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カテゴリ:コンサート、演劇など

来春のオペラ『カルメン』が楽しみ~

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札幌市民交流プラザ メンバーズの抽選先行発売に当選していたオペラ『カルメン』のチケットをいただいてきました。札幌文化芸術劇場 hitaruでの開催は、明年1月25、26日の二日間で、私たちは26日(日)午後2時からの公演を観てきます。
すでに10月19、20日に神奈川県民ホール 大ホール、11月2、3日に愛知県芸術劇場 大ホールで開催されていますので、ご覧になられた方はおられると思います。素晴らしかったことでしょうね。

本作は誰もが知る名作ですが、舞台は1830年頃のスペイン・セビリア。タバコ工場で働く魔性の女カルメンが、真面目な士官ドン・ホセを翻弄し、花形闘牛士のエスカミーリョや、ホセの婚約者ミカエラを巻き込みながら、衝撃的な結末を迎えるというものです。

本公演の指揮は、ドイツ屈指の歌劇場として高く評価されているハイデルベルク歌劇場の音楽総監督を務めるエリアス・グランディ。キャストは、26日のカルメン役にボリショイ劇場をはじめ世界各地で絶賛されているアグンダ・クラエワ。ドン・ホセ役には、気鋭の若手テノール城宏憲が登場予定です。
演出は、オペラからミュージカル、演劇、映像、古典芸能まで多彩に手がける田尾下哲。21世紀版の極上オペラと銘打ってスタイリッシュに蘇らせるそうです。
今からワクワク、ドキドキしています。

チケットをお持ちの方は札幌  hitaruで一緒に楽しみましょうね。(^^♪
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小山実稚恵ピアノ・リサイタル

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芸術文化分野における優れた業績を挙げた方に授与される紫綬褒章を2017年度に受章している小山実稚恵さん。函館市芸術ホール・リサイタルシリーズのピアノ・リサイタルへ行ってきました。小山さんは何度か函館でリサイタルを開いており、私も都度聴いて感動していましたので、今回もとても楽しみにしていました。
今日のリサイタルは前半はモーツァルト「J.P.デュポールのメヌエット主題による変奏曲 ニ長調 K
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時代を繋ぐように現れた天才作曲家モーツァルト(1756-1791)、シューベルト(1797-1828)、ショパン(1810-1849)。3人の時代を超えても愛される作品を選んだプログラムでした。選曲もよく、また小山さんの卓越したテクニックと音楽性が見事に相乗した演奏で、超素晴らしかったです。
2時間ほどのリサイタルでしたが、会場を埋めた多くの聴衆と感動を共有できたことをとても嬉しく思っています。
近いうちにまたぜひ函館へお越しになって、ベートーヴェンを弾いていただきたいと思っています。
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NAOTO アコースティック・コンサート

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ヴァイオリニスト高橋 直之(なおと)ことNAOTOさんのアコースティック・コンサートへ行ってきました。クラシックからポップスまで既存のジャンルに縛られない自由な音楽表現スタイルに拘るNAOTOさん。第一部のクラシックから後半第二部のジャズ・フュージョンまで多彩な楽曲を聴かせていただきました。
自らも作曲をして楽曲を提供しており、大泉洋が所属するTEAM NACSには2005年の「COMPOSER~響き続ける旋律の調べ」から2015年の「悪童」、そして昨年の「PARAM2018USHIR~信じ続けた士魂の旗を掲げて」まで舞台の公演曲を手掛けたそうです。また、今日も演奏しましたが、NHK総合『スタジオパークからこんにちは』テーマ曲「HIRUKAZE」(2014~2017)も彼の作曲によるものです。
音楽の表現が豊かというか音楽的センスが抜群で、最初の一曲を聴いてファンになってしまいました。次はあの清塚信也さんと一緒に七飯に来て欲しいと思っています。

エクセレントな演奏、そして合間の楽しいトーク。ワンダフルなウィークエンドのひと時でした。

そうそう、リハーサルや幕間には、ラッピのハンバーガーやハセストの焼き鳥弁当を頬張っていたそうです。こんな美味しいものがある函館・七飯には一週間でも滞在して演奏したいと仰っていました。(笑)

※追記※ お店の名前などローカルな記事で申し訳ありません。「ラッピ」はラッキーピエロという函館周辺に展開するハンバーガーショップチェーンです。イチオシはチャイニーズチキンバーガーです。また「ハセスト」はハセガワストアというこちらも函館周辺に店舗展開をするコンビニエンスストアチェーンです。焼き鳥弁当は1978年から販売している人気弁当で、隠し味に「はこだてワイン」を霧吹きでかけることも人気の秘密になっています。
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『うたといきる』コンサート

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「体育の日」の今日は穏やかな良い天気になりました。でも最低気温は6℃、最高気温17℃ですから、ひょっぴり肌寒い感じがしました。
午後2時から大沼セミナーハウスで、「うたにいきる」と題するコンサートがありましたので、聴いてきました。函館在住のソプラノ歌手・次藤正代さん、チェンバロ奏者の森洋子さん、そして函館出身で東京在住のテノール歌手・鳥海寮さんをお迎えしてのコンサートでした。
森さんによるJ.S.バッハの平均律曲集から始まったコンサートは、次藤さんと鳥海さんによるドニゼッティやモーツァルトのオペラのアリアへと繋がり、ホールは素敵な歌声に包まれました。
背景の大きな窓から見える紅葉は2分程度と遅れていますが、移り行く秋のひと時を楽しく過ごすことが出来ました。
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"The Danshaku Lounge"で開催されている"「寄り道は秋だって面白い」september 8days"。秋分の日は和の競演ということで、尺八と津軽三味線の演奏会がありました。
函館在住の尺八奏者・森岡恵四郎さんと八雲で活躍されている津軽三味線奏者の杉本雅人さんの素晴らしいコラボレーション演奏を聴かせていただきました。

森岡さんの演奏は初めてでしたが、民謡から演歌、ジャズとジャンルを問わず幅広く演奏されているそうです。特にジャズが魅力的でした。デイヴ・ブルーベックのテイク・ファイブを尺八で聴かせていただきましたが、尺八でのジャズって味があっていいですね。

津軽三味線奏者の杉本雅人さんの演奏も初めてです。本場の弘前市で長く修行し、今年の第13回津軽三味線日本一決定戦で第3位を獲得された実力をお持ちということで、素晴らしいバチさばきに見入っていました。「津軽あいや節」など数曲を演奏されましたが、日本酒を飲みながら聴いたら最高でしょうね。
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『渡邊達徳ヴァイオリンコンサート』

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2日前の19日の夜に大沼セミナーハウスで、『渡邊達徳ヴァイオリンコンサート』がありましたので、聴いてきました。
あのサラサーテのツィゴイネルワイゼンを弾きながら登場の渡邊達徳さん、初っ端から凄い超絶技巧で度肝を抜かれてしまいました。ヴァイオリンで迫力満点というのも変ですが、音響の良い80人くらいの小さなホールですから、「ヴァイオリンって、こんなに凄いの」というくらい感動しました。何気なくサラーっと演奏してるように見せるところが凄いです。間近で見る柔らかい指の運びは、マジックを見ているようでした。

「よこすかの音楽家を支援する会」の理事長でバリトン歌手の宮本史利さんが3年ほど前から開催しているコンサートなのですが、今回も超豪華なメンバーでお越しになりました。前述の渡邊達徳さん、お母さまでシンガーソングライター、フルーティスト、ピアニストの渡邊知子さん、そして毎年素敵な歌声を聴かせてくださっている宮本史利さんです。
宮本史利さんは大沼湖畔がとてもお気に入りのようで、いつも「大沼は最高」と仰っています。お越しの際はちょっと長めに湖畔に滞在されるようで、イタリアの永住権をお持ちの宮本さんの眼鏡に適う大沼の景色は本物かなとちょっと嬉しくなっています。

渡邊達徳さんは、クラシックでの活動は勿論のこと、2017年にはシンフォニックロックバンド“NormCore(ノームコア)”のヴァイオリニストとしてビーイング社からTatsuの名前でメジャーデビューしています。アニメ『名探偵コナン』のオープニングテーマや『デュエル・マスターズ!』のエンディングテーマ等を担当し、ステージなどで大活躍していますのでお聴きになった方も多いことでしょう。

素晴らしいヴァイオリンの音色とバリトンの歌声に酔いしれた一夜でした。
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最後の演奏中の写真は、スペシャルサービスで「写真撮影OK」の一曲でした。

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"The Danshaku Lounge"で、"「寄り道は秋だって面白い」september 8days"と題するイベントが開かれていますので行ってきました。
お目当ては、11:30から開催される烏野慶太さんと奥様の清水彩智さんによるヴァイオリンとチェロのコンサートです。数日前の私のブログで、何か斬新で面白い企画をと書いたのですが、偶然のことながら、このような素敵な企画が用意されていてとても嬉しいです。
「ROMANCE 男爵の恋」と書かれた小さなステージ。頭上には川田男爵がイギリス留学時代に結婚を約束した金髪のジェニーから送られたラブレターが揺れていい雰囲気です。アイルランド民謡の「庭の千草」など数曲を演奏してくださいましたが、素敵なメロディーが館内に静かに流れ最高でした。
9/21~23、9/28~29にもジャズやギターの弾き語りなどの演奏がありますので、ぜひお越しになってみてください。
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『加羽沢美濃 奥村愛 山田姉妹リサイタル』

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今日で8月も終わり、明日からは9月ですね。
今年の夏は、ブログにはなるべく書かないようにしている私的な事が沢山あって慌ただしく過ぎてしまった感じがしています。音楽で例えると、時に拍子が変わったり転調したりと本当に楽譜のような夏だったと思っています。まあ、振幅の度合いの違いだけで皆さん同じような日々をお過ごしなのですよね。
自らが演奏者ばかりでは疲れてしまいますので、同時に聴衆として俯瞰するような感じで平衡を保つことも大切かなと思っています。9月も仕事を含め忙しい日々になりそうですが、忙しさをモチベーションと思い、楽しい予定も加えつつ充実した秋にしたいなと思っています。

