白石加代子「百物語」アンコール公演

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昨夕、白石加代子の「百物語」アンコール公演第四弾へ行ってきました。

1992年6月に岩波ホールで始まった『百物語』シリーズは、2014年秋に泉鏡花「天守物語」をもって全99話を語り終えたそうです。そして今回は、第四弾となるアンコール公演です。明治から現代の日本の作家の小説を中心に「恐怖」というキーワードで選び、それを白石加代子が朗読するという形で人気を博しています。

第一部は宮部みゆきの「小袖の手」です。
娘が古い着物を格安で買い求めてくるのですが、母親はいきなりその古着をバラバラにします。いぶかしがる娘に母親は、着物に憑りつかれた男の話をするのです。怖いながらもちょっと和ませる人情怪談です。
緞帳が上がると舞台中央に小さな黒い舞台がしつらえてあり、前に台詞立てが一脚。そして藤色の座布団の上で白石さんが語るというスタイルです。

休憩を挟んでの第二部は、朱川湊人の「栞の恋」です。
「花まんま」で直木賞を受賞した朱川湊人の受賞第一作として、7つの短編からなる「かたみ歌」という作品が発表されましたが、「栞の恋」はその中のひとつです。
一冊の本に挟まれた栞がとりもつ不思議で切ない恋物語です。この怪談は、ひとつの栞が昭和40年と19年前を行ったり来たりします。
第一部とは打って変わり、白石さんはデニムのスカートに白いスニーカーと、可愛らしい20歳のお嬢さんスタイルで軽やかに登場します。昭和40年代のノスタルジックな世相を背景にした、儚く哀しい「世にも不思議」なお話です。

公演終了後、今日は声が本調子でなかったとお話していましたが、80歳とは思えない妖艶でエネルギッシュな舞台を存分に堪能させていただきました。
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フィボナッチ数列

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今日の函館は最高気温が16.4℃と10月中旬並みの暖かさでした。あと10日ほどで12月ですが、雪が降る気配は全くありません。暖かくて生活は楽ですが、スキーを愛する身としては早く山に雪が積もって欲しいと思っています。

そんな陽気ですので、庭のバラや菊が元気に咲き続けています。
さて、標題の「フィボナッチ数列」ですが、すでにお知りの方はおられることでしょう。私は知りませんでしたので、「えぇ~、すごい」って叫んでしまいました。

「フィボナッチ数列」とは、自然界における花びらの数や葉の付き方などに関連する数列で、「1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89……」というように連続する2つの項の和が次の項になる数列をいいます。具体的には、1+1=2、1+2=3、2+3=5、3+5=8、5+8=13といった具合です。

例えばエンレイソウの花びらは3枚ですし、スミレやサクラは5枚、コスモスは8枚、そしてマリーゴールドなどは13枚です。たまに変異や雄しべが変化して花びらの数が増えて八重になったりしますが、基本は「フィボナッチ数列」に従うようです。
音楽や私たちの身体も数学で説明できるようですが、自然って不思議なことが沢山ありますね。

野生のバラは花びらは基本形の5枚ですが、バラはおしべが花びらに変化しやすい性質があり、園芸種などでは花びら数が多くなるように改良するようです。
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菊は沢山の花びらを持っているようにみえますが、実は5枚なのだそうです。沢山の花びらのように見えるのは、それぞれが一つの花で、それらが集合してこのような形になるそうです。専門的には「合弁花」といいます。
言われて、花びらを詳細に観察してみますと、筒状の花びらが何となく5枚に分かれているような気がしますが、実際には変形していることが多く、1枚にしか見えないようです。
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頑張る紅葉

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今日は晴れたり雨が降ったり、また一時あられが降ったりと忙しい空模様でした。
裏の雑木林は落ち葉が厚く積もってきましたので、菜園の堆肥にとせっせと集めたりの一日を過ごしていました。
眼下に見える大野平野の畑では籾殻燻炭を作る煙が秋空に舞い上がっています。
雑木林の木々の葉は、ほとんど落ちてしまいましたが、庭のモミジやドウダンの紅葉はまだ頑張っています。
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『首取物語』 西條奈加

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西條奈加『首取物語』。幻想的な時代ファンタジーです。

13歳の一人ぼっちの少年トサと、生首だけの元武士オビトがひょんなことから出会い旅をするところから物語が始まります。過去の記憶が定かではなく、どこか喪失感を抱えていることが二人の共通するところです。独樂の国から波鳥の国、碧青の国、雪意の国、消去の国、和茅の国、波賀理の国へと遍歴するのですが、行く先々での人との出会いを機に過去の記憶が微かに蘇ってきます。二人の記憶に隠された真実とは、そして二人の記憶の接点とは・・・。ここからは読んでのお楽しみということで。

生意気な少年と、首だけになっても生きている男が旅をするという奇想天外な物語ですが、私たちに語りかけるものはとても深いものがあります。文中で特に印象に残っているシーンを抜粋してみました。

「人の善悪とは所詮、頼りなきもの。立場によって、ころころと色が変わる。同じ人間ですら、歳や身の上しだいで考えが変ずる」
「だが、人を殺めてはいけぬとか、酷う扱うてはいかぬとか、神仏の教えではそのように」
「それは人が作った信心であり、法であろう。我らにはもとより善悪などない。起きた事々はすべて自然の理(ことわり)にほかならない」
この世に生を受け。そして死ぬ。人も獣も草木も同じこと。生に甲斐を見出そうとするのは、知によって迷いを得た人だけだと、実に淡々と翁は語る。(オビトと翁の語らい 「波賀理の国」 254頁)

