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スウェーデンの作家ヨナス・ヨナソンの『窓から逃げた100歳老人』(柳瀬尚紀訳)を読みました。
100歳の誕生日パーティー直前、おしっこ履きのまま老人ホームの窓から逃走したアランお爺さん。お酒には目がなく、宗教と政治は大嫌いという主人公です。これまで生きてきた100年間でトルーマン、チャーチル、毛沢東など世界の大物政治家と出会い、近代史を舞台裏から変えてきたという着想が、まったくの出鱈目ながら面白いです。アランお爺さんのはちゃめちゃな逃避行と彼が生きた奇想天外な100年の世界史が交差するドタバタコメディですが、濃厚でどこか北欧文学の香りの漂う作品です。

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『100歳の華麗なる冒険』として映画も公開されているようです。