そんな8月も終わりの昨夜、芸術ホールで『加羽沢美濃 奥村愛 山田姉妹リサイタル』を聴いてきました。
NHK「ららら♪クラシック」などの司会でも活躍されている作曲家&ピアニストの加羽沢美濃さん、美人で人気のあるヴァイオリニストの奥村愛さん、美しいハーモニーで定評のある双子ソプラノデュオの山田姉妹という豪華競演のリサイタルです。
エルガーやモーツァルトなどクラシックの名曲、イージーリスニングから小学唱歌までの素敵な小品を沢山聴かせていただきました。
特に、聴衆からリクエストを受けた6曲を即興でアレンジして演奏する加羽沢美濃さんのリクエストコーナーは「わぁ~凄い」という溜息をつきつつ聴き入っていました。そして、ほぼ300年前の1738年にイタリアで製作されたヴァイオリン「カミリア・カミリー」で、青森県民謡の「津軽じょんから節」を演奏した奥村愛さんの渾身の一曲も鳥肌ものでした。津軽とイタリア、しかも時空を超えてのコラボですから、言葉では表せないほどに感動しました。
そしてそして、二卵性双生児の山田姉妹。初めて聴かせていただきましたが、お二人の透明感のある歌声と確かな音楽性、そして双生児であるがうえの声質の馴染み具合もとても魅力的でした。しかも、唱歌からオペラまでとジャンルが広いのも人気を得ている秘密なのかもしれません。
本当に音楽っていいなぁと思えるリサイタル、楽しいひと時でした。

明日は午後2時から中標津町総合文化会館で、リサイタルが予定されていますので、沢山の方にお聴きいただきたいと思います。
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『宝くじ おしゃべり音楽館』

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6年ぶりになる『宝くじ おしゃべり音楽館』を聴いてきました。
会場の七飯町文化センターパイオニアホールまではゆっくり歩いて20分ほど、天気もまあまあですので散歩を兼ねて歩いて行ってきました。コンサートホールまで歩いて行けるというのも小さな町のいいところです。

前回からメンバーが変わったのは春風亭小朝さんのみで、島田歌穂さん、小原孝さん、指揮の藤野浩一さんは今回も登場です。6年前のコンサートで、トークとナビケーションを務められたのは清水ミチコさんでした。管弦楽団は今回の為に特別に編成された「おしゃべり音楽館ポップスオーケストラ」です。

軽妙な語り口で定評のある春風亭小朝さんのトークと司会進行、今年でデビュー45周年を迎えるという素敵な歌声の島田歌穂さん、そしてあの大好きなNHK-FM「弾き語りフォー・ユー」でお馴染みのピアニスト小原孝のお洒落な演奏の数々と、楽しいひと時を過ごしてきました。

「想い出のスクリーンミュージック」と題して素敵なメロディーを全国のあちらこちらへ届けていますので、お近くで『おしゃべり音楽館』が開かれる際にはぜひお出かけになってください。
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オペラ『トゥーランドット』を観てきました

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2018年10月にオープンした札幌文化芸術劇場hitaruでオペラ『トゥーランドット』を観てきました。
オペラの祭典2019-20 Japan↔Tokyo↔World『トゥーランドット』と題する公演で、東京文化会館、新国立劇場、滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール、そして札幌文化芸術劇場hitaruの提携によって実現しました。
パンフレットによりますと、世界的指揮者である大野和士氏の総合プロデュースのもと、バルセロナ・オリンピック開会式の演出を手掛けたアレックス・オリエ氏による斬新な演出プランと、国内外の第一線で活躍する選りすぐりの出演者による最高峰の舞台芸術が繰り広げられるとあります。
オーケストラ・ピットにはスペインの情熱とガウディ建築を彷彿させる堅固な構築性をあわせもつバルセロナ交響楽団が入ります。
重要な役割を担う合唱には、新国立劇場合唱団、藤原歌劇場合唱部、びわ湖ホール声楽アンサンブルと我が国最高峰の合唱団が総勢100名を超える迫力で豊饒なハーモニーを響かせます。
そして、タイトルロール (作品名と同じ名前の役) にはイレーネ・テオリンとジェニーファー・ウィルソンという世界的ソプラノ歌手が、リュー役には日本が誇るソプラノ歌手の中村恵理と砂川涼子のお二人が、そしてカラフ役にはパリ・オペラ座などで活躍するテノールのテオドール・イリンカイとデヴィット・ポメロイという超豪華な顔ぶれが揃いました。ダブルキャストですから、熱狂的なオペラファンのなかには二日通して観られた方もおられるようです。
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プッチーニのオペラ『トゥーランドット』のアリアは、フィギュア・スケートで使われることが多いですね。2006年のトリノ五輪で荒川静香がアリア「誰も寝てはならぬ」を使って見事金メダルを獲得したことは記憶に新しいところです。

この『トゥーランドット』。音楽の一部は知っているものの物語の内容と言うとよく知らない方が多いのではないかと思います。私もその一人で、オペラ鑑賞前に一通りおさらいをしました。

それによりますと、このオペラはプッチーニ最後の未完のオペラで、彼のオペラのなかでは規模が大きく、音楽も壮大で集大成ともいえる作品なのだそうです。第3幕第1場の「リューの死」まで作曲したところで旅先のブリュッセルで没したため、残りは友人であり弟子であったフランコ・アルファーノの手でまとめられたとあります。
初演は1926年にミラノ・スカラ座で名指揮者アルトゥーロ・トスカニーニの指揮によって行われ、そのさい、トスカニーニは「リューの死」まできたところで「マエストロはここで筆を断たれました」と告げて演奏を終えたそうです。

舞台は伝説時代の中国。場所は首都北京。幻のように美しく冷酷非情なトゥーランドット姫は、求愛する若者に3つの謎を与え、それが解けないときはその首を容赦なく刎(は)ねていました。その謎に挑戦したのが素性を隠したひとりの若者です。彼はタタール王子カラフといいます。
さまざまな人がカラフの無謀な求愛をやめさせようと試みますが、姫の美しさに魅せられた彼は聞き入れようとはしません。そして見事にカラフの謎を解いてみせるのです。
しかし、わがままな姫は結婚を拒むため、カラフは「夜明けまでに自分の名を言い当てたら喜んで死のう」と申し出ます。そして北京の街には若者の名がわかるまで誰も寝てはならないという布令が出されるのです。ここで有名な「誰も寝てはならぬ」がカラフによって朗々と歌われます。
後述のリューの無残な死を目(ま)の当たりにし、突然のカラフからのあつい抱擁を受けて姫は真実の愛に目覚めるのです。そして人々の前で「彼の名は"愛"」と告げて幕となります。

当オペラでは、この後にひとつの大きな見せ場があって幕が下ります。ヒントはハッピーエンドでは終わらないということですが、皆さんならどんな結末を予想するでしょうね。そしてプッチーニはどんな結末を用意していたのか思いを馳せてみてください。

忘れてはならないのが、第3幕でアリア「心に秘めた大きな愛」を歌う前述のダブルヒロインのリューの存在です。タタール王に使える女奴隷なのですが、密かにカラフに恋心を抱いています。当然、彼女と父であるタタール王はカラフの名前を知っていますから、拷問にかけられて名前を白状するように迫られるのですが、二人は口を割らずに自害します。この作品の中ではトゥーランドット以上に重要な人物ですし、かなり難しい役と思って観ていました。
第一幕の「お聞き下さい、王子様」、第3幕の「氷のような姫君の心も」などのアリアも心に沁みわたる美しいメロディーですし、悲しい運命を切々と歌い上げる砂川涼子さんの透き通った歌声にもうっとりでした。
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開演の1時間ほど前に会場入りしました。
場所は中央区北1条西1丁目のテレビ塔のすぐそばで、札幌市民交流プラザの建物の中にあります。4F~9Fまでが吹き抜けになっていて、客席数2300席を超える本格的なオペラ劇場になっています。
舞台はプロセニアム型で、間口は20m、奥行は36.8m、高さは29.6m。オーケストラピットは142.7㎡と立派な舞台構造を有しています。(いずれもパンフレット資料から)
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私は前から9列目の席を、妻は右袖の1RBという絶好の席のチケットを手に入れることが出来ました。いずれもS席なのですが、行けなくなったという方から格安で譲っていただきました。このような素晴らしい機会を与えていただき本当に感謝です。

公演は2回の休憩を挟んで約3時間上演されました。幕間にはホワイエでシャンパンやワインなどのアルコールが売っていますし、小腹を満たすためにケーキ類なども並んでいます。私たちは眠ってはいけないので、アイスコーヒーとオレンジジュースで我慢です。「誰も寝てはならぬ」のおふれが出ていますからね。(^^♪
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オペラ『トゥーランドット』。本当に超感動の舞台でした。道内でこのような素晴らしい舞台に出会えたことをとても嬉しく思っています。
明年の「オペラ夏の祭典2019-20 Japan↔Tokyo↔World」はオペラ『ニュルンベルクのマイスタージンガー』とのことですから、これも見逃せないですね。

youtubeに新国立劇場提供によるプロモーション映像がありましたので、コピーして再掲載させていただきます。

また、9月9日にNHK-BSプレミアムで、当公演の舞台放映がありますので、ぜひご覧になってください。


こちらはリハーサルの様子とのことです。オペラは、このようにして舞台を作り上げていくのですね。こちらも新国立劇場提供のyoutube動画をコピーさせていただきました。

『PMFヨーロッパ・アンサンブル』コンサート

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明日(7/16)に函館市芸術ホールにて、"Pacific Music Festival 2019"の函館公演『PMFヨーロッパ・アンサンブル』コンサートが開催されます。

PMFは、あのレナード・バーンスタインが創設した国際教育音楽祭で、毎年夏に多くの若手音楽家が札幌に集まって、技術の研鑽は勿論のこと音楽を通じての国際交流、国際相互理解を深めています。同時に世界を代表する音楽家が教授陣として名を連ねていますので、夢のようなアンサンブルが構成されて演奏会が開かれています。

