カテゴリ

カテゴリ:テレビ番組から

NHK Eテレ 日曜美術館「ピカソ×北野武」

カテゴリ:
今日の朝9時からNHK Eテレで放送された日曜美術館「ピカソ×北野武」をご覧になった方は沢山おられることでしょう。20世紀最大の画家パブロ・ピカソについて世界のキタノが熱く語る内容でした。私も原田マハの『暗幕のゲルニカ』を読んだばかりですので、興味深く拝見していました。
番組後半で「ゲルニカ」の原寸大のコピー絵画を前に北野流の解説をしていましたが、さすがにタケシさんの視点は鋭くてとても面白かったです。この「ゲルニカ」、パリ万国博覧会のスペイン館に展示されたものですが、当初は下のデッサンのような絵が描かれる予定だったそうです。それが内戦の勃発とバスクの小都市ゲルニカの空爆という悲劇的な出来事を契機に、絵の題材および内容をこの「ゲルニカ」に変えたということです。愛人のドラ・マールの写真によりますと「ゲルニカ」自体も作業の過程ともに画面の構成が変化していったようです。タケシさんが仰っていましたが、ピカソという方は螺旋階段を昇るように変貌というか進化を遂げた凄い画家だったのですね。

私も1973年にマドリードのプラド美術館へ行ってますが、この時にはピカソの依頼によりニューヨーク近代美術館(MoMA)に長いこと保管されていましたので、「ゲルニカ」を見ることは出来ませんでした。1975年にフランコが死去し、その後の民主化とともに1981年にスペインへ返還されています。現在は国立ソフィア王妃芸術センターに展示されているそうです。
※写真は4/9 NHK Eテレ「日曜美術館」の放映画面を撮影させていただきました。
 IMG_0418
IMG_0413
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ  

『ヨーロッパ鉄道の旅』 BSプレミアム

カテゴリ:
パリ在住のKyokoさんのブログを拝見していましたら、マデイラ諸島(ポルトガル領)の旅行記がとても楽しそうで、私の中でのポルトガルへの憧れが高まっています。そんななか昨晩NHK-BSプレミアムで、関口知宏さんの『ヨーロッパ鉄道の旅-ポルトガル-』が放映されることを番組表で知り、楽しみにしていました。
憧れが高まっていると言いましても、私も40数年前に1週間ほどだけですが、一人で車を運転してポルトガルを一周したことがあります。リスボンから中心部を北上しコインブラを経由してポルトへ。帰りは大西洋に沿って南下するルートをとりました。従いまして、鉄道を利用した関口さんが辿ったコースとは一部しかかぶりませんが、それでもリスボンやコインブラ、大西洋岸のナザレ海岸など懐かしい景色を画面から見ることが出来ました。

関口さんも旅で感じておられたようですが、この国を一言でいうと「成熟した大人」という感じなのでしょうか、ちょっとゆとりのある大人の感覚のする国のような気がしています。ポルトガル独特の言葉に「サウダージ」というのがあるのですが、「郷愁、憧憬、思慕、切なさ」なんて意味らしく、この辺も日本人の感覚と通じるものがありそうです。関口さんは一番住みたい国は、「もしかするとポルトガルなのかも」と仰っていますが、私も訊かれたら「ポルトガル」と答えるかも知れません。

そうそう、番組でも出ていましたが、ポルトガルといえば「ファド」ですよね。哀愁を帯びた旋律で、日本の演歌に曲調が似ていることから大好きです。今は亡きアマリア・ロドリゲスの歌声に懐かしさを憶える方も多いのではと思います。
P1030014
P1030022
P1030013
P1030029
私がポルトガルで印象に残っていると言えば、番組で紹介されたナザレ海岸。今はとても整備されてきれいになっていましたが、私が訪れた頃は、昔ながらの素朴な小さな漁村といった感じで、小高い丘から眺める海と街並みのコントラストが綺麗なところでした。
それともう一つは、番組では出てきませんでしたが、下の写真のオービドスという周りを城壁に囲まれた小さな小さな村です。道路沿いの小高い丘の上に集落があり、たまたま寄ってみたらオービドスという村だったという偶然の出会いでした。城壁の開口部は1か所しかなく、とても神秘的な村だったような印象が残っています。一番高台にあるのが13世紀に出来たお城で、内部が殆どそのままのプチ・ホテルになっていて、ここに泊まれたことも忘れられない思い出になっています。
Portugal-obidos
※上の4枚の写真は2017.1.2放映BSプレミアム『ヨーロッパ鉄道の旅』の画面を撮影

にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ  

『こいつぁ春から~初芝居生中継~』 NHK-Eテレ

カテゴリ:

正月開幕の歌舞伎公演の模様を伝える恒例のNHK-Eテレ『こいつぁ春から』をご覧になりましたでしょうか。東京・歌舞伎座と大阪・大阪松竹座の新年の華やかな賑わいを生中継で伝えていましたね。
歌舞伎座からは玉三郎の「傾城」と染五郎、愛之助、左團次らが出演する「秀山十種の内 松浦の太鼓」を、大阪松竹座からは中村鴈治郎の「雁のたより」の舞台の一部が放映になっていました。
他に三代目市川右團次の襲名披露公演をしている新橋演舞場や松也が出演している浅草公会堂の舞台稽古の様子なども流れていました。いずれのお正月公演も舞台だけではなく、客席も着物姿の女性や綺麗どころが沢山来場されていて、とても華やいだ雰囲気でいいですね。

そうそう、幸四郎、染五郎親子も2018年1月にそれぞれ襲名を控えているそうで、今の役者名での公演は今年限りということですから、この親子にも目が離せませんね。
IMG_0243
IMG_0246
※2017.1.2 NHK-Eテレ『こいつぁ春から』の放映画面を撮影させていただきました。

にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ  

沙絵ちゃん、NHK紅白のゲスト審査員に

カテゴリ:
我らが辻沙絵ちゃんが、大晦日のNHK紅白歌合戦のゲスト審査員として決定したというビッグニュースが飛び込んできました。あの紅白の審査員ですから凄いです。
ちなみに沙絵ちゃんと一緒に審査に当たるゲストは、秋本治さん(漫画家)、新垣結衣さん(俳優)、伊調馨さん(レスリング選手)、大谷翔平さん(プロ野球選手)、草刈正雄さん(俳優)、春風亭昇太さん(落語家)、高畑充希さん(俳優)、萩野公介さん(競泳選手)、村田沙耶香さん(作家)など今年活躍された各界の話題の方々です。大好きなマツコとタモリもスペシャルゲストで出るようですから今年の紅白は私の中では注目度アップです。
お仕事ですから審査も大事ですが、沙絵ちゃん、紅白をたっぷりと楽しんできてくださいね。
2016-12-22 (1)
2016-12-22

※写真はNHK紅白のウェッブサイトをコピーさせていただきました。
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ  

『天空の謎 マチュピチュ』 BSプレミアム

カテゴリ:
昨日21時からBSプレミアムで放映のあった『天空の謎 マチュピチュ』をご覧になった方は大勢いらっしゃると思います。私も昨年の3月、インカ・トレイルの最後に当地を訪れていますので、とても興味を持って見ていました。
番組ではマチュピチュに関する21の謎について科学や文化人類学、考古学的な根拠に基づいて2時間たっぷりと解説していました。謎の21項目は以下の通りです。番組を見た方は答えがお分かりと思いますが、見逃された方は再放送を楽しみにお待ちいただければと思います。

①なぜ森の中に作ったのか
②なぜ断崖の地を選んだのか
③段々畑はなぜ意図的に作られたのか
④どうやって水を確保したのか
⑤農地(アンデネス)の水の確保はどうしたのか
⑥なぜ人々は険しい山に向かって祈るのか
⑦ミイラ造りが盛んだったのはなぜ
⑧どんな人が住んでいたのか
⑨マチュピチュではどのようなことが行われていたのか
⑩新しく発見された近くの遺跡(インカラカイ)は何のためか
⑪石材はどこから調達したのか
⑫どのようにして石材を運んだのか
⑬石の加工はどのようにしたのか
⑭なぜマチュピチュは400年もの間壊れなかったのか
⑮インカ道を使った国家運営の基盤とは
⑯文字がないのにどのようにして情報を伝えたのか
⑰変形頭蓋骨の秘密とは
⑱多様な民族をどのようにして纏めたのか
⑲なぜインカは滅亡したのか
⑳マチュピチュはなぜスペインからの破壊を免れたのか
㉑マチュピチュの新たな発見(パチャママの壁画)とは

