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あともう少し

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十勝や北見市で軒並み35℃を超える猛暑日になっていますが、隣町の北斗市でも32.5℃と連日の暑さになっています。

この猛暑にもかかわらず、数日前から菜園の雨水排水溝を直しています。経年で狂いが生じていましたので、すべてを掘り返しての作業です。コンクリートU字溝は一個が60kg近くありますし、数えたら全部で15個もありました。基礎部に大きな石とブロックを敷いて水準器で角度を調整しながら進めていきますが、重くて大変でした。おまけに勾配調整がうまくいかず、数日間に三度も全部引っ剥がしてやり直しをしましたので、心身ともにぐったりです。今回はうまく行きましたので、あともう少しで完成です。
U字溝の繋ぎ目をコンクリートで固めて、両脇の土を埋め戻すと祝杯です。(^^♪
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インカ道もどき

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隣の北斗市で最高気温が31℃。本州に比べたらかわいいものですが、それでも暑いです。
そんな暑さにめげず、石積みの好きなおじいさんは階段作りをしていました。「賽の河原」ではありませんよ。気分は「インカ道」です。石だけは豊富にありますからよりどりみどりですが、あくまでも腰を痛めない範囲内の石限定です。刑罰により石を山の頂に運び上げるギリシャ神話のシーシュポスのようでもあります。
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こちらは8年前にインカトレイルで歩いた正真正銘の「インカ道」です。現在の6か国に跨る総延長約5万キロの道路網が広がっていたと言います。私はこのうちの42kmを数日かけて歩きましたが、石畳や石積み技術には見事というしかありませんでした。それが標高4000mを超えるような高地や断崖絶壁、そしてジャングル地帯にまで延々と繋がっているのですから驚いてしまいます。
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眼下の山腹を縫うように続いている一本のインカ道を確認できますでしょうか。私たちが歩いてきたルートとは別の道です。こんな道を重い荷物を背負って古代インカの人たちは往来していたのでしょうが、険しいところや危険なところがありますから命を落とす人もいたのでしょうね。下を流れる川は、ウルバンバ川です。
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トレイルの最高標高4200mになるワルミワニュスカ峠です。富士山よりもはるかに高いところまで立派な石畳・石積み階段の道が続いています。
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にわか石工に変身

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以前に石積みの「にわか穴太衆(あのうしゅう)」の話題を掲載しましたが、今度は「にわか石工(いしく)」です。
個人的に石積みが好きで擁壁や階段などを作ってきましたが、今度はログハウスの周囲の犬走りを石敷きにしてみました。
私のところは掘れば石が出るほどに石は豊富にありますが、石敷きに最適な表面が平らな石を探し出すのは結構大変です。しかも離れたところから10~20kg、ものによっては30kgを超えるような石を運ばなければなりませんので、暑くてヘロヘロでした。
それでも何とか一日でこんな感じに仕上がりました。
「にわか穴太衆」や「にわか石工」として声がかかれば、どこへでも行きますよ。(^^♪
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何とか蘇らせたMTB

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時間のある時に少しずつ手掛けていたMTBの整備が完了しました。

30年前に購入したTREK 6500という年代物のMTBです。結構乗り込んでいますので、今回は細かいところまで全部ばらし、グリスアップなどをして整備しました。まだ使える部品は清掃して再利用しましたが、駆動系で重要なクランクやチェーンリング、BB(ボトムブランケット)、スポロケット、フリーボディ、リアディレイラーのプーリー、チェーン、ペダルなどは摩耗したり傷みが激しくて新しい部品と交換しました。ブレーキやシフトのケーブル、タイヤ、チューブなども限界で同時交換でした。

自転車は分解してみますと奥が深くて、専門書や動画などを参考にしないと理解できないところが沢山ありました。また、規格やサイズが沢山あって、購入したものの合わずに返品という部品も数点ありました。
街の自転車屋さんなら何の事なくさっと組み立てるのでしょうが、にわか自転車屋さんは失敗の連続で予想以上に時間を食ってしまいました。しかし、何事にも代えがたい面白さと達成感はありましたね。

試乗してみましたが、同じ自転車とは思えないほどに快適になりましたよ。
もの好きの方には分解整備をおすすめしますし、自分では無理かなと思う方は街の自転車屋さんで整備していただくことが大切と思います。
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ちなみに今回の整備に当たって購入した部品です。すべてではありませんが、出来るだけ国産でリーズナブルでいいものを選んでみました。これらの部品を見ていますと、とても精巧に作られていて、モノづくりの楽しさが伝わってきます。
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雨の日は・・・

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せっかくの日曜日ですが、朝から冷たい雨が降り続いていました。五稜郭公園では桜がぼちぼち咲き出したようですが、この雨では楽しさも半減でしたね。

こんな雨降りは温室内でDIYに専念です。ロードバイクのメンテナンスは終わりましたので、30年近く乗っているマウンテンバイク(MTB)のメンテナンスをすることにしました。20年ほど前にプロ整備をしてもらったことがありますので、それ以来ということになります。

トレーニング用のローラー台に乗せるために家の中に入れていましたが、細部はさすがに汚れて凄いことになっていました。
まず、クランクを外してBB(ボトムブランケット)から点検です。ご覧のようにクランクのチェーンリングの歯は減ったり欠けたりしていますし、BB自体も錆び付いて廻りにくくなっています。リアディレイラーやチェーンも限界のようです。
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すでに同型の部品は廃番になっており、合致する製品を調べてAmazonで発注しました。自転車部品はピンキリですが、国産のshimanoで一番安いものを選んでみました。shimanoは安くてもどれを選んでも安心ですもね。
そして、こんな工具でメンテナンスをします。これ一箱があると何でも出来ちゃいますよ。(^^♪
数日で部品が届くと思いますので、愛車がどのように変身するか楽しみです。
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スキー手袋の修理