今回の函館公演では、PMFベルリンのメンバーでフルーティストのアンドレアス・ブラウが、PMFウィーンのメンバーと共演します。アンドレアス・ブラウは1969年から2015年までベルリン・フィルハーモニー管弦楽団首席奏者を務めた方です。PMFウィーンのメンバーも、ダニエル・フロシャウアー(ヴァイオリン)、ハインツ・コル(ヴィオラ)、シュテファン・ガルトマイヤー(チェロ)、ミヒャエル・ブラーデラー(コントラバス)、ラディスラフ・パップ(ハープ)とウィーン・フィルハーモニー管弦楽団で活躍している錚々たる顔ぶれです。

演奏曲目は、・モーツァルト:フルート四重奏曲 第4番 イ長調 K. 298、・ロッシーニ:チェロとコントラバスのための二重奏曲 ニ長調、・ロッシーニ:弦楽のためのソナタ 第2番 イ長調、・スメタナ(トゥルネチェク編):モルダウ、・モーツァルト:フルート四重奏曲 第1番 ニ長調 K. 285 とあります。

まだ、当日券が残っているようですので、函館および近郊の皆様、ぜひこの機会に一緒に聴きましょう。

そうそう、8/1にはサントリーホールで「PMFオーケストラ東京公演」が、8/2にはミューザ川崎シンフォニーホールで「PMFオーケストラ川崎公演」がありますので、首都圏の方はぜひお聴きになってください。ゲルギエフの指揮でショスタコーヴィチの「交響曲 第4番」が演奏されるそうです。またドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」では、今年のチャイコフスキー国際コンクール木管楽器部門の優勝者マトヴェィ・デョーミン(フルート)がソリストとして出演するとのことです。近くに住んでいたら絶対に聴きたいです。(^^♪
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新国立劇場『オレステイア』

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夜は初台にある新国立劇場でアイスキュロス原作、上村聡史演出の『オレステイア』を観てきました。

約2500年前にアイスキュロスによって書かれたギリシャ悲劇をイギリスの若い劇作家ロバート・アイクが現代に蘇らせた作品です。

物語の主人公はオレステウスという若者です。彼の父はギリシャ軍総大将のアガメムノン、母はクリュタイメストラです。そしてイピゲネイアとエレクトラという二人の姉がいます。
アテナイやスパルタなどの都市国家で構成されていた古典期と呼ばれる紀元前5世紀頃のギリシャは、戦争に明け暮れていたといっても過言でないほどに戦さ続きでした。そんな折、ギリシャ軍の勝利のために娘のイピゲネイアを生贄にするようにとの神託がアガメムノンに下されるのです。アガメムノンは当然のように苦悶するのですが、結果として神託に逆らうことは出来ずに、イピゲネイアを毒殺してしまいます。
そして、10年におよんだトロイア戦争に勝利したアガメムノンは意気揚々と凱旋するのですが、その夜に妻のクリュタイメストラと彼女の愛人によって謀殺されてしまいます。娘イピゲネイアを生贄にしたことへの復讐でした。

赤子の時に他国へ疎開させられていたオレステウスですが、成長してもう一人の姉のエレクトラと父の墓前で再会します。オレステウスは神に導かれて父の仇を討つために帰って来たのでした。そして、母とその愛人を銀のナイフで刺し殺してしまいます。父の仇と言う正義の名のもとの行為でした。
しかし、復讐の女神たちが彼を襲い始めるとパニック状態になり、結果的にはデルポイ神殿のアポロンに庇護を求めるのです。

ここからは法廷の場面です。オレステウスは、女神アテネの臨席のもと殺人について法的な裁きを市民たちから受けることになります。そして、陪審員が下した票数は同数。母親なしで生まれた女神アテネは、最後の一票を無罪に投じたことでオレステウスは放免されます。
現在の私たちが陪審員になったらどのような判断をするのでしょうね。

この後、復讐の女神は慈しみの女神になり、憎しみと復讐の連鎖は断ち切られて、ギリシャ世界に調和と繁栄がもたらされたと言います。
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繰り返される争い、怨讐など、現代の私たちを取り巻く世界でも頻発する惨劇の数々がこの作品の中に詰まっていて、今でもまったく色褪せないリアリズムを持って私たちに迫ってきます。私たちが抱くあらゆる心理的葛藤を古代ギリシャの人々も抱いていたのですね。たかだか2、3000年くらいでは人間の心持ちは変わらないのかも知れません。
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主人公のオレステウスを生田斗真さんが演ずることもあって、9割以上が女性客で、2階席を含めて超満員でした。生田斗真さんをはじめエレクトラ役の音月桂さん、イピゲネイア役の趣里さん、アガメムノン役の横田栄司さん、他のキャスト・スタッフの方を含めて素晴らしかったです。
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公演時間はなんと約4時間半です。心理劇のようなものですから、4時間もしゃべり続ける舞台上の俳優の方々は大変と思いますが、座っている方も同様に大変です。椅子の上に特製のクッションが1枚用意されていました。
でも素晴らしい舞台は時間を忘れさせますね。本当に短く感じた4時間半でした。
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一回目の幕間(休憩)はサンドイッチと赤ワインにしました。オペラパレスのように広いホワイエではありませんが、それでも楽しく寛げるスペースが用意されています。
第1幕のエキサイティングな舞台の心の高まりを鎮めるためにも、ちょっとだけアルコールを入れるのはいいのかも知れません。
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二回目の幕間(休憩)は、特製のプチシュークリームにしてみました。
こちらはキンキンに冷やしてあって、第2・3幕の熱気で火照った体をさましてくれそうです。
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 ホテルに着いたら11時を過ぎていました。でも最高にワンダフルな夜でした。(^^♪

『シルク・ドゥ・ソレイユ』キュリオス仙台公演

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八戸駅から仙台駅へ、そして常磐線に乗って駅ひとつ、長町駅に到着です。
今回のプチ旅行の最大イベント、『シルク・ドゥ・ソレイユ』キュリオス仙台公演です。
創設された30年前から一度は観たいと思っていたのに実現しなかった『シルク・ドゥ・ソレイユ』、やっと念願がかないました。

フランス語で"Cirque du Soleil"と書きますので、直訳すると「太陽のサーカス」となります。1984年にカナダのケベックで創設された集団なのですね。
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長町駅を出ますと巨大な仮設のテントが目に飛び込んできます。
東京、大阪、名古屋、福岡そして仙台が日本での最後の「キュリオス」公演となります。
ドームは二つあり、奥の方はステージと客席、手前はグッズ販売やフードコートになっています。
ご覧のように溢れんばかりの観客で圧倒されそうな雰囲気です。
いやがうえにもテンションが上がってきます。
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幸運なことに前から4列目という願ってもない席をゲットしていましたので、迫力のある美しいステージを手が届くような距離で楽しむことが出来ました。
人間の持てる能力の限界まで追求したパフォーマンスの素晴らしさは勿論ですが、 生演奏、照明、舞台美術、衣装、振付に至るまでもが完璧に仕上げられていて、その凄さに言葉を失いました。

今回の「キュリオス」は今月末で終了しますが、次回の日本公演はぜひご覧になってください。私も何度でも観たいと思っています。超一流の技と芸術性を融合させた『シルク・ドゥ・ソレイユ』、どの演目も凄すぎます。

最後はスマホのみ写真のOKタイムがあります。私の行った日が「キュリオス」の133万人目達成ということで、タレントのキンタローさんがみえてセレモニーがありました。
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オペラ・ライブ

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大沼国際セミナーハウスで、先週のタンゴ・ライブに続いてオペラ・ライブがありましたので、聴いてきました。今年で3度目になるオペラ・ライブで、前回と同様にソプラノの坂口裕子さん、バリトンの宮本史利さん、そしてピアノの増田美穂さんのお三人による演奏です。前半は日本の歌曲を、後半は世界のオペラ、オペレッタ、ミュージカルの数々という構成でした。
透明感のある美しい歌声の坂口さん、張りのある伸びやかな歌声の宮本さん、お二人ともイタリアそして日本で大活躍されているオペラ歌手ですので、鳥肌が立つほどに感動したライブでした。60人ほどの聴衆でしたので、こんな身近で一流のオペラ歌手の歌声を聴けたことに感激しています。
なお、坂口さんは2019年3月に新宿文化センターで開催される日本オペラ協会公演のオペラ『静と義経』に静役で出演なさるそうです。
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※上の写真は昼の部の様子です。大沼セミナーハウスさんのfacebookからお借りしました。しっとりと闇夜に浮かぶ紅葉も良かったですが、美しいグラデーションに染まるなかのライブもいいですね。
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そうそう、『天川 満美子エレガンス切り絵の世界展』が同セミナーハウスで開催されていましたので、見てきました。切り絵の着物など気が遠くなるほどの細かい細工に目を奪われてしまいました。
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Argentina Tango & Music Live

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大沼国際セミナーハウスでアルゼンチンタンゴの音楽とダンスを楽しむ夕べがありましたので行ってきました。ピアソラは好きでよく聴きますが、ダンスとなると見た記憶がありませんので、とても楽しみにしていました。
ダンスは七飯在住のMoritoさんと奥様でイタリア人のMonicaさんです。ピアノはAngela Mika Sekiguchiさん、ソプラノは佐藤朋子さん、ヴァイオリンはアメリカ人のソーントン・トーマスさんです。こちらのお三人は函館在住です。
哀愁を帯びたタンゴのメロディにのせて独特の切れのある足さばきで踊るMorito & Monicaさんのパフォーマンス、素晴らしかったです。ノスタルジックというか大人の音楽って感じで、タンゴもいいですね。
そうそう、ソプラノの佐藤朋子さんもワンダフルでした。プロフィールを見ましたら、東京藝術大学音楽学部声楽科そして武蔵野音大大学院を修了なさっているんですね。函館にこんな素晴らしいソプラノ歌手がいるとは知りませんでした。こまめにリサイタルをチェックして彼女の歌声を聴きに行こうと思っています。