人の欲には三つの段がある。まず我があり、次いで身内や郷のため。ここまではいわば当たり前の欲であり、尊いとされるのは、さらに上に高じた欲だ。すなわち他者のため。旅人や行きずりの難儀を見すごせず、弱きものに手を差し伸べる。世の困窮を嘆き、遠地に思いを馳せる。他者を慮(おもんばか)る欲こそが最上に値する。(オビトの述懐 「波賀理の国」 274頁)
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荒れる前の穏やかな一日

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隣の北斗市で最高気温が16.3℃とポカポカの天気でした。明日もお昼頃までは南風が入って暖かいようですが、午後からは前線が通過する影響で一転して荒れ模様の様相を呈するようです。そして寒波も襲来して道北や道央では雪になるようです。

そんな荒れる前の穏やかな一日。我が家の名残の紅葉も明日からの荒れる天気で葉っぱが吹き飛んでしまうことでしょう。嵐のあとは晩秋から初冬の寂しい景色になりそうですね。
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初冬の大沼を歩く

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晩秋や初冬とは思えないような穏やかな小春日和の日々が続いています。しかし、明後日からは一転して寒くなるようです。
そんな快晴の日和に誘われて妻と大沼公園周遊道路を歩いてきました。すっかり紅葉は終わって、歩道は大量の落ち葉で覆われていました。
もうそろそろオオハクチョウが飛来する頃かも知れません。
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小粒でも真っ赤に

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摘果が上手く出来ずにテニスボールくらいにしかならなかったリンゴ。それでもこのところの小春日和の日差しを受けて真っ赤になりました。近所のリンゴ農家の真似をして果実の周囲の葉っぱを取ったり、裏側にも日が当たるように果実を廻したりした成果かなと思っています。地面に反射アルミシートを敷いているリンゴ園もありますが、所詮素人ですのでパスです。
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1本の樹にこんなにもつけてしまいました。これでも相当数を落としたのですが、来年はもっと思い切って摘果しなければと思っています。春から初夏は実が小さいので、どの程度残すかの感覚が難しいです。
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完熟する頃を見計らってヒヨドリの大群が押し寄せてきます。今年も被害が出ていますので、防護対策に頭を痛めています。まず、ピカピカ光る反射テープを沢山ぶら下げますが、効果は1週間程度のもので、すぐ慣れてしまいます。現在は、それらに加えて写真のような風でクルクル回るものを何本かぶら下げています。今のところ効果はありますが、これもいずれ慣れるものと思います。
外敵ながら絶妙なタイミングで飛来する感覚の良さと学習能力の高さには脱帽です。
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まだまだ紅葉

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今日の函館は、風のない快晴で最高気温は13.4℃と小春日和でした。
コロナ・ワクチンの5回目接種を函館市内の大きな病院で受けてきたのですが、院内は日差しがあってポカポカで、接種のために半袖になっても寒さを感じませんでした。北海道は感染者が連日9000人を超えていますので、接種希望者が多く長蛇の列になっていました。私はインフルエンザ・ワクチンも10日ほど前に終えていますので、問診のおじいちゃん先生が「インフルもBA.4-5ワクチンも打って、これで安心してお正月を迎えることが出来ますね」とにっこり微笑みかけてくれました。いつものように接種箇所が少し痛い程度で、今のところぜんぜんへっちゃらです。

庭の木々はだいぶ葉っぱが落ちてきましたが、木によってはまだ紅葉真っ盛りです。今週末までは暖かいようですので、もう少し紅葉を楽しめそうです。
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皆既月食×天王星食

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442年ぶりという皆既月食と惑星食で盛り上がっていましたので、にわか仕立ての三脚にカメラをセットして東の空に浮かぶ月を眺めていました。そして6時過ぎから少しずつ月が欠け始めてきました。
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7時少し前ころにはもうこんなに欠けてしまいました。天文知識のない昔の人たちは驚いたことでしようね。明るかった満月の月夜は、見る見るうちに暗くなってきました。
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今回の皆既月食は1時間半ほども続くようですから、その間に夕食を食べたりしてのんびりしていましたら、かなり上の方へ移動していました。肉眼では薄ぼんやりとしか見えませんでしたが、茶色味ががったオレンジ色で、なんとも怪しい色ですね。
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東の方からゆっくりと明るくなってきました。8時40分頃に月から出てくる天王星が見えるかなと思ったのですが、私のカメラでは期待しただけ無駄でした。この次は、2235年なのだそうです。EOS-2022-11-08-1427

『祈りのカルテ 再会のセラピー』 知念実希人

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知念実希人の『祈りのカルテ 再会のセラピー』。数年前に出版された『祈りのカルテ』シリーズの続編です。

研修を終えて循環器内科医となった主人公の諏訪野良太は、東京フォーラムでの学会発表を終えた帰りに医学生時代の同級生・小鳥遊優に遭遇するところから物語は始まります。小鳥遊が連れていた研修医・鴻ノ池に、研修中のエピソードを求められた諏訪野ですが、脳裏に蘇るのは彼が担当してきた患者たちのことでした。
第一話は、まるで戦場のような救急部での「救急夜噺」。第二話は、心の傷と向き合う形成外科での「割れた鏡」。第三話は、かけがえのないある人との出会いと別れを経験した緩和ケア科での「二十五年目の再会」。この三つの出来事を回想し鴻ノ池に話します。