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スキー手袋のグリップの部分が薄くなって穴が開きそうになりましたので修理することにしました。
毎シーズンの酷使ですし、このような状態になったら普通は捨てちゃうのでしょうが、貧乏性のおじいさんですから、長く大事に使うことにしています。グリップ部以外はご覧のようにまったく傷んでいませんので勿体ないですよね。
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適当な柔らかさの本革のシートが必要なのですが、これがなかなか見つからず大変でした。最初、いただいたバッグの底革を貼ってみたのですが、固すぎて手袋には合いませんでした。もう捨てるしかないと思っていた矢先、いつものAmazonでA5サイズ3枚セットの本革シートを見つけました。しかも手袋に都合の良い厚さと柔らかさで600円ほどと超格安でした。さすがAmazonです。(^^♪

シートを適当な大きさに切って、両手袋のグリップ部と親指部に皮革用接着剤で貼り付けました。薄めの革で裏打ちもしましたので強度的にはバッチリです。
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さっそく使ってみましたが、ポールの握り具合も良いですし、いい感じです。今回の修理で大丈夫そうですが、残りのシートがありますので、傷んできたら再度修理しようと思っています。
古い手袋を捨てようと思っている方の参考になれば嬉しいです。
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トートバックで「女子力」発揮・・・?

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年末年始は人混みの中に出たくはありませんが、かといって家にいると雪かきか散歩程度しかやることがありません。そんなことで久しぶりに「女子力」を発揮して手芸(?)に挑戦してみました。(^^♪

妻が愛用していた安物のトートバックの取っ手がボロボロで捨てるというものですから、貧乏性のおじいさんは「ちょっと待て」と思いとどまらせて、取っ手を交換することにしました。
Amazonで探しましたら、こんなのがありました。さすがAmazonです。合皮ですが、色が沢山選べて数百円と超格安です。
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デニム用の太いミシン糸でチクチクと縫っていきます。穴に確実に通さなくてはいけませんが、慣れてくると意外とスムーズに通過させることが出来ます。ただ、帆布で分厚いですし、針も太いですから、結構チカラがいります。

両方の取っ手を付け終えたところです。妻が喜んでくれて、慣れない手芸をやった甲斐がありました。合皮ですから、いずれボロボロになるでしょうが、交換の要領を憶えましたので、次もやる気満々です。
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キャリーバッグの車輪交換

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久し振りにDIYの話題です。今回は標題のようにキャリーバッグの車輪の交換です。
長いあいだ使っていたキャリーバックですが、酷使がたたって車輪がボロボロになってしまいました。捨てようと思っていたのですが、本体はまだ大丈夫ですので、車輪だけ交換してみることにしました。Amazonには何でもあるんですね。車輪サイズと車軸サイズを測って、該当する製品を発注しましたら、ご覧のようなものが届きました。1,000円程度です。
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本体の車軸の留め金の一部をドリルで壊して、古い車輪と車軸を撤去します。一般的に多くの製品は、六角穴付ボルトになっていませんので、留め金を壊すしかありません。私の場合は、電動ドライバーに8.5mmのドリルを取り付けて撤去しました。意外と簡単に外すことが出来ました。
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無事に4個とも取り付けて、床を滑らせてみました。回転もスムーズですし、バッチリです。また擦り減ってきましたら交換しようと思います。六角穴付ボルトですから、次回の交換は容易です。
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擦り減ってボロボロになった車輪です。このようになったら音がうるさいですし、余計な力も必要になって大変ですね。
キャリーバッグの車輪交換の際の参考になれば幸いです。
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にわか穴太衆(あのうしゅう)

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『塞王の楯』の主人公・匡介は、穴太衆(あのうしゅう)の頭でしたね。

穴太衆は、近江国(滋賀県)琵琶湖西岸の穴太という所に居住した石材を扱う職能集団でした。高く堅牢な石垣を積む穴太衆の技術は、天正4年(1576)の安土城築城以降、城壁の普請で引っ張りだこになり、求めに応じて諸国の多くの城壁を手掛けたそうです。
『塞王の楯』の物語に詳しく書かれていますが、穴太衆の石積みは、単にそこにある石を積み上げていくものではなく、とても組織だったシステムになっていたようです。具体的には、山から石を切り出す「山方」、その石を現場まで運ぶ「荷方」、そして積み上げる「積方」と呼ばれる集団からなっていたそうです。『塞王の楯』では、主人公の匡介はメインの「積方」に属していましたが、実際に技術的に難しいのは「荷方」だったようです。重い石を修羅(しゅら)と呼ばれる橇(そり)に載せたり、川や湖を浮力を利用して筏(いかだ)で運ぶのですが、事故も多く、かなりの技量が必要だったそうです。また、単にどんどん運べばよいのではなく、「積方」の進捗状況をみながら運び込むように調整もしていたそうです。
懸(かかり)と呼ばれる戦の最中に作業をすることもあったようですから、危険な仕事だったのでしょう。声がかかれば敵味方関係なくどこへでも行ったといいますから、すごいプロ集団だったのですね。

そんなことで、標題の「にわか穴太衆」です。
10年ほど前に私が積んだ石積みです。七飯町は傾斜地の石の多いところで、私のところも例外ではありません。掘ればこんなのがゴロゴロ出てきますので、面白半分に積んでみました。いわゆる「野面積」ですが、『塞王の楯』でもこの積み方でした。ただ、穴太衆は「打込接」や「切込接」もしていたそうです。見た目は「切込接」がきれいですが、強度的には「野面積」が断然勝れているそうです。穴太衆の手がけたお城の城壁や寺院の石垣を見たいと思っています。

