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北海道公立学校教職員互助会などの主催による教育講演会を聴いてきました。講師は、「世界がもし100人の村だったら」や「ソフィーの世界」、「アドヴェント・カレンダー」の翻訳などで知られているドイツ語翻訳家の池田香代子さんです。

前述の本はだいぶ前に全て読んでいましたし、同年代ですので親近感を抱いていた池田さん。どのような講演をされるのかワクワクしながら出掛けました。
やはり思っていた通りの心の広いお方って感じでしたね。一貫して、文化の多様性、価値観の多様性の大切さを仰っていたように思います。お互いの違いを尊重し認め合うことが今の世界に必要なのだと思います。そして、自分だけが豊かになっても、全体が良くならないと自分も幸せになれないということを知ることも大事なのかもしれません。

講演の最後に、坂田明さんの奏でる「ひまわり」をバックに『世界がもし100人の村だったら 4 子ども編』の一部を朗読してくださいました。世界中の子供が最低限の教育を受ける機会が与えられるなら、世界でおこっている問題の大半が解決に向かうような気がしています。これからも心に留めておき、自分なりに出来ることを考えてみたいと思っています。

貧しい人々がしあわせになるためには
金持ちになる必要はない、
5つのことが満たされればいい、と。

1つめは、きれいな空気と土と水
2つめは、災害や戦争のためにふるさとを離れなくてすむこと
3つめは、予防をふくむ基礎的な医療をうけられること
4つめは、基礎的な教育をうけられること
そして5つめは、伝統文化に誇りを持ち、
それらを楽しむことができること。

この5つがあるところでは、
そのまん中に子どもたちの笑い声があふれているはずです。
もちろん、大人たちの笑顔も。


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