カテゴリ

カテゴリ:コンサート、演劇など

酔いしれた『昭和のうたコンサート』北海道歌旅座

カテゴリ:
北海道歌旅座の『昭和のうたコンサート』を聴いてきました。
2009年に札幌市で旗揚げした北海道歌旅座。私たちは初めてでしたが、七飯町では3度目の公演なのだそうです。日本が輝いていた昭和の懐かしい曲をたっぷり聴かせていただきました。
歌とピアノはJUNCOさん、そしてヴァイオリンは高杉奈梨子さんです。張りがあってキラキラするような歌声のJUNCOさん、昭和のノスタルジックな旋律を艶やかに謳いあげる奈梨子さんのヴァイオリン、お二人とも凄い歌唱力と音楽性、テクニックをお持ちですね。いつかオリジナル曲をひっさげてNHKホールで歌って欲しいなと思っています。北海道歌旅座、最高でした。ワンダフルゥ~。
日本全国の街から街へと歌の旅を続けています。お近くの公演の際にはぜひ足を運んでみてください。その歌声にきっと心を揺さぶられることと思います。
00001

小菅優 ピアノ・リサイタル

カテゴリ:
函館での演奏が3度目になる小菅優さんのピアノ・リサイタルを聴いてきました。
活動の拠点のヨーロッパだけではなく、世界中から注目を浴びている小菅さん、抜群のテクニックからもたらされる安定感とヨーロッパで培われたしなやかで表情豊かな感性に満ちた演奏が素晴らしかったです。幼いころから天才少女として頭角をあらわし、9歳からドイツで暮らしていますので、ドイツ音楽のロマン的な精神や叙情性も自ずから身についているのかも知れませんね。

プログラムは前半がドイツ音楽の魅力を感じさせる曲で、
・ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調 作品27-1
・ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 作品27-2「月光」

後半は光や風や水といった自然の美の中から「水」をテーマにした作品で、
・武満徹/雨の樹 素描
・ラヴェル/水の戯れ
・リスト/「巡礼の地 第3年」から“エステ荘の噴水
・リスト/バラード 第2番 ロ短調
・ワーグナー(リスト編)/イゾルデの愛の死

2016年の洋楽の発展に最も顕著な業績をあげたピアニストに送られるサントリー音楽賞を受賞している小菅さんの演奏を今年最後のリサイタル・シリーズで聴けたことをとても嬉しく思っています。年末から来春にかけて日本全国でリサイタルを予定していますので、ぜひお聴きになっていただきたいと思います。
IMG

千の風音楽祭 in ななえ

カテゴリ:
今日は11月3日、文化の日。この日に相応しい『千の風音楽祭 in ななえ』が開かれましたので行ってきました。パンフレットにありますように、西洋式農法150年、町制施行60年、コンコード町姉妹都市提携20年という3つの節目を祝う記念音楽祭です。
人と人、東と西の文化の「出会い」をテーマに、大沼湖畔の山小屋へお住まいの新井満さんが作られた「イランカラプテ~君に逢えてよかった~」をメインソングに進められました。
スペシャルライブには、新井満さんの他に、あの懐かしいトワ・エ・モワのお二人、中国語バージョンを歌われている李広宏さん、そして重要無形民族文化財に指定されているアイヌ民族舞踊団のピリカブの出演がありました。ほぼ3時間にわたる音楽祭でしたが、会場は超満員の町民で埋め尽くされて、素晴らしい歌声と舞踊の数々に酔いしれていました。「イランカラプテ~君に逢えてよかった~」は新井満さん(ご自身の歌で)および民族共生象徴空間でお聴きいただけます。誰でも口ずさむことが出来るとても優しいメロディですので、この歌を憶えていただきたいと思います。通信カラオケでも配信されたようですよ。
sennokazeongaku

素晴らしかった『オペラコンサート』 ~秋夜のオペラ~

カテゴリ:
大沼国際セミナーハウスで"~秋夜のオペラ~"と題するコンサートが開かれましたので、聴きに行ってきました。昨年に続いて、バリトン歌手の宮本史利さんとピアノの増田美穂さんがお見えになり、さらに今年はソプラノの坂口裕子さんが加わるという超豪華メンバーのオペラコンサートでした。
宮本さんはイタリアのパルマ在住でヨーロッパで大活躍されているオペラ歌手ですし、坂口さんは今年12月の渋谷オーチャードホールでの藤原歌劇団公演「ルチア」でルチア役で出演なさるこちらも注目を浴びているソプラノ歌手です。
opera-1
こちらがプログラムですが、オープニングからフィナーレまで、オペラシアターの舞台で演じているようなお二人の素敵な歌声に魅了されたひと時でした。張りがあって力強く、それでいて艶のある宮本さんのバリトン、そしてどこまでも輝くような透明感のある坂口さんのソプラノ、もう言葉では表せないほどに感動しました。また、プログラムの構成が素晴らしく、オペラの状景が浮かぶほどに惹きこまれてしまいました。
本場イタリアで宮本さんのオペラの舞台を観たいと思いましたし、昨年の「ドン・パスクワーレ」で大好評を博した坂口さんの「ルチア」も観てみたいと思います。12/9~10に渋谷Bunkamuraオーチャードホールで開催されますので、機会がございましたらぜひご覧になってください。
sc0012
sc0011
PA190017
今年はターブル・ドゥ・リバージュのサンドイッチがつきました。大沼湖畔のここも雰囲気が良くてお気に入りのレストランです。さすがに美味しかったです。素敵なロケーションの大沼湖畔にありますので、観光などでお出でになった際にはお立ち寄りになってみてください。
PA190009
増田さんは大沼が3度目、宮本さんは昨年に続いて2度目、坂口さんは今年が初めてのようですが、お三人とも移住したいくらいに大沼が大好きと仰っていました。毎日のように大沼に来ている私ですが、自分が褒められたようで嬉しく思っています。

自宅に帰って来てからも興奮が醒めず、今夜は寝付けそうにありません。
「秋夜のオペラ」 もう最高、ブラボーでした。(^^♪
PA190002
PA190018
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ  

演劇『コーヒーが冷めないうちに』

カテゴリ:
コーヒーが冷めないうちに』『この嘘がばれないうちに』がベストセラーになっている川口俊和さんの脚本・演出による演劇がベイエリアにある金森ホールで開催されましたので観てきました。『コーヒーが』はすでに56万部も売れていますし、本屋大賞にもノミネートされましたので、お読みになった方が沢山おられると思いますが、演劇は小説とまた違った感じでとても良かったです。もともとは演劇が最初で、たまたま演劇を観に来ていた編集者が大変感動して、ぜひ小説にということで出版が実現したのだそうです。

金森ホールには40席ほどしか椅子は用意されていませんでしたが、それだけに役者さんとの距離が近い都内の小劇場のような空気感が感じられて、いい雰囲気でした。3日間4公演の千秋楽ということで、川口俊和さんがお見えになって、15分ほどですがアフタートークもありました。小説の内容から、静かな生真面目そうな方かなと思っていたのですが、マシンガントークありの吉本の芸人さんのような感じで、とても楽しい方といった感じでした。

地方公演は仙台と函館だけらしいのですが、いずれ他地域でも開催があるかも知れませんので、開催の際にはぜひ足をお運びになってください。本当に4回泣ける素晴らしい舞台でした。
stage_69542
PA1500831
PA1500891
アフタートークも楽しかったのですが、前説にみずから登場された川口さんのアナウンスもお人柄が感じられて良かったです。「開演中におトイレなどで立たれる際には、暗転中ではなく舞台最中の明るいときに遠慮せずに行ってください」「もし、消し忘れた携帯電話が鳴った際には、周りの方は冷たい視線を投げかけずに、そっと見過ごしてあげてくださいね」・・・川口さんって、とても優しい方ですね。大好きになっちゃいました。
『この嘘が』に続く、3作目を執筆中と言いますから、発刊されましたら皆さんもぜひお読みになってください。また、4回ウルウルすること間違いなしです。1作目からですと12回ですから、もう涙が枯れちゃいそう・・・。(^^♪
PA1500901
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ  

宮田大 チェロ・リサイタル

カテゴリ:
昨日の夜に開催された宮田大さんのチェロ・リサイタルへ行ってきました。
宮田さんは、2009年に第9回ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールで優勝しており、「らららクラシック」「題名のない音楽会」など何度かテレビで演奏を聴いていましたので、今回のリサイタルをとても楽しみにしていました。
前半はフォーレの「シシリエンヌ作品78」から始まりましたが、良く知られている最初のフレーズを弾き始めた瞬間に鳥肌が立つというか、その音色に惹きつけられてしまいました。1698年製のストラディヴァリウス"Cholmondeley"から紡ぎ出される音は、繊細なうえにも力強く、まるで宮田さんの身体の一部になって、そこから音が湧き溢れるような感じでした。
フォーレが大好きと仰ったのを聴いたことがありますが、次の「夢のあとに」も微妙な光と影が感じられて素晴らしかったです。フォーレはいいですね。
後半のピアソラの2曲(「cafe 1930」「ル・グラン・タンゴ」)、そしてアンコールの「リベルタンゴ」は、2011年からお付き合いしているというピアノのジュリアン・ジョルネさんとの息の合った演奏で、これぞピアソラといった感じの名演でした。

