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カテゴリ:仕事のことなど

グリーンバック・クロマキーをいただきました

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所属する学会から大きな包みの宅配品が届きました。6月に現地とリモートのハイブリッド形式で開催された春の学会の事務局からは、すでに2つの記念品をいただいていますので、さすがに3つ目には驚いてしまいました。最初は参加賞(抽選)、二つ目はジャンケン大会の景品でした。参加賞はディズニーのタオルハンカチ、ジャンケン大会は同じくディズニーのチョコレートでした。ジャンケン大会は一日一回学会長とジャンケンを競うもので、私は11勝10敗とあまり良好な成績ではありませんでしたが、3週間毎日皆勤でしたので、これが評価されたものと思っています。

そして今回戴いたものはグリーンバック・クロマキーでした。名前だけでは何のことか分からないと思いますが、Zoomなどを使う際に背景を透明にするグッズです。透明というよりも、背景を他の画像に置き換えるといった方が分かりやすいかも知れません。椅子に括りつけて背景をグリーンにして使います。早速Zoomで使ってみましたが、ワイキキの浜辺でもペンギンが戯れる南極の氷の上でも、どこにでもいるような雰囲気でリモートに参加することが出来ます。
Zoomを使うことが多くなっていますので、これは嬉しいプレゼントになりました。
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一緒に同封されてきた書類です。今回の記念品は一応「優秀賞」ということになっています。
学会では全員が参加・解答できるカンファレンスが毎回開催されており、今回はそれと並行してセルフテストという形で行われました。具体的には17の領域のなかに各10問ずつ設問が設定されて、写真を見て病変を診断するというものでした。いまだ経験したこともないような症例や微妙な違いしか見いだせない難しい症例ばかり170問ですから、ほとんどお手上げ状態でした。
案の定、自己採点は散々で、こんな不出来で良く仕事をしているものと言われそうな感じでした。そんな状況でしたので、この「優秀賞」は何かの間違いではと思っています。はたまた、本当に優秀な人たちに配った後の残り(余り)物なのかも知れません。ひょっとして、「最高齢者賞」かも知れませんね。(^^♪
いずれにしましても、とても勉強になった170問でしたので、明日からの仕事に活かしていきたいと思っています。
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意外とオンラインもいいです

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朝にカーテンを開けて外を見たらご覧の景色が広がっていました。薄っすらと濡れ雪が降って、それが凍り付いたようです。道央の高速道路では、ブラックアイスバーンによる事故が20ヶ所以上で起きたようです。

先日の二日間、札幌で開催予定だった日本臨床分子形態学会の学術集会が新型コロナの影響でweb形式での開催になりました。私の所属学会ではありませんので、初めての参加でしたが、別の側面から新しい知識を得ることが出来ましたので、有意義な二日間でした。
私の所属する学会も春はweb形式だったのですが、視聴が集中する人気部門では動画が途切れたりして、少しストレスが溜まったことを残念に思っていました。しかし、今回の学会は、web会議システムとしてあのzoomを使用しており、まったくストレスを感じることなく勉強することが出来ました。プレゼンテーション画面と発表演者を同時にリアルタイムに見ることが出来ますし、チャット形式で質問をすることも可能です。初めてzoomなるアプリケーションを使いましたが、素晴らしいweb会議システムと思いました。

思い返せば、10月に文科省は「11月上旬に対面授業が半数以下の大学名を公表する」と発表し批判が集まりましたが、今のところ公表はされていないようです。実習や実技などを重視する理科系とか医療系の学部・学科はもともとオンラインは馴染まないのでしょうが、それ以外の学部・学科などでは感染を防止するためにはオンライン授業をしなければならない事情もあるのでしょう。
zoomを使うまではあまり実感としてオンライン授業の在り方を考えることはなかったのですが、個人的には結構使い勝手がいいというか、授業や講義に集中できる側面も持っているように思っています。まあ、大学はコミュニケーション能力を養う場としての役割も期待されており、サークル活動やキャンパスライフを送れないことを不満に思う学生もいますので、なかなか妥協点を見つけるのは難しいですね。
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自宅学習に思いがけないご褒美

