カテゴリ:

先日の箱館歴史散歩の会で遺愛幼稚園に入れていただき内部を見学することができましたので、その時の様子を紹介します。

1353404466.jpg

幼稚園の前に説明板があり、建物の変遷について詳しく記載されていましたので、それを引用させていただきます。
明治28年(1895)遺愛女学校併置の遺愛幼稚園として創立されたが,明治40年(1907)8月の大火で遺愛女学校ともども類焼。現幼稚園園舎は米国篤志家の寄付により大正2年(1913)に建造された。米国人宣教師 M.C.ハリスは米国メソジスト監督教会より派遣され明治7年(1874)1月26日函館に到着後,付近の子女を集め直ちに日日学校(Day School)を開いた。ハリスは当時の札幌農学校で,クラーク博士の依頼を受け,佐藤昌介・新渡戸稲造・内村鑑三らに洗礼を授けている。幾何学的なブラケットを付加し,櫛形ペディメントを見せるポーチ部は,正面をガラス張りとし,両側ニ方を吹き放している。外壁をピンク色,隅柱・開口部などを白色に仕上げた控えめなスティックスタイルの建物である。

中尾さんのお話では、遺愛学院本館と同じアメリカ人建築家ジェームス・マクドナルド・ガーディナー(James McDonald Gardiner 1857~1915)の設計によるものの可能性が高いとのことでした。

1353404485.jpg

1353404507.jpg

1353404522.jpg

AUTHOR: 箱館人
EMAIL: t_nakao@msa.ncv.ne.jp
URL:
IP: 114.185.1.12
DATE: 11/20/2012 14:06:16
遺愛学院も最初の色は「モスグリーン」だそうです、こすりだしの結果によれば。