来週はオペラのライブ(バリトン・宮本史利、ソプラノ・坂口裕子、ピアノ・増田美穂)が同セミナーハウスで昼夜の2回あります。まだ席に余裕がありそうですので、お出でになってはいかがでしょう。フリードリンクとサンドウィッチがついて3,000円、ペアチケットは5,000円です。同セミナーハウス(0138-67-3950)へお問い合わせください。
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ぶんぶん寄席『春風亭昇太独演会』七飯

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昨夜、七飯町文化センターで北海道新聞ぶんぶんクラブ主催の『ぶんぶん寄席 春風亭昇太独演会』がありましたので、昇太さんの落語を楽しんできました。3000人を超える応募があったなか、めでたく2枚も入場券をゲットすることが出来ましたので、くじ運の悪い私にしては驚くようなハッピーな出来事でした。首都圏や関西圏などでは多くの寄席がありますから、身近に落語を楽しむことが出来ますが、田舎ではなかなか生の落語に接することは出来ませんので、この日を楽しみにしていました。しかも出演は「笑点」の6代目の司会者に就任した昇太さんですからワクワクしちゃいます。文化庁芸術祭大賞を受賞するなど、新作、古典問わず高い評価を得ている実力派落語家なんですよね。
1部はお弟子さんで前座の春風亭昇りんさんのフレッシュな落語、そしてお待ちかねの昇太さんの新作落語と続きます。後半の2部は鏡味正二郎さんの太神楽(だいかぐら)からスタートです。この太神楽は、神社で祭る式楽や舞楽というものから派生し、時代を経て大衆芸能として親しまれるようになったそうです。そうそう、「おめでとうございま〜す」でお馴染みの海老一染之助・染太郎さんがなさっていた伝統芸です。そして再び昇太さんの古典落語と続き、大笑いの楽しい2時間でした。
もうすっかり春風亭昇太さんの大ファンになってしまいました。(^^♪

※パンフがありませんでしたので、写真は10月に札幌で開催される道新寄席のものをコピーさせていただきました。
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PMFアンサンブル 函館公演

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7月の一ヶ月間、札幌を舞台に繰り広げられるPMF(Pacific Music Festival)。その中の弦楽を主体にしたアンサンブルの演奏会がありましたので、聴いてきました。
この国際教育音楽祭を創設したのが、あのレナード・バーンスタインで、今年は生誕100年に当たるのだそうです。バーンスタインといえば、懐かしい「ウェスト・サイド物語」ですよね。

PMFは、オーディションで選ばれた世界各地から集まる若手音楽家の教育プログラム「PMFアカデミー」と、音楽を通じて彼らを指導する教授陣によって構成されています。とくにアカデミー生により構成される「PMFオーケストラ」は世界トップレベルと言われています。
今回の演奏会は、弦楽器のアカデミー生と、教授陣の中から前ウイーン・フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスターだったライナー・キュッヒルがアンサンブルの一員として参加する豪華なコンサートでした。
演奏曲目は下記の通りです。
・モーツァルト:弦楽五重奏曲第4番 K.516
・サン=サーンス(イザイ編):ワリツ形式の練習曲によるカプリース 作品52-6
・プリホダ:「ばらの騎士」によるカプリース
・シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 作品44

ライナー・キュッヒルさんは、2017年4月よりNHK交響楽団のゲスト・コンサートマスターを務めておりますし、奥様のキュッヒル真知子さんは日本の方ですよね。奥様は『青い目のヴァイオリニストとの結婚(新潮文庫)』という本も書いています。
ウィーンの薫りいっぱいのキュッヒルさんの超絶技巧と、弾けるような若手アカデミー生のアンサンブル、最高でした。(^^♪
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藤原真理チェロ・リサイタル

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昨日の夜ですが、藤原真理さんのチェロを聴いてきました。
「ベートーヴェンを弾く」ということで、「ヘンデルの12の変奏曲」、「ピアノとチェロのためのソナタ第5番ニ長調」、「モーツァルトの7つの変奏曲」などを、そして後半は民謡を主題にしたファリャ、シューマンの小品などを演奏してくださいました。
藤原さんの奏でる音色は、ご自身の人間性に裏打ちされたものなのでしょうが、そっと包み込まれるような優しさがあって、聴いていてウルウルしちゃいました。素晴らしかったです。
チェロの音域は人間の声に近いといわれていますが、女性的な美しいフォルムとともにいわゆる癒し系楽器の一番手かも知れませんね。
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清塚信也ピアノリサイタル

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今年最初のコンサートは、清塚信也ピアノリサイタルです。
前回の七飯公演は2011年1月でしたので、ちょうど6年振りの七飯公演になります。35歳になったと仰っていましたが、テクニックそして音楽性にも一段と磨きがかかって素晴らしい演奏を聴かせていただきました。
クラシックコンサートは勿論のこと、映画やテレビドラマなどの分野でマルチな活動を展開していますので、今回も1000席が早々に完売するほどの人気でした。
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プログラムは以下の通りです。一部はクラシックを主体に、二部は彼の作曲したものや編曲した曲目で構成されていました。清塚さんのベートーヴェンやショパンもいいですが、私はやはりガーシュウィンなど、少しジャズっぽいほうが雰囲気的にぴったりかなと思っています。ドラマのテーマソングなどストーリー性のある曲目も、彼のエンターテイナー的な要素が絡まってなかなかいい感じでした。
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アンコールだけは写真を撮ってもOKという異例のファンサービスで、満員の聴衆の殆どの方々がスマホを用意して写真や動画を撮っていました。こんなところにも人気の秘密があるのかも知れません。それと、天才的なピアノ演奏に負けず劣らず、演奏の合間のトークもウィットに富んで楽しいですね。

そうそう、七飯のホールにはYAMAHAのピアノしかないのですが、開館以来ピアノが更新されていないことにご不満だったようです。「今回のリサイタルで僕がこのピアノをぶっ壊します」と冗談を飛ばしていましたが、「文化」を謳い文句にした町にしては、ちょっと恥ずかしいというか残念に思っていたところでした。
次回の清塚さんのリサイタルの時には、STEINWAYのコンサートグランド D-274がステージ上に君臨していて欲しいなと思っています。D-274は2,100万円ほどするらしいですが、3月に開業する道の駅「なないろ・ななえ」に12億円も投じるのですから、ピアノにこの程度の予算を回してもバチは当たらないように思っています。くしくも今年4月には町長選挙がありますので、ピアノの更新を公約に掲げてくれないかなと期待しているところです。
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『クリスマスの夕べ』コンサート

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クリスマスイヴの宵、ハナミズキ室内合奏団メンバーによる『クリスマスの夕べ』を聴いてきました。
仙台フィルハーモニー交響楽団第2ヴァイオリン副首席奏者の小川有紀子さん、同じ交響楽団の首席オーボエ奏者の西沢澄博さん、そしてピアニストの高橋麻子さんによる演奏です。
ヴァイオリンとオーボエの組み合わせというのはあまり聴いたことがなかったのですが、オーボエのメランコリックな音色が大好きですので、今回のリサイタルをとても楽しみにしていました。お三人の卓越したテクニックと音楽性、そして同じオケで活躍されているメンバーならではの息の合った素晴らしい演奏を聴かせていただきました。

曲目は、
1.キュイ:五つの小品op.56
2.バッハ:オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1060
3.ファリャ:スペイン舞曲
4.モリコーネ:ガブリエルのオーボエ
5.サン・サーンス:オーボエソナタニ長調op.166
6.フォーレ:子守歌
7.プニャーク=クライスラー:序奏とアレグロ
8.シューマン:夕べの歌
9.クリスマスメドレー
そしてアンコールは、「星に願いを」「アメージンググレイス」でした。

イヴに相応しい本当に感動的な演奏会でした。来年の10月13日に同じホールで再演するようですから、ぜひ多くの方々に聴いていただきたいと思います。
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酔いしれた『昭和のうたコンサート』北海道歌旅座

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北海道歌旅座の『昭和のうたコンサート』を聴いてきました。
2009年に札幌市で旗揚げした北海道歌旅座。私たちは初めてでしたが、七飯町では3度目の公演なのだそうです。日本が輝いていた昭和の懐かしい曲をたっぷり聴かせていただきました。
歌とピアノはJUNCOさん、そしてヴァイオリンは高杉奈梨子さんです。張りがあってキラキラするような歌声のJUNCOさん、昭和のノスタルジックな旋律を艶やかに謳いあげる奈梨子さんのヴァイオリン、お二人とも凄い歌唱力と音楽性、テクニックをお持ちですね。いつかオリジナル曲をひっさげてNHKホールで歌って欲しいなと思っています。北海道歌旅座、最高でした。ワンダフルゥ~。
日本全国の街から街へと歌の旅を続けています。お近くの公演の際にはぜひ足を運んでみてください。その歌声にきっと心を揺さぶられることと思います。
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小菅優 ピアノ・リサイタル

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函館での演奏が3度目になる小菅優さんのピアノ・リサイタルを聴いてきました。
活動の拠点のヨーロッパだけではなく、世界中から注目を浴びている小菅さん、抜群のテクニックからもたらされる安定感とヨーロッパで培われたしなやかで表情豊かな感性に満ちた演奏が素晴らしかったです。幼いころから天才少女として頭角をあらわし、9歳からドイツで暮らしていますので、ドイツ音楽のロマン的な精神や叙情性も自ずから身についているのかも知れませんね。

プログラムは前半がドイツ音楽の魅力を感じさせる曲で、
・ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調 作品27-1
・ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 作品27-2「月光」

後半は光や風や水といった自然の美の中から「水」をテーマにした作品で、
・武満徹/雨の樹 素描
・ラヴェル/水の戯れ
・リスト/「巡礼の地 第3年」から“エステ荘の噴水
・リスト/バラード 第2番 ロ短調
・ワーグナー(リスト編)/イゾルデの愛の死

2016年の洋楽の発展に最も顕著な業績をあげたピアニストに送られるサントリー音楽賞を受賞している小菅さんの演奏を今年最後のリサイタル・シリーズで聴けたことをとても嬉しく思っています。年末から来春にかけて日本全国でリサイタルを予定していますので、ぜひお聴きになっていただきたいと思います。
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千の風音楽祭 in ななえ