印象に残るのは第三話でしょうね。諏訪野自身の思いがけない劇的な出会いが待っています。

個人的に関心を抱いたのは、第三話の緩和ケア科の患者の病名「中皮腫」についてです。近年増加傾向にあり、私の日々の仕事の中でも中皮腫の細胞を見る機会が増えています。ご存知のようにアスベストが主因と考えられており、20~40年という長い年月を経て発病します。臓器は内臓を包む膜で覆われていますが、中皮腫の大部分は肺を覆う胸膜から発生します。その胸膜などの膜を構成しているのが中皮であり、個々の細胞を中皮細胞と言います。その細胞が、がん化すると中皮腫となります。
アスベストが中皮腫を起こすメカニズムには諸説あるようですが、いずれにしましてもアスベストが長期間にわたって体内に留まり、その間に肺から胸膜に至って、細胞に悪さをするようです。現在は使用禁止となっていますが、今後も患者数は増加すると予想されています。

近年いろいろな製品に使われているカーボンナノチューブ(MWCNT)や二酸化チタンなどもアスベストと同様の危険性が指摘されています。ナノテクノロジーの分野は急速に拡大しているようですが、健康への影響など、まだ多くのことがわかっていないようです。プラスチックやアスベストなど人間が作ったり利用する物質は、私たちの生活にとって便利なものばかりですが、分解しにくかったり健康を害したりと、落とし穴がありますね。
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霜の降りた朝

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隣の北斗市で0.7℃と今朝も寒い朝でした。
風がなく快晴でしたので放射冷却だったようです。
ログの屋根が真っ白でしたので、庭に出てみたら葉っぱにも霜が降っていました。
朝日にキラキラと輝いてとてもきれいでしたが、日が当たっているところから見る見るうちに融けていきました。
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栄養ドリンクで疲労は回復するか

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栄養ドリンクのCMで「疲労回復」という言葉が消えて、代わって「疲労感の軽減」というちょっと遠回しな言い方が主流になっているそうです。
疲労には「疲労感」と「体の疲れ(疲労)」という二つの側面があり、疲労の種類にも労働や運動などによる生理的な疲労と病的疲労があります。

私はこのへんがごっちゃになっていましたが、先日の「ヒューマニエンス」で慈恵会医科大学の近藤一博先生が詳しく解説していましたので、私が理解したことを含め紹介させていただきます。

近藤先生によりますと、以前は活性酸素によって体がさびつくと、それに対する免疫反応で炎症性サイトカインが出るといわれていましたが、生理的疲労の場合、体のどこにも異物は存在せず、免疫反応も起きないそうです。炎症性サイトカインは、疲労因子といわれる「リン酸化eIF2α」によって発生するそうです。「リン酸化eIF2α」って、聴きなれない物質ですね。

つまり、生理的疲労は以下のようなメカニズムによって起こるそうです。
①体を動かしたときに細胞に負荷がかかる⇒乳酸が肝臓で代謝される
②そのときにタンパク質合成因子(eIF2α)に、リン酸がくっついて疲労因子(リン酸化eIF2α)になる
③リン酸化eIF2αによって炎症性サイトカインが作られ、これが脳に届いて「疲労感」という生体アラームが発する
④一方でタンパク質の生成が阻害されることで細胞の機能が低下し、臓器機能の低下や障害が起こる「疲労」状態となる
ただ、活性酸素は疲労とまったく無関係というわけではありませんが、活性酸素が細胞を酸化させる話は老化のメカニズムのほうがメインだそうです。

さて、栄養ドリンクとの関係についてです。
栄養ドリンクやサプリメントに入っていて疲労回復に効くとされていた物質のほとんどは「抗酸化物質」なのだそうです。近藤先生の研究グループは、疲労の負荷をかけたマウスに抗酸化物質を与え、心臓、腎臓、肝臓、肺など全身の組織の疲労因子を測定してみたそうです。すると、消えていたのは肝臓の疲労因子だけで、他の臓器の疲労因子は全て残っていたといいます。「疲労感」を脳に伝える役割を果たす炎症性サイトカインのほとんどは、肝臓で作られることが分かっています。栄養ドリンクやサプリメントに入っている抗酸化物質で消すことができたのは、肝臓の疲労因子だけで、他の臓器の疲労因子は消えていないことが明らかになったそうです。
ということは、抗酸化物質によって抑えることができるのは「疲労感」だけで、体中の「疲労」はそのまま残っていたことになるのですね。

近藤先生は、「疲労感」がないイコール疲れていないと思って頑張りすぎることが問題と言います。栄養ドリンクを飲んでも、ちゃんと寝て、休む日を作ることが大事なのですね。

ちょっと難しい話題でしたが、「疲労感」と「疲労」の区別はお分かりいただけましたでしょうか。
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パエリア Está bueno!

昨日の夜に妻とパエリアを食べたいということで一致し、早速今日の夕ご飯に作ってみました。
アサリ、エビ、イカ、鶏肉などをニンニクをきかせたサフランライスの上にのっけて炊き込みました。安物のシャンパンもパエリアと一緒ですと、いつもより美味しく感じるのも不思議です。沢山ありますので、明日の夜もパエリアです。Está bueno!
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プレーン・シフォン

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雨で庭仕事が出来ないので、こんな日はパンかケーキ作りが一番です。
いつものように甘さを2/3くらいに抑えたプレーンのシフォンを作りました。
シフォンだけはレシピが頭に入っていますので、分量も工程もテキストを見ることなく作ることができるようになりました。
シンプルな味のシフォン、大好きです。
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しっとりと染まり行く秋

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穏やかな文化の日に相応しくないJアラートで目覚めた朝。
カーテンを開けたら雨に濡れて一段と鮮やかになった紅葉が迎えてくれました。
いつまでもこんな紅葉が楽しめる平和が続いて欲しいと思っています。
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『夜に星を放つ』 窪美澄

第167回の直木賞を受賞した窪美澄の『夜に星を放つ』。
著者の窪さんは、「今の世の中でちょっと苦しい目に合っている人、なんとなく水中にいるみたいな気分でいる人、息が苦しいなと思っている人がヒュッと空気が抜けるような、ちょっと気持ちが楽になったっていう小説を書きたいと思いました」と語っています。