腰を痛めますから、こんな石積みはもう出来ません。(^^♪
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これは便利 「soft99 エアータッチ」

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今日もマニアックな話題をお許しください。
妻の車のボディーの一ヶ所に石が当たったのか塗装が剥げて錆びている箇所がありました。車についてきたタッチアップペイントを筆で補修したのですが、塗りムラや凹凸が出来て上手く修復することが出来ませんでした。
そこで見つけたのがsoft99の「エアータッチ」というものです。筆塗りペイント が超極細スプレーペイントに変身するという優れものです。
殆どの車の塗装は、soft99の『タッチアップペン』を探すと該当するペイントがあるようですが、妻の車はBASEとTOPという2剤を使う特殊な塗装で、車についてきたものしか使うことが出来ません。しかも、車についてきたペイントの容器は一回り太くて「エアータッチ」には合致しないことが判明しました。仕方がなく、以前に買ってあった『タッチアップペン』の容器をラッカー薄め液できれいに洗って使うことにしました。

『タッチアップペン』 の容器にペイントを入れたところです。これを「エアータッチ」にセットしてスプレーします。
そうそう、お家に保管してあるペイントは濃度が濃くなっていますから、ラッカー薄め液で少し希釈することをおすすめします。
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筆塗り補修して凹凸があったところを1200番くらいの細かいサンドペーパーで研磨して、なるべく平らにします。平になったら、ペイントが余計な所に飛散しないようにマスキングの意味でガムテープを貼ります。広範囲の時はビニールなどで、丁寧にマスキングした方が安心です。
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セットした「エアータッチ」は、テストと練習を兼ねて新聞紙などに何度かスプレーした方がいいと思います。だいたい10cmほど離して、同じところにとどまらないように軽くスプレーします。一度に厚く塗らないで、軽く塗ったら10分ほど乾かし、また軽く塗るということを繰り返すことが肝心です。これを数回繰り返します。

BASEのペイントが終わってから、2剤目のTOPというペイントを塗布して完了です。
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マスキングの ガムテープを剥がしましたが、素人にしては思った以上にきれいに仕上がりました。マスキングによってできた境目のちょっとの段差は、コンパウンドで丁寧に仕上げると殆どわからなくなります。
誰でも簡単にきれいに車の小さな傷の塗装が出来る「エアータッチ」は本当に優れものと思います。価格は5~600円程度で購入することが出来、畳一枚くらいの面積は塗れるようです。
使う機会がありましたら、ぜひお試しください。

温室の排水口を設置

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今日は一時吹雪になったりして寒い一日でした。
そんな寒さにもめげずに温室の排水口の設置工事をしました。10年ほど前に自分で建てたパネル温室ですが、当初より排水口が無くて洗浄した際などの排水に困っていました。敷石の隙間から自然に浸透していくものと思っていましたが、ちょっと多くの水を流すと浸透が追い付かなくてジャブジャブ状態になります。
そこで思い切っての工事です。4m塩ビパイプ2本をジョイントで繋げ、温室内の敷石はグラインダーで切って排水口を設置しました。10年間の間に凸凹に歪んだ敷石も平坦になるように調整しました。
もともと温室内は緩やかに傾斜をつけていましたので、水を流してみましたが、バッチリでした。
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ピカ・コーポレーションという会社の組立式温室(プチカ WP-15)という製品ですが、3畳ほどの広さがあって使い勝手はとても良いです。私は育苗の他に、コーヒーの焙煎などにも使っています。ちなみにサイズは、幅1747×奥行き2600×軒高1600(棟高2333)です。
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楽しいペンキ塗り

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春の訪れとともにフェンスなどのペンキ塗りをしていますが、今日は暖かい日和でしたので、ログハウスと物置のペンキ塗りをしました。妻は下段を、私は脚立を使って上段を担当しました。2年ごとに塗り直していますが、日当たりの良い面は塗装の剥げが早いようで、二度塗りが必要でした。この感じでは毎年塗った方が良いかなと思っています。パインイエロー色(茶色に見える)のステンプルーフは塗り終り、後日ドアや窓枠の白色部を塗ります。
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イチオシのコーヒー焙煎機

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かれこれ20年以上も前から自分でコーヒーの焙煎をしていますが、使っているのは写真のような単純な構造の手回し焙煎機です。籠に生豆を入れて下からバーナーで加熱するものです。この焙煎機を設計し販売しているのは愛知県岡崎市にあるアウベルクラフトという会社です。個人的にはこの焙煎機の他に、ワインをつくるためのコルク打栓機やイーストなどでもお世話になっていました。

20年も使うと籠が少しくたびれてきて、そろそろ交換の時期と思いパーツを探してみました。焙煎機本体は、すでに大型の新しいモデルになっており、籠も3.5mmメッシュになっていました。私が使っている旧型では2.5mmメッシュなのですが、2.5mmでは細かすぎ、5mmでは目が大きすぎるということで、新型モデルでは3.5mmメッシュが採用になっています。
さて、私の使っている旧型では、2.5mmと5mmメッシュしかパーツ販売がされておらず、どうしたものかと思案していました。ベストのメッシュサイズは3.5mmということですから、ここは籠サイズの異なる新型用の3.5mmを購入して、自分で加工しようと思い立ちました。