函館の芸術ホールのこともトークのおりに触れられて、「響きが素晴らしく、日本のコンサートホールの中で5本の指に入る」とぞっこん惚れこんだ様子でした。地元のホールを褒めていただくと嬉しいですし、アンコールは3曲と大サービスで、ワンダフルな中秋の一夜でした。
miyata
10月10日に発売予定の3枚目のCD「木漏れ日」の先行販売がありましたので、1枚ゲットです。リサイタルで演奏された曲が網羅されていますし、アンコールで演奏くださったカッチーニの「アヴェ・マリア」も収録されています。アンドレア・ボチェッリの歌声を聴いて魅せられ、この曲をチェロでうたうように奏でたいと仰っていますが、涙が出るほどに素晴らしいです。
ピアノはジュリアン・ジョルネさんです。ジョルネさんのピアノも素晴らしいのひと言です。
PA070015
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ  

アンサンブル・ユニット『パンセ コンサート』

カテゴリ:
土曜日お昼下がり、大沼にほど近い森町赤井川にありますハル小屋で、アンサンブル・ユニット『パンセ』のコンサートがありましたので行ってきました。
ハル小屋のことはまったく知らず、行くのも初めてでしたが、週に何度か足を運ぶグリーンピア大沼の近くで、本当に灯台下暗しでした。駒ケ岳の麓の自然いっぱいの環境の中に建つ木のぬくもりいっぱいの素敵な建物です。

アンサンブル・ユニット『パンセ』は、武蔵野音楽大学のほぼ同年代の同窓生で、ソプラノの三木みえさん、フルートの珠玖加奈子さん、ピアノの内田直美さんのトリオで構成されています。数年前に函館・元町の旧相馬邸の蔵で行われた三木さんのコンサートを聴きに行って以来になりますので、今日のコンサートをとても楽しみにしていました。前半はクラシックの名曲を、そして後半は日本の良く知られた童謡、唱歌、抒情歌などを演奏してくださいました。いずれもアンサンブルとそれぞれの独奏という構成になっていました。
まず、三木みえさんの優しくそっと包み込むようなソプラノの歌声に魅了させられました。特に後半の久石譲の「もののけ姫」「stand alone」、美智子妃殿下のお作りになった「ねむの木の子もり歌」などはしっとりと聴かせていただきました。大沼の自然と調和するような三木さんの歌声がなんとも心地よくうっとりしていました。
フルートの珠玖加奈子さんは永く外国で活躍されていたそうで、さすがに技巧、音楽性とも素晴らしく、素敵な演奏を聴かせていただきました。ビゼー/ボルヌの「カルメン幻想曲」は大好きな曲ですので、特に楽しみにしていました。ボルヌという作曲家はフルーティストとしても相当の名手であったそうで、歌劇「カルメン」の名旋律をより技巧的に華麗にちりばめてメドレーにした曲のようです。珠玖さんの今回の演奏は、オペラのオーケストレーションを彷彿させるような名演で素晴らしかったです。抜粋でしたが、いつか全曲を聴いてみたいと思っています。
ピアノの内田直美さんは今回はピアノ伴奏だけでしたが、いつかピアノ独奏も聴いてみたいと思っています。日本キリスト教団国分寺教会のオルガニストということですので、パイプオルガンの演奏も素晴らしいのでしょうね。
そうそう、アンコールのカッチーニの「アヴェ・マリア」のことを忘れていました。この曲も大好きで、数年前に厚沢部町の小さな廃校で聴いた舘野泉さんの演奏以来の感動でした。『パンセ』の演奏も素晴らしいのひと言です。

ハル小屋の前は広い芝生の広場になっており、大きく背伸びをしたくなるほどの開放感のあるところです。こんな素敵な音楽小屋で素晴らしい音楽を聴けたことに感謝しております。
お声をかけていただきお招きくださった三木さま、有難うございました。
sc0110
P9090004
P9090002
P9090013-2
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ  

反田恭平ピアノリサイタル2017

カテゴリ:
今もっとも勢いがあるピアニストの一人、反田恭平のピアノリサイタルを聴いてきました。
確か昨年10月頃だったと思いますが、毎日放送の『情熱大陸』に彼が出ていたのをたまたま見ていたのが始まりでした。番組によりますと、1994年札幌生まれ。父はサラリーマン、母は主婦という音楽とは無関係の家庭に育ち、本格的にレッスンを始めたのが12歳。そこから頭角を現し、高校在学中に第81回日本音楽コンクール優勝。2013年にロシアに渡り、チャイコフスキー記念音楽院で最高得点を叩き出して首席入学。2015年第25回チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノ協奏曲コンクール優勝などの快進撃を続けているそうです。そんな彼ですが、父からはピアニストになることを猛反対されたエピソードも紹介されていました。しかし父の圧力に屈せずに自分の力で音楽を続ける道を模索し勝ち取ってきて今があるわけで、そんな野性味というか精神的な太さにも魅力を感じます。そして2016年1月のデビュー・リサイタルは、サントリーホール2000席が即日完売し、圧倒的な演奏で観客を惹きつけたといいますから凄いです。

そんな彼の演奏、息をのむようなというか言葉には表現できないような素晴らしさがありました。
ドビュッシー「月の光」。静かな湖面に映し込まれた月の光のように深い陰影を湛え心地よく揺れる伴奏と、どこまでも繊細で優しいタッチで奏でられる旋律とが立体的に絡まり、まるで印象派の絵画を見ているような演奏でした。
リストへ捧げられた全12曲からなるショパンの練習曲作品10も凄かったです。「別れの曲」や「黒鍵」、「革命」といった有名曲を含む難曲揃いの曲集ですが、剛柔自在のテクニックでピアノを操って易々と弾いてみせるところが若き天才ピアニストたる所以なのかも知れません。黒ぶちメガネに長い髪を後ろで一つに束ねたヘアースタイル。繊細で流麗な指の動きとともに演奏中にみせる彼の表情も雄弁で、ステージでの演奏に彩りというか楽しみを添えています。

そうそう、明日(8/6)の日曜日、テレビ朝日9時から放送の『題名のない音楽会』に彼が出演して、ベートーヴェンの『ピアノ・ソナタ 第8番「悲愴」より第3楽章』を演奏するそうです。ぜひご覧になってください。
sorita
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ  

PMFアメリカ 函館公演

カテゴリ:
国際教育音楽祭・PMF(Pan-Pacific Music Festival)は、20世紀を代表する巨匠レナード・バーンスタインの提唱により、音楽教育と人材育成、そしてクラシック音楽の普及と発展を目的として1990(平成2)年に創設されました。そのPMFアカデミーの指導にあたる教授陣のなかでもフィラデルフィア管弦楽団、シカゴ交響楽団、メトロポリタン歌劇場管弦楽団などアメリカのメジャー・オーケストラでコンサートマスターや首席奏者として活躍する錚々たるメンバーによる演奏会がありましたので聴いてきました。オールスター軍団ですから、所属するオーケストラとは違う即席のアンサンブルですが、さすがに超一流プレーヤーばかりですので、卓越した技量は勿論のこと息の合った素晴らしい演奏に酔いしれてしまいました。

演奏曲目は、①オーボエ、ヴァイオリン、ビオラ、チェロによる『モーツァルト:オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370』、②ヴァイオリン、ビオラ、チェロによる『レーガー:弦楽三重奏曲イ短調 Op.77b』、③フルート、ホルン、ピアノによる『エワイゼン:バラード、パストラーレとダンス』、④ヴァイオリン、コントラバス、クラリネット、ファゴット、トランペット、トロンボーン、パーカッションという編成による『ストラヴィンスキー:組曲「兵士の物語」』の4曲でした。
最初のモーツァルトを除いていずれも初めて聴く曲ばかりでしたが、現代音楽ならではのちょっと不思議な楽器の組み合わせといい、とても新鮮で刺激的な内容でクラシックの新しい楽しみを知ったような気がしました。演奏会というと弦楽器かピアノが多いのですが、久し振りに透き通るような管楽器の魅力をたっぷりと聴かせていただいたひと時でした。PMFアメリカ、ワンダフルでした。
001
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ  

札幌交響楽団七飯公演

カテゴリ:
昨夜の札幌交響楽団七飯公演は、連日の猛暑や函館のお盆にも拘わらずほぼ満員の聴衆で埋め尽くされたなかで開催され、3年ぶりの感動のシンフォニーを楽しんできました。ソロリサイタルや小編成の室内楽もいいですが、やはり生で聴くオーケストラはいいですね。「響」きが「交」わるとは上手く言ったもので、まったく個性の違う様々な楽器が奏でる音が調和して、ひとつの素晴らしい音楽になるのですから凄いと思います。前半のロシア、フランス、イタリア、ドイツの作曲家のわりとポピュラーな曲の数々、そして後半のメンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」とも素晴らしい演奏を堪能させていただきました。特のビゼーの「アルルの女 メヌエット」でハープと一緒にフルートを吹かれた野津雄太さんの独奏は素晴らしかったです。野津さんは松江のご出身らしく、N響アカデミーを経て札響へ入られ、今は副首席奏者を務められています。野津さんがどこのフルートを吹いているのか興味津々だったのですが、あとで調べてみましたらムラマツのシルバーSRらしいです。ふくよかないい音色がでていました。
sc10000
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ  

