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昨夜(7/6)、夕食を食べ寝る準備をするころから次第に風が強くなってきました。気温も徐々に低下し、持参してきた防寒着など全部着ても寒いくらいです。強風は間断なく一晩中吹き続け、テントはバタバタと音を立てて、とても熟睡できるような状況ではありません。それでもテント内で一晩を過ごし、朝の3時のアラームで目覚めました。外は薄明るくなっていますが、依然として強風が吹き、雨と濃い霧に包まれています。コンロでお湯を沸かすことも出来ませんし、この状況ではテントを畳むことも不可能です。6時まで待ってみることにしましたが、雨と風は一段と強くなって、少しずつテント内に浸み込んでくるようになりました。この状況ではテントは無理と考え、荷物をすべて持って小屋へ避難しました。

避難小屋は昨夜の段階で20人くらいいたと思ったのですが、1階部分はがらんとしていて驚いてしまいました。管理人さんによるとツアーを中心に10数名の方がすでに出発したというので、またまたビックリです。そして、私と前後してテントを張っていた5人全員が避難してきました。お昼近くになって風と雨はより強くなり、ミゾレまじりの雪も降りだしてきました。今日は避難小屋から出ないのが賢明なようです。

午前中に銀泉台と高原温泉からの数人がびしょ濡れになり寒さに震えながら入ってきましたが、途中でツアー客が動けなくなっていたということを話していました。さすがに旭岳、黒岳方向から来る人はおらず、管理人さんの話では稜線上では風速30mを超えているのではということでした。

気温は0度近くまで下がっていますので、小屋の中も真冬のような寒さです。テントのポールを抜いて倒すためにキャンプサイトまで降りたのですが、飛ばされそうな風で、これではテントの撤収は到底無理なようです。倒したテントの上に石を置いて飛ばされないようにします。破れないで持ちこたえてくれるといいのですが・・・

そんなこんなで避難小屋での凄い一日が過ぎていきます。

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