新型は一辺が10cm、旧型は8.5cmですから、繋ぎ合わせてある溶接部を丁寧にカットし、折り目の部分を平らにして一枚の板状にします。張りのある針金を使っていますので、折り目のところは容易に伸ばすことが出来ました。そして一辺が8.5cmなるように當木をして折り返していきます。最後に合わせ目のところをきれいに繋ぎ合わせて完成です。
ついでに籠のステンレス部分が煙で黒くなっていましたが、紙やすりで磨いたらきれいになりました。これで、また活躍してくれそうです。
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 コーヒーの焙煎をしてみたいという方から時々お便りがありますが、私は迷うことなくこの焙煎機をおすすめしています。現在は新しいモデルになって、使い勝手も一段と良くなっているようです。これから焙煎をしようとお考えの方で焙煎機を探している方は、ぜひアウベルクラフトさんの遠赤外線焙煎キットをお使いになってみてください。価格は14,200円(税込)です。

そして、加熱するバーナーですが、私はホワイトガソリンを使用するコールマンのキャンプ用バーナーを使用しています。ただ、火力調節のし易さなど家庭用の卓上カセットコンロのほうが使い勝手が良いようです。
注意点として、リビングやキッチンでの焙煎は、煙と塵で家人に嫌われて追い出される可能性がありますので、NGです。私は温室でやっていますが、風除け対策をしますとマンションのベランダでもまったく問題はありません。
アウベルクラフトさんのサイトには、焙煎の実演動画がありますので、こちらもぜひご覧ください。

意外と簡単だったIHクッキングヒーターの交換

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10年ほど使ったビルトインタイプのIHクッキングヒーターですが、今月に入ってからグリル使用時にエラーメッセージが出るようになり、グリルが使えない状態になっていました。メーカーのクリナップに訊いたところ基盤が壊れている可能性が高く、修理すると出張料金を加えて4万円ほどかかるということでした。
リホームの際に施工業者さんに機種の選定を任せたこともあって全体に使い勝手があまり良くなく、思い切って新しいのと交換することにしました。

写真は10年間お世話になったクリナップ製のビルトインタイプのIHクッキングヒーターです。
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 普通は業者さんにお任せするのでしょうが、自分で出来るものは何でもやろうという精神ですから、ビルトインタイプのIHクッキングヒーターも自分で交換してみることにしました。まず、製品選びですが、現在使用しているキャビネットにフィットしないといけませんので、サイズを厳密に調べることから始めました。メーカーは最初からパナソニック製と決めていましたが、親切なことにパナソニックのサイトに現在の機種番号を入力すると、使用できる製品が選べるというものがありました。調べたところでは、一部を除いてどのメーカーでも機種サイズは一緒のようで、どれを選んでもキャビネットにぴったりと収まるようです。そんなことで、選んだのはパナソニックのKZ-YP36Sという製品です。
メーカー希望価格は35万円でしたが、価格ドットコムの最安値で11万9800円というのがあり、それを購入しました。楽天やAmazonよりも安くて、発注して2日で到着しましたので、便利になったものと感激しました。

最初の作業はブレーカーを落としてコンセントを外すところから開始です。200Vのコンセントというものは大きいものですね。そして古いヒーター本体の撤去です。固定金具を緩めて慎重に撤去します。隙間から入った10年間の汚れで本体がくっ付いていますが、マイナスドライバーなどで軽く浮かせてから手を入れると容易に持ち上げることが出来ました。

撤去するとこんな感じになります。
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そこへ新しいヒーターを嵌めこむことになります。KZ-YP36S本体は、25kgほどありますが、前後に斜めにし前部からキャビネットに押し込むようにして、最後に全体を開口部の中に嵌めこみます。重量がありますので少し面倒ですが、本体にもキャビネットにも衝撃を与えないよう、そして傷がつかないように静かに慎重に作業することが肝心です。

コンセントを差し込み、仮設置した状態です。
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本体の左右前後を調整し、固定金具を締めます。そして各種の飾りパネル、フィルター、グリル扉などをつけて完成です。
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ブレーカーを戻し、通電のテストです。完璧に使える状態になりました。作業時間は撤去や清掃を含めて、1時間ほどで完了しましたので、思っていた以上に簡単でした。
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この10年間の電化製品の技術革新は著しく、IHクッキングヒーターも別の電化製品のような感じです。特にグリルの使い勝手は比べものにならないくらいに進歩しています。
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「凍ったままIHグリル」というメニューがありますので、冷凍しておいたサバの干物を焼いてみました。凍ったままの干物をグリル皿に載せてスタートボタンを押すと、あとはお任せで焼いてくれます。
グリル庫内は電熱線がなくほぼフラットですから掃除がしやすいですし、またトレイに水を入れる必要はなく、一般的な載せ網もありません。進歩したIHクッキングヒーターのお蔭で、電子レンジやオーブンの出番は少なくなりそうな気がしています。
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ビルトインタイプのIHクッキングヒーターをお使いのご家庭は多いと思いますが、故障や使い勝手が悪いことで交換をお考えの方は、一度ご自分で交換されることを検討されてはいかがでしょうか。あくまでも自己責任を覚悟の上ですが、ご参考になれば幸いです。

金継ぎ 第四弾

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夫婦喧嘩をして投げ合ったわけではありませんが、妻が壊れた急須を出してきました。こんなに粉々に壊れた陶器は捨ててしまうと思うのですが、物持ちがいいというか何といっていいのやらです。注ぎ口は根元からぼっきりと折れていますし、取っ手は5個程度に細かく割れています。
いくら「金継ぎ」と言いましても、こんなに激しいのは修復しないのでしょうが、にわか漆職人は根性でも直してやろうと立ち向かうことになりました。
この手のものには、ほんの少しの米粉に水をちょっと足して電子レンジでチンして糊状にしたものを用意します。これに適当量の漆を混ぜて、これを接着剤にします。両者は半々くらいでしょうか。これを接着面に薄く塗って、1時間ほど乾燥させます。半乾きの状態でないと、このように無残に壊れているものは、接着力が弱くバラバラになってしまいます。うまい具合に接着させましたら、数日の間放置して、完全に乾燥させます。あとは余分な所をナイフで削り、サンドペーパーをかけて下地は完成です。
最後は金泥紛を振りかければ修復完了です。
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金継ぎ 第三弾