札幌交響楽団七飯公演 Promotion Video再掲

カテゴリ:
明日(7/13)の19:00から七飯町文化センターにて札幌交響楽団の七飯公演が開催されます。前回の七飯公演は3年前の2014年で、大きな感動をいただいた素晴らしい演奏会だったことが忘れられません。今年の夏も沢山の素敵な名曲を携えて七飯にやって来ます。ぜひ多くの方々にお越しいただき、一緒に感動のステージに酔いしれたいと思っています。札幌交響楽団で指揮を執っておられる佐藤俊太郎さんのPVがyoutubeにありましたので、コピーして再掲させていただきます。
明日の夜、パイオニアホールでお会いしましょう。(^^♪

にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ  

近衞剛大『ビオラの響き ランチコンサート』

カテゴリ:
函館のベイアリアにあるウイニングホテルの最上階レストランで『ビオラの響き ランチコンサート』と題する近衞剛大さんのビオラのリサイタルがありましたので聴いてきました。アムステルダム生まれで現在もアムステルダムにお住いの期待の若手ビオラ奏者ということでとても楽しみにしていました。日本での実績は殆どありませんのでお名前を知らない方が多いと思いますが、オランダ国内外のコンクールで優秀な成績を収められコンサートでも大活躍されているそうです。祖父の近衞秀健さんは宮内庁式部職楽部で指揮者をなさっておられた方で、1993年6月の皇太子さまと雅子さまのご結婚に際しては、パレード出発時の演奏を指揮したことでも知られています。また作曲家でもありましたので、今日演奏された「ヴィオラ独奏とピアノのためのロマンス」もお二人のご結婚を祝して贈呈された曲だそうです。皇太子さまもビオラがお上手でしたもね。

さて、剛大さんの演奏ですが、19歳ということもあって若々しい伸びやかな音色が印象的で、ビオラ独特の深みのある優しい響きと相まって素晴らしい演奏に魅了されました。ビオラの独奏はあまり聴く機会がありませんが、いいですね。北海道は初めてらしく、函館の印象を訊かれて「イタリアみたいです」と応えていましたが、眼下には碧い函館湾が広がり、素敵な音楽とランチを味わえて最高のひと時でした。
konoe
P6280009
P6280010
P6280003
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ  

大地を讃え 平和を願う男声の響き

カテゴリ:
団員のtaniさんから招待券2枚をいただきましたので、函館男声合唱団の定期演奏会を聴きに行ってきました。毎回満席になるほどの人気の合唱団ですが、今回も立錐の余地もないほどの盛況でした。この合唱団は個々の団員のレベルが相当に高いのでいつも楽しみにしていますが、さすがに素晴らしい演奏でした。
第一部の「柳河風俗詩」は北原白秋の詩にタダタケ(多田武彦さん)が曲を付けた最初の作品です。詩のなかに薊(あざみ)やノスカイヤ(遊女屋)、BANKO(縁台)、鳰(にお)などという言葉が出てきて、なんとも深々とした憧れというか懐かしさのある曲ですが、男声の美しいハーモニーが昔の柳川(福岡県)の情景をノスタルジックに演出してとても良かったです。
多田武彦さんは北原白秋の他にも草野心平などの詩に日本人の心情にぴったりとしたセンチメンタルなメロディー、リズム、そしてハーモニーを付けていますが、男声合唱でこれ程までに好まれて歌われる作曲家は他にはいないのではと思っています。タダタケさんの曲は私も大好きですが、これというのも男に感激屋が多いからなのでしょうね。(^^♪
20170423danseigassyoudan
会場の函館市芸術ホールの近くには五稜郭公園があります。桜はちらほら咲き出した程度ですが、それでも大勢の観光客で賑わっていました。五稜郭タワーには青空をバックに鯉のぼりが元気に泳いでいました。
P4230010-2
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ  

『石川啄木物語 君に与ふウタ』

カテゴリ:
春のお彼岸の昨日、函館の津軽海峡に面した大森浜にある啄木浪漫館で開かれた和太鼓朗読劇『石川啄木物語 君に与ふウタ』を楽しんできました。
主催は七飯男爵太鼓創作会で、太鼓と篠笛という和楽器、そして石川啄木が遺した言葉で構成される朗読の公演です。日本だけではなく世界中に啄木のファンは沢山おりますが、私もその中の一人です。子供の頃から啄木が身近にあったということもあるのですが、彼の歌が日々の歩みの中でそっと寄り添ってくれるように感じたこともあったからです。啄木には人それぞれに思いを寄せる魅力があるのだと思います。

金谷藍子さんの朗読と一人芝居は啄木の魂が乗り移ったのではと思わせるほどの好演でしたし、竹内ひとみさんの奏でるフルートとピッコロの音色も和太鼓に美しい色彩を添えているようでとても良かったです。そして圧巻は和太鼓でした。演奏は高橋リサさんが代表を務めるNeriという4人の和太鼓ユニットで、それぞれが異なる複雑なリズムをたたいているにもかかわらず、全体としてひとつの楽曲を構成するという、迫力満点の鳥肌が立つような素晴らしい演奏でした。
啄木の心象を見事に表現しており、彼の息遣いまでもが身近に感じられるような感動の舞台でした。再演も約束してくださいましたので、今から来年の公演を楽しみにしています。
sc0000
sc000000-2
かつて大きな砂山があった大森浜の浜辺へ下りてみました。啄木はこの浜辺や砂山をこよなく愛していたようです。1907年5月から9月まで函館に住んでいたようですから、この浜辺から眺められる函館山の白い雪もすっかり解けていたことでしょう。3月のお彼岸の頃の津軽海峡がキラキラと輝く早春の海も見せてあげたかったと思います。1912年、若くして26歳で旅立つのですが、彼の生前の願いがかなって、大好きだった大森浜を見下ろす立待岬に埋葬され静かに眠っています。

砂山の砂に腹這ひ 初恋の いたみを遠くおもひ出づる日  石川啄木
P3200008
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ  

反田恭平リサイタルのチケットをゲット

カテゴリ:
反田恭平のピアノ・リサイタルのチケットを先行発売で手に入れました。
昨年秋まで彼のことはまったく知らなかったのですが、たまたま見ていたテレビの演奏で度肝を抜かれてしまいました。クラシック・ピアノの世界に旋風を巻き起こした驚異の超新星なのですね。父はサラリーマン、母は主婦という普通の家庭に育ったこともあり、いわゆる英才教育というものは受けておらず、サッカーに明け暮れる少年時代を過ごしていたようです。小さい頃から耳がよかったことからピアノも習っていたようですが、本格的にピアノを弾くようになったのは中学生からで、そこからは一転してコンクールなどで頭角を現してきたようです。その後、ロシアのモスクワ音楽院に首席入学して今もロシアを拠点にして活躍しているそうです。テレビの放映だけですが、私生活、音楽に対する考え方、音楽性、技巧などすべてにおいて異次元の凄さを感じました。
先日読んだ直木賞小説『蜜蜂と雷鳴』のコンテスタントにも通じるものが感じられ、今から彼のリサイタルを楽しみにしているところです。 全国主要都市で7~9月に縦断ツアーがありますので、ぜひ聴きに行きましょう。

そうそう、曲目は変更になる可能性がありますが、下記の通りです。
・スクリャービン:幻想曲 op.28
・ドビュッシー:ベルガマス組曲より第3曲「月の光」
・ショパン:4つのマズルカ op.24
・ショパン:12の練習曲 op.10
・シューベルト:4つの即興曲 D.899/op.90
・ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
・リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178  他
sc000111
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ  

幸田浩子ソプラノ・リサイタル

カテゴリ:
昨夜、幸田浩子さんのリサイタルがありましたので、聴いてきました。
NHK-FMの『気ままにクラシック』で笑福亭笑瓶さんと一緒にパーソナリティを務めておられ、私もこのキマクラのオンエアを逃さずに聴くほどファンでしたので、浩子ちゃんの歌声とトークを楽しみにしていました。
第一部はスパンコールの輝く深紅のドレスで登場。(わあ~、浩子ちゃん素敵・・・) 山田耕筰、成田為三、越谷達之助、中田喜直などの日本の歌曲を歌ってくださいました。近くの北斗市(旧上磯町)にある男子トラピスト修道院で文学講師をしていた三木露風が当地に滞在中に作った『赤とんぼ』や、同じく近くの函館・大森浜の砂浜で妻節子と出会った頃に思いを馳せて詠んだ石川啄木の『初恋』などもプログラムに含まれていて、美しい情景が目に浮かぶように情感を込めて歌われたことに感激しました。
後半の第二部は、大胆な絵柄ながらもモノトーンのシックなドレスに身を包んで登場です。歌声はシューベルトの歌曲から「ます」、「アヴェ・マリア」などを5曲。そして短い7曲から構成されるドヴォルザークの歌曲集「ジプシーの歌(全曲)」を歌ってくださいました。第4曲の「わが母の教えたまいし歌」はよく聴く曲ですが、前後の曲をすべて聴けたのも良かったです。
ピアノ伴奏をされた作曲家でピアニストの寺嶋陸也さんのピアノも素晴らしく、浩子さんの伸びやかで透明感のある歌声に彩りを添えていました。いつまでも聴いていたいような幸田浩子さんのリサイタルでした。
000
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ  