そんな窪さんの思いのこもった5編の短編集になっています。
いずれの編も、ハッピーエンドにはならない人生ですが、そんななかでも一所懸命に生きている姿が夜空に瞬く星のように描かれていて、何となく涙腺が緩んでしまいます。

とりわけ第2話の「銀紙色のアンタレス」に惹かれました。主人公の高校生の名前が私と一緒、おまけに誕生日が1日違いでほぼ一緒なので感情移入してしまいました。
物語は、祖母のいる田舎で出会った人妻への恋心と幼なじみの思慕を描いたものですが、告白の時の雰囲気が初々しく描かれていて、その場にいるような気持ちになって、胸がキュンとなります。
こんな純真無垢な男子高校生がいるのかなと思ってしまうのは、少なくとも私はこんな高校生ではなかった証拠ですね。

いずれの短編もスラスラと読めるものですが、それぞれが深く印象に残る内容です。直木賞受賞の素敵な一冊、ぜひ読んでみてください。
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紅葉

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庭の木々の紅葉も残り少なくなってきました。
あまり茶色にならず、痛みの少ない葉っぱを探して一回りしてみました。
小春日和も今日までで明日からはぐっと気温が下がりそうです。
一雨ごとに秋が深まるのでしょう。
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『朱色の化身』 塩田武士

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塩田武士の『朱色の化身』。
取材に2年、執筆に1年をかけたというだけあって、重厚感に溢れる読み応えのある一冊でした。ネタバレはあまりしたくありませんが、簡単なあらすじを書いてみます。

まず、序章の「湯の町炎上」では、昭和31年に福井県の芦原(あわら)温泉で起きた現実の火災が描かれています。実際に起きた大きな温泉火災という史実を冒頭に置き、リアルと虚構の境界が曖昧化される仕掛けになっています。このへんは前作の『罪の声』と似ているかなと思います。

つづいて第一部「事実」へと進んでいきます。元新聞記者でフリーライターの大路亨は、ガンを患う父親から辻珠緒という女性を捜すよう頼まれるところから本格的な物語は始まります。亨の祖母が生前に興信所を使って珠緒の祖母を何度も調べさせていたということを教えられ、珠緒を知る人たちを取材してまわります。
取材対象の珠緒は、福井県の芦原温泉で育ち、複雑な家庭から逃げるように京大へ進学しています。当時まだ珍しかった女性総合職として大手銀行に入り、老舗和菓子店の御曹司と結婚し退社。離婚するも、今度はゲーム開発の世界で成功を収めるという、比較的メジャーな道を歩んできた女性でもあります。このへんは取材の過程で、知人らが証言する珠緒の経歴のディテールからもうかがい知ることが出来ます。
ここまでが前半部で、ほとんどが亨の取材内容で埋められています。実に12人の証言が並んでおり、証言集という体裁をとっています。

そして第二部の「真実」と続きます。亨が証言で得たところの珠緒の歩みは一見華々しいものでしたが、証言から得られる彼女の人物像に違和感をぬぐうことが出来ないでいます。彼女は本当はどんな人間なのか亨の疑問は膨らんでいきます。粘り強い取材の末、彼女が受けてきた数々の抑圧と、65年前に芦原を襲った大火の際の因縁と深い関わりのあることを知ります。

終章「朱色の化身」は物語を着地させる後日談になっています。序章ラストの火事場泥棒の光景の意味もここで結びつき、静かな感動を呼ぶ祖母・母・娘の三代のストーリーが完結することになります。

時代の背景と密接に結びつく塩田流社会派ミステリー。ぜひ読んでみてください。
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小春日和

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隣の北斗市で15.5℃と小春日和のような天気でした。
裏の雑木林は葉を落してしまった木々が目立ちますが、カエデ類が色づいてきれいになっています。
庭仕事などで何となく忙しくて紅葉を見に出かけるチャンスを逃していますが、田舎に住んでいますと周りが紅葉だらけですから、わざわざ出かけなくてもいいかなと思ったりもしています。
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倍麹味噌

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秋も深まり肌寒くなってきましたので、味噌づくりにはいい季節を迎えています。
いつものように麹が大豆の倍量の「倍麹味噌」を作っています。
おさらいの意味でレシピを再掲載いたします。

・大豆 300g
大豆は一晩水に浸けておき、それを高圧釜で30分間蒸気で蒸します。高圧釜に水をはって、大豆を釜に入るくらいの網ボウルにいれて蒸すといいです。
蒸し終わったら熱いうちにビニール袋に入れて麺棒などでよく潰します。
そのまま手で触れるくらいの温度まで冷まします。

・乾燥麹 600g
乾燥麹は、事前に適量のぬるま湯を加えて戻しておきます。

・塩 150g
塩は何でもいいですが、美味しい塩が沢山出ていますので、こだわった方がいいかも知れません。

まず、麹と塩をよく混ぜ合わせ、それに潰した大豆を混ぜていきます。
よく混ぜ合わせることが出来たら、俗に「味噌団子」といいますが、小さなボール状に丸めていきます。
その味噌団子をLサイズのジプロックに奥の方から詰めていきます。
この際に空気を抜くようにしてきれいに詰めていくことがコツです。麺棒などで開口部に向かって空気を押し出すような感じです。
完全に空気が抜けたら完了です。
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ちょうど1年前のものです。茶色味が増して味噌らしくなっています。
空気を抜いて密封していますので、カビが生えることはほとんどありません。
表面に白く付着しているものは、アミノ酸の結晶で、熟成して美味しくなっている証拠です。
作って半年くらい経過しますと食べられるようになりますので、少し多めに作って時間の経過を味わうのも手前味噌の醍醐味です。
市販の味噌が食べられなくなるほどに美味しい味噌ですよ。
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除草用ホイール

