カテゴリ:
生のステージで聴いてあらためてその素晴らしさに感動するということがありますが、中丸三千繪さんのソプラノはまさにその言葉通りでした。パヴァロッティ、ドミンゴら超一流歌手と共演したり、ミラノ・スカラ座をはじめとする名門歌劇場へも出演し「世界のディーヴァ」と呼ばれる中丸さん。1990年に「マリア・カラス・コンクール」でイタリア人以外ではじめて優勝したという凄いソプラノ歌手です。会場の隅々まで響き渡る透明感のある歌声、圧倒的迫力で迫るフォルテ、切なく女心を謳いあげるピアニシモまで、まさに鳥肌の立つようなリサイタルでした。奇蹟のプリマドンナとしてこれからもオペラ界のトップを走り続けることでしょう。来年Kitaraへオペラ椿姫を持ってくるようなことを仰っていましたので、ぜったい行きたいと思っています。
img7