成田達輝 &萩原麻未 デュオ・リサイタル

カテゴリ:
ロン=ティボー国際コンクールなど数々のコンクールに入賞をし脚光を浴びる成田達輝君と、ジュネーヴ国際コンクール、ピアノ部門で日本人として初めて優勝を果たした萩原麻未さん、若手2人によるデュオ・リサイタルを聴きに行ってきました。ともにパリで学び、現在もパリを拠点に活躍されている若いお二人のエネルギッシュな演奏を楽しんできました。
演奏曲目は前半が、ベートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」他、そして後半は、ドヴォルザーク/ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ、ブラームス/ハンガリー舞曲集、サラサーテ/ツィゴイネルワイゼン他でした。
成田達輝君は「偉大な名手パガニーニのライバル」と評されるほどに注目されている若手ヴァイオリニストですし、萩原麻未さんも年によって1位を出さないほどに権威と伝統のあるジュネーヴ国際コンクールで優勝しているだけあって、素晴らしいものでした。お二人の息もぴったりと合って、枯葉の舞うパリの街中で聴いているような雰囲気でのリサイタルは最高でした。
成田君のヴァイオリンは、1738年製のガルネリ・デル・ジェスということですが、アンコール曲のポンセのエストレリータでは、ストラディヴァリウス(1711年製)に替えたりして、このへんの演出は憎いなと思っていました。(^^♪
お二人とも前々日に函館入りしていたようですが、美しい景色と美味しいものなどを満喫したようで、函館がとてもお気に入りのようでした。
IMG
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ  

オペラコンサート in 大沼国際セミナーハウス

カテゴリ:
森と湖につつまれた大沼湖畔の小さな国際会議場で開かれた「オペラコンサート in 大沼国際セミナーハウス」へ行ってきました。『イタリアから大沼の森へ 皆様にお届けするオペラの心』と題するオペラコンサートで、東京藝術大学声楽科を卒業され現在イタリアのパルマ在住のオペラ歌手・宮本史利さんのバリトンの歌声を楽しんできました。80名限定というサロンコンサートのようなアットホームな感じで、大沼鶴雅オーベルジュエプイの美味しいサンドイッチと珈琲を味わいながらの優雅なひと時でした。
前半はナポリ民謡など私たちの良く知ってる曲を、そして後半はロッシーニやプッチーニなどのオペラの名曲を本場イタリアの舞台さながらの張りのある伸びやかなバリトンの歌声で聴かせていただきました。照明に映える見事な紅葉を眺めながら、素晴らしい歌声を存分に楽しむことができた感動のコンサートでした。
IMGPA200012
PA2000182
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ  

牛田智大 ピアノ・リサイタル

カテゴリ:
小さい頃から天才ピアニストとしてテレビなどで拝見していた牛田君、まだあどけなさを残しながらも爽やかな青年に成長していました。現在はモスクワ音楽院ジュニア・カレッジに在籍する16歳で日々成長している年頃なのでしょうが、もうすでに超一流の域に達していると思える素晴らしい演奏を聴かせていただきました。「ピアノを弾くことが楽しくてたまらない」という牛田君、その楽しさがホール全体を包み込むようで、言葉では表現できないくらいに素敵なリサイタルでした。
これから20歳代、30歳代と年齢を重ねるにつれて、どのように表現に深みが加わっていくのか、とても楽しみな演奏家だと思っています。個人的にはJ.S.バッハ/F.ブゾーニ編「シャコンヌ ニ短調」と、M.ムソルグスキー/ホロヴィッツ編「展覧会の絵」が特に良かったです。
2016/9/24 函館芸術ホールにて
IMG
IMG_0001
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ  

ミュージカル『南太平洋』

カテゴリ:
真夏日の夜は観劇でもということで、藤原紀香さんと別所哲也さん主演のミュージカル『南太平洋』を観てきました。ご存知のように1949年初演のブロードウェイミュージカルで、太平洋戦争中の南太平洋のある島が舞台になっています。フランス出身の農園主エミール・デ・ベック(別所哲也)と海軍の看護婦ネリー・フォーブッシュ(藤原紀香)、そして海兵隊のジョセフ・ケーブル中尉(渡辺大輔)と島の土産物屋プラディ・メリー(ちあきしん)の娘リアット(神谷玲花)との恋を描いた物語です。ミュージカルの楽しさや華やかさは勿論ですが、「戦争」「差別」といった社会問題を取り上げた意欲的な作品といわれています。
紀香さん演じるヒロイン・ネリーは底抜けに明るくて天真爛漫って言葉がピッタリで、紀香さんのはまり役のような感じでした。とにかく舞台上で歌い踊る紀香さんが華やかで、彼女の美しさに目を奪われてしまいました。音楽も「バリ・ハイ」や「魅惑の宵」などのお馴染みのメロディが全編で歌われて、ヤシの葉が揺れる南太平洋の美しい砂浜が目に浮かんでくるような素敵なステージでした。
002-2

『ただの自転車屋』 劇団東京乾電池

カテゴリ:
劇団東京乾電池創立40周年記念公演『ただの自転車屋』を観てきました。大好きな柄本明さん、2007年3月の『長屋紳士録』以来9年ぶりの七飯公演になります。前回の公演挨拶の時に、町内のコンビニへ出かけたら誰も気づいてくれなかったと話して大笑いしたことを思い出していました。
今回は創立メンバーのベンガルさんと綾田俊樹さんも一緒でしたが、幕が上がってから笑いっぱなしの舞台でした。柄本さん、正座していて足が痺れて歩けないようになり(演技ではなく・・・)、3人とも笑いをこらえるので大変そうでした。カーテンコールの挨拶で、「40年も経つとこんなになるのですね」と仰っていましたが、息の合った3人が自らの舞台を楽しんでいることが客席のほうまで伝わってきました。楽屋裏での遣り取りをそのまま舞台で見ているようで、円熟味を増したお三人の舞台、最高でした。ワンダフル~(^^♪
IMG001-2

オペラ 「ローエングリン」

カテゴリ:
初台にある新国立劇場オペラパレスで、オペラ「ローエングリン」を観てきました。
数年前に「サロメ」を観て感動し、また観たいと思っていたのですが、なかなかチャンスがありませんでした。たまたま開演日が一致したことで観劇することが出来て、本当にラッキーでした。
上演時間の約5時間があっという間に経ってしまうほどに見入ってしまいました。5時間というと新幹線で北海道を発つ時に幕が開いて、東京へ着く時にはまだ上演しているといった感覚ですから、オペラって凄いと思います。
歌手、オーケストラ、舞台装置、照明、衣装などすべてが超一流で素晴らしい舞台でした。特に4年前のローエングリンで熱狂を博したクラウス・フロリアン・フォークト(テノール)の艶のある歌声は、明瞭で気高く心に残るものでしたし、エルザを演じたマヌエラ・ウール(ソプラノ)の美しい歌声と演技もシュテークマンの演出と相まって素晴らしいものでした。
序奏で飯森泰次郎のタクトが振り下ろされ、東京フィルハーモニー交響楽団が崇高な旋律を響かせ始めた途端、あまりの美しさに感動で鳥肌が立ってしまいました。
0001
IMG_3533
IMG_3541
IMG_3542

函館男声合唱団 定期演奏会

カテゴリ:
知人のtaniさんが函館男声合唱団の正式な団員になり、定期演奏会の招待券をいただきましたので、聴きに行ってきました。慣れ親しんだ世界の民謡、昭和の名曲そしてちょっと難解な合唱組曲と、密度の濃い盛りだくさんの内容でした。
毎週夜の定例練習、合宿、演奏会前の追い込み練習など、本番を迎えるまでの大変さを知っているだけにステージ上の団員の晴れやかな姿が一段と輝いて見えました。混声とは一味違う重厚で深みのある男声合唱の魅力を堪能したひとときでした。
IMG_0002

チェコ・フィル ストリング・カルテット

カテゴリ:
一昨年も七飯町で素敵な音色を聴かせていただいたチェコ・フィル ストリング・カルテットが再び来町してコンサートを開催するというので午後聴きに行ってきました。前回とは少し曲目を変えていますが、前回と同様に誰もが知っているクラシックの名曲を20曲演奏しました。さすがに名門チェコ・フィルの名手で構成したカルテットだけあって弦の美しさは素晴らしいものがありました。
会場は殆ど年配者ばかりで若い人や小中学生は殆ど見受けられず、ちょっと残念な気がしていました。超一流の演奏者が奏でるクラシックの小品を聴く機会というのはそれほど多くないと思いますし、アットホームな雰囲気のコンサートだっただけに、多くの子供に聴いて欲しかったなと思っていました。明日は午後1時から札幌Kitara大ホールでカルテットのコンサートがありますので、札幌市内近郊の方はぜひ子供さんを連れて会場に足を運んでみてください。
img_0