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仕事に関連した春の学会が6月にパシフィコ横浜で開催予定だったのですが、このコロナ禍でwebでの開催に変更になってしまいました。多い時で全国から3000~5000名の会員が集まる学会ですし、人気の会場は入りきれないほどに蜜になりますので、仕方がないのかなと思っていました。初めての試みというweb学会は、一般演題は勿論のこと特別講演やシンポジウムなどを、ほぼ1ヶ月間にわたって視聴することが出来るようになっていました。実際の学会会場の空気感に乏しく、時間帯によっては動画が切れたりすることがあったりして、戸惑いを感じながらの視聴でした。しかし、お菓子をつまみながらでも、半分居眠りをしながらでもリラックスして観れるという利点もありました。11月開催予定のパシフィコ横浜ノースでの大会も今の感じではwebになりそうな気がしますが、今回の学会をベースにより進化していくように期待しています。パシフィコ横浜ノースは、今年の4月にパシフィコの6番目の施設として誕生したようですが、新しい大型の会議施設などを体感したいとも思っていました。

そんな学会ですが、学会長の先生から長野県上田市の「信州おやき みそぽーくまん」の詰め合わせが送られてきました。まったく思いがけないことなのですが、同封されていた手紙には、「学会に熱心に参加されていましたので、ご褒美として出身地の上田市の特産品をお送りします」とありました。
7000名もの参加があったそうですが、学会本部のリモートで個々の会員の視聴実績を把握していたのでしょう。前述のように1ヶ月にわたる長丁場でしたので、ダラダラしながら視聴していたのが本当のところですが、それでもご褒美をいただけてとても嬉しいです。

上田市のタローファームという有名な養豚会社の製品で、信州のおやきの定番である野沢菜のなかにジューシーな「信州太郎ぽーく」の粗挽き肉と旨味豊富な「奏龍味噌」を混ぜ込んで作ったそうです。まだ、食べていませんが、見るからに美味しそうな感じです。
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東京ではちょっぴり仕事関連も

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東京行きは仕事半分と書きましたが、本来の目的は第60回日本臨床細胞学会総会という学術集会に参加するためです。仕事をするうえで参加必須の学会で、毎回今年が最後かなと思いつつも毎年のように参加しています。
今回は新宿の京王プラザホテルと隣接する新宿NSビル(NSスカイカンファレンス)の2会場において開催されました。参加者が5000名を越えるマンモス学会ですから、年々東京や横浜、大阪、名古屋といった施設の整った都市でなければ開催が難しくなってきているようです。
そういうことで、遊びだけではなくしっかりとお勉強もしてきました。

でも、やはり楽しみは食べることと飲むことですね。
第1日目の学術集会の終わった夜は懇親会です。ざっと見た感じでは1000人くらいと思いますが、大きなコンコードボールルームに参集して賑やかに歓談です。
京王プラザホテルには和洋中11もの飲食店があるのですが、そのなかから選りすぐりの美味しいお料理がビュッフェスタイルで沢山並びました。特に一流の板前さんやシェフが目の前で繰り広げるパフォーマンスは目を瞠るものがあります。食べるのを忘れて見惚れていたと言いたいところですが、食べ過ぎてしまい、ホテルに帰ってお腹を見たらポンポコ狸のようになっていました。(^^♪

明日の第2日目もお昼過ぎまでしっかりお勉強です。
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20年ぶりに札幌で開催された全国学会

