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セザンヌは日本美術には関心がなかったと言われていますが、彼の作品「サント・ヴィクトワール山」などに葛飾北斎の「富嶽三十六景」の影響を受けた可能性を指摘する説もあるようです。ということで日本橋の三井記念美術館で開催されている「北斎展」に足を運んでみました。

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ホノルル美術館には、安藤広重や葛飾北斎などの浮世絵版画約10,000点が収蔵されているそうです。葛飾北斎生誕250周年ということでホノルル美術館の外では初めての開催で、「冨嶽三十六景」「諸国名橋奇覧」「諸国瀧廻り」などのシリーズ約190点が展示されています。

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「冨嶽三十六景 凱風快晴」です。何度見ても良い作品です。

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「冨嶽三十六景 甲州石班沢」です。波の意匠、釣り人の緊張感、釣り糸と富士の裾が織りなす稜線など憎いほどに魅了される作品です。

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三井記念美術館は初めてでしたが、建築物としても魅力のある建物です。隣には三越本店、日本銀行本店などがあり、じっくり散策したいなと思いました。