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今日は11月3日、文化の日。この日に相応しい『千の風音楽祭 in ななえ』が開かれましたので行ってきました。パンフレットにありますように、西洋式農法150年、町制施行60年、コンコード町姉妹都市提携20年という3つの節目を祝う記念音楽祭です。
人と人、東と西の文化の「出会い」をテーマに、大沼湖畔の山小屋へお住まいの新井満さんが作られた「イランカラプテ~君に逢えてよかった~」をメインソングに進められました。
スペシャルライブには、新井満さんの他に、あの懐かしいトワ・エ・モワのお二人、中国語バージョンを歌われている李広宏さん、そして重要無形民族文化財に指定されているアイヌ民族舞踊団のピリカブの出演がありました。ほぼ3時間にわたる音楽祭でしたが、会場は超満員の町民で埋め尽くされて、素晴らしい歌声と舞踊の数々に酔いしれていました。「イランカラプテ~君に逢えてよかった~」は新井満さん(ご自身の歌で)および民族共生象徴空間でお聴きいただけます。誰でも口ずさむことが出来るとても優しいメロディですので、この歌を憶えていただきたいと思います。通信カラオケでも配信されたようですよ。
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素晴らしかった『オペラコンサート』 ~秋夜のオペラ~

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大沼国際セミナーハウスで"~秋夜のオペラ~"と題するコンサートが開かれましたので、聴きに行ってきました。昨年に続いて、バリトン歌手の宮本史利さんとピアノの増田美穂さんがお見えになり、さらに今年はソプラノの坂口裕子さんが加わるという超豪華メンバーのオペラコンサートでした。
宮本さんはイタリアのパルマ在住でヨーロッパで大活躍されているオペラ歌手ですし、坂口さんは今年12月の渋谷オーチャードホールでの藤原歌劇団公演「ルチア」でルチア役で出演なさるこちらも注目を浴びているソプラノ歌手です。
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こちらがプログラムですが、オープニングからフィナーレまで、オペラシアターの舞台で演じているようなお二人の素敵な歌声に魅了されたひと時でした。張りがあって力強く、それでいて艶のある宮本さんのバリトン、そしてどこまでも輝くような透明感のある坂口さんのソプラノ、もう言葉では表せないほどに感動しました。また、プログラムの構成が素晴らしく、オペラの状景が浮かぶほどに惹きこまれてしまいました。
本場イタリアで宮本さんのオペラの舞台を観たいと思いましたし、昨年の「ドン・パスクワーレ」で大好評を博した坂口さんの「ルチア」も観てみたいと思います。12/9~10に渋谷Bunkamuraオーチャードホールで開催されますので、機会がございましたらぜひご覧になってください。
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今年はターブル・ドゥ・リバージュのサンドイッチがつきました。大沼湖畔のここも雰囲気が良くてお気に入りのレストランです。さすがに美味しかったです。素敵なロケーションの大沼湖畔にありますので、観光などでお出でになった際にはお立ち寄りになってみてください。
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増田さんは大沼が3度目、宮本さんは昨年に続いて2度目、坂口さんは今年が初めてのようですが、お三人とも移住したいくらいに大沼が大好きと仰っていました。毎日のように大沼に来ている私ですが、自分が褒められたようで嬉しく思っています。

自宅に帰って来てからも興奮が醒めず、今夜は寝付けそうにありません。
「秋夜のオペラ」 もう最高、ブラボーでした。(^^♪
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演劇『コーヒーが冷めないうちに』

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コーヒーが冷めないうちに』『この嘘がばれないうちに』がベストセラーになっている川口俊和さんの脚本・演出による演劇がベイエリアにある金森ホールで開催されましたので観てきました。『コーヒーが』はすでに56万部も売れていますし、本屋大賞にもノミネートされましたので、お読みになった方が沢山おられると思いますが、演劇は小説とまた違った感じでとても良かったです。もともとは演劇が最初で、たまたま演劇を観に来ていた編集者が大変感動して、ぜひ小説にということで出版が実現したのだそうです。

金森ホールには40席ほどしか椅子は用意されていませんでしたが、それだけに役者さんとの距離が近い都内の小劇場のような空気感が感じられて、いい雰囲気でした。3日間4公演の千秋楽ということで、川口俊和さんがお見えになって、15分ほどですがアフタートークもありました。小説の内容から、静かな生真面目そうな方かなと思っていたのですが、マシンガントークありの吉本の芸人さんのような感じで、とても楽しい方といった感じでした。

地方公演は仙台と函館だけらしいのですが、いずれ他地域でも開催があるかも知れませんので、開催の際にはぜひ足をお運びになってください。本当に4回泣ける素晴らしい舞台でした。
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アフタートークも楽しかったのですが、前説にみずから登場された川口さんのアナウンスもお人柄が感じられて良かったです。「開演中におトイレなどで立たれる際には、暗転中ではなく舞台最中の明るいときに遠慮せずに行ってください」「もし、消し忘れた携帯電話が鳴った際には、周りの方は冷たい視線を投げかけずに、そっと見過ごしてあげてくださいね」・・・川口さんって、とても優しい方ですね。大好きになっちゃいました。
『この嘘が』に続く、3作目を執筆中と言いますから、発刊されましたら皆さんもぜひお読みになってください。また、4回ウルウルすること間違いなしです。1作目からですと12回ですから、もう涙が枯れちゃいそう・・・。(^^♪
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宮田大 チェロ・リサイタル

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昨日の夜に開催された宮田大さんのチェロ・リサイタルへ行ってきました。
宮田さんは、2009年に第9回ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールで優勝しており、「らららクラシック」「題名のない音楽会」など何度かテレビで演奏を聴いていましたので、今回のリサイタルをとても楽しみにしていました。
前半はフォーレの「シシリエンヌ作品78」から始まりましたが、良く知られている最初のフレーズを弾き始めた瞬間に鳥肌が立つというか、その音色に惹きつけられてしまいました。1698年製のストラディヴァリウス"Cholmondeley"から紡ぎ出される音は、繊細なうえにも力強く、まるで宮田さんの身体の一部になって、そこから音が湧き溢れるような感じでした。
フォーレが大好きと仰ったのを聴いたことがありますが、次の「夢のあとに」も微妙な光と影が感じられて素晴らしかったです。フォーレはいいですね。
後半のピアソラの2曲(「cafe 1930」「ル・グラン・タンゴ」)、そしてアンコールの「リベルタンゴ」は、2011年からお付き合いしているというピアノのジュリアン・ジョルネさんとの息の合った演奏で、これぞピアソラといった感じの名演でした。

函館の芸術ホールのこともトークのおりに触れられて、「響きが素晴らしく、日本のコンサートホールの中で5本の指に入る」とぞっこん惚れこんだ様子でした。地元のホールを褒めていただくと嬉しいですし、アンコールは3曲と大サービスで、ワンダフルな中秋の一夜でした。
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10月10日に発売予定の3枚目のCD「木漏れ日」の先行販売がありましたので、1枚ゲットです。リサイタルで演奏された曲が網羅されていますし、アンコールで演奏くださったカッチーニの「アヴェ・マリア」も収録されています。アンドレア・ボチェッリの歌声を聴いて魅せられ、この曲をチェロでうたうように奏でたいと仰っていますが、涙が出るほどに素晴らしいです。
ピアノはジュリアン・ジョルネさんです。ジョルネさんのピアノも素晴らしいのひと言です。
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アンサンブル・ユニット『パンセ コンサート』

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土曜日お昼下がり、大沼にほど近い森町赤井川にありますハル小屋で、アンサンブル・ユニット『パンセ』のコンサートがありましたので行ってきました。
ハル小屋のことはまったく知らず、行くのも初めてでしたが、週に何度か足を運ぶグリーンピア大沼の近くで、本当に灯台下暗しでした。駒ケ岳の麓の自然いっぱいの環境の中に建つ木のぬくもりいっぱいの素敵な建物です。

アンサンブル・ユニット『パンセ』は、武蔵野音楽大学のほぼ同年代の同窓生で、ソプラノの三木みえさん、フルートの珠玖加奈子さん、ピアノの内田直美さんのトリオで構成されています。数年前に函館・元町の旧相馬邸の蔵で行われた三木さんのコンサートを聴きに行って以来になりますので、今日のコンサートをとても楽しみにしていました。前半はクラシックの名曲を、そして後半は日本の良く知られた童謡、唱歌、抒情歌などを演奏してくださいました。いずれもアンサンブルとそれぞれの独奏という構成になっていました。
まず、三木みえさんの優しくそっと包み込むようなソプラノの歌声に魅了させられました。特に後半の久石譲の「もののけ姫」「stand alone」、美智子妃殿下のお作りになった「ねむの木の子もり歌」などはしっとりと聴かせていただきました。大沼の自然と調和するような三木さんの歌声がなんとも心地よくうっとりしていました。
フルートの珠玖加奈子さんは永く外国で活躍されていたそうで、さすがに技巧、音楽性とも素晴らしく、素敵な演奏を聴かせていただきました。ビゼー/ボルヌの「カルメン幻想曲」は大好きな曲ですので、特に楽しみにしていました。ボルヌという作曲家はフルーティストとしても相当の名手であったそうで、歌劇「カルメン」の名旋律をより技巧的に華麗にちりばめてメドレーにした曲のようです。珠玖さんの今回の演奏は、オペラのオーケストレーションを彷彿させるような名演で素晴らしかったです。抜粋でしたが、いつか全曲を聴いてみたいと思っています。
ピアノの内田直美さんは今回はピアノ伴奏だけでしたが、いつかピアノ独奏も聴いてみたいと思っています。日本キリスト教団国分寺教会のオルガニストということですので、パイプオルガンの演奏も素晴らしいのでしょうね。
そうそう、アンコールのカッチーニの「アヴェ・マリア」のことを忘れていました。この曲も大好きで、数年前に厚沢部町の小さな廃校で聴いた舘野泉さんの演奏以来の感動でした。『パンセ』の演奏も素晴らしいのひと言です。