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仕事関係の全国学会『日本臨床細胞学会総会』がロイトン札幌とニトリ文化センター(厚生年金会館ホール)で開催されましたので出席してきました。
春と秋の年2回開催されていますが、札幌での開催は20年ぶりとの事で、やっと北海道に順番が回って来たという感じです。参加者は3000人を超える大きな学術集会ですので、会場の関係でどうしても首都圏や関西の大都市に集中するようになってきています。若い頃、地元開催というと前日から泊まり込みで会場設営などいろいろ準備をしたものですが、近年は学会を専門に手掛ける業者があって、この方たちが会場設営は勿論のこと進行から宿泊までを一手に引き受けてスムーズに行うようになってきました。プレゼンテーションなどを含め本当に隔世の感があります。
北海道というと学会よりも観光というイメージが強く、1日目は各セクションともほぼ満員の盛況でしたが、2日目ともなりますと、閑古鳥が鳴いているようなセクションもありました。2日間とも晴天ですし、やはり中にいるよりも外の方がいいと考えるのはいずこも同じです。
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専門的なことはさておきまして、一般の皆さんにも興味があるのではと思うような講演がありましたので、ひとつだけ紹介させていただきます。当学会ではあまり専門外の方が登壇して講演をすることはないのですが、今回は兵庫県の㈱ブレインという会社の社長さんが「AIレジ BakeryScan実用化の意義」と題してお話をなさいました。
BakeryScanなるものを簡単に言いますと、複数のパンを識別して瞬時のうちに名前と金額を表示するレジ・システムです。パンは種類の多いところで100種類くらい店頭に並ぶそうで、その名前を憶えるのに新人店員で3ヶ月ほどかかるらしく、トッピングや焼き具合、微妙な形状の違いもあって、相当に熟練を要する仕事なのだそうです。
実際に動画を見せていただきましたが、AIが正しく認識できたものはディスプレイ上でのパン画像がグリーンで縁取りされ、名前と金額が表示されます。また、AIが怪しいと判定したものはイエローで縁取りされ、類似の候補が数点サイド・ヴューに表示されます。このイエローで判定されたものだけ、人間が正しい商品名をタッチしてAIに教えてあげます。この積み重ねで、AIはどんどん賢くなって、数回の学習の後はほぼ完ぺきに判読できるようになるそうです。
これを細胞診断に応用できないかと㈱ブレインでは開発を進めているそうです。パンと細胞では認識する情報量が大きく違いますので、そう簡単に実用化できるとは思えませんが、人間がやってもAIがやってもパターン認識という意味では一緒ですので、加速度的なAIの進歩によっては日の目をみそうな予感もしています。人間しか出来ないと思っていた形態学の世界にもいよいよAIが登場してくるのでしょうか。今までの価値観をひっくり返すような凄い時代がすぐそこまで来ているような感じがして講演を聴いていました。
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 ㈱ブレインのホームページから引用させていただきました。

国際色豊かな学術集会

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国内の学会に合わせて「みなとみらい」にあるパシフィコで国際学術集会が開催されていますので、昨日から横浜に滞在しています。国際学会は、民族衣装を着た方や肌の色が異なる方々が、普通に会場を歩いていますので、いつもの学会と違って不思議な感じがします。日本で開催された以前の学術集会の時は、すべて同時通訳があったのですが、今回はオール英語でチンブンカンプン、冷や汗ものの会期を過ごしています。小学校でも英語が必修になる時代ですから、日本語通訳に頼る時代ではなくなってきているのでしょう。ただ、私たちは専門用語を使っていますので、その点少し有利なんですけど、いずれにしてもオールド世代には日本語が恋しい日々です。
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お昼も食事をしながら勉強をします。ランチョンセミナーというのですが、その豪華弁当がまた楽しみなのです。1日目が和食、2日目はサンドでした。美味しいですよ。
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講演 『日本酒の文化・よもやま話』

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今回の学会場は熱田神宮にほど近い名古屋国際会議場で開かれました。宿泊先の名古屋駅前から5kmほどのところにあり、会場まで散歩がてら歩いてみました。あまり古い街並みには出会えませんでしたが、市街道路にも立派な自転車専用レーンが設置されていたりして、なかなか住みやすい街のような雰囲気が感じられました。そして会場の国際会議場、写真のように超近代的なデザインの建物群で構成されており、周囲の環境そして内部施設も国際会議場に相応しい素晴らしいものでした。

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私が参加したのは1日だけですが、それでも午前中から夕方までびっしりワークショップや特別講演などを聴いてきました。この学会の面白いところは毎回必ず仕事とは関係しない講演を聴けることです。今回は半田市の中埜酒造顧問の馬場信雄氏による『日本酒の文化・よもやま話-乾杯の今と昔-』という講演がありました。お酒好きに限らず、お酒にまつわる歴史的背景やお酒が古来の人々に与えた影響、お酒と神との関係などとても興味深い内容のお話でした。