仲道郁代&横山幸雄 デュオリサイタル

カテゴリ:
今年のリサイタル・シリーズの最後となる『仲道郁代&横山幸雄 デュオリサイタル』を聴いてきました。
お二人それぞれのソロ、1台ピアノの連弾、そして2台ピアノによる競演と、ピアノの魅力を様々な形で楽しむことが出来る構成になっていました。曲目はラフマニノフの情熱的な「ピアノ連弾のための6つの小品 作品11より」、ラヴェルのオーケストラの音の魅力をピアノに置き換えた「ラ・ヴァルス」、グリーグの手によって北欧風に編曲された誰もが知っているモーツァルトの「ピアノ・ソナタ ハ長調 K545」、そして横山さんが編曲した超絶技巧連弾曲「カルメンの誘惑と幻想」などでした。
仲道さんのベートーヴェンの「月光」、横山さんのショパンのノクターン「遺作」のソロ演奏も心の琴線に触れるようで、涙腺のゆるみを隣席に気づかれないように聴いていました。お二人の会話も楽しくて、素敵な一夜を過ごさせていただきました。

nakamichi.jpg

にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログへ

古澤巌 & クリスティアン・アガピエ コンサート

カテゴリ:
「古澤巌 & クリスティアン・アガピエ」 ロマンティック・コンサートを聴いてきました。古澤巌さんのヴァイオリンはCMなどでよく流れていますので、ぜひ聴いてみたいと思っていました。
冒頭のシモネッティのマドリガルの最初の音が出た瞬間に、その音色に惹きつけられてしまいました。がんがん弾くというイメージがあったのですが、一つ一つの音をとても大切にしており、時に情熱的に時に抒情的にと多彩な演奏を聴かせていただきました。今夜のコンサートからは色彩を感じさせるヴァイオリニストという印象を持ちましたが、特にジプシー音楽やラテン系の色合いを持った音楽の演奏が素晴らしいと思いました。後半のロベルト・ディ・マリーノの「愛のツィガーヌ」は、旋律が美しいうえに、古澤さんの情感溢れる演奏に会場はうっとりと魅了させられていました。

firusawa-1.jpg

第22回ねむの木コンサート

カテゴリ:
わが町が誇る混声合唱団による「ねむの木コンサート」を聴いてきました。
今年で22回目ということで、団員の平均年齢が少し高くなっているようですが、年齢を感じさせない力強い歌声と美しいハーモニーがホールに広がって素敵なコンサートでした。女性コーラスが歌ったメドレー「TOKYO物語」は難しいリズムと連続する高音部をクリアしてよく歌いこんでいたと思います。前半の中田喜直の曲集を含めて、バリエーションに富んだ選曲で楽しませていただきました。一方の男性コーラスは10名と少ないメンバーですが、声量そしてバランスとも素晴らしく、重厚な男声コーラスの醍醐味を堪能させていただきました。特に後半の組曲『「おかあさんのばか」より 中田喜直・磯部俶作曲』は、難しい曲と思いますが、詩の内容や情感がよく伝わってきました。
来年の23回目も楽しみにしていますね。

IMG_3103.jpg

IMG_3104.jpg

富良野group公演「ノクターン夜想曲」

カテゴリ:
昨夜、富良野groupの演劇「ノクターン夜想曲」を観てきました。奇しくも今日は東日本大震災から4年目。重い命題を突きつけられた舞台でした。以下、パンフレットに書かれていた倉本聰さんの手記(抜粋)です。

風化とは、永い年月をかけて、岩が砕けて石となり、石が砕けて砂になり、砂が砕けて塵となり、塵が風にのって飛散して消え去る。そういう現象のことを云います。(中略) 本来風化とは、何千年、何万年、何億年かかって塵となり飛散することを云うのですが、今の日本では違うようです。僅か3年前のあの原発事故。当時世界をあれだけ震撼させたあの悲劇の記憶が、当事国である日本の中で、こんなにも速くこんなにも脆く、早くも風化の様相を呈し始めていることに、僕は激しい憤りと悲しみを感じます。(中略) 我々富良野groupは、微力ながら少しでも福島に寄り添い、風化に対抗する一石を投じようと3年かかって小さな舞台劇を作りました。

昨日も倉本聰さんがお見えになっていました。

sc0000_edited-1.jpg

中村紘子ピアノ・リサイタル

カテゴリ:
昨晩(12/3)、中村紘子さんのピアノ・リサイタルを聴いてきました。中村さんの名前を知らない方はおらないと思いますが、今年でデビュー55周年、演奏会は国内外で3,800回を超えるそうです。中村さんと云うとメリハリの利いた情感豊かな演奏をされる方という印象を抱いていましたが、期待通りの素晴らしい内容のリサイタルでした。
曲目は、前半がベートーヴェンのピアノ・ソナタ第17番ニ短調・作品31-2「テンペスト」など2曲、後半はショパンのポロネーズ第7番変イ長調・作品61など8曲の演奏でした。
早々とチケットが完売になるほどの人気で、会場は外の寒さがうそのような熱気で満たされていました。大きな拍手と歓声に包まれたアンコールは、ラフマニノフの「モスクワの鐘」など3曲を立て続けに演奏され、ファンは中村ワールドを満喫した一夜になりました。

nakamura_omote.jpg

舘野泉 清和の丘コンサート

カテゴリ:
厚沢部町の旧清和小学校で開催された「舘野泉 清和の丘コンサート」を聴いてきました。舘野泉さんは1998年からここ旧清和小学校でリサイタルを開いており、今回は喜寿記念として2年ぶり7度目になるそうです。

sc0001_20141019123048deb.jpg

学校のすぐ隣に「カレーとコーヒーのカンペシーノ」がありますので、ご主人にナン・サンドをお願いしていましたら出来上がっていました。ご主人も実行委員のようで、お店のほうは早々とクローズして会場準備にあたっていました。厚沢部町はなかなか文化的な町で、「清和の丘クラブ」も地域の皆さんで熱心に活動しているようです。
美味しいナン・サンドをほおばりながら、カンペシーノの前の夕日に映える紅葉の山々にうっとりです。手前に広がる畑は特産のメークインの畑のようですから、花が咲く頃は見事なことでしょう。

DSCN6721 (3)

会場の旧清和小学校です。15年前に廃校になったそうですが、今でも地域の方々に大事にされているようです。コンサートの前に実行委員会の会長さんから「清和小学校は皆さんが集ってくださることで、閉校前と同様にこのように元気にしております」との挨拶がありました。左側の建物が会場となった体育館です。

DSCN6715 (2)

体育館への渡り廊下には今までの舘野さんのリサイタルの様子や関連記事が掲載されています。

DSCN6732.jpg

プログラムは、バッハ-ブラームス「シャコンヌ」、スクリャービン「前奏と夜想曲」、出永浩一郎「サムライ」、吉松隆「平清盛より2曲」、三宅榛名「思い出せなかったこと」、coba「記憶樹」でした。
舘野さんがプログラムの中の「左手の世界」で書かれておりました。『どれもが新鮮で、はっとするような世界を持っており、自分の心の中に埋もれている「私」をいろんな角度から見つけてくれる作品だと思います』と・・・。
アンコールはカッチーニの「アヴェ・マリア」でした。静かな清和の丘が至福の時に包まれているようでした。舘野さんの左手から奏でられる音色は限りなく優しくて、心に響き渡ります。
会場を出ると満天の星空。ほかほかに温かくなった心持ちで帰路に着きました。

DSCN6735.jpg

「ジーザス・クライスト=スーパースター」 劇団四季

カテゴリ:
劇団四季の「ジーザス・クライスト=スーパースター」『エルサレム・バージョン』を観てきました。
ここ七飯町での公演は4年前の「コーラスライン」以来になりますが、こんな地方の小さな町で超一流の舞台を観れる幸せを感じて帰ってきました。この『エルサレム・バージョン』はロック・ミュージックで構成されていますが、歌とダンス、そして照明、美術とも素晴らしく酔いしれてしまいました。
特にイスカリオテのユダ役の芝清道さんの歌唱力には圧倒されました。この舞台ではユダの裏切りがストーリー全編を主導しているようですので、素晴らしいキャスティングだと思いました。そしてジーザス・クライスト役の神永東吾さんのセクシーな声と演技力も良かったです。
個人的にはエンディングが感動的でしたね。ゴルゴタの丘でジーザスが十字架に架けられるシーン。赤茶けた土と黒い空に青い光が差し込み、濃くなった紺色の夜空に満点の星が輝きます。マグダラのマリアが嘆き悲しみ、そしてジーザスに注いでいた光がフェードアウトして暗黒の世界になります。余韻の残る舞台でした。
もう一度『エルサレム・バージョン』を観たいなという気になっています。

sc0003_20141006210103da3.jpg

第21回ねむの木コンサート

カテゴリ:
わが七飯町が誇る混声合唱団による「ねむの木コンサート」を聴いてきました。
団員が少し減ったようですが、それを感じさせない豊かな声量は勿論のこと、各パートの精度が今まで以上に高くなって緻密さが増してきているように思われました。この合唱団の美しいハーモニーは折り紙つきですし、女声・男声・混声とそれぞれの合唱の魅力が存分に発揮された素晴らしい内容のコンサートでした。来年の第22回はどのような曲に挑戦されるのか今から楽しみです。