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畝や株間の草取りは、草刈り鎌や鍬でやっていますが、何か便利な道具がないかと探していたところ、「除草用ホイール」なるものを見つけました。購入したのは製品名が「derusting weeding wheel」というもので、エンジン刈払機にアタッチメントとして装着して使用します。
いろいろと出ていますが、だいたいが1500~2000円程度ですので、使って失敗してもそれほどダメージにはならない金額です。初めての物は使い勝手がよく分かりませんからね。
ホイールの大きさもいろいろありますが、小回りがきくものとして6インチ(16cm)を選んでみました。
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ステンレス・ワイヤーを束ねて放射状にねじ込んでいます。これが高速で回転して雑草をかき取っていくような仕組みです。
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ホンダの刈払機に装着したところです。小石などを弾き飛ばしそうですから刈払機の防護カバーは外してはいけないでしょうね。畑など比較的広いエリアを除草するのには、もう少し大きいサイズのものの方が作業が捗りそうです。
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まず、芝桜を植えている法面を除草してみました。小さな雑草が生えていて、手でやるには結構な手間です。一昨日までの雨で地面がしっとりと濡れていて、あまり土ぼこりがたちませんでしたが、乾いている時は事前に散水したりして濡らした方が良いようです。
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作業後です。芝桜の際まで除草することが出来ます。欠点としては、芝桜など低い苗の場合に撥ねた土が苗に被さることですね。まあ、風が吹くととれるでしょうし、雨が降ってもきれいになりますね。
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使用した感じは、値段にしてはまあまあかなと思っています。手でやるよりは格段に効率がいいですから、畑用として8インチ(20cm)も購入しようと思っています。

無添加プルーン・ジャム

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プルーンの収穫は終わりましたが、今年は散々な結果になりました。
天敵のシンクイムシは完全に防除出来たものの、夏の長雨と猛暑の影響と思うのですが、カビが原因の灰星病にかかってしまい、ほぼ全滅と言ってよいほどの寂しい出来でした。
スモモやプルーンを植えられている方は経験したことがあると思いますが、灰星病が発生すると次から次へと伝染して、萎縮し落下してしまう怖い病気です。
感染しないで生き残った僅かばかりのうち、半分を生食と冷凍、残りをジャムにしました。
結構完熟まで頑張っていましたので、ジャムは砂糖を抜きにしてピュアで作ってみました。
これは甘みも十分で大成功でした。ピューレのようにソースにも使えそうです。
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屋根が霜で真っ白に

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隣の北斗市で朝の気温が2.8℃と寒い朝になりました。風も雲もない快晴でしたので、放射冷却だったようです。
朝起きてカーテンを開けたら、ログハウスの屋根が霜で真っ白になっていました。あと数日で11月ですもね。コープ宅配のカタログには、おせちやカレンダーなどがたくさん掲載されていますが、「え~、もうこんな時期・・・」って思ってしまいます。時間の経つのが早すぎますね。
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リンゴ、欲張りすぎて・・・

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朝晩めっきり涼しくなった北海道。木々の葉も少しずつ色づいてきました。
3本だけあるリンゴも、秋の日差しを浴びてやっと赤くなってきました。
順調と言いたいところですが、素人の悲しさで摘果が上手くできなかったようで、いつものように小さいのばかりになってしまいました。欲張った訳でもないのですが、小さな実を間引くのが可哀そうで、結果として多くの実をつけすぎたようです。これでも、相当な数を落としたのですがねぇ。
収穫まであと1ヶ月ほど。色づきを良くしようと実の周りの葉を少し除いてみました。
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ウィルスは賢い

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「どんなに愚かなウィルスでも、どれほど高名なウィルス学者よりも賢い」と言われるほどに新型コロナウィルスには世界中が翻弄されていますが、本当にウィルスって凄いですね。

先日の「ヒューマニエンス」では、疲労というテーマでウィルスのことも取り上げていました。
そのなかで、興味を抱いたのが、疲労に伴って発症するヘルペスと帯状疱疹でした。後者の帯状疱疹は、主に子供のころに水痘・帯状疱疹ウィルス(VZV)によって水痘(みずぼうそう)という形で初感染します。この時に皮膚にでた発疹から神経を伝わって所属の後根神経節内にウィルスが潜伏するといわれています。後根神経節内に潜伏感染していたウィルスが何らかの誘因で、再活性化して発症するのが帯状疱疹です。
誘因としては、過労など宿主の免疫機能の低下が原因と言われています。ウィルスが再活性化されると神経節内で増殖し、知覚神経を通って表皮に達し、表皮細胞に感染しそこで更に増殖して、赤い丘疹や水疱が神経の走行に沿って帯状に出現します。

では、なぜ大人しく神経内に潜んでいたウィルスが活性化して暴れ出すのでしょうね。ヘルペスも同様ですが、以前からこの再活性化の要因を不思議に思っていました。皆さんはどう思われますか。

番組では、慈恵会医科大学ウィルス学講座の近藤一博教授が詳しく解説してくださいました。簡単に言いますと、疲労などで身体が弱ってくると神経内に潜伏しているウィルスは、宿主が危ないと察知して逃げ出そうとするらしいのです。ウィルスは生体に寄生しなければ生きていけない存在ですので、宿主の状態には敏感なのでしょうね。それで体表に丘疹や水疱を作って、別の健全な宿主へ移動(感染)しようとするらしいです。つまりは、帯状疱疹やヘルペスが再活性化するということは、ウィルスが宿主に見切りをつけようとする行動なのですね。なんと賢いウィルスなのでしょうね。