ハル小屋の前は広い芝生の広場になっており、大きく背伸びをしたくなるほどの開放感のあるところです。こんな素敵な音楽小屋で素晴らしい音楽を聴けたことに感謝しております。
お声をかけていただきお招きくださった三木さま、有難うございました。
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反田恭平ピアノリサイタル2017

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今もっとも勢いがあるピアニストの一人、反田恭平のピアノリサイタルを聴いてきました。
確か昨年10月頃だったと思いますが、毎日放送の『情熱大陸』に彼が出ていたのをたまたま見ていたのが始まりでした。番組によりますと、1994年札幌生まれ。父はサラリーマン、母は主婦という音楽とは無関係の家庭に育ち、本格的にレッスンを始めたのが12歳。そこから頭角を現し、高校在学中に第81回日本音楽コンクール優勝。2013年にロシアに渡り、チャイコフスキー記念音楽院で最高得点を叩き出して首席入学。2015年第25回チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノ協奏曲コンクール優勝などの快進撃を続けているそうです。そんな彼ですが、父からはピアニストになることを猛反対されたエピソードも紹介されていました。しかし父の圧力に屈せずに自分の力で音楽を続ける道を模索し勝ち取ってきて今があるわけで、そんな野性味というか精神的な太さにも魅力を感じます。そして2016年1月のデビュー・リサイタルは、サントリーホール2000席が即日完売し、圧倒的な演奏で観客を惹きつけたといいますから凄いです。

そんな彼の演奏、息をのむようなというか言葉には表現できないような素晴らしさがありました。
ドビュッシー「月の光」。静かな湖面に映し込まれた月の光のように深い陰影を湛え心地よく揺れる伴奏と、どこまでも繊細で優しいタッチで奏でられる旋律とが立体的に絡まり、まるで印象派の絵画を見ているような演奏でした。
リストへ捧げられた全12曲からなるショパンの練習曲作品10も凄かったです。「別れの曲」や「黒鍵」、「革命」といった有名曲を含む難曲揃いの曲集ですが、剛柔自在のテクニックでピアノを操って易々と弾いてみせるところが若き天才ピアニストたる所以なのかも知れません。黒ぶちメガネに長い髪を後ろで一つに束ねたヘアースタイル。繊細で流麗な指の動きとともに演奏中にみせる彼の表情も雄弁で、ステージでの演奏に彩りというか楽しみを添えています。

そうそう、明日(8/6)の日曜日、テレビ朝日9時から放送の『題名のない音楽会』に彼が出演して、ベートーヴェンの『ピアノ・ソナタ 第8番「悲愴」より第3楽章』を演奏するそうです。ぜひご覧になってください。
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PMFアメリカ 函館公演

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国際教育音楽祭・PMF(Pan-Pacific Music Festival)は、20世紀を代表する巨匠レナード・バーンスタインの提唱により、音楽教育と人材育成、そしてクラシック音楽の普及と発展を目的として1990(平成2)年に創設されました。そのPMFアカデミーの指導にあたる教授陣のなかでもフィラデルフィア管弦楽団、シカゴ交響楽団、メトロポリタン歌劇場管弦楽団などアメリカのメジャー・オーケストラでコンサートマスターや首席奏者として活躍する錚々たるメンバーによる演奏会がありましたので聴いてきました。オールスター軍団ですから、所属するオーケストラとは違う即席のアンサンブルですが、さすがに超一流プレーヤーばかりですので、卓越した技量は勿論のこと息の合った素晴らしい演奏に酔いしれてしまいました。

演奏曲目は、①オーボエ、ヴァイオリン、ビオラ、チェロによる『モーツァルト:オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370』、②ヴァイオリン、ビオラ、チェロによる『レーガー:弦楽三重奏曲イ短調 Op.77b』、③フルート、ホルン、ピアノによる『エワイゼン:バラード、パストラーレとダンス』、④ヴァイオリン、コントラバス、クラリネット、ファゴット、トランペット、トロンボーン、パーカッションという編成による『ストラヴィンスキー:組曲「兵士の物語」』の4曲でした。
最初のモーツァルトを除いていずれも初めて聴く曲ばかりでしたが、現代音楽ならではのちょっと不思議な楽器の組み合わせといい、とても新鮮で刺激的な内容でクラシックの新しい楽しみを知ったような気がしました。演奏会というと弦楽器かピアノが多いのですが、久し振りに透き通るような管楽器の魅力をたっぷりと聴かせていただいたひと時でした。PMFアメリカ、ワンダフルでした。
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札幌交響楽団七飯公演

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昨夜の札幌交響楽団七飯公演は、連日の猛暑や函館のお盆にも拘わらずほぼ満員の聴衆で埋め尽くされたなかで開催され、3年ぶりの感動のシンフォニーを楽しんできました。ソロリサイタルや小編成の室内楽もいいですが、やはり生で聴くオーケストラはいいですね。「響」きが「交」わるとは上手く言ったもので、まったく個性の違う様々な楽器が奏でる音が調和して、ひとつの素晴らしい音楽になるのですから凄いと思います。前半のロシア、フランス、イタリア、ドイツの作曲家のわりとポピュラーな曲の数々、そして後半のメンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」とも素晴らしい演奏を堪能させていただきました。特のビゼーの「アルルの女 メヌエット」でハープと一緒にフルートを吹かれた野津雄太さんの独奏は素晴らしかったです。野津さんは松江のご出身らしく、N響アカデミーを経て札響へ入られ、今は副首席奏者を務められています。野津さんがどこのフルートを吹いているのか興味津々だったのですが、あとで調べてみましたらムラマツのシルバーSRらしいです。ふくよかないい音色がでていました。
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札幌交響楽団七飯公演 Promotion Video再掲

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明日(7/13)の19:00から七飯町文化センターにて札幌交響楽団の七飯公演が開催されます。前回の七飯公演は3年前の2014年で、大きな感動をいただいた素晴らしい演奏会だったことが忘れられません。今年の夏も沢山の素敵な名曲を携えて七飯にやって来ます。ぜひ多くの方々にお越しいただき、一緒に感動のステージに酔いしれたいと思っています。札幌交響楽団で指揮を執っておられる佐藤俊太郎さんのPVがyoutubeにありましたので、コピーして再掲させていただきます。
明日の夜、パイオニアホールでお会いしましょう。(^^♪

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近衞剛大『ビオラの響き ランチコンサート』

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函館のベイアリアにあるウイニングホテルの最上階レストランで『ビオラの響き ランチコンサート』と題する近衞剛大さんのビオラのリサイタルがありましたので聴いてきました。アムステルダム生まれで現在もアムステルダムにお住いの期待の若手ビオラ奏者ということでとても楽しみにしていました。日本での実績は殆どありませんのでお名前を知らない方が多いと思いますが、オランダ国内外のコンクールで優秀な成績を収められコンサートでも大活躍されているそうです。祖父の近衞秀健さんは宮内庁式部職楽部で指揮者をなさっておられた方で、1993年6月の皇太子さまと雅子さまのご結婚に際しては、パレード出発時の演奏を指揮したことでも知られています。また作曲家でもありましたので、今日演奏された「ヴィオラ独奏とピアノのためのロマンス」もお二人のご結婚を祝して贈呈された曲だそうです。皇太子さまもビオラがお上手でしたもね。

さて、剛大さんの演奏ですが、19歳ということもあって若々しい伸びやかな音色が印象的で、ビオラ独特の深みのある優しい響きと相まって素晴らしい演奏に魅了されました。ビオラの独奏はあまり聴く機会がありませんが、いいですね。北海道は初めてらしく、函館の印象を訊かれて「イタリアみたいです」と応えていましたが、眼下には碧い函館湾が広がり、素敵な音楽とランチを味わえて最高のひと時でした。
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大地を讃え 平和を願う男声の響き

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団員のtaniさんから招待券2枚をいただきましたので、函館男声合唱団の定期演奏会を聴きに行ってきました。毎回満席になるほどの人気の合唱団ですが、今回も立錐の余地もないほどの盛況でした。この合唱団は個々の団員のレベルが相当に高いのでいつも楽しみにしていますが、さすがに素晴らしい演奏でした。
第一部の「柳河風俗詩」は北原白秋の詩にタダタケ(多田武彦さん)が曲を付けた最初の作品です。詩のなかに薊(あざみ)やノスカイヤ(遊女屋)、BANKO(縁台)、鳰(にお)などという言葉が出てきて、なんとも深々とした憧れというか懐かしさのある曲ですが、男声の美しいハーモニーが昔の柳川(福岡県)の情景をノスタルジックに演出してとても良かったです。
多田武彦さんは北原白秋の他にも草野心平などの詩に日本人の心情にぴったりとしたセンチメンタルなメロディー、リズム、そしてハーモニーを付けていますが、男声合唱でこれ程までに好まれて歌われる作曲家は他にはいないのではと思っています。タダタケさんの曲は私も大好きですが、これというのも男に感激屋が多いからなのでしょうね。(^^♪
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会場の函館市芸術ホールの近くには五稜郭公園があります。桜はちらほら咲き出した程度ですが、それでも大勢の観光客で賑わっていました。五稜郭タワーには青空をバックに鯉のぼりが元気に泳いでいました。
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『石川啄木物語 君に与ふウタ』

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春のお彼岸の昨日、函館の津軽海峡に面した大森浜にある啄木浪漫館で開かれた和太鼓朗読劇『石川啄木物語 君に与ふウタ』を楽しんできました。
主催は七飯男爵太鼓創作会で、太鼓と篠笛という和楽器、そして石川啄木が遺した言葉で構成される朗読の公演です。日本だけではなく世界中に啄木のファンは沢山おりますが、私もその中の一人です。子供の頃から啄木が身近にあったということもあるのですが、彼の歌が日々の歩みの中でそっと寄り添ってくれるように感じたこともあったからです。啄木には人それぞれに思いを寄せる魅力があるのだと思います。