DSCN6704.jpg

スキー友でもありますtaniさんが会場の皆さんと歌うコーナーの指揮をされました。会場を惹きつける絶妙のトークと指揮に会場が一つになって盛り上がりました。こういう心温まるコーナーがあるのも「ねむの木」の魅力ですね。taniさんブラボーでした。(^^♪

先日、NHKの公開収録でお会いした時に「頑張ってるわよ~」と仰っていた"あらちゃん"も素敵な笑顔で歌われていましたね。活き活きとした"あらちゃん"を見ていると、ステージ上で歌うことを楽しんでいるようで、これぞ音を楽しむ『音楽』のあるべき姿なのかなと思いました。"あらちゃん"来年も期待していますね。

DSCN6698.jpg

「コネヴェツ・カルテット & ユリア・ホタイ」コンサート

カテゴリ:
「コネヴェツ・カルテット & ユリア・ホタイ」のコンサートを聴いてきました。
サンクトペテルブルクの北方のラドガ湖に浮かぶコネヴェツ島にあるコネヴェツ修道院の聖歌隊で歌っていたペテルブルク音楽院出身の若い団員4人によって設立されカルテットだそうです。そしてソプラノのユリア・ホタイさん、サンクトペテルベルグ国立文化芸術大学出身で世界各地で活躍しているソリストのようです。
第1部は函館少年少女合唱団による可愛い歌声。第2部はカルテットとホタイさんによる「ロシアの修道院の伝統的な聖歌」と題する主としてロシア正教の礼拝で歌われている曲、第3部は「ポピュラーなロシアの歌」としてロシア民謡の数々を歌ってくださいました。
個人的には第2部の聖歌が特に素晴らしいと思いました。ビザンチンに起源を持つ東方系のキリスト教(ギリシャ正教、ロシア正教など)は聖歌をアカペラで歌うのですが、このカルテットも心に沁みいるような深く清らかな正教聖歌を聴かせてくれました。
また第3部の「ポピュラーなロシアの歌」。中学生の頃からロシア民謡が大好きだったものですから、「ポーリュシュカ・ポーレ」、「黒い瞳」など暫く振りに本場のロシア民謡を堪能させていただきました。カルテットの重厚で調和のとれたハーモニーも良かったのですが、ホタイさんのソプラノもさすがに世界トップクラスの歌声で素晴らしいものでした。客席の入りが芳しくなく、もう少し多くの方に聴いて欲しいと感じたコンサートでした。

sc0000_20140923182847cfa.jpg


youtube "Julia Khotay & Konevets Quartet. Воскресни Боже."

余談です・・・。ロシア民謡好きが高じた訳ではありませんが、20歳代前半に生まれて初めて国外に出た先がその当時社会主義国だったソ連でした。ソ連が目的だったわけではなく、ウィーンまで行くのにアエロフロート(ソ連の国営航空会社)が一番安かったからです。新潟からハバロフスクに入り、バイカル湖近くのイルクーツク、オムスクと国内線を乗り継いでモスクワに入りました。東西冷戦のさなかですし、1ドル=360円(固定レート)の時代ですから、それは凄い経験をしたと思っています。時季は今と同じ9月、イリューシンと呼ばれる内装も粗雑な軍用機のような飛行機に揺られて、窓から見える行けども行けども森林と無数の大河ばかりの大地に、とてつもない異国に来たものと思ったものでした。その時、静かに機内にBGMで流れていたのがロシア民謡でした。ロシア民謡って、こんな想像を絶するような大地から生まれた歌なんだと思いましたね。
そして、インツーリストと呼ばれるソ連国営の旅行会社の指示で数日モスクワで過ごし、無事ウィーンに到着したときの『色のある世界へ戻った』という感覚も忘れることは出来ません。40年以上経ってもその時の情景が昨日のことのように鮮明に蘇ってきます。

NHK「ベスト・オブ・クラシック」公開収録

カテゴリ:
NHK・FMの「ベスト・オブ・クラシック」の公開収録がありましたので、聴いてきました。演奏されたのはギターの鈴木大介さんとオーボエの古部賢一さんです。前半は鈴木さんのギター独奏、後半は古部さんのオーボエとのデュオで構成されていました。

さすがに鈴木さんのギターの音色は綺麗ですし、古部さんのオーボエも素晴らしいものでした。オーボエは茂木大輔さんや宮本文昭さんのリサイタルも聴いていますが、華やかな中にもメランコリーなオーボエの音色っていいですね。今回はバロックなど古い時代の音楽からアントニオ・カルロス・ジョビンの「イパネマの娘」など新しい曲まで幅広く演奏してくださいましたが、個人的には「カフェ1930」などアストル・ピアソラの曲がギターとオーボエの醸しだす独特の雰囲気にマッチして特に印象に残りました。予備収録曲(アンコール)もたっぷりと聴かせていただき素晴らしい演奏会でした。

《放送予定》
・ベストオブクラシック 平成26年10月15日(水)PM7:30~9:10 (NHK-FM)
・クラシック倶楽部   平成26年11月20日(木)AM6:00~6:55 (NHK-BSプレミアム)


sc0000_20140913202933b2e.jpg

中丸三千繪ソプラノ・リサイタル

カテゴリ:
生のステージで聴いてあらためてその素晴らしさに感動するということがありますが、中丸三千繪さんのソプラノはまさにその言葉通りでした。パヴァロッティ、ドミンゴら超一流歌手と共演したり、ミラノ・スカラ座をはじめとする名門歌劇場へも出演し「世界のディーヴァ」と呼ばれる中丸さん。1990年に「マリア・カラス・コンクール」でイタリア人以外ではじめて優勝したという凄いソプラノ歌手です。会場の隅々まで響き渡る透明感のある歌声、圧倒的迫力で迫るフォルテ、切なく女心を謳いあげるピアニシモまで、まさに鳥肌の立つようなリサイタルでした。奇蹟のプリマドンナとしてこれからもオペラ界のトップを走り続けることでしょう。来年Kitaraへオペラ椿姫を持ってくるようなことを仰っていましたので、ぜったい行きたいと思っています。
img7

演劇 「見知らぬ女の手紙 2014」

カテゴリ:
シュテンファン・ツヴァイク/作、行定勲/演出の「見知らぬ女の手紙 2014」を観てきました。渋谷のパルコ劇場で2008年に初演され、昨年の再演が好評だったということで、今年再々演になった舞台のようです。
リーフレットを見た感じではちょっと引いてしまいそうな内容なものですから、どうしようか迷ったのですが、あの「北の国から」で蛍役をされた中嶋朋子さんが出られるということで、行くことにしました。案の定、客席は予想通りのちょっと寂しい入りでしたが、薄照明に浮かび上がる舞台装置を見た瞬間にこれは面白い舞台になりそうと直感しました。

物語は、世界的ピアニストが演奏旅行から帰ると、見知らぬ女から分厚い手紙が届いていることから始まります。その手紙には、主人公の女性(28歳)が小学6年の頃からこのピアニストに一方的に恋焦がれて現在に至るまでの、彼に寄せる思いの丈、そして情念が綴られています。男は「見知らぬ女」として数日のみ彼女と関係を持っただけという感覚、一方の女は少女の時からずっと彼に対する一方的な愛を持ち続けている・・・そのギャップが凄いというか怖いです。

椅子とソファそしてピアノだけの簡素な舞台。男は一言もしゃべらず、女だけが感情豊かに長い長い手紙を読み続けます。中嶋朋子さんの朗読というか演技は素晴らしく、手紙の中の世界に惹き込まれてしまいました。中嶋さんはいい女優さんになりましたね。そして西島千博さんの代役だったのですが、高比良洋さんの前衛的な踊りも舞台に奥行きを持たせてくれて魅力的でした。

そうそう全編にベートーヴェンの「月光」が流れるのですが、これが何ともいえない情感をひき出していました。また簡素な舞台装置ですので、それだけに照明の効果が洗練されて見事でした。
余韻の残る素晴らしい舞台でした。

北海道公演は、七飯に続いて28日に富良野演劇工場で、30日に斜里町公民館ゆめホールで開催されますので、お近くの方はぜひご覧になってくださいね。ぜったいにお勧めします。中嶋さんが「北の国から」の舞台・富良野とともに七飯、斜里を公演の場所に選んでくださったことをとても嬉しく思っています。

img_0.jpg

札幌交響楽団特別演奏会

カテゴリ:
札幌交響楽団特別演奏会の七飯公演を聴いてきました。『新世界交響曲とヨーロッパをめぐる舞曲集』と題する演奏会で、第一部はおなじみの舞曲集、第2部はドヴォルジャーク「新世界」という構成でした。指揮の藤岡幸夫さんは大晦日の「東急ジルベスター・コンサート」でテレビで拝見したことがあります。オーケストラと一体になり躍動感溢れる指揮ぶりが記憶に残っていましたが、今日のコンサートも札響の素晴らしさをより一層引き立たせた名指揮だったと思います。特に「新世界より」は今までに何度か聴いていますが、鳥肌が立つ様な演奏を聴いたのは久し振りのような気がします。
我らが札響、ワンダフルです。