簡単なイラストを作ってみました。こんなイメージなのでしょう。
そうそう、50歳以上の人は帯状疱疹ワクチンの接種対象とされています。接種することで発症の予防効果や、発症した場合の症状を軽くする効果が期待できるといいます。帯状疱疹後神経痛という後遺症も問題になっていますので、接種を検討されてはいかがでしょうか。
Herpes

『宙ごはん』 町田そのこ

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町田そのこの『宙ごはん』。

まずは、出版社よりの内容紹介から。
宙には、育ててくれている『ママ』と産んでくれた『お母さん』がいる。厳しいときもあるけれど愛情いっぱいで接してくれるママ・風海と、イラストレーターとして活躍し、大人らしくなさが魅力的なお母さん・花野だ。二人の母がいるのは「さいこーにしあわせ」だった。
宙が小学校に上がるとき、夫の海外赴任に同行する風海のもとを離れ、花野と暮らし始める。待っていたのは、ごはんも作らず子どもの世話もしない、授業参観には来ないのに恋人とデートに行く母親との生活だった。代わりに手を差し伸べてくれたのは、商店街のビストロで働く佐伯だ。花野の中学時代の後輩の佐伯は、毎日のごはんを用意してくれて、話し相手にもなってくれた。ある日、花野への不満を溜め、堪えられなくなって家を飛び出した宙に、佐伯はとっておきのパンケーキを作ってくれ、レシピまで教えてくれた。その日から、宙は教わったレシピをノートに書きとめつづけた。
どこまでも温かく、やさしいやさしい希望の物語。

小学、中学そして高校へと成長しなごら自分の居場所を見つけていく主人公・宙と、彼女を取り巻く大人たちの人生観が丁寧に描かれています。その過程の出来事一つひとつに食事が大きな役割を果たしていきます。ちょっとだけ朝ドラの「ちむどんどん」にも似ているかも知れません。

読むとお分かりいただけると思いますが、沢山の登場人物がいるにも拘わらず、誰一人見捨てることなく、彼らの背景をきちんと描いて物語を紡いでいることに感動します。それが自然に、そして適度に抑制がきいて・・・熟成された文章というのでしょうか・・・一気に物語の中に引き込まれてしまいます。
登場人物みんなを応援したくなるような物語です。町田さん、さすがにうまい。本屋大賞にノミネートされてもいいかな。(^^♪
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コクワのジャム

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先日収穫していたコクワが熟して食べごろになりましたので、ジャムにしてみました。
皮をむいて鍋に入れて煮詰めていきますが、結構濃厚で短時間でジャムになりました。
キウイフルーツの先祖ですから、独特の芳香が漂っていい感じです。
皮をむく段階の歩留まりが悪く、2瓶しか出来ませんでしたが、ナチュラル・フーズですからね。
粒マスタードのような見栄えですが、美味しいですので、もしコクワが手に入るようでしたらお試しください。
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はいはい道新

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北海道新聞を購読なっている方は、本日夕刊の「はいはい道新」のコーナーをご覧になられたかも知れませんね。先日、当コーナーに初めて投稿しましたら、思いがけず掲載されてしまいました。他愛もない話題ですが、お花に関することがペアで掲載されましたので、道外のガーデニング愛好の方々にも読んでいただきたくブログにも再掲載してみました。

5月から6月にかけて苗を植えたシバザクラは、順調に生育して一回り大きくなりました。雑草をとったり肥料をやったりして面倒を見ています。来春、先に投稿された方と一緒にきれいなシバザクラを楽しむことができればと思っています。

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『子宝船』 宮部みゆき

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2年前に「きたきた捕物帳」が出版され、その第2編である宮部みゆきの『子宝船』。

江戸深川で起こる不可解な事件を、二人の「きたさん」が解き明かしつつ、成長して行く物語です。事件解決のプロセスが断然面白いのですが、主人公は勿論のこと登場人物のキャラの多彩さにも注目です。文庫売りをしながら岡っ引き修業に励む北一。後ろ盾として何かと面倒をみる盲目のおかみさん松葉。風呂屋の釜焚きで北一の相棒の喜多次。「ぼんくら」にも登場した大親分の政五郎や驚異の記憶力を持つ「おでこ」、欅屋敷の若君の栄花、そして用心の青海新兵衛などなど。

「持てば子宝に恵まれる」という宝船の絵。しかし、赤子を失った家の絵からはなぜか弁財天が消えたという噂が流れ、それが事件へと発展していきます。もう一つは、北一もよく知る弁当屋の一家三人が毒殺され、現場で怪しげな女が目撃されます。北一は、検視の与力・栗山の命を受け、事件の真相に迫っていきます。

前作と同様に江戸捕物帳でとても読みやすい内容ですが、訴えかけるものはとてつもなく深いもののようです。幸せは人それぞれの心の持ちようなのでしょうが、その幸せを羨ましがり、やっかむことは、人としての別の一面でもあります。これが些細なことで憎しみの種として芽吹くことがあるのも人の性(さが)なのでしょう。そんなことを気づかせてくれる謎解き人情噺です。
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映画『津軽のカマリ』

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大西功一監督の映画『津軽のカマリ』の上映会&トーク会が、昨日(24日)の夜に長万部町で開かれたのですが、行くことは叶わず、しかたなくAmazonPrimeで観ました。
『スケッチ オブ ミャーク』も良い映画でしたが、『津軽のカマリ』も見ごたえ聴きごたえのある素晴らしい映画でした。

初代・高橋竹山は、20数年前のことと思いますが、亡くなる数年前の舞台(はこだて音楽鑑賞協会主催)で聴いたことがあります。映画の中でも「目の不自由な人が紡ぎ出す独特の音色」と表現していましたが、本当に忘れられない思い出として残っています。

