白雲岳~裾合平~姿見 《7/8》
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7時近くに北海岳へ戻ってきました。ここで旭岳方向から来た同年輩の方と会いました。お互いに挨拶を交わし、どちらからともなく、「昨日は凄かったですねぇ」と・・・。この方は一昨日の夕方に旭岳を越えて、裏旭キャンプ指定地でテントを張ったそうです。そして昨日は一日身動きが取れず、テントの中で雪まじりの暴風雨に耐えていたそうです。この裏旭キャンプ場は風の通り道で、テントを潰されたという事故をたくさん聞いていましたので、思わず「よく生きていましたね」と声をかけてしまいました。本当に地獄のような二晩を過ごしたことでしょう。それにしましても、あの強風にテントもよく耐えたものです。(私の隣りの緑のフライシートの方は、ポールが折れ、その先端がフライシートに刺さって無残にも破れていました。)
そして、中岳分岐、裾合平を経由して姿見へ戻ってきました。姿見に近づくにつれ、花も少しずつ増えてきました。イソツツジ、エゾノツガザクラ、チングルマなどを目にすることが出来ましたが、これからが本番。大雪の山々を背景に、一面の花畑が多くの観光客の目を楽しませることでしょう。
通話圏内に入ってから家内に電話し、そしていろいろと心配していただいた旭川東署へお礼の電話を差し上げました。多くの教訓を得ることが出来ましたが、山に限らず何事も謙虚に慎重に行動することが大切とあらためて肝に銘じたところです。
ちなみに帰りのGPSによる軌跡と各地点の時間です。
・白雲岳避難小屋《5:32》⇒・白雲分岐《6:05》⇒・北海岳《6:53》⇒・間宮岳《7:40》⇒・中岳分岐《8:04》⇒・裾合平分岐《9:16》⇒・姿見駅《10:25》
コメント
コメント一覧 (6)
東京では息子さんの結婚式だったのですね。身内はいろいろと忙しくて大変だったことでしょうが、まずはめでたくお済になってよかったですね。
そして、いよいよ大滝へご帰還ですね。少し色づいた北海道がお待ちしていますよ。
亀戸天神といいますと、何かの試験の時だったと思いますが、お守りをいただきに行ったことがあります。今はスカイツリーなども身近に眺められることでしょうね。東京の下町の風情が好きで、仕事で東京へ行ったときなどは必ず伺うようにしています。新しいものと古いものが混在して、あの独特の雰囲気がいいですよね。
パソコンは私もあまり詳しくないのですが、仕事をするうえでどうしても操作を知らなくてはならず、何とか操っています。ちょっと便利で楽しいツールですので、一台お傍に置いてみてください。
そうそう私のメールアドレスをお知らせいたしますので、ご迷惑でなければ個人的なご連絡用にお使いいただければと思います。sa10maco@msn.comですので、宜しくお願いいたします。
それでは、お気をつけてお帰りになってくださいね。
大滝のSです。
やっと東京での用事(今回は息子の結婚式でした)も済み木曜日には北海道に戻れます。
早く大滝の空気が吸いたくて、むずむずしています。
眞さんのおかげで、パソコンメールと言うのでしょうか、このようなことを初めて体験させていただきました。なにしろアナログ人間なものですから、パソコンもスマホもない生活を7年以上つつ”けているのでコメントをかくのも大変なのです。
今は浅草ではなく、亀戸天神のそばに住んでおります。
私もデジタル化を少しずつ進めますので、よろしくお願いします(笑)
北海道はひと雨ごとに秋が深まるような一日でした。
siさんのご自宅は浅草だったと記憶していますが、いかがお過ごしでしょうか。
もうそろそろ北海道が恋しくなっている頃でしょうね。
7月7日、私が白雲岳避難小屋で停滞している時に、siさんは幌尻の七つ沼カールでお過ごしだったのですね。私も一晩中強風と雨で、テントが飛ばされるのではと一睡も出来ませんでした。あの日は本当に凄い一日でしたね。留守を守る家内も相当緊張の一晩を過ごしたようです。
私と会った前日の音更岳、石狩岳も悪天候で大変だったようですね。
登山口付近で会った遭難された旭川の方から一昨日電話をいただきました。退院後、元気になられてから、わざわざ登山口まで行かれ、登山者名簿から私を探し出して下さったようです。
siさんと同じ十石峠、ブヨ沼、音更山を経由してシュナイダー分岐から御殿飯場跡へ下山する予定だったらしいのですが、分岐で反対方向へ下りたのですね。本当にご無事で良かった思っています。そして、すっかりお元気になられて、私の方が感激しました。
siさんも遭難せず、ご無事で良かったですね。
ワイルドで魅力的なコースのようですから、来年は私も同じコースを歩いてみたいと思っています。その時はぜひご一緒いただいて、リードしていただければ嬉しいです。
東京は空気が良くないでしょうから、風邪などひきませんようにお過ごしくださいね。
家内は仕事でやることのない私は、眞さんのブログをひらいてなんとなく眺めていましたら7月7日の白雲避難小屋のページをみつけました。おなじ日にわたしも七つ沼カールにいまして、まったく動けずに連泊することになってしまいました。ほんとうに風がつよくて寒かったですね。
眞さんと五色ヶ原で出会う前日も霧雨の中一人で水場へ下ろうとして、根曲がり竹と倒木だらけの森の中で遭難しかけました。北海道では山菜採りをしたことがなかったので、笹藪の恐ろしさを初めて体験しました。営業小屋がなく避難小屋も少ない北海道の単独山行は、本州よりもかなり厳しいですね。
でも、そこが北海道の山の魅力ですからやめられません(笑)
七飯は暑い一日でしたが、鹿部も気温が上がったことでしょうね。
先週7日は曇り時々雨の予報でしたので、少し雨の中の歩きかなと予想はしていましたが、ここまで荒れるとは思ってもいませんでした。まして雪が降るとは・・・。
はい。マンタンさんの仰る通りだと思います。天気が良くて、ガイドブックに出てくるようなピカピカの天気の日だけの山登りでしたら、「あぁ~、気持ちが良かった」で終わっていただけだったと思います。10年前までの山登りでもこのような経験はしたことがありませんでしたので、今回はとても多くの教訓をいただいたように思っています。
層雲峡までの走行、遠いですよね。グズグズされるお気持ちがよく分かります。山登りのほかに往復2日間余分にかかっちゃいますもね。
それと縦走時の車のところまで戻る手段も何か良い方法はないものでしょうか。代行という手もあるらしいのですが、費用がとても高いですね。
さすが北海道の山ですね、2,000メートル級の山ですが、緯度の影響でしょうか、夏に雪が降るとは。
北アルプス穂高で1ヶ月間テント生活したことがありました、台風こそ来ましたが雪はなかったですね。
登山の目的にもよりますが、晴れた条件の良い山行よりも、条件の悪い困難な状況下での山行が経験になると思います。
今回、こうして困難を乗り越えられたのはさすがと思います、ご無事で良かったです。
貴重な経験をされて身に付いたことと解釈しましょう。
実は私も8日に大雪へと出発を考えていましたが、山へ登る前に挫折でした。
札幌を過ぎ旭川を経て層雲峡へと、一人で運転して走る姿を思い浮かべ、その遠き道程を考えるとグズグズしてしまいやめてしまいました。
ハイ、より高きより困難を求めなくなった軟弱なマンタンです。