0001_201407191800190e7.jpg

曲目は、
・チャイコフスキー 歌劇「エフゲニー・オネーギン」より“ポロネーズ”
・レスピーギ 「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲より“シチリアーナ”
・グリーグ 「ペールギュント」より“朝”
・ドヴォルジャーク スラブ舞曲作品72-2
・オッフェンバック 喜歌劇「天国と地獄」序曲
・ドヴォルジャーク 交響曲第9番ホ短調作品95「新世界より」

千住真理子ヴァイオリン・リサイタル

カテゴリ:
千住真理子さんのヴァイオリン・リサイタルを聴いてきました。函館が大好きと仰っていた千住さんが名器ストラディヴァリウス「デュランティ」で奏でる当地でのリサイタルをとても楽しみにしていました。
曲目の前半は昨年お亡くなりになったお母様を想い出すかのようにJ.S.バッハの"アリオーソ"、そしてヘンデルの"涙の流れるままに"で始まりました。教育評論家でエッセイストであったお母様の文子さんも函館が大好きだったようで、今日は会場のどこかで聴いているような気がすると話しておりました。そしてベートーヴェンのソナタ第9番「クロイツェル」。少し会場の湿度が高いような気がしていましたが、さすがに千住さんの手にかかったストラディヴァリウス「デュランティ」からくり出される音は素晴らしかったです。

コンサートで日本の歌曲を演奏することは無かったそうですが、東日本大震災を契機にして積極的に演奏するようにしているとのことで、後半はよく知っている日本の歌曲からスタートです。曲目は成田為三作/千住明編の"浜辺の歌"、越谷達之助作/渡辺俊幸編の"初恋"、岡野貞一作/朝川朋之編の"故郷"です。いずれも編曲が素敵ですので、続く"故郷の人々"や"グリーンスリーブスによる幻想曲"のように世界中で愛される名曲になればいいなと思って聴いていました。
そしてお兄さんの千住明さんがアフガニスタンの子供たちのために作曲した"海を越えた贈り物"、最後は函館の皆さんに是非聴いてほしいというクライスラーの"ウィーン狂詩的小幻想曲"でした。クライスラーは戦争などで国を追われ恵まれない生涯だったようですが、そんなクライスラーの思いが伝わってくるような名演でした。

お母様の文子さんは、『苦しんだり、悲しんだり、嘆いたり、そういう思いの人のために芸術はある』といつも仰っていたそうです。千住さんのヴァイオリンは芸術性が高いことは勿論ですが、なにか優しい響きがするなと感じたのはそのせいなのかもしれません。

senju_omote.jpg

コクーン歌舞伎「三人吉三」

カテゴリ:
渋谷のコクーン劇場で、コクーン歌舞伎「三人吉三」を観てきました。
コクーンは、「上海バンスキング」以来2度目ですが、コクーン歌舞伎を観るのは初めてです。一度は平場席を経験したほうが良いということで、プログラムを手に座布団席に陣取って開演を待っていました。そして賑やかに初日の幕が開きました。(正確には幕はなく、会場がざわつくなか、いつしかそれを取り込むように賑やかな長屋の情景から始まりです)

歌舞伎の様式は崩さずに、それでいて串田流というかコクーン風に変えていく凄さ。歌舞伎本来のリズムや様式美のなかに新しいものを注入していく絶妙のバランス、危うさがコクーンの魅力ですね。三味線や太鼓などの歌舞伎の下座音楽は一切使わず、生のパーカッション、ギターの音が効果的に全編に流れ、舞台を引き立たせていきます。三人の吉三という現代でいうアウトローした危ない若者たちの孤独を際立たせるため、庶民の長屋生活が対照的に描かれるのも見処です。

平場席は目の前を役者さんたちが縦横に走り回りますし、頭上に大量の雪も舞い降りて来ますので、一緒に演じているような錯覚にとらわれます。3時間という長丁場ですので、腰や脚が痛くなりますが、この席は嵌まりそうな感じがします。

初日ということで、いつもテレビで拝見するような有名人が沢山お越しになっていましたし、素晴らしいひと時を共有できたことを嬉しく思っています。この歌舞伎というか舞台は観ないと凄さや面白さは分からないと思いますので、皆様もいつかご覧になってください。

DSCN6465.jpg

DSCN6437.jpg

DSCN6431.jpg

Bunkamuraはお洒落ですね。ちょっと覗いたショーウィンドーもいい感じです。

DSCN6427.jpg

アリス=紗良・オット ピアノ・リサイタル

カテゴリ:
20140508132616.jpg

アリス=紗良・オットのピアノ・リサイタルを聴いてきました。1988年にドイツ人と日本人の両親のもとミュンヘンで生まれ、4歳でピアノを始めて5歳で最初のコンクールに入賞。その後世界的な音楽祭への招聘や著名なフィルとの共演などで活躍し、ブレンデルや中村紘子などから絶賛されている逸材です。

プログラムは、ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調『テンペスト』Op.31-2、バッハ/幻想曲とフーガ イ短調BWV.944、バッハ=ブゾーニ/シャコンヌ、 リスト/愛の夢、リスト/パガニーニ大練習曲などでした。いずれも素晴らしい演奏でしたが、特にリスト/パガニーニ大練習曲の第3番「ラ・カンパネラ(鐘)」は、透明感のある音から紡ぎだされる繊細さと重厚さの対比が見事で絶賛に値する演奏でした。

そうそう彼女は素足でピアノを演奏するのですが、理由はペダルが冷たくて気持ちが良いというシンプルな理由らしいです。彼女の清楚で美しいプロポーションと相俟って素足での演奏は新鮮で魅力的でした。


youtube Deutsche Grammophon "Alice Sara Ott plays Liszt"

今日(6/4)の日本テレビ19時からの「笑ってコラえて!2時間スペシャル」で世界で活躍する『強くて美しい女性』としてアリス=紗良・オットさんとご両親、妹さんが出演していましたね。「日本人とドイツ人との間に生まれた天才ピアニスト。文化や感性の違う日本人とドイツ人、その壁に苦悩する彼女は、 一体どうやってそれを乗り越えたのか。4月にスペインで行われたコンサートの模様や、アリスの子供の頃の貴重な映像や資料を交えながら、 その感動秘話に迫る」というものでした。彼女の普段の生活や成長の様子が垣間見られて楽しい内容でした。

もうひとつ追加ですが、今月(6月)のANA機内オーディオの11ch(クラシカル・ウェーブ)で、アリス=紗良・オットさんのピアノが流れています。空の上で聴く彼女の演奏もいいですよ。ANAに搭乗する方でクラシック・ファンは必聴です。(^^♪

Kogeisha de Hinoki-ya

カテゴリ:
"Kogeisha de Hinoki-ya" 「はこだて工芸舎でひのき屋ライブ」を聴きに行ってきました。函館の十字街にある旧梅津商店に移転したはこだて工芸舎の2階和室にて開催されました。
移転後の工芸舎に入るのは初めてですし、ひのき屋のライブも初めてでしたので、とても楽しみにしていました。5名のメンバーが操る横笛、太鼓、ギター、鍵盤ハーモニカ、ベースなどから懐かしくもあり、そして躍動的な音楽が奏でられて、楽しいライブコンサートになりました。
8月には函館の西部地区を舞台に開催する「はこだて国際民俗芸術祭」の準備もされているようで、こちらも楽しみです。

sc0000_20140426142137fdb.jpg

演奏前に2階和室の様子も含めて写真を撮らせていただきました。天井が高く、見事な欄間があったりと、当時の佇まいが偲ばれる立派な建物です。

DSCN6323.jpg



youtube Takuma Fukudaさん提供
ひのき屋 Hinoki-ya, live "putovanje" (journey) 2008

コクーン歌舞伎のチケット

カテゴリ:
先行予約で当選したコクーン歌舞伎のチケットをファミリーマートで受け取ってきました。昨日、一般発売になったのですが、先ほど販売状況を見ましたら、全てのチケットが完売していましたので、私に当たりが来たのは奇跡的なことだったようです。しかも初日(6/6)の1階平場席の前から5番目の席ですから、宝くじにでも当たった気持ちになっています。平場席というのは初めてなのですが、ステージの前に設けられた升席のようなものらしいです。座布団なので、座っているのが結構つらいようですが、その分迫力は満点なのかも知れません。
Bunkamura25周年記念、コクーン歌舞伎第十四弾ということで、あの河竹黙阿弥の「三人吉三」が中村勘九郎、中村七之助、尾上松也によって演ぜられます。そしてコクーンでは4年前の「上海バンスキング」で拝見して以来となる大好きな笹野高史、大森博史のお二人も共演なさるようですので、こちらも楽しみです。
『かつてないコクーン歌舞伎が幕を開ける』ようですので、今から舞台の幕開けをワクワクして待っています。

cocoon_201406fb2.jpg

上のポスターは歌舞伎とは思われませんが、3月下旬の深夜に取り壊し中の東急東横線のガード下で撮影したものだそうです。勘九郎、七之助、松也のお三方が、自ら「平成」の吉三に扮してポスターでも「ヤバイ」男を演じたようです。すでにコクーン歌舞伎は始まっている感じです。