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「金継ぎ」の第3弾は、漆がなかなか乾かなくて最後まで残っていたご飯茶碗です。
ここまで大きく欠けると補修が難しくなってきます。幸いなことに湿度が高く気温も上がって、漆が乾くようになってきました。
これ程大きく欠けると普通は捨ててしまうのですが、この茶碗はだいぶ昔に会津本郷へ行った時に窯元で購入したものですので、未練があってなかなか捨てられないでいました。
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この茶碗にも小麦粉と漆を混ぜ合わせたものを使いました。盛って均して乾かす、盛って均して乾かすを繰り返して所定の高さまで確保しましたら、カッターで粗削りして、その後をサンドペーパーで平らにします。最後は1000番程度の細かいペーパーで磨くのがコツです。
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下地が完成しましたら、ごく薄く漆を全体に塗っていきます。厚く塗ると乾きませんし、皺になりますので薄く塗ることが大切です。夏場は30分程度、冬場は1時間程度放置して軽く乾燥させます。完全に乾いちゃうと金紛がつきませんので、ほどほどに半乾きにするのがコツです。
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軽く乾燥しましたら、筆に金泥紛をつけて上から振りかけていきます。金泥紛は高価なものですので、他に散らばさないように下に回収用の紙を敷いておくことも忘れてはなりません。全体に均一に振りかけて、少し放置して真綿で押さえつけるようにします。そして余分な金泥紛を筆で掃いて完成です。
欠けた食器をお持ちの方はぜひ「金継ぎ」をお試しください。思っている以上に簡単に出来ますよ。
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金継ぎ 第二弾

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大きく欠けて漆の乾燥に時間がかかっていたマグカップの金継ぎが完了しました。

漆が乾くというのは、水分が蒸発して洗濯物が乾くのとは機序が異なるようです。日本や中国の漆はウルシオールというものを主成分としており、これが漆に含まれる酵素「ラッカーゼ」の活性化によって液体から個体に変化するといいます。この酵素の活性化には温度と湿度の最適な状態があります。一般的は温度が20~25度で湿度が75~85%の時であり、伝統工芸家などは「漆風呂」と呼ばれる乾燥器具を用いて、漆が固化する条件を整えるそうです。北海道などの冷涼・乾燥しているところでは、漆工芸には向いていないのでしょうし、砂漠のような高温・乾燥地域には漆の樹自体が生育しないのでしょうが、まったく漆工芸が発生する素地がないということになります。

そんな漆ですが、このマグカップには、添加物を砥の粉ではなく、小麦粉を使いました。数日間隔で、乾燥したら盛る~乾燥したら盛るの繰り返しをして、所定の高さまで盛り上げていきます。カチカチに固まったら紙やすりをかけて下地は完成です。あとは金泥粉を少しずつ振りかけて真綿で抑えると金継ぎの出来上がりです。

前回の6点は既に普段通り使っていますが、洗ってもまったく金装飾が落ちるようなことはありません。日本の伝統工芸技は凄いと思います。
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「金継ぎ」にトライ

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1ヶ月ほど前に「金継ぎ」にトライという記事を書きましたが、今日やっと2枚を残して6枚のリペアが終わりました。
「金継ぎ」は漆を接着剤にして補修し、最後に金泥粉で装飾するという技法です。古くは縄文時代に漆を接着剤にした土器があるようですし、室町時代になると広く一般的に行われていたようです。

まず優に100年は超えていると思われる古い皿の補修です。2cmほどに渡って欠けさせてしまい、おまけに欠片も紛失しています。このような場合には、砥の粉(砥石を切り出す際に出る粉)に漆を混ぜて埋めていくのですが、あまりにも面積が広いので、漆が乾かずに結構大変でした。漆を薄く塗って、乾いたらさらに盛っていくような感じで、所定の厚さまでにします。完全に固まったら、紙やすりで平坦にして、下地が完成です。それに漆を薄く塗って金泥粉を均一に振りかけ、真綿で固着させて一連の作業は完了です。

5枚組の三平皿と思われるお皿。どのような経緯で北海道まで来たのか定かではありませんが、ひょっとして北前船と共に運ばれてきたのかも知れません。いにしえの多くの人たちと食事を供にしてきたお皿なのでしょう。絵柄的に見て、大事なハレの日に使われていたような気がします。こうして5枚組の仲間の中に戻してあげることが出来て嬉しく思っています。
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こちらは函館の元町を拠点に活躍されているキリール陶房の髙井秀樹さんがお作りになった煮物鉢です。やや大ぶりの鉢で、使いやすくて愛用しているものですが、2か所ほどかけさせてしまいました。同様に砥の粉に漆を混ぜたもので補修し、金泥粉で装飾しました。 
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他に磁器ですが私のご飯茶碗もリペアしました。こちらは欠片をとってありましたので、それを嵌めこんで補修しました。こういう線の補修には、米粒を柔らかくして漆と混ぜ合わせ、それを薄く塗って接着します。広い面での補修と違って、漆の乾きが早く、容易に作業することが出来ますので、やはり欠片は保存しておくべきと思っています。金の線が入ったことで、ひとあじ違う趣になりいい感じです。
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いずれも漆、米粒、砥の粉、純金の金泥紛という天然素材を使っていますので、食器として使って安全です。ただ、「金継ぎ」は初めてという素人がリペアしましたので、使っていて耐久性がどれほどあるものか未知数です。まあ、壊れたら再修復するつもりでいます。