下の写真は私が撮影したものですが、遥かいにしえの世界に思いを馳せていただければと思います。
IMG_124011
IMG_124311
IMG_124711
IMG_125011
IMG_125811
IMG_139511
IMG_139911
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ  

ハルさんは優しい・・・

カテゴリ:
一昨日17日(木)のNHK Eテレ『ハートネットTV』にギリヤーク尼ヶ崎さんが登場していましたので、ご覧になった方が沢山おられると思います。表題のハルさんはギリヤークさんの末弟さんで現在都営住宅で一緒にお暮しになっているようです。ギリヤークさんがペースメーカーを入れていることや半月板損傷ということは知っていましたが、ハルさんの介助なしでは一般生活が困難なことは知りませんでした。パーキンソン病ということで手の震えも強く、箸を使うのも覚束ないようでしたね。

思えば遥か30年前に函館のユニオン・スクエア(現・明治館)でギリヤーク尼ケ崎という風変わりな名前の人の大道芸があるというので、見に行ったのが最初です。当時、赤褌の変なおじさんが街頭で踊って警察に捕まったというようなことを新聞か何かで聞いており、その変なおじさんが私の高校の先輩(ギリヤークさんは旧制中学)ということを知って興味津々だったことを思い出しています。実際にお会いしてみると、謙虚で子供のようにキラキラと瞳を輝かせている方でしたね。そんなご縁で、毎年素敵な年賀状をいただいたりして、これまでの函館公演もほぼ見続けてきました。
そうそう、30年前は56歳でしたので迫力は凄かったですね。ユニオン・スクエアから飛び出してグリーンベルトの真ん中で何杯もバケツの水をかぶったりして、私たちも後を追っかけて固唾をのんで見ていました。

写真は10月10日の新宿三井ビル前広場での街頭公演の様子です。Eテレの放映を撮影させていただきました。
IMG_0051
そして一緒にお暮しになって介助をされているハルさん。タクシーの運転手をされていたそうで、病院の付き添い、食事のお世話などもされているようです。ギリヤークさんは「ハルさんがいなかったら、僕はこれまで踊ってこられなかった」と感謝の言葉を口にしていました。陰からそっと支えるハルさんの優しさにホロリとさせられました。
IMG_0053
今年の道新文化賞特別賞の受賞のために札幌へお越しになり、翌日函館へもお寄りになったようです。私は行けませんでしたが、映画鑑賞会とトークショーがあり、多くの方がギリヤークさんとお会いできたようです。まだまだ頑張りたいと仰ってたようですので、来年は函館でもギリヤークさんの大道芸を見れるかもしれませんね。

11月17日付 北海道新聞・みなみ風をコピーさせていただきました。
123
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ  

4年後の東京では大輪の華を

カテゴリ:
本日(9/17)のNHK「パラリンピックタイム」に辻沙絵さんが生出演していましたね。
競技場で見る姿もいいですが、スタジオでの沙絵ちゃんは美人で可愛くて、オジサンなどはトロトロに融けそうなまなざしで見ていました。競技後のインタビューの受け答えにはいつも素晴らしすぎて感動というか畏れをなして聞いていたのですが、スタジオでも応援してくださっている方々への感謝の気持ちや現在の心境、そして将来への展望を明確に語っており、さすがに一流は違うんだと思って見ていました。
「自分の選択が間違っていなかったことを証明するためにも、4年後の東京では大輪の華を咲かします」と仰っていましたが、私たちも今まで以上に熱烈に応援をしていきたいと思っています。

なお、北海道新聞(9/18)にも掲載されていましたが、辻沙絵後援会が会員を募集しています。ぜひ多くの方々に入会をしていただければと存じます。そして4年後の東京大会では大挙して応援に駆け付け、スタンドで一緒に感動を味わいたいと思います。
P9170008
※写真はNHKの「パラリンピックタイム」放送映像を撮影させていただきました

にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ  

沙絵ちゃん100m決勝進出

カテゴリ:
日本時間の朝に行われたリオパラリンピックの陸上T47クラスの100mで、我らが辻沙絵さんが見事に予選を突破しました。私はテレビを見ることが出来なかったのですが、家内が教えてくれました。帰って来てから録画を見たのですが、スタートは良かったものの、途中で少し失速してしまったようで、本人としては不本意な走りだったようです。インタビューで答えていましたが、並走の選手の走りを見て硬くなってしまったということです。この辺は走りというよりも経験の差かなと思っていました。でも、1年足らずで100mの世界の8強に入ったのですから、本当に見事としか言いようがありません。素晴らしいです。
沙絵ちゃん、決勝は力まずに頑張ってね。地球の裏側から熱烈に応援しています。
P9110004

萩野、瀬戸 ワンスリー・フィニッシュ

カテゴリ:
私たち夫婦はパチャパチャ程度ですが、週2スイマーですので、リオ・オリンピックでの第一の注目は競泳です。特に今日の日本時間朝に行われた男子400m個人メドレーは凄く楽しみにしていました。同学年で子供の頃から競い合ってきた天才肌の萩野公介、対して萩野の背中を追いつつ凄まじい努力をしてきた瀬戸大也、そして彗星のごとく現れたチェース・ケイリシュ(米国)による三つ巴の戦いはテレビにくぎ付けで、思わず「公介、大也がんばれ~」と叫んでしまうほどに興奮しました。そして萩野、瀬戸のワンスリー・フィニッシュ。
1956年メルボルン五輪以来となる、日本人のダブル表彰が実現し、仲の良い二人がなんともいい笑顔でプールを一周している姿が感動的でしたね。日本人初のking of swimmerの誕生、自分の事のように嬉しいです。
IMG_3856-2
萩野公介のクロールですが、他の選手に比べて水面に出ている身体の体積が大きいのだそうです。私も泳いでいて感じることですが、水の中は抵抗が大きいですから、体を浮かせて水面を滑るように泳ぐと速く泳ぐことが出来るというのは理に適っていると思います。萩野は水をキャッチするときに一度水を下に抑えるような動作を入れているそうで、それで浮力を得ているようです。一瞬の動作なのでしょうから、このへんは天才でなければ出来ないのかも知れませんね。
IMG_3859-2
《写真はいずれもNHK-BSの放送を撮影しました》

『さわやか自然百景 厳冬トムラウシ』

カテゴリ:
日曜日の朝7:45からNHKで放映された『さわやか自然百景 厳冬トムラウシ』、多くの方がご覧になったことでしょう。私も楽しみにしていましたが、感動するほどに美しい映像でしたね。
取材日誌によりますと、撮影は相当に過酷だったようで、冬のヒマラヤに登ったことのあるスタッフ3名を含む最強の布陣で挑んだものの、-20℃の強風が吹き荒れ山頂アタックのチャンスはなかなか訪れなかったそうです。放映されたような美しいトムラウシの姿を撮影できたのはベースキャンプに寝泊まりした中の僅か一日だけだったそうで、北海道の冬山の中でも最も難関と言われる所以が分かるような気がしました。
夏のいい時期になったら、今年もトムラウシへ行きたいなと思っています。
昨年8月に私がトムラウシで撮影した満天の星空もご覧ください。天の川も見えていますよ。
P3110005_1P3110007

『舘野泉 ピアノ・リサイタル ~左手の音楽祭~』

カテゴリ:
1月18日(月)~22日(金)のNHK BSプレミアム「クラシック倶楽部」は"世界のピアニストたち"と題するシリーズで、その二日目の19日は『舘野泉ピアノ・リサイタル~左手の音楽祭~』でした。
2014年10月の厚沢部町・旧清和小学校での「清和の丘コンサート」を聴きに行って深い感銘を受けたピアニストですので、放映を楽しみにしていました。吉松 隆の「タピオラ幻景 作品92」、「アイノラ抒情曲~左手のための作品95 モーツアルティーノ」など4曲を演奏していましたが、「清和の丘コンサート」での素敵な情景を思い出して聴き入ってしまいました。
ご自身のエッセイによりますと、お父さんの弘さんはチェリスト、お母さんの光さんはピアニストだったようです。ご両親の北海道での演奏旅行に連れられての初旅が1歳の時で、函館の埠頭で撮った写真があるそうです。「清和の丘コンサート」に7度もお越しになって演奏しているのも、ひとつにはこんな深い縁があってのことなのかも知れません。
今年も「清和の丘コンサート」で舘野さんのピアノを聴くことが出来ればと思い今から楽しみにしています。