私が子供のころには、函館でも「門付け」といって人家や商店の玄関先に立って音曲を披露し金品をいただくことを生業にしていた人たちがいました。今ですと大道芸人という立派な仕事でしょうが、その頃は「坊様(ボサマ)」と呼んだり、子供たちは「ほいど(物乞い)」などと罵ったりして、長く蔑まれていた人たちでした。そのような過酷で悲惨な生活を送る人たちの中に、初代・高橋竹山もいたようです。

ちなみに「カマリ」とは、津軽弁で匂いなどを表す言葉だそうです。
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配給元の映画紹介をそのまま掲載させていただきます。

津軽三味線の巨星、故初代 高橋竹山。明治に生まれ、幼少期に煩った麻疹が元でおおよその視力を失う。北東北の過酷な環境の中、庶民の暮らしは貧しく、福祉もまだ整わない時代、唯生きていく為に三味線を習い、門付けをしながら乞食同然に彷徨った。生前、竹山は「津軽の匂いがわきでるような音をだしたい」と語っている。彼を産み、視力を奪い、蔑み、また命の綱となった三味線を授けた恨めしくも愛おしいこの土地に初代竹山は終生拠点を置き、津軽の音を探し続けた。映画は、残された映像や音声、生身の竹山を知る人々の言葉を拾いながら、彼の人生や心模様を呼び覚ましていく。そして、この地に今も残る風習や文化、人々の暮らしにレンズを向け、竹山の音に潜むであろう津軽の原風景を浮き彫りにしていく。

監督は『スケッチ・オブ・ミャーク』の大西功一。沖縄宮古諸島の老人達が記憶する古代の唄とかつての島の暮らしに焦点を当てたその前作は、2012年に公開され、3万人もの観客を動員した。人々の暮らしと音楽を辿る旅は今作、北国に向かって大きく舵を切る。そのきっかけは19年前、鈍行列車に揺られ東北各地を巡る中、北上し行き着いた津軽半島北西部の日本海岸にある十三湖。その強い悲しみを湛えた情景が忘れられずにいた。その後に出会う竹山の子孫や弟子達との縁から、本映画の構想を得る。そして、2015年の春より約2年の撮影期間と約一年の編集期間を経て、前作を凌ぐ新たな作品を紡ぎあげた。

沖縄県のピロリ菌の不思議

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先日のNHK総合「ヒューマニエンス 40億年のたくらみ」は、「胃」がテーマでした。
毎回好奇心をくすぐるいろいろなテーマを取り上げる好番組ですが、今回は「胃」のしくみや働きについて分かりやすく説明してくださいました。

特に興味を抱いた内容は、沖縄県で胃がんに罹患する人が、全国的なレベルで見て有意に低いということでした。ピロリ菌感染が胃がんの原因であることは明らかですが、感染率では他県と有意差はないそうです。ピロリ菌感染の要因は、幼少期の生水の摂取や親を通じて口を介したものといわれています。団塊の世代では8割程度の人が感染しているようですが、年代が下がるにつれて少しずつ減少傾向にあるようです。
番組の中で大分大学医学部の山岡吉生教授は、沖縄県の人たちが感染しているピロリ菌は、他県の菌とは異なることを指摘していました。具体的には、ピロリ菌は大きく分けて東南アジア型と欧米型があり、胃がん発症に関わるメカニズムが異なるようです。そう言われてみると欧米人の胃がんの罹患率は、アジア人にくらべて低いですね。
ただ、沖縄県の菌型のDNAなどを詳しく調べてみますと、両型とも少し異なっているようで、アフガニスタンやネパールの人たちと近い関係にあることをつきとめたといいます。山岡教授は「ヒマラヤ山脈の北側を経由して沖縄にたどり着いたグループがいた可能性がある」と言っていましたが、がぜん興味が湧く面白い仮説ですね。

そんなピロリ菌ですが、私のかかりつけ医もピロリ菌の研究と内視鏡の名医で知られています。たまたま番組数日前の定期検診で、「macotoさん。10年以上も胃の内視鏡検査を受けていませんので、やってみましょうか」ということで、ピロリ菌検査と胃の内視鏡検査を受けてきました。
10年ほど前に職場検診で血液によるピロリ菌検査を受けていましたが、今回は呼気による検査でした。呼気検査は、錠剤を1錠飲んで20分後に呼気を採取するという簡便なものですし、胃の内視鏡検査も鼻からでしたので楽勝でした。前回までは口からでしたので、こんなつらい検査は受けたくないと思いましたが、今回は本当に何事もないくらい楽でした。

ピロリ菌検査は必須と思いますし、かりにピロリ菌(+)の場合は除菌治療が推奨されます。ただ、除菌が成功したとしても、幼少時からピロリ菌によってダメージを受けた胃粘膜が完全に元に戻ることはありませんし、胃がん罹患の可能性がゼロになるわけではありません。毎年の胃内視鏡検査が必要なことは言うまでもありません。

コロナ禍で検診を受ける方が減少していますが、健やかに過ごすためにも、検診を身近に感じて定期的に受るようにしましょう。
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ポスターは「予防医療普及協会」からお借りしました。

コスモス

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今日も蒸し暑くてはっきりしない天気でした。
この季節は満開のコスモスと青空を乱舞する赤トンボが定番ですが、今日は天気が悪かったせいか赤トンボは出番を控えていたようです。

あと10日もすると10月ですから、ぼちぼち紅葉の便りが聴こえてくるころと思っていましたら、大雪山系旭岳ではすでに紅葉の見ごろを迎えているとの情報を得ました。
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ヒダカミセバヤ

