畔を半周して同じ大沼地区にある高橋山野草公園へ寄ってみました。高橋さんという方が30年かけて4000㎡もある山野草公園を個人で作り上げて一般公開しているところです。今まさに春の山野で咲く花々が満開でした。スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)と言われる花々で、直訳すると「春の儚い命」となるのでしょうか、一般的には「春の妖精」とも呼ばれています。花の名前につきましては、googleなどで「スプリング・エフェメラル」と検索していただきますと沢山出てきますので、花の名前当てをしていただければと思います。
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湖畔の水芭蕉

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ロードバイクによる湖畔一周の途中には水芭蕉の群落地が数か所あります。こんな景色を両側に眺めながら漕いで行くのですが、その中でも一番大きな群落のひとつでカメラを向けてみました。大沼は平成24年7月に「ラムサール条約登録湿地」に指定されていますので、湖畔一帯は水芭蕉などの生育に適しているのでしょう。数年前に観光客向けに夜間のライトアップが行われ、私も見学に行きましたが、今年は今のところ行われるような気配はありません。水芭蕉は日差しを浴びている姿のほうが健康的でいいですよね。
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幼い頃の「ジャック白井」が見ていたであろう景色

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先日の日曜日に木古内へ行く途中のあるトラピスト男子修道院へ立ち寄ってみました。年に何度か来ていますが、早春の今の季節もなかなかいいです。
ピカソの「ゲルニカ」絡みの話題を何度か掲載していますが、このトラピスト男子修道院もスペイン内戦とちょっぴり関係していることがあるのです。明治33年(1900年)頃に函館で生まれた「ジャック白井」という人物のことを聞いたことがある方がいらっしゃるかも知れませんが、彼は国際旅団という義勇軍の一員としてフランコ総統率いるファシスト反乱軍と戦った唯一の日本人でした。
その「ジャック白井」、幼い頃に孤児として、このトラピスト男子修道院の孤児院で過ごしていたそうなのです。今はこの孤児院はありませんが、当時の函館は大火が頻発して被災孤児が沢山いたようですので、彼もその中の一人だったのかも知れません。15歳の時に孤児院を脱出し、1929年にアメリカに密入国してからは料理人などで生計をたてていたようです。そして1936年に前述の義勇兵としてスペインの地へ渡り、ゲルニカへの空爆のあった約3ヶ月後の1937年7月11日にマドリード西方で戦死しています。ピカソの「ゲルニカ」がパリ万国博覧会のスペイン館の完成披露宴で公開されたのが同年7月12日ですから、彼はその前日に亡くなっていたということになります。友軍の兵士たちは「戦うコック」としてスペインの土となった「ジャック白井」へささやかな墓を建てて称えたそうです。
このトラピスト男子修道院は1908年に現在のレンガ造りの本館が出来ていますので、彼もこの美しい景色を眺めて育ったことなのでしょう。

そうそう、この孤児院のことを調べてみましたら、1897年に『トラピスト学園』として開かれ、1933年までに延べ2920人を養育したそうです。
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『どうなんde's Ocuda Spirits』へ行ってきました

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北海道新幹線が開業して1周年を迎えたというのに北海道で最初に新幹線が停まる駅の木古内駅に行ったことがありませんでしたので、行ってみることにしました。新幹線駅と言いましても何もありませんので、目的は道の駅の『みそぎの郷 きこない』です。日曜日ということもあるのでしょうが、昔の木古内駅前とは違って多くの観光客が来ていました。
お昼は山形県鶴岡市の有名レストラン『アル・ケッチァーノ』のオーナーシェフ奥田政行氏が監修する『どうなんde's Ocuda Spirits』でランチです。パスタの種類が沢山あって目移りするほどでしたが、私たちは本日のパスタの「ズワイガニとサラダ春菊のパスタ」を選んでみました。さすがに奥田さんが指導しているだけあって美味しいです。そうそう、塩パンと6種類から選べるイタリアン・ジェラートも美味しかったですよ。
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そして立待岬

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啄木のお墓から100mほど行きますと立待岬にでます。大森浜のほうから見ますと左手の端っこのところになります。函館山は別名を臥牛山(がぎゅうざん)ともいいますが、臥せた牛の踵にあたるところといった方が分かりやすいかも知れません。今は落下防止の柵や遊歩道、きれいな水洗トイレなどが完備されて観光地になっていますが、前述のように私たちが子供の頃は市内有数の海水浴場でした。もちろん柵などはありませんから、岩場をロッククライミングのように降りたり、海伝いにひょいひょいと歩いたりして、結構楽しい夏休みを過ごした思い出の地でもあります。潮の流れが速く、私もここで溺れたことがありますが、毎年犠牲になる子供が何人かいたように記憶しています。断崖の上へ吹きつける海からの風はまだ冷たいですが、久し振りに気持ちの良い潮風を浴びてきました。
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大森浜を望む啄木一族のお墓

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日曜日、レストラン「桜路」の帰りに啄木のお墓と立待岬に寄ってみることにしました。市電の終点・谷地頭停留所から一本道を登る途中に啄木一族のお墓があります。小学生の頃の夏休みといえば、毎日のように立待岬で泳いでいましたので、この道は友達と騒ぎながら何度も行き来していたことを思い出していました。啄木のお墓はどっしりとした存在感のあるもので、大好きだった大森浜に正対するように建てられています。隣には啄木の義兄弟で、啄木一家を物心両面で支えた宮崎郁雨さんのお墓があります。啄木一族のお墓は、宮崎さんらの手によって生前の願いが叶えられてこの場所に建てられたとのことです。

そうそう、啄木一族と宮崎さんのお墓に挟まれるように建つお墓に何気なしに目をやると加藤虎太郎さんというお名前が目にとまりました。平成9年に66歳でお亡くなりになったと書かれてありますので、函館市立中央中学校の1年の時の私の担任の先生に間違いないと思っています。体育の教師ですので、元気で迫力があり独特の虎のような声を出す先生でしたが、生徒ひとりひとりのことを理解しとても大事にしてくれた先生でした。体育の先生に応えられるほど運動は得意ではありませんでしたが、結構やんちゃでしたので、ゲンコツを何発もくらった思い出があります。ニックネームはずばり「とらたろう」、思いがけず大好きな「とらたろう」先生のお墓に巡り合えてホロリとして手を合わせてきました。
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正面に有名な「東海の 小島の磯の 白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる」の一首が刻まれています。551首の歌が収められている処女歌集の「一握の砂」の冒頭にこの歌があります。
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裏面には啄木が宮崎郁雨さんに送った書簡の一節が刻まれています。
啄木書簡の一節
これは嘘いつはりもなく正直に言ふのだ、『大丈夫だ、よしよし。おれは死ぬ時は函館へ行つて死ぬ』その時斯う思つたよ、何處で死ぬかは元より解つた事でないが、僕は矢張函館で死にたいやうに思ふ。君、僕はどうしても僕の思想が時代より一歩先に進んでゐるといふ自惚を此頃捨てる事が出来ない。
明治四十三年十二月二十一日
東京市本郷弓町二の十八
石川啄木
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 啄木のお墓から少し離れた高台から函館市街を眺めたところです。左手のこんもりと緑の丘になっているところが函館公園で、啄木の住まいもこの近くにありました。函館公園の上方が函館湾で、市街を挟んだ右手の海が津軽海峡です。啄木が愛した砂山はこの海峡に面する大森浜にありました。
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