写真はいずれもNHK BSプレミアム「クラシック倶楽部」の放映画面を撮影したものです。
IMG_3509
IMG_3512

『小さな賢者たち 天空のお花畑 大雪山』

カテゴリ:
本日(1月8日)、NHK総合で道内だけで放映された北海道スペシャル『小さな賢者たち 天空のお花畑 大雪山』(20:00~)、登山愛好者だけではなく、多くの方々がご覧になったことと思います。視聴することが出来なかった道外の方は残念でしたが、4Kカメラを駆使しての映像は息をのむほどに綺麗でした。
IMG_3398
IMG_3402
IMG_3401
上の3枚の画像はNHK総合で放映された北海道スペシャルの映像を撮影したものです。

番組の映像が撮影された時期より少し後(7月上旬)に、私も大雪山系を縦走していました。下の写真は、早朝に白雲岳避難小屋からトムラウシ山を撮影したものですが、同スペシャルの最初のタイトル画面もほぼ同じアングルからの映像でした。大雪山系では私もこの景色が雄大でいいなと思っています。今年もテントを担いで行きたいと思っています。
IMG_24502 にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログへ

『世界遺産で神話を舞う』

カテゴリ:
1月3日、BS-TBSで放映された『世界遺産で神話を舞う』(21:00~)をご覧になられた方はおられるでしょうか。人間国宝で能楽師の梅若玄祥が、古代ギリシャの叙事詩「オデュッセイア」を題材に創作した新作能「冥府行~NEKYIA(ネキア)」をギリシャ・エピダウロスの古代劇場で上演した時の映像でした。

cotoとsumiさんも20年ほど前にアテネから車で2時間ほどのところにあるエピダウロスへ行ったことがあります。二人だけの貧乏ギリシャ旅行でしたので、途中ジプシーの子供たちによる強奪事件にあったりして、やっとたどり着いた思い出の地です。エピダウロスの円形劇場は、2400年前に完成したもので、そのスケールの大きさには圧倒されます。今でこそ小さな町のはずれにありますが、その当時は相当な賑わいがあったことが偲ばれます。PICT0006
PICT0010
取り上げるのは叙事詩「オデュッセイア」はホメーロスの作品と言われていますが、今回はその第11章の「ネキア」を題材にしたもので、オデュッセウスが、魔女キルケーの助言に従い、冥府にいるという予言者ティレシアスに会いに行くという物語です。
ギリシャ人演出家のミハイル・マルマリノスと新作能「冥府行」を編纂する能脚本家・笠井賢一の息詰まるようなやり取りが凄かったですが、幽玄な能の世界とギリシャの古代演劇を見事に融合させた梅若玄祥の舞も息をのむほどに素晴らしいものでした。なお、入場者は約10,000人だったそうです。
IMG_3375
IMG_3371
ギリシャにおける叙事詩というのは、紀元前8世紀頃から各地を定期的に廻る吟遊詩人によってもたらされたようです。吟遊詩人は他の地域の身近な出来事なども織り交ぜて吟唱していたようですから、情報伝達者のような役割もしていたのでしょう。それがホメーロスなどに伝承されたものと思われます。ホメーロスが実在していたかどうかは定かでないようですが。
古代ギリシャにおいて、『オデュッセイア』や『イーリアス』は、市民階級は必ず知っているべき知識のひとつとされていたようですから、教養が高かったのですね。