金谷藍子さんの朗読と一人芝居は啄木の魂が乗り移ったのではと思わせるほどの好演でしたし、竹内ひとみさんの奏でるフルートとピッコロの音色も和太鼓に美しい色彩を添えているようでとても良かったです。そして圧巻は和太鼓でした。演奏は高橋リサさんが代表を務めるNeriという4人の和太鼓ユニットで、それぞれが異なる複雑なリズムをたたいているにもかかわらず、全体としてひとつの楽曲を構成するという、迫力満点の鳥肌が立つような素晴らしい演奏でした。
啄木の心象を見事に表現しており、彼の息遣いまでもが身近に感じられるような感動の舞台でした。再演も約束してくださいましたので、今から来年の公演を楽しみにしています。
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かつて大きな砂山があった大森浜の浜辺へ下りてみました。啄木はこの浜辺や砂山をこよなく愛していたようです。1907年5月から9月まで函館に住んでいたようですから、この浜辺から眺められる函館山の白い雪もすっかり解けていたことでしょう。3月のお彼岸の頃の津軽海峡がキラキラと輝く早春の海も見せてあげたかったと思います。1912年、若くして26歳で旅立つのですが、彼の生前の願いがかなって、大好きだった大森浜を見下ろす立待岬に埋葬され静かに眠っています。

砂山の砂に腹這ひ 初恋の いたみを遠くおもひ出づる日  石川啄木
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反田恭平リサイタルのチケットをゲット

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反田恭平のピアノ・リサイタルのチケットを先行発売で手に入れました。
昨年秋まで彼のことはまったく知らなかったのですが、たまたま見ていたテレビの演奏で度肝を抜かれてしまいました。クラシック・ピアノの世界に旋風を巻き起こした驚異の超新星なのですね。父はサラリーマン、母は主婦という普通の家庭に育ったこともあり、いわゆる英才教育というものは受けておらず、サッカーに明け暮れる少年時代を過ごしていたようです。小さい頃から耳がよかったことからピアノも習っていたようですが、本格的にピアノを弾くようになったのは中学生からで、そこからは一転してコンクールなどで頭角を現してきたようです。その後、ロシアのモスクワ音楽院に首席入学して今もロシアを拠点にして活躍しているそうです。テレビの放映だけですが、私生活、音楽に対する考え方、音楽性、技巧などすべてにおいて異次元の凄さを感じました。
先日読んだ直木賞小説『蜜蜂と遠雷』のコンテスタントにも通じるものが感じられ、今から彼のリサイタルを楽しみにしているところです。 全国主要都市で7~9月に縦断ツアーがありますので、ぜひ聴きに行きましょう。

そうそう、曲目は変更になる可能性がありますが、下記の通りです。
・スクリャービン:幻想曲 op.28
・ドビュッシー:ベルガマス組曲より第3曲「月の光」
・ショパン:4つのマズルカ op.24
・ショパン:12の練習曲 op.10
・シューベルト:4つの即興曲 D.899/op.90
・ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
・リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178  他
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幸田浩子ソプラノ・リサイタル

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昨夜、幸田浩子さんのリサイタルがありましたので、聴いてきました。
NHK-FMの『気ままにクラシック』で笑福亭笑瓶さんと一緒にパーソナリティを務めておられ、私もこのキマクラのオンエアを逃さずに聴くほどファンでしたので、浩子ちゃんの歌声とトークを楽しみにしていました。
第一部はスパンコールの輝く深紅のドレスで登場。(わあ~、浩子ちゃん素敵・・・) 山田耕筰、成田為三、越谷達之助、中田喜直などの日本の歌曲を歌ってくださいました。近くの北斗市(旧上磯町)にある男子トラピスト修道院で文学講師をしていた三木露風が当地に滞在中に作った『赤とんぼ』や、同じく近くの函館・大森浜の砂浜で妻節子と出会った頃に思いを馳せて詠んだ石川啄木の『初恋』などもプログラムに含まれていて、美しい情景が目に浮かぶように情感を込めて歌われたことに感激しました。
後半の第二部は、大胆な絵柄ながらもモノトーンのシックなドレスに身を包んで登場です。歌声はシューベルトの歌曲から「ます」、「アヴェ・マリア」などを5曲。そして短い7曲から構成されるドヴォルザークの歌曲集「ジプシーの歌(全曲)」を歌ってくださいました。第4曲の「わが母の教えたまいし歌」はよく聴く曲ですが、前後の曲をすべて聴けたのも良かったです。
ピアノ伴奏をされた作曲家でピアニストの寺嶋陸也さんのピアノも素晴らしく、浩子さんの伸びやかで透明感のある歌声に彩りを添えていました。いつまでも聴いていたいような幸田浩子さんのリサイタルでした。
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成田達輝 &萩原麻未 デュオ・リサイタル

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ロン=ティボー国際コンクールなど数々のコンクールに入賞をし脚光を浴びる成田達輝君と、ジュネーヴ国際コンクール、ピアノ部門で日本人として初めて優勝を果たした萩原麻未さん、若手2人によるデュオ・リサイタルを聴きに行ってきました。ともにパリで学び、現在もパリを拠点に活躍されている若いお二人のエネルギッシュな演奏を楽しんできました。
演奏曲目は前半が、ベートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」他、そして後半は、ドヴォルザーク/ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ、ブラームス/ハンガリー舞曲集、サラサーテ/ツィゴイネルワイゼン他でした。
成田達輝君は「偉大な名手パガニーニのライバル」と評されるほどに注目されている若手ヴァイオリニストですし、萩原麻未さんも年によって1位を出さないほどに権威と伝統のあるジュネーヴ国際コンクールで優勝しているだけあって、素晴らしいものでした。お二人の息もぴったりと合って、枯葉の舞うパリの街中で聴いているような雰囲気でのリサイタルは最高でした。
成田君のヴァイオリンは、1738年製のガルネリ・デル・ジェスということですが、アンコール曲のポンセのエストレリータでは、ストラディヴァリウス(1711年製)に替えたりして、このへんの演出は憎いなと思っていました。(^^♪
お二人とも前々日に函館入りしていたようですが、美しい景色と美味しいものなどを満喫したようで、函館がとてもお気に入りのようでした。
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オペラコンサート in 大沼国際セミナーハウス

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森と湖につつまれた大沼湖畔の小さな国際会議場で開かれた「オペラコンサート in 大沼国際セミナーハウス」へ行ってきました。『イタリアから大沼の森へ 皆様にお届けするオペラの心』と題するオペラコンサートで、東京藝術大学声楽科を卒業され現在イタリアのパルマ在住のオペラ歌手・宮本史利さんのバリトンの歌声を楽しんできました。80名限定というサロンコンサートのようなアットホームな感じで、大沼鶴雅オーベルジュエプイの美味しいサンドイッチと珈琲を味わいながらの優雅なひと時でした。
前半はナポリ民謡など私たちの良く知ってる曲を、そして後半はロッシーニやプッチーニなどのオペラの名曲を本場イタリアの舞台さながらの張りのある伸びやかなバリトンの歌声で聴かせていただきました。照明に映える見事な紅葉を眺めながら、素晴らしい歌声を存分に楽しむことができた感動のコンサートでした。
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牛田智大 ピアノ・リサイタル

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小さい頃から天才ピアニストとしてテレビなどで拝見していた牛田君、まだあどけなさを残しながらも爽やかな青年に成長していました。現在はモスクワ音楽院ジュニア・カレッジに在籍する16歳で日々成長している年頃なのでしょうが、もうすでに超一流の域に達していると思える素晴らしい演奏を聴かせていただきました。「ピアノを弾くことが楽しくてたまらない」という牛田君、その楽しさがホール全体を包み込むようで、言葉では表現できないくらいに素敵なリサイタルでした。
これから20歳代、30歳代と年齢を重ねるにつれて、どのように表現に深みが加わっていくのか、とても楽しみな演奏家だと思っています。個人的にはJ.S.バッハ/F.ブゾーニ編「シャコンヌ ニ短調」と、M.ムソルグスキー/ホロヴィッツ編「展覧会の絵」が特に良かったです。
2016/9/24 函館芸術ホールにて
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ミュージカル『南太平洋』

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真夏日の夜は観劇でもということで、藤原紀香さんと別所哲也さん主演のミュージカル『南太平洋』を観てきました。ご存知のように1949年初演のブロードウェイミュージカルで、太平洋戦争中の南太平洋のある島が舞台になっています。フランス出身の農園主エミール・デ・ベック(別所哲也)と海軍の看護婦ネリー・フォーブッシュ(藤原紀香)、そして海兵隊のジョセフ・ケーブル中尉(渡辺大輔)と島の土産物屋プラディ・メリー(ちあきしん)の娘リアット(神谷玲花)との恋を描いた物語です。ミュージカルの楽しさや華やかさは勿論ですが、「戦争」「差別」といった社会問題を取り上げた意欲的な作品といわれています。
紀香さん演じるヒロイン・ネリーは底抜けに明るくて天真爛漫って言葉がピッタリで、紀香さんのはまり役のような感じでした。とにかく舞台上で歌い踊る紀香さんが華やかで、彼女の美しさに目を奪われてしまいました。音楽も「バリ・ハイ」や「魅惑の宵」などのお馴染みのメロディが全編で歌われて、ヤシの葉が揺れる南太平洋の美しい砂浜が目に浮かんでくるような素敵なステージでした。
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『ただの自転車屋』 劇団東京乾電池

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劇団東京乾電池創立40周年記念公演『ただの自転車屋』を観てきました。大好きな柄本明さん、2007年3月の『長屋紳士録』以来9年ぶりの七飯公演になります。前回の公演挨拶の時に、町内のコンビニへ出かけたら誰も気づいてくれなかったと話して大笑いしたことを思い出していました。
今回は創立メンバーのベンガルさんと綾田俊樹さんも一緒でしたが、幕が上がってから笑いっぱなしの舞台でした。柄本さん、正座していて足が痺れて歩けないようになり(演技ではなく・・・)、3人とも笑いをこらえるので大変そうでした。カーテンコールの挨拶で、「40年も経つとこんなになるのですね」と仰っていましたが、息の合った3人が自らの舞台を楽しんでいることが客席のほうまで伝わってきました。楽屋裏での遣り取りをそのまま舞台で見ているようで、円熟味を増したお三人の舞台、最高でした。ワンダフル~(^^♪
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オペラ 「ローエングリン」