水中撮影用WiFiアンテナの自作

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巣ごもり生活第4弾は、GoPro用の水中WiFiアンテナを自作してみました。
ご存知のようにWiFiは水中では電波が遮断されますので、GoProなどを使って水中撮影する際は、モニタリングのために水中アンテナが必要になります。市販のものもありますが、結構高いので作ってみました。巣ごもり生活では手を使うことが大切と誰かが言ってましたので、こういう細かい作業が一番かなと思っています。
用意したものは、 1.5D-2V同軸ケーブルという細いケーブルと3.5mm 3極ステレオミニプラグです。ミニプラグはスマホのイヤホンジャックへ差し込みますので、ケーブルとプラグは半田付けします。反対側はGoProのハウジングへ取り付けますので、35mmほどケーブルを剥きだしてT字状にします。作業はこれだけですが、あとはT字状のところを防水処理してアンテナは完成です。
まだ、ロッド(5m)が届いていませんので、届き次第試してみたいと思っています。
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巣ごもり生活 第3弾 その1

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巣ごもり生活の第3弾は陶磁器の割れや欠けを修復する「金継ぎ」にトライです。
「金継ぎ」はやったことがありませんので、漆や金紛などを購入したメーカーの説明書やyoutubeなどを参考にやってみました。やってみましたと言いましても、まだ第一段階の接着だけですので、現在進行形といった方が正しいです。

割れや欠けた陶磁器は5枚ほどありました。そのうち割れた破片の残っているのは茶碗の1個だけで、その他の4個は紛失していますので、埋めて補修するという形をとりました。

まず、破片が残っている茶碗です。
少量のご飯粒を丁寧に潰して糊状にし、それに等量の漆を加えよく練ります。その溶液が接着剤になります。筆に少量の溶液をつけて両方の接着面に塗り、約30分程度放置した後に接着させます。くっつけた状態はこんな感じになります。
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こちらは欠けたお皿です。
砥の粉に漆を加え、耳たぶの固さ程度に調整します。それを欠けた部分にヘラで塗っていきます。乾燥すると痩せていきますので、盛り上げるくらいがいいようです。乾燥した後に、削って紙やすりをかけますので、輪郭などは気にせずに大雑把でOKです。
このまま硬くなるまで3日間ほど放置すれば良いようです。漆の乾燥に最適なのは、高温(25~30°C)と多湿(75~85%)ですので、段ボール箱に濡れタオルなどを敷いて、お風呂場などへ置くと良いようです。
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このお皿は、道南地方の郷土料理である三平汁を盛り付ける三平皿のように思います。三平汁は、塩漬けのサケ、タラ、ホッケなどに根菜の野菜を加えた汁物で、特に冬場に食べる北海道を代表する料理です。
金で筆絵付けしたところなどが剥げていますので、結構使い込まれたお皿と思います。相当に古そうな感じですので、北前船で運ばれてきて、鰊番屋などで普段の食事に使われていたのではと思っています。
有田磁器の窯詰め技法にハリ支えというものがあります。ハリと呼ばれる小さな円錐状のピンを高台内の数ヶ所において、焼きへたりにより皿などの器面の中央部が下がるのを防止する窯詰め技術です。17世紀後半頃から、皿や鉢などの窯詰めの際に、ハリ支えを行うことが普及してきたようです。高台内は施釉してあるため、焼成後にはハリが高台内に熔着しますが、熔着面がごく小さいため、容易にとることができます。このハリ支えの跡を「目跡」と呼ぶようです。
現在の陶磁器ではあまり目にすることがない「目跡」がこのお皿にはくっきりとついています。有田なのかどうか分かりませんが、どのような経緯で北海道まで来たのか興味があります。
いずれにしましても雑器ですから、使わないことには器としての意味がありません。5枚ありますが、毎日頻回に食器棚を出入りして、手荒に酷使されています。

「金継ぎ」のほうもどのようになっていくか楽しみにしていてくださいね。
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都会暮らしを好む個体の増えているシジュウカラとヤマガラを本来の住処の田舎に戻す"Come back to 田舎" と銘打った個人的な大作戦。その一環として作り始めた巣箱が完成しました。
設計図にそってカットし、組み立てるだけですから超簡単です。
入り口の穴は、野鳥によって違うようで、シジュウカラやヤマガラは30mm程度がいいようです。
近々、雑木林の木々に設置しようと思っています。
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巣ごもりならぬ巣作り

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新型コロナの影響で世はまさに巣ごもり状態と思っていましたら、テレビで見る渋谷や原宿・表参道は緊張の糸が切れたのではというくらいの人出に唖然としてしまいました。政府が明確な自粛の基準を示さないということもあるのでしょうが、中国やヨーロッパで起きている感染拡大の現実を見たら、おのずと恐怖心を抱くのが普通の感覚ではないかと思っています。
日本人は握手やハグをしないとか、玄関で履き物を脱ぐからとか、諸外国に比べ衛生観念が強いなどと言う声も聴かれますが、街の混雑の様子や満員電車の状況を見ますと、今日にでも感染拡大が起こっても不思議ではないように思っています。
政府はクラスターや濃厚接触者、帰国者を追跡して一定の成果を上げているようなことをいいますが、首都圏や関西圏では日毎に感染ルートの明らかではない発症者が増加傾向にあり、不気味な気がしています。