※上の2枚はcotoの撮影、下の2枚はBS-TBSの『世界遺産で神話を舞う』の放映画面を撮影したものです。

にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログへ

ドラマ『富士ファミリー』

カテゴリ:
1月2日にNHK総合(21:00~)で放映された『富士ファミリー』、大好きな木皿泉の脚本ですから、ドラマ開始の時を楽しみに待っていました。

富士山が大きくそびえる山麓のコンビニ『富士ファミリー』、コンビニとは名ばかりで、入るのを躊躇うほどのおんぼろのお店です。惚けているのではと思うような笑子バアさん(片桐はいり)が店番をしているシーンからスタートです。このお店には評判の美人三姉妹がいて、長女の鷹子(薬師丸ひろ子)は一家を切り盛りする大黒柱、次女のナスミ(小泉今日子)は夫の日出男(吉岡秀隆)を残して病気で亡くなってしまい、三女の月美(ミムラ)は面倒なことに関わりたくないとさっさと嫁いでいました。
そんなある日、笑子バアさんの前に亡霊となったナスミが現れ、服にしまい込んだメモを見つけて欲しいと言います。このメモには、ケーキ、懐中電灯、四葉のクローバー、光太郎、ストローなど脈絡のない言葉が書かれているのですが、それが物語を思わぬ方向へ導くきっかけになります。
IMG_3365
トラックの荷台から振り落とされトンネルの中で一人たたずむ介護ロボットのマツコロイド。「私は介護されるためだけに作られ、ここにいます。作った目的は製作者に聞いて下さい」と。自分の居場所を失っていた笑子バアさんは、「皆の足手まといになるこんな私でも生きてていいの」と訊きます。「生きる価値とかそんなものより、ここにいることが重要なのではないかしら」と応えるマツコロイド。いい場面です。
マツコロイドは今回がドラマ初出演だそうで、メーキャップや台詞の打ち合わせなど本番前から緊張していたそうです。てなことないですね。(笑)
IMG_3361
富士山は私たちが生まれるずっと前から悠然と聳えていて、生きてるときはいつも見守ってくれ、そして死んでからも何事もなかったように変わらずに聳えている・・・そんな富士山から元気を貰い、励まされる『富士ファミリー』です。店の名前は勿論のこと、牛乳瓶、お菓子のシールなどいろいろなところに富士山が登場します。
IMG_3362
そして最後は、皆で初詣。背後には亡霊のナスミがピースサインを送っています。
世の中の人や物、そして諸々の出来事にはすべて何らかの役割や目的があり、必要でないものは何一つないという優しくおおらかな木皿泉さんのメッセージが込められているようなドラマでした。楽しいけどどこか哀しく、哀しいけどどこか笑わせる・・・お正月に相応しく、三段重箱から溢れるような素敵なドラマでした。
IMG_3359
あぁ、そうそう。笑子バアさんの当たった「ストロー」。人型の紙縒り(こより)にストローで水をかける遊び、私も子供の頃によくやりました。笑子バアさんが男と女の人型紙縒りが妖しく絡まる上から水をかけると、妙に艶めかしい動きをするシーン。大笑いしてしまいました。やけくそになってストローから水滴を落とす笑子バアさんの横顔、最高でした。

※写真はすべてNHK総合で放映された『富士ファミリー』の画面を撮影したものです。

にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログへ

『こいつぁ春から 』初芝居生中継

カテゴリ:
昨日、NHK-Eテレ(19:00~21:30)で放映された『こいつぁ春から 初芝居生中継』をご覧になった方は沢山おられることでしょう。大阪松竹座、歌舞伎座での新春歌舞伎、良かったですね。客席も華やいだ雰囲気で、これを観るとお正月だなって思っちゃいます。

舞台稽古の僅かな場面しか観れませんでしたが、いずれも今日(1/3)が初日の国立劇場の『小春穏沖津白波(こはるなぎ おきつ しらなみ)』と新橋演舞場の『新春花形歌舞伎』での歌舞伎十八番の内『七つ面』を個人的には観たいと思っていました。近かったら観に行きたいのですが、残念です。

