コメント一覧 (5)

1. • 5. macoto
   • 2014年10月09日 22:06
   • Danaさん、こんばんは。
     すっかり寒くなりましたが、お元気でお過ごしでしょうか。
     NHKの朝ドラの「マッサン」を観ていて、エリーさんにDanaさんを重ねて初来日した当時の様子を想像しています。時代は違いますが、風俗、習慣に驚いたり戸惑ったりなさったことでしょうね。
     40数年前にソ連を横断した当時は、日本では学生運動が盛んで、"日航よど号"がハイジャックされて北朝鮮へ飛んだりと騒然とした時代でした。そんな時代でしたし東西冷戦の最中でしたので、ソ連への入出国は結構大変でした。たまたま乗り合わせた日本からの乗客はいずれも私と同年代の若者で、モスクワからはおのおのウィーン、ヘルシンキ、イスタンブールへとそれぞれの夢に向かって飛び出していきました。
     ロシア民謡は中学生の頃からアルトゥール・エイゼン(1927-2008)などの歌声をレコードで聴くほどに大好きでした。あの地響きのするようなバスの歌声とロシア民謡の雄大な旋律はどこからくるのだろうといつも思っていました。「アムール河のさざなみ」は大地をうねる大河アムールでなければ生まれないのでしょうし、「ボルガの舟歌」は帝政ロシアの苦しみがなければ生まれなかったのでしょうね。
     わぁ～。ユーラシア大陸を横断してスロヴァキアまで車で行く事が夢ですか。ぜひ実現してください。私は少しルートが違うのですが、30年ほど前に中国シルクロードをパキスタン国境近くまで行ったことがあります。あの玄奘三蔵(三蔵法師)が天竺(インド)へ行ったルートと途中まで一緒のコースです。玄奘三蔵と違うのは、バスと汽車を利用したことですが、それでもゴビ砂漠、天山山脈は圧巻でした。
     この河西回廊、天山北路を通ってもヨーロッパへ行けるようですが、現在はこの新疆ウィグル自治区、そしてその先はとても危険なようです。
     Polenoはとても素敵な民族歌舞集団でした。独特の編成で、洗練されているものの懐かしい音色を奏でていました。舞踊もとてもカラフルで、一夜だけですが、スロヴァキアに居るような気がしていました。来年も国際民俗芸術祭には参加して欲しいです。
     村上春樹さんの「象の消滅」も翻訳されるのですね。ノーベル文学賞の候補にノミネートされているようで期待が高まっていますが、今年はどうでしょうね。受賞したとなるとヨーロッパでは今以上に読まれることになるでしょう。Danaさんも忙しくなりそうですね。
     わが原野ガーデンの紅葉も少しずつ進んでいます。もう少しで初冠雪が見られるかもしれませんね。
     (追伸)"七飯"よりも"奈々枝"のほうが風情があっていいですね。(^^♪
     
2. • 4. Hashimoto Dana
   • 2014年10月09日 21:13
   • macotoさん、こんばんは。昨日は長くて、たいへん失礼いたしました。そして下から2行目は、実は七飯でした。変換に失敗しました。たいへん恥ずかしいです。お許しください。
     素敵な週末をお過ごしください。
     
3. • 3. Hashimoto Dana
   • 2014年10月08日 23:41
   • macotoさん、こんばんは。
     お返事をいただきながらこの素敵なブログに長く来れなくて大変失礼いたしました。多くのコンサート、イベント、展覧会、グルメ、独唱などの面白そうなご体験、ご感想を拝読させていただき、楽しませていただきました。奥様ともお元気で、ご活躍なさることなによりです。macotoさんは、社会主義時代でソ連を列車でご旅行されたこと、そしてロシア民謡がお好きということには本当に驚きました。。(ちなみに私の夢は、日本からスロヴァキアまで車で走ること、そしてできれば途中でバイカル湖に寄ることです。）なるほど、そのご体験が「ベラルーシの被爆した子供たちの保養受け入れ先、里親」にもつながりましたでしょうか。大人数をお世話されて、私と娘までごやっかいになり、奥様とも本当にご立派だったと思います。娘とも感謝の気持ちでよく思い出したりします。
     オペラをご注目いただきましたこと、本当に有難うございます。おかげさまで観客さんに楽しんでいただき、そして無事終わりました。実行委員会はすでに来年のツアーの準備を開始しております。Ｐｏｌｅｎｏをご覧になっていただきましたこと、有難うございます。チェコのアンサンブルの参加予定は知っておりましたが、Ｐｏｌｅｎｏの情報は把握しておりませんでした。
     村上春樹のファンはやはりチェコとスロヴァキアでも多いです。チェコ人とスロヴァキア人は読書は両方の言語でやりますので、ほとんどの作品はそのどちらかに訳されております。村上の言葉は「回りくどい」とは、とてもぴったりであるような気がいたします。主語はどこまでもフルネーム、状況の描写はマニアック的なほど細かく、これでもか、これでもかと挑発されるような気がします。読み進めていくとどんどんイライラしてくるのです。そこが結構面白く、表現、言葉自体が本当はかなり単純なのに、翻訳するのはとても楽しいです。ただ多くの特徴が目的の言語では不自然で、直訳不可能なので翻訳では出せないことも多いです。「女のいない男たち」はこれから読みたいと思います。次の翻訳には「象の消滅」が決まっております。
     奈々枝の紅葉は美しいでしょうと思います。
     長々と申し訳ございませんでした。
     
4. • 2. macoto
   • 2014年09月07日 18:13
   • Danaさん、こんにちは。お変わりございませんか。
     スロヴァキア国立オペラ2014 は盛況だったようですね。いろいろな準備やナレーターなどお疲れ様でした。私も函館国際民俗芸術祭でスロヴァキアの「ポレノ」という団体の民族舞踊を楽しんできました。伝統的な歌と踊りがとても素敵でした。
     『色彩を持たない多崎つくる・・・』のスロヴァキア語訳を出版されたのですね。スロヴァキアでの村上春樹ファンは多いのでしょうね。たしか「ノルウェイの森」、「海辺のカフカ」、「1Q84」などもすでに翻訳なさって発売していたのではないでしょうか。
     私はまだ彼の作品を3冊しか読んでいないのですが、仰るように村上の作品は翻訳されることを意識して書いているような印象を受けますね。逆に云えば「英文和訳」のような日本語が、回りくどいように感じることもあります。文学として上質ですし、惹き付けられるのですが、私などはモヤモヤ感が募ってしまいます。
     スロヴァキア語が理解できれば、翻訳本を読んでみたい気がします。きっと村上春樹の印象が変わりそうな気がしますね。
     読んでみて面白いようでしたら、「女のいない男たち」の翻訳も試みてください。
     
5. • 1. Hashimoto Dana
   • 2014年09月06日 21:52
   • macotoさん、お元気ですか。村上春樹の作品、読んでいらっしゃるのですね。私はこの作品はまだですが、多崎つくるのスロヴァキア語訳は、今年8月に出しました。村上の作品は翻訳するのにてても面白いものです。私の印象にすぎませんが、作家は英語に翻訳されることを意識して書かれるかのようで、日本語とインドヨーロッパ語族の言語、スロヴァキア語もその一つです、その根本的な違いを敢えて強調し、際立たせるかのように思えるのです。そこがとても面白く、楽しいです。
     「女のいない男たち」についてのご意見を拝読できて、とても興味深かったです。ありがとうございました。