話が本題から離れてしまいましたが、DIYで「巣ごもりならぬ巣作り」をしました。
先日のテレビで都市部でシジュウカラが増えているということを知り、ちょっと大袈裟ですが、少しでも本来の住処の田舎に戻さなくてはと思ったからです。ただ、シジュウカラの事情からすると、現在の都市空間は特定の野鳥にとってはとても住みやすい環境にあるらしく、それで都市で暮らす個体が増えているようです。人間によって天敵から守られるし、雑食性の野鳥にとっては餌も豊富にあるということなのでしょう。

事情はどうでもいいのですが、私のところにもシジュウカラやヤマガラなどが沢山来ますので、彼らの住居を提供してやろうと工作をしました。15cm幅の板を5枚購入し、設計図に従って線を引きカットしていきます。ログハウスや物置の建築に比べたら、これくらいの工作はラクチンです。あっという間に5個のセットが出来上がりました。入り口の穴や水はけの小穴を開けて、コーススレッド(木ネジ)で組み立てると完成です。
完成しましたら、またブログで紹介しますね。
うふふ・・・大量に出来たら販売しようかな。(^^♪
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特殊形状浴槽のフタの加工

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皆さんのご家庭で非定形の浴槽をお使いの方は多いのではないかと思います。私のところも10年ほど前にリフォームした際にお風呂もリニューアルしたのですが、その浴槽が非定形です。浴槽が非定形で困ることはないのですが、それに使用するシャッター式の風呂フタが市販のものが使えない悩みがありました。2度ほど浴槽メーカーの専用の風呂ふたを取り寄せて使っていたのですが、この風呂フタが1万円以上もするというもので、たかが風呂フタがこんなに高くていいのとブウブウ言っていました。

そんなことで自分で加工しちゃえということで探したのが、シャッター用のキャップというものです。要は自分でカットして、切り口にキャップを被せて接着剤でくっつけちゃうというものです。

amazonでシャッター式風呂フタは2800円、キャップは750円と送料込みで3500円程度の出費で収まりました。

**************作業の手順***************
① まず古い風呂フタです。だいぶ汚れて、繋ぎ目のビニールも破れてきています。こんな変型の風呂フタはどこのホームセンターを探しても売っていないですよね。
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② 下は写真はカットしたところに被せるキャップです。20個セットになっていて、ストレート型の他に斜めにカットしたところに被せる左右45度用の部材も用意されています。商品は「パール金属 シンプルピュア シャッター式風呂ふた用 DIY 補修用キャップ HB905」として、楽天、amazon、yahooショッピングなどで売っています。
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③ これが新しく購入したシャッター式風呂フタです。ただの長方形のフタですので、一般的な浴槽にはこれで十分です。ちょっとお洒落に見える非定形の浴槽はこんなところでお金がかかるのですね。
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④ いよいよ作業にかかります。古いフタを参考に間違いがないようにサイズを測って、線をひきます。これで間違えますと、一巻の終わりですから、慎重に計測していきます。
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⑤ 線に沿ってカットしていきます。私は細かい目の金鋸を使いましたが、100均などでプラスチック用の鋸が売っているようですから、これを使ってもいいかも知れません。ここもゆっくり焦らず丁寧に作業を進めます。カットするとこんな感じになります。
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⑥ カット面を1000番台くらい細かい紙やすりで磨いて綺麗にします。ここにストレート型のキャップを8個、斜め45度用のキャップを1個被せていきます。接着には私はゼリー状の瞬間接着剤を使いましたが、シアノアクリレート樹脂系の接着剤であれば大丈夫です。
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⑦ 接着剤を乾かして、余分な接着剤を剥がせば完成です。
ジャーン。1万円の風呂フタに負けない出来栄えです。超簡単DIYで非定形風呂フタが手に入りますので、非定形浴槽をお使いの方はぜひお試しください。風呂フタを綺麗にするととても気持ちがいいですよね。
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カヤックのフレーム修理

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もう少しでカヤックのシーズンがやって来ます。
昨シーズンが終わってカヤックを仕舞う時に気がついたのですが、船体の骨組みのひとつKフレームの6番目(K6)にガタがあるのを見つけました。スターンと呼ばれる船尾のテンションが一番かかるところで、その影響でビスが緩んだものと思われます。
ちなみにKフレームとは"keel frame"の略と思われますが、船舶用語で「竜骨」とも言い、船底を支える背骨のような役目をしています。

モンベルの資材・修理を扱っているカスタマー・センターへ型番と製造番号を連絡しましたら、写真のK6フレームとKフレーム用のショックコード、ハートフックが送られてきました。
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下記の写真は、K6フレームのビスが緩んだ破損個所です。左右に強い力が加わったためにビスによってフレームの取り付け穴が大きくなっていることが分かります。そして緩んだビスは浮き上がって今にも抜け落ちそうな具合になっています。
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まず、8本のフレーム(パイプ)がショックコードで繋がっていますので、そのコード(ゴム紐)を外すことから作業開始です。テントなどのショックコードを交換された方は多いと思いますが、やり方はまったく一緒です。テントよりも丈夫なゴムが使われていますので、少し力が必要ですが、簡単に引き抜くことが出来ます。フレームは前述のように8本で構成されていますから、あらかじめ番号などをつけておくと後で組み立てる際に間違わないかもしれません。(前後のTB-FとTB-Rフレームはボルトで接続されていますので、実際は6本)
すべてのフレームの順番通りに新しいショックコードを通しましたら、両端に針金で出来たハートフックというものを取り付けます。ハート形をしていますので、ハートフックというのでしょう。
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ハートフックをつけたショックコードを何か腰のある棒などで20cmほどフレーム(パイプ)内に押し込めます。ハートフックの左右に広がった末端がバネ状に開いてフレームに食い込み、ショックコードの引っ張りに耐えるという仕組みになっています。
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新しいものに交換しましたら、まったくガタつきがなくなって、いい感じです。船体を支える重要な骨組みの一つですから、日頃からの点検が大切ですね。
フレーム交換をしてみたいと思っている方の参考になれば嬉しいです。
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直したK6フレームの全体です。バウと呼ばれる船首側はまったく問題ありませんので、これで新品のようになりました。気候が良くなり水温も上がってきていますので、カヤックのシーズン・インを心待ちにしているところです。
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ペンキ塗り