簡単ですが、要旨に拝聴した講演内容を加筆して掲載いたします。
「乾杯」という行為は昔からあったわけではなく、明治時代から始まりました。それ以前は日本酒を道具として、厳粛な儀式が行われていました。最初は村人たちが無病息災、五穀豊穣を祈念する儀式でしたが、武家政権になり酒席での礼儀作法を通して精神修養や仲間意識の醸成をする儀式に変化しました。室町末期に確立したこの作法は「酒道」と呼ばれ、酒のつぎ方、飲み方、酒膳の配り方に至るまで、厳しい決まりがありました。しかし、あまりに厳格すぎて明治時代初期に廃れてしまいます。この「酒道」の中身に触れてみますと古くて新しいことが一杯詰まっています。現代社会だからこそ、改めて「酒道」の精神が必要のように感じています。

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講演「宣教医ヘボンが遺した足跡」

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パシフィコ横浜で開催された仕事関連の学会に参加してきました。
特別講演で、横浜開港資料館の西川館長による「宣教医ヘボンが遺した足跡」と題する講演があり、仕事とは全く関係のない歴史のお話ですが、とても興味深く聴かせていただきました。講演によりますと、このヘボンさん、幕末の横浜に宣教医として来日し、数度の帰国をはさんで、33年間を横浜で暮らしたそうです。1867年に刊行した『和英語林集成』は、日本人と外国人との相互理解に大きな役割を果たしたようです。
個人的に、日本旅行記「日本奥地紀行」を著したイザベラ・バード女史が山手のヘボン博士夫妻を訪ねて、そのまま一週間滞在したことが知られており、そのこともあわせて興味深いものがありました。バード女史の通訳として旅行をともにし、函館で別れた伊藤鶴吉の面接もヘボン邸で行われたようです。

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ヘマトキシリンの木 ・・・大阪

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大阪・中之島にある大阪国際会議場(グランキューブ)を会場にして開かれた仕事関連の学会に参加しました。ここは前回2002年に開催されて以来、11年ぶりの会場になります。

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会場の片隅に アカミノキという小さな木が展示されていました。植物に精通されている方でもこの木を見た方は日本ではおられないのではと思います。という私も今回初めて目にしたのですが、仕事をする上でこの木には40年以上もお世話になっています。メキシコ原産で高さ7~10mになる常緑の高木で、花は淡黄色で芳香があるようです。染料目的で栽培され、16世紀以来、メキシコなどからヨーロッパへ丸太のままで輸出されたので、ロッグウッド(Logwood)と呼ばれるようになったそうです。資料によりますと、アカミノキの属名はhaemato(血)とxylon(材)を意味し、材は写真のように中心部が赤くなっています。辺材をそぎ落とし、赤い心材を刻んで醗酵させ、これを水で煮出すと、材の重量に対して15%ほどの黒褐色のエキスが得られるそうです。このエキスの主成分がヘマトキシリン(haematoxylin)というものになります。

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左の写真はロッグウッドの原木。そして右の写真は今学会で資料用として配布された手提げ袋にプリントされていたキャラクターです。左手に持っているのがヘマトキシリンの木の葉です。

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幕張メッセでの学会

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幕張メッセで開かれ仕事関連の学会に出席してきました。幕張は何度も来て良く知っているところですが、数年前と殆ど変っていませんでした。ただ海浜幕張駅から会場までの歩道が先の大震災の液状化で、段差が出来たり、波打ったりしていて、その凄さに驚いてしまいました。

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都内のホテルの会場ですと数人の知人に会うのですが、この会場は広く、また参加者が数千人もいますので、殆ど会うことが出来ませんでした。2、3の興味のあるシンポジウム、セミナーに参加しましたが、進歩のスピードが速く、学会に参加しないと「浦島太郎」状態になってしまいます。関連機器の展示ブースも、毎回画期的な機器が出品されて凄いと思います。

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