まず国立劇場の『小春穏沖津白波』、尾上菊之助が演ずる小狐礼三です。狐に因んだ稲荷神社の鳥居の上で、妖術を使って大暴れする場面です。簡素化された黒を背景に流れるように配された鮮やかな朱の鳥居、歌舞伎の様式美の極みのような舞台ですね。IMG_3348
そしてこちらは新橋演舞場で歌舞伎十八番の内『七つ面』を演ずる市川海老蔵です。七つの面を踊り分けるものですが、今年は劇中劇にしようと考えているとのことですから、どのような舞台になるのでしょう。海老蔵、ますます意欲的に、そして円熟味を増してきましたね。
IMG_3355
今年は河竹黙阿弥が生まれてちょうど200年になるそうで、新橋演舞場で一緒に上演される『弁天娘女男白浪』、国立劇場の『小春穏沖津白波』も黙阿弥の作品です。黙阿弥好きには楽しみな一年になりそうです。
そうそう、この『こいつぁ春から 縁起がいいわえ』というのも、黙阿弥の『三人吉三』のなかで小判百両を奪ったお嬢吉三が朗々とうたいあげる名科白ですもね。

※写真はいずれもNHK-Eテレ『こいつぁ春から 初芝居生中継』のテレビ画面を撮影したものです。

にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログへ

チョリータさんのスカートの謎

カテゴリ:
昨日、NHK-BSアーカイブス「地球一番」で南米ボリビアのラパスの隣市エル・アルトの映像が流れていました。地球上で一番高地にある都市で暮らす人々の生活を紹介する番組でしたが、そのなかでボリビアの多くの女性が身に着けている民族衣装が詳しく取り上げられていました。彼女たちは自分たちのことを『チョリータ』と呼び、日本の着物のようにこの衣装を着ることに誇りを持っています。フワフワのスカートは「ポリエラ」といい、これにフェルトで出来た山高帽を被ることが正装で、寒い時はショールを羽織ることもあるようです。

ボリビア、ペルーを旅しているときに、このフワフワのスカートの下はどうなっているのだろうということが話題になり、「スカートの下にペチコートやパニエのようなものを履いている」とか「単に太っているだけ」などと彼女たちを横目にバスの中で盛り上がったことがありました。でもスカートの中の真実は謎のままでした。

IMG_2031.jpg

IMG_2035.jpg

ポリエラは主として家内工業の内職として作られており、資格を持った女性がミシンや手縫いで作っているようです。素材の生地は6mほどもある大きなもので、まず縦に数段折り込んでミシンで縫っていきます。折り畳んで見えない部分は無駄なような気がしますが、すべてそのような贅沢な作りになっています。そして横に細かいギャザーを寄せるように手で縫っていきます。相当に手の込んだ時間のかかる仕事のようですが、こうしてあのフワフワのスカートができ上がっています。

IMG_2032.jpg

ボリビアやペルーでは、私たちモンゴロイドの血をひくインディオの特徴を強く持っている人たちのことを一般にチョロ(cholo)と呼ぶそうですが、この単語の女性形チョラ(chola)に愛称を示す語尾"-ita"をつけたのがチョリータの語源のようです。
民族衣装といってもそれ程古い時代からあるものではなく、スペイン統治やその後の民族意識の高まりとともに着るようになったらしいです。
チョリータさんだけではなく、男性も何か素敵な民族衣装を着ればもっといい雰囲気の街並みになるような気がするのですが…。
※写真はいずれもNHK-BSの画面を撮影したものです。

100年インタビュー「田部井淳子」

カテゴリ:
午後1時半からのNHK-BSプレミアム「100年インタビュー」で登山家の田部井淳子さんが出演していました。たまたま明日の午後に田部井さんの講演会が市内であり、家内のボランティアグループが主催団体に名を連ねている関係で講演を聴きに行く予定になっています。
番組のなかで、山登りとの出会い、親友の滑落死、エベレストでの雪崩事故、子育ての苦労、がんの治療、これからの夢など1時間半にわたってお話をしてくださいました。ご自身が経営する、福島県猪苗代町沼尻の「沼尻高原ロッジ」の中で収録されたのですが、素敵な笑顔で「私はいつもポジティブ思考なんです」と仰っていたのが印象的でした。