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今日から空いた時間をみつけて少しずつペンキ塗りを開始しました。まず前回の塗装から2年が経過した物置からスタートです。この物置は芦別市にある北斗物産のパネルハウス・キットを5年前に購入して自分で建てたものです。定期的に塗装するだけですが、殆ど狂いが出ませんし、使い勝手の良い優れた物置です。我が家を訪れる方々もこの物置を見て、主要な部材が道産材であることと頑丈な構造に感心しています。リンクされている北斗物産のホームページから私のブログに訪れる方がいらっしゃると思いますが、購入を検討されている方にはぜひお勧めしたいパネルハウスです。

さて塗装ですが、使用している塗料は、窓枠など白い部分は水性の「コンゾラン」、パインイエローの部分は「ステンプルーフ」を使っています。「コンゾラン」は当初はプライマーで下地塗りをしていたのですが、数年前の再塗装からはダイレクトに塗るようにしています。いずれの塗料も臭いが少なく、とても使いやすい塗料ですので、個人的には気に入っています。この塗料や「キシラデコール」など以外にはあまり使ったことがなく、他にもっと優れた塗料を知っている方がおられましたら教えていただければ嬉しいです。

そして、次はこれも2年ぶりになるログハウスの塗装にかかります。明日は雨のようですし、午前中は仕事ですから、作業はいっときお休みです。こんな調子ののんびり塗装ですが、塗り終わった後に少し離れたところから全体を眺める一瞬が塗りの醍醐味と思っています。

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ゴールデンウィーク後半はペンキ屋さん

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ログハウスとパネルハウス(物置)を建ててから2年が経ちましたので、ゴールデンウィーク後半で塗り替えをすることにしました。天気が悪いので、空模様を見ながらの作業ですが、一昨日にログハウスを、そして今日は写真のパネルハウス(物置)の塗装をしました。建物本体の塗料は前回と同じステンプルーフを、そして白い部分は水溶性のコンゾランです。

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一酸化炭素中毒にならないように「ロスナイ」を

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自然対流式の石油ストーブを置きましたので、換気のために熱交換換気扇「ロスナイ」をログハウスに設置しました。この程度の工事は自分でも出来るという心積もりがありましたので、製品や部材はネットで安く購入し、作業に取り掛かりました。案の定それほど難しいことはなく、3時間程度で完了することが出来ました。作動テストもバッチリで、これで一酸化炭素中毒にならずにすみそうです。

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ログハウスに窓を追加してみました

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ログハウスには窓が一つしかなかったのですが、追加で窓を付けることにしました。追加といってもキットの窓を購入して付けるだけですので、そんなに面倒なことはありませんでした。既存のログ材を寸法に合わせて電動のこぎりでカットし、あとは窓枠を固定すれば完成です。窓を付けたことで明るくなりましたし、風が通って居心地も良くなりました。

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ログハウスついに完成

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窓、ドアの設置、そして塗装もすべて終わり、ついに完成です。2ヶ月以上かかりましたが、やり遂げた満足感でいっぱいです。あとは室内に棚を付けたり、ソファーを作ったりと、ぼちぼち楽しみながらやりたいと思っています。

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小さなパネルハウス (物置) 完成

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ログハウスの後に先日から製作に取り掛かっていた1坪タイプのパネルハウス(物置)が完成しました。芦別にある北都物産という会社のキットなのですが、とても良く設計されており、部材も頑丈で良質の製品です。ほぼパネル状になっていますので、設計図に合わせて、コーススレッドで止めていくというものです。屋根のパネルが重くて知人の大工さんと一緒に持ち上げた程度で、後は殆ど一人で大丈夫でした。余った部材で階段を作ったり、ドア回りの飾りを作ったりしたのですが、全体的にとても満足できる出来栄えになりました。

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ログハウスの屋根作業

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ゴールデンウィーク頃から作業を開始していたログハウスがほぼ完成して、後は屋根の処理と塗装を残すだけになりました。いろいろと大変なところがありましたが、頑張った甲斐があったと思っています。あまり高いところが得意ではありませんので、屋根にルーフィング材やアスファルトシングルを貼るのは結構ビクビクものでした。でも何とかあと数日で終われそうな感じです。

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ログハウス建築1

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今日からログ材の組み立てを開始しました。設計図の番号を見ながら該当する材を組み込んでいくだけですからそんなに面倒なことはありません。ただ材が長くて重いので、結構しんどい作業です。パイン材のいいにおいがしてログハウスを建てている満足感に浸っています。

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ログハウス基礎工事開始

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一念発起してログハウスを建てることにしました。とは言っても6畳程度の小さなものですが、建築技術を持たない者にとっては大いなる決断です。数日後に横浜からの陸送で部材が届くことになっていますので、まずは基礎工事からかかることにしました。水平と直角をだす方法として、昔ながらの「水盛り遣り方」と「ピタゴラスの定理」を応用しました。結構傾斜のある土地ですが、奇跡的に図面通りに束石を配置することが出来ました。束石の底はだいぶ突き固めましたし、生コンも十分に入れましたので、冬も大丈夫かなと思っています。

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