DSCN6278.jpg

『Confetti』社のサイトから写真を借用しましたが、シアターコクーンの1階平場席はこんな感じになっているようです。役者さんが花道代わりに使ったり、水しぶきや雪が舞ったりして凄いようです。(^^♪
WEB版『Confetti』

「ザッハトルテ」ランチライブ

カテゴリ:
函館国際ホテル9Fビュメールにて「ザッハトルテ」のランチライブが開催されましたので聴いてきました。大きな窓越しに一望できる函館湾を眺めながら、美味しいランチタイムからスタートです。そしてデザートも僅かになった頃に3人がステージに登場し賑やかにライブが始まりました。

sc00001.jpg

DSCN6231.jpg

DSCN6238.jpg

私は初めて聴く「ザッハトルテ」ですが、10年ほど前から京都を中心に活動しているアコースティック・インストゥルメンタル・バンドです。アコーディオン、ギター、チェロという独特の編成で、アイリッシュ音楽やジプシー・スウィング風の音楽を得意としているようです。今日も演奏しましたが、「風を喚ぶ乙女 第二楽章」が、テレビ東京系列『美の巨人たち』のエンディングテーマとして4月から流れているそうです。
パリの街角にさりげなく似合いそうな素敵な音を奏でるバンドです。


youtube zahatortevtr提供

上野星矢フルート・リサイタル

カテゴリ:
札幌のキタラ・小ホールでの「上野星矢フルート・リサイタル」を聴いてきました。ミュンヘン在住で若手のホープと称されるフルーティストの北海道初公演をとても楽しみにしていました。2008年に弱冠18歳にして世界三大フルートコンクールの一つとされるジャン=ピエール・ランパル国際フルートコンクールで優勝している期待の新星です。今回はジョルジュ・ユーのファンタジー、吉松隆のデジタルバード組曲、ボルヌのカルメン幻想曲など難解で技巧的な6曲を演奏しました。イケメンですしテクニック的にも凄いですから、隣のお姉さま共々ステージに釘付けでした。"ブラボー"の掛け声とスタンティングオベーションに包まれた、素晴らしいコンサートでした。

ri-oji2014-3.jpg

DSCN6186.jpg

終演後、お姉さま方と一緒に並んで私もCDにサインをしていただきました。左利きで丁寧にサインを書いてくださり、握手までしていただきました。上野さんにあやかってフルートが上手くなるといいのですが・・・。

DSCN6227.jpg


アンコールで演奏した松任谷由実さんの「春よ来い」です。同じ東京藝大出身 (上野さんは東京藝大入学、パリ国立高等音楽院卒業) の内田卓也さんのピアノも素敵ですし、上野さんの透明感のあるフルートには涙が出るほどに感激しました。

youtube "morimusic production"提供

こちらは吉松隆のデジタルバード組曲です。作曲者の解説によれば、「機械じかけの鳥デジタルバードを主人公にした架空のバレエのための架空の音楽からの架空の組曲」というちょっと難解な設定の曲です。あらためて上野星矢さんの無限の可能性を感じさせる演奏です。

youtube "columbia Music"提供

函館男声合唱団 第9回定期演奏会

カテゴリ:

函館男声合唱団の第9回定期演奏会を聴いてきました。「男声(おとこ)が歌う 四季の彩」と題するコンサートで、第一部は文部省唱歌などの「歌い継ぎたい日本の歌」、第二部は愛唱歌などを綴った「世界の男声合唱名曲」、第三部は吉野弘作詞・高田三郎作曲の男声合唱組曲「心の四季」で構成されています。
男声合唱の魅力は、小岩代表が仰られているように"力強さと繊細さ"、"重厚なハーモニー"なのでしょうが、男声合唱の醍醐味を堪能させていただいた素晴らしい内容のコンサートでした。
とりわけ第一部の冒頭で歌われた「からたちの花」の伊藤喜久雄さんの独唱には感動しました。お歳を重ねるほどに声に繊細さと艶が増してきているようですね。ブラボーでした。
また第三部の「心の四季」も良かったです。四季の移ろいのなかに人生を見つめる美しい詩、そしてどこか賛美歌を思わせる心に沁みる旋律・・・島昌之さんの指揮、団員の皆さんの演奏から存分に作詞者・作曲者の意図するところ、魅力が伝わってきました。名演でした。





帰りは団員皆さんによるロビーコンサートで見送っていただきました。見慣れた顔ぶれの方々ばかりで、やはり聴くよりも歌うほうが楽しいかなと、ちょっと複雑な心境で会場を後にしました。(^^♪





チェコ・フィル・ストリング・カルテット 2014

カテゴリ:
チェコ・フィル・ストリング・カルテットを聴いてきました。名門オーケストラ「チェコ・フィル」の名手たちが、クラシックからビートルズ、タンゴ、ジャズの小品ばかり20曲を演奏するコンサートでした。さすがに弦の音色が綺麗で、フルメンバーのチェコ交響楽団も聴いてみたいなと思いました。本拠地のプラハのコンサートホールで、スメタナやドボルザークを聴いたら最高でしょうね。

1393792075.jpg

富良野group「マロース」七飯公演

カテゴリ:
昨夜、富良野groupの「マロース」を観てきました。
物語は北海道南部の小さな町を舞台に展開します。白鳥が飛来する大沼があり、湖畔には小さな喫茶店もありますので、ここ七飯町が舞台のような錯覚に陥って観ていました。マロースの夫婦愛が感動的ですし、暗転による舞台転換の早さ、全篇に流れるロシア民謡も効果的で素晴らしかったです。これからの社会を担う若い方にぜひ観ていただきたい演劇です。
「マロース」の特設サイトに詳しい公演内容が掲載されています。

1392222863.jpg

国立文楽劇場  ・・・大阪

カテゴリ:
日本橋にある国立文楽劇場で文楽を楽しんできました。今回の大阪での楽しみの目玉でしたので、文楽劇場に足を踏み入れることをとても楽しみにしていました。開演の1時間ほど前に到着し、まず資料展示室へ直行です。今回の演目「伊賀越道中双六」の上演にちなんだ資料や文楽の歴史、大夫・三味線・人形等について詳しく紹介しています。
そして文楽座が総力で送る「伊賀越道中双六」の開演です。1日がかりの通し狂言は21年ぶりとのこと、しかもその初日に観ることが出来て大感激です。午後の部だけでしたが、それでも4時間を超える大作で、日本が誇る総合芸術・文楽を堪能させていただきました。

1383681189.jpg 

東京の国立劇場でも歌舞伎の通し狂言「伊賀越道中双六」が同じ期間に行われているそうで、文楽と歌舞伎で同じ作品をどのように描いているのか見比べてみたかったです。幕間はお弁当を食べたり、舞台の余韻に浸ったりとこの時間も楽しいひと時です。

1383681196.jpg

1383681201.jpg

「日本三大仇討」とは、今回の演目の伊賀上野の敵討と曽我兄弟の仇討、赤穂浪士の討入りという有名な三つの仇討事件を指すようです。伊賀上野で本懐を遂げるまでの苦悩苦難を中心に、敵討に巻き込まれた夫婦、親子、兄妹などさまざまな人たちの別れや死が描かれて涙を誘います。とくに重要無形文化財(人間国宝)の吉田文雀さんの操る人形の振る舞いには声が出ないほどでした。

1383775248.jpg 1383775252.jpg

7人の粉引のうつわ展と秋色佳コンサート

カテゴリ:

冷たい風と雨の日曜日になった北海道です。函館元町にあるはこだて工芸舎で「7人の粉引のうつわ展と秋色佳コンサート」を楽しんできました。

1381696294.jpg

1381696300.jpg

1381696306.jpg

まずエムヤム・栢野紀文・工藤和彦・清水しおり・堂前守人・雪ノ浦裕一・脇山さとみさんらによる7人の粉引のうつわ展です。褐色の土の色を覆うように白い粘土を塗った器のことを粉引と呼びますが、その昔貴重だった磁器への憧れから作られた技法と言われています。昔ながらの粉引器から、絵付けをしたもの、色を付けたものなど、いずれも粉引独特の暖かみのある柔らかい風合いが素敵で、楽しい器展です。許可を得て写真を撮らせていただきました。

1381696375.jpg

1381696382.jpg

そして地階のホールで秋色佳フルート・ピアノデュオコンサートです。函館で活躍されているフルートの竹内ひとみさんとピアノの久保悦子さんによる秋を感じさせるコンサートということで「赤トンボ」「竹田の子守唄」など数曲が演奏されました。20名ほどの小さなホールの窓には少し秋色に染まった葉が風に揺れ、素敵なフルートとピアノの演奏にうっとりです。

1381696431.jpg

1381696437.jpg

音楽宅急便

カテゴリ:

函館市民会館で開かれたクロネコ ファミリー コンサート「音楽宅急便」を聴いてきました。あのヤマトホールディングが全国各地において無料招待で開催しているもので今回は函館でも公演が行われました。飯森範親指揮の札幌交響楽団の演奏、函館少年少女合唱団の共演という豪華なコンサートでした。小さな子供も沢山来場してアットホームなファミリーコンサートの雰囲気でしたが、数々の名曲を素晴らしいオーケストラの演奏で楽しませていただきました。

1380226749.jpg


このページのトップヘ

見出し画像
×