64歳の時からシャンソンを習っているそうで、ステージ上で歌うこともあるようです。この日は「いい日旅立ち」でしたが、明日も歌ってくれるでしょうか。(^^♪

※NHK-BSプレミアム「100年インタビュー」の放映画面を撮影させていただきました。

IMG_9881_20141026083858fd3.jpg

IMG_9878.jpg

Eテレ「七世竹本住大夫引退公演」

カテゴリ:
国立文楽劇場開場30周年記念として行われた通し狂言「菅原伝授手習鑑」が6月29日(日)NHK-Eテレ「古典芸能への招待」で放映されました。あの重要無形文化財保持者(人間国宝)の七世竹本住大夫の最後の舞台となった引退公演でした。語るは名場面の「桜丸切腹の段」で、不憫な息子を思う父の情愛、義理のなかで切腹を選んだ男の色気、夫を失う妻の悲しみが住大夫さんの義太夫節とともに心に沁み込んで来ました。
また、「桜丸」を操ってこの段にだけ登場した人形遣いの吉田簑助さん、妻「八重」を操った吉田文雀さんの両人間国宝が共演し、お三方による二度と再現できない珠玉の舞台を観ることが出来ました。

そして、その1週間前の6月21日(土)にETV特集「鬼の散りぎわ~文楽・竹本住大夫 最後の舞台~」も放映されました。人形浄瑠璃文楽の太夫として68年の芸道をしめくくる引退公演にのぞむ住大夫さんの心意気が伝わってくる内容でした。
それにしましても、60歳代の一番脂の乗っていた頃の住大夫さんの義太夫節を聴いてみたかったです。6人の登場人物の語りを使い分けていたといいますから凄かったのでしょうね。

ポスターは国立文楽劇場のサイトからお借りしましたが、竹本住大夫さん、吉田簑助さん、吉田文雀さんによる「桜丸切腹の段」を舞台で観たかったです。
0001_20140701213003721.jpg

「桜丸」切腹の場面をテレビ画面から撮影させていただきました。「主遣い」と「左遣い」、「足遣い」の3人の息を合わせて人形を操るそうです。「左遣い」の人は、「主遣い」の操る人形の頭の微妙な動きに合わせて、左手を動かすようです。また「足遣い」の方は、「主遣い」の腰に密着して、その動きを読み取るのだそうです。「主遣い」の方だけが下駄を履いていますが、寄り添うお二人が下駄に踏まれないか心配になります。人形ひとつをとっても凄い芸術なのですね。

IMG_9149.jpg
6月29日(日)放映/NHK-Eテレ「古典芸能への招待」より

こいつぁ春から

カテゴリ:

昨年末に書棚を整理していたら写真のようなお菓子が出てきました。十八代目 中村勘三郎 襲名記念公演の際に売店で購入した「俳風お好焼き」という煎餅です。いつもですとすぐ食べちゃうのですが、どういうわけか食べずに書棚に残っていました。賞味期限は2005年9月になっていますからちょっと食べられませんが、今となっては宝物のような存在になっています。

1388685382.jpg

今日(2日)のNHK-Eテレ 19時から歌舞伎中継「こいつぁ春から」がありますね。新歌舞伎座からは、井上ひさしの新作歌舞伎「東慶寺花だより」を染五郎で、大阪松竹座からは玉三郎、七之助で「初春特別舞踊」、新橋演舞場は「歌舞伎十八番」の「寿三升景清」を海老蔵で、浅草公会堂は猿之助の「石橋(しゃっきょう)」と豪華な顔ぶれで見逃せませんね。新歌舞伎座のお正月の華やいだ雰囲気と初芝居が楽しみ~(^^♪
そして・・・
さきほど「こいつぁ春から」を観終わりました。
「東慶寺花だより」は途中までの放映でしたが、さすが井上ひさしの原作ですね。楽しかった~。
大阪松竹座からの玉三郎、七之助の初春特別舞踊公演も綺麗な舞台でした。写真はテレビ画面から写した「二人藤娘」を舞うお二人です。

1388705202.jpg
NHK-Eテレ歌舞伎中継「こいつぁ春から」 大阪松竹座・初春特別舞踊公演より

このページのトップヘ

見出し画像
×