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日にちの感覚がなくなってきましたが、8月25日(火)の朝を迎えました。周りの音に急かされるように朝4時に起床です。満天の星でしたので、晴天と思っていましたが、予想通りの雲一つないピカピカの天気です。放射冷却現象のためか、霜柱が立っています。8月というのに氷点下近くまで気温が下がったようです。

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今日は行動食、水、雨具、防寒着など必要なものだけをザックに詰めて、あとはテントの中に残して行きます。トムラウシまでピストン(往復)するのは私を含めて二人だけで、その方は5時に出発、私は少し遅れて5時半近くに出発です。
30分ほどしてヒサゴのコル(鞍部)に到着です。ヒサゴ沼、そして左岸に避難小屋、テント場を望むことが出来ます。左下に陰になって分かりにくいのですが、大きな雪渓が残っています。この分では融けずに、冬を迎えるものと思われます。

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更に歩みを進めますとコースの両側に、天沼などの小さな沼が点在し、周囲に咲く花々とともに目を楽しませてくれます。

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1900mを超えるあたりからロックガーデンと呼ばれる岩塊の斜面が目の前に広がります。最初は比較的小さめの岩、次が数トンもありそうな巨岩、最後は急登というイメージです。どうしても目線が下にいってしまい、何度もルートが分からなくなって、右に行ったり左に行ったり、登ったり下りたりと・・・時間をロスしてしまいました。ナキウサギの甲高い鳴き声が沢山聴こえてきます。そしてロックガーデンを登りきると、2000m台地の丘の上にトムラウシの山頂が顔を出してきます。

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北沼が見えてくると、あとはトムラウシの頂上を目指して直登するのみです。空は相変わらず雲一つない青空。紺碧の水を湛えた北沼が映えています。7月に白雲岳避難小屋で私が停滞していた日に登山をされて低体温症で亡くなられた方は、この付近で悲劇にあったようです。また、まだ記憶に新しい2009年7月のツアー登山者9名が、相次いで遭難死したのもこの付近です。黙祷をしてから、トムラウシに向かいます。

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