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初台にある新国立劇場オペラパレスで、オペラ「ローエングリン」を観てきました。
数年前に「サロメ」を観て感動し、また観たいと思っていたのですが、なかなかチャンスがありませんでした。たまたま開演日が一致したことで観劇することが出来て、本当にラッキーでした。
上演時間の約5時間があっという間に経ってしまうほどに見入ってしまいました。5時間というと新幹線で北海道を発つ時に幕が開いて、東京へ着く時にはまだ上演しているといった感覚ですから、オペラって凄いと思います。
歌手、オーケストラ、舞台装置、照明、衣装などすべてが超一流で素晴らしい舞台でした。特に4年前のローエングリンで熱狂を博したクラウス・フロリアン・フォークト(テノール)の艶のある歌声は、明瞭で気高く心に残るものでしたし、エルザを演じたマヌエラ・ウール(ソプラノ)の美しい歌声と演技もシュテークマンの演出と相まって素晴らしいものでした。
序奏で飯森泰次郎のタクトが振り下ろされ、東京フィルハーモニー交響楽団が崇高な旋律を響かせ始めた途端、あまりの美しさに感動で鳥肌が立ってしまいました。
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函館男声合唱団 定期演奏会

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知人のtaniさんが函館男声合唱団の正式な団員になり、定期演奏会の招待券をいただきましたので、聴きに行ってきました。慣れ親しんだ世界の民謡、昭和の名曲そしてちょっと難解な合唱組曲と、密度の濃い盛りだくさんの内容でした。
毎週夜の定例練習、合宿、演奏会前の追い込み練習など、本番を迎えるまでの大変さを知っているだけにステージ上の団員の晴れやかな姿が一段と輝いて見えました。混声とは一味違う重厚で深みのある男声合唱の魅力を堪能したひとときでした。
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チェコ・フィル ストリング・カルテット

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一昨年も七飯町で素敵な音色を聴かせていただいたチェコ・フィル ストリング・カルテットが再び来町してコンサートを開催するというので午後聴きに行ってきました。前回とは少し曲目を変えていますが、前回と同様に誰もが知っているクラシックの名曲を20曲演奏しました。さすがに名門チェコ・フィルの名手で構成したカルテットだけあって弦の美しさは素晴らしいものがありました。
会場は殆ど年配者ばかりで若い人や小中学生は殆ど見受けられず、ちょっと残念な気がしていました。超一流の演奏者が奏でるクラシックの小品を聴く機会というのはそれほど多くないと思いますし、アットホームな雰囲気のコンサートだっただけに、多くの子供に聴いて欲しかったなと思っていました。明日は午後1時から札幌Kitara大ホールでカルテットのコンサートがありますので、札幌市内近郊の方はぜひ子供さんを連れて会場に足を運んでみてください。
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仲道郁代&横山幸雄 デュオリサイタル

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今年のリサイタル・シリーズの最後となる『仲道郁代&横山幸雄 デュオリサイタル』を聴いてきました。
お二人それぞれのソロ、1台ピアノの連弾、そして2台ピアノによる競演と、ピアノの魅力を様々な形で楽しむことが出来る構成になっていました。曲目はラフマニノフの情熱的な「ピアノ連弾のための6つの小品 作品11より」、ラヴェルのオーケストラの音の魅力をピアノに置き換えた「ラ・ヴァルス」、グリーグの手によって北欧風に編曲された誰もが知っているモーツァルトの「ピアノ・ソナタ ハ長調 K545」、そして横山さんが編曲した超絶技巧連弾曲「カルメンの誘惑と幻想」などでした。
仲道さんのベートーヴェンの「月光」、横山さんのショパンのノクターン「遺作」のソロ演奏も心の琴線に触れるようで、涙腺のゆるみを隣席に気づかれないように聴いていました。お二人の会話も楽しくて、素敵な一夜を過ごさせていただきました。

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古澤巌 & クリスティアン・アガピエ コンサート

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「古澤巌 & クリスティアン・アガピエ」 ロマンティック・コンサートを聴いてきました。古澤巌さんのヴァイオリンはCMなどでよく流れていますので、ぜひ聴いてみたいと思っていました。
冒頭のシモネッティのマドリガルの最初の音が出た瞬間に、その音色に惹きつけられてしまいました。がんがん弾くというイメージがあったのですが、一つ一つの音をとても大切にしており、時に情熱的に時に抒情的にと多彩な演奏を聴かせていただきました。今夜のコンサートからは色彩を感じさせるヴァイオリニストという印象を持ちましたが、特にジプシー音楽やラテン系の色合いを持った音楽の演奏が素晴らしいと思いました。後半のロベルト・ディ・マリーノの「愛のツィガーヌ」は、旋律が美しいうえに、古澤さんの情感溢れる演奏に会場はうっとりと魅了させられていました。

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第22回ねむの木コンサート

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わが町が誇る混声合唱団による「ねむの木コンサート」を聴いてきました。
今年で22回目ということで、団員の平均年齢が少し高くなっているようですが、年齢を感じさせない力強い歌声と美しいハーモニーがホールに広がって素敵なコンサートでした。女性コーラスが歌ったメドレー「TOKYO物語」は難しいリズムと連続する高音部をクリアしてよく歌いこんでいたと思います。前半の中田喜直の曲集を含めて、バリエーションに富んだ選曲で楽しませていただきました。一方の男性コーラスは10名と少ないメンバーですが、声量そしてバランスとも素晴らしく、重厚な男声コーラスの醍醐味を堪能させていただきました。特に後半の組曲『「おかあさんのばか」より 中田喜直・磯部俶作曲』は、難しい曲と思いますが、詩の内容や情感がよく伝わってきました。
来年の23回目も楽しみにしていますね。

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富良野group公演「ノクターン夜想曲」

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昨夜、富良野groupの演劇「ノクターン夜想曲」を観てきました。奇しくも今日は東日本大震災から4年目。重い命題を突きつけられた舞台でした。以下、パンフレットに書かれていた倉本聰さんの手記(抜粋)です。

風化とは、永い年月をかけて、岩が砕けて石となり、石が砕けて砂になり、砂が砕けて塵となり、塵が風にのって飛散して消え去る。そういう現象のことを云います。(中略) 本来風化とは、何千年、何万年、何億年かかって塵となり飛散することを云うのですが、今の日本では違うようです。僅か3年前のあの原発事故。当時世界をあれだけ震撼させたあの悲劇の記憶が、当事国である日本の中で、こんなにも速くこんなにも脆く、早くも風化の様相を呈し始めていることに、僕は激しい憤りと悲しみを感じます。(中略) 我々富良野groupは、微力ながら少しでも福島に寄り添い、風化に対抗する一石を投じようと3年かかって小さな舞台劇を作りました。

昨日も倉本聰さんがお見えになっていました。

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中村紘子ピアノ・リサイタル

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昨晩(12/3)、中村紘子さんのピアノ・リサイタルを聴いてきました。中村さんの名前を知らない方はおらないと思いますが、今年でデビュー55周年、演奏会は国内外で3,800回を超えるそうです。中村さんと云うとメリハリの利いた情感豊かな演奏をされる方という印象を抱いていましたが、期待通りの素晴らしい内容のリサイタルでした。
曲目は、前半がベートーヴェンのピアノ・ソナタ第17番ニ短調・作品31-2「テンペスト」など2曲、後半はショパンのポロネーズ第7番変イ長調・作品61など8曲の演奏でした。
早々とチケットが完売になるほどの人気で、会場は外の寒さがうそのような熱気で満たされていました。大きな拍手と歓声に包まれたアンコールは、ラフマニノフの「モスクワの鐘」など3曲を立て続けに演奏され、ファンは中村ワールドを満喫した一夜になりました。

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舘野泉 清和の丘コンサート

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厚沢部町の旧清和小学校で開催された「舘野泉 清和の丘コンサート」を聴いてきました。舘野泉さんは1998年からここ旧清和小学校でリサイタルを開いており、今回は喜寿記念として2年ぶり7度目になるそうです。

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学校のすぐ隣に「カレーとコーヒーのカンペシーノ」がありますので、ご主人にナン・サンドをお願いしていましたら出来上がっていました。ご主人も実行委員のようで、お店のほうは早々とクローズして会場準備にあたっていました。厚沢部町はなかなか文化的な町で、「清和の丘クラブ」も地域の皆さんで熱心に活動しているようです。
美味しいナン・サンドをほおばりながら、カンペシーノの前の夕日に映える紅葉の山々にうっとりです。手前に広がる畑は特産のメークインの畑のようですから、花が咲く頃は見事なことでしょう。

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会場の旧清和小学校です。15年前に廃校になったそうですが、今でも地域の方々に大事にされているようです。コンサートの前に実行委員会の会長さんから「清和小学校は皆さんが集ってくださることで、閉校前と同様にこのように元気にしております」との挨拶がありました。左側の建物が会場となった体育館です。

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体育館への渡り廊下には今までの舘野さんのリサイタルの様子や関連記事が掲載されています。

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プログラムは、バッハ-ブラームス「シャコンヌ」、スクリャービン「前奏と夜想曲」、出永浩一郎「サムライ」、吉松隆「平清盛より2曲」、三宅榛名「思い出せなかったこと」、coba「記憶樹」でした。
舘野さんがプログラムの中の「左手の世界」で書かれておりました。『どれもが新鮮で、はっとするような世界を持っており、自分の心の中に埋もれている「私」をいろんな角度から見つけてくれる作品だと思います』と・・・。
アンコールはカッチーニの「アヴェ・マリア」でした。静かな清和の丘が至福の時に包まれているようでした。舘野さんの左手から奏でられる音色は限りなく優しくて、心に響き渡ります。
会場を出ると満天の星空。ほかほかに温かくなった心持ちで帰路に着きました。

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