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ヒダカミセバヤが咲き出しました。
日高地方の高山や海岸の岩場で咲く北海道の固有種で、ベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属の多肉性宿根草です。
5mmほどの小さな花で、半球状にまとまって咲くのが特徴です。冬は地上部が枯れますが、春になりますと宿根から芽吹き、またこぼれ種からも増えていきます。
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弾けるイガ栗

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隣の北斗市で28.4℃もあり、9月中旬としては異常に蒸し暑い一日でした。
連休から火曜日にかけて猛烈な台風14号が襲来しそうな気配ですから用心して過ごそうと思っています。

早生種の栗のイガが弾けそうになっていました。エゾ梅雨のころ、雑木林が栗の花の匂いに包まれていると思ったら、もう実が弾ける季節なのですもね。季節の移ろう早さには驚いてしまいます。
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初秋の函館山へ

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今日の函館は最高気温が23℃と昨日までの蒸し暑さが嘘のように爽やかな一日でした。
そんな日和に誘われて妻と一緒に函館山へ登ってきました。
9月の中旬とはいえ夏の延長のような日々が続いていますが、山は少しずつ秋の気配を感じさせるようになってきました。
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『佐々木孝の木版画』 PEEPS GALLERY

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蔦屋書店のローカルマガジン「peeps hakodate vol.106」の今月号の特集は、「食卓の記憶」です。
そのなかのPEEPS GALLERYでは、「1950年代、下海岸の食と暮らし」と題する佐々木孝さんの版画作品とそれにまつわる寄稿および直筆の詩文が掲載されています。
佐々木孝さんは、現在は函館市と合併になった旧戸井村字原木のご出身で、15歳までこの地でお暮しになっていました。大学時代に恩師の影響で始めた木版画ですが、大学卒業後の教員生活の間もお続けになり、そして神奈川県で小学校長を終えられたあとは、今までにもまして本格的な作家活動へお入りになったようです。
私は2013年に「いしい画廊」で開催された個展へうかがった際に、素晴らしい版画作品の数々に感銘を受けた思い出があります。
PEEPS GALLERYの中の作品は、「母"あっちゃ"」(2010年)、「いわし」(2011年)、「かぢか」(2012年)、「がんぜを捕る」(2010年)が、詩文と共に掲載されています。
美しい版画作品を拝見し、添えられた詩文もよませていただきました。場所こそ違え、ほぼ同年代を過ごしてきましたので、懐かしい少年時代の思い出が昨日のことのように目に浮かんできます。
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私の子供時代の食卓をあえて挙げるとすれば、「カレイの煮つけ」かなと思います。
冷蔵庫などと言うものはありませんでしたから、母は毎日夕刻になると下駄をひっかけて中島廉売へ買い出しに行くのがならいでした。父が好きだったせいか、ほぼ毎日のようにカレイを買ってきたのを憶えています。函館ですから、まさに海からあがったばかりの活きの良いマガレイやイシガレイ(いしもち)、マコガレイなどが店頭で跳ねている光景を見ながらの楽しい買い物でした。
母は活きの良い大ぶりのカレイを醤油のみで味付けしていました。みりんやお酒、砂糖などは一切加えていませんでした。冬は食べ残しをそのまま戸棚に入れておくと、翌朝には見事な天然「煮こごり」が出来ていて、これがまた最高に美味しい食べ物でした。スケトウダラの生の卵巣(助子)と一緒にカレイの卵巣も大皿に盛られて普通に売っていましたので、これの煮つけ(子和え)も美味しかったです。糸こんにゃくやシラタキ、ニンジンなどを加えた子和えも忘れられません。

妻は札幌出身ですが、当時は新鮮な魚は得られず、カレイというと行商の小母さんが持ってきた焼きカレイが主流だったそうです。鮮度が保てないから焼いてから売ってたのでしょうが、これを甘辛く煮たと言います。これはこれで美味しかったと言いますが、函館人は絶対にこんなものは食べなかったと思いますね。60年以上も前の話ですから、今では笑い話のようです。
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 著作権があり、あまり詳しくは書けませんので、ぜひ「peeps hakodate」をお手にとってお読みになってみてください。首都圏では、代官山・蔦屋書店、がじゅまるの樹(八王子市)、湘南T-SITE(藤沢市辻堂元町)などに置いてあります。Take freeです。

『燕は戻ってこない』桐野 夏生

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桐野 夏生の『燕は戻ってこない』。
こういうディストピア小説はあまり好きではないのですが、春先に少し人気があったのであまり調べもせずに図書館へリクエストしたら、9月に入って「購入しました」との連絡がありました。
お借りしてきたものの、あまり読む気が起きなかったのですが、せっかく購入してくれたのだからと、ページを捲ったら意外と面白いのにびっくり。450頁もある分厚さでしたが、2日ほどで読んでしまいました。
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まだ、お読みになっていない方にネタバレは迷惑ですので、出版元の簡単な紹介だけにしておきます。最後のオチは「まさかや~」って感じですから、お楽しみに。

北海道での介護職を辞し、憧れの東京で病院事務の仕事につくも、非正規雇用ゆえに困窮を極める29歳女性・リキ。心身ともに疲弊する生活の中で、「いい副収入になる」と同僚に卵子提供を勧められ、ためらいながらクリニックに赴くと、代理母になることを持ち掛けられた。代理母を依頼したのは、自分の遺伝子を受け継いだ子が欲しいと望む著名な元バレエダンサーとその妻。リキは迷い、恐れながらも、生きるために、未知の“ビジネス”へと踏み出していく。
桐野夏生さんの新刊は、女性の貧困と生殖医療ビジネスの倫理をめぐる長編小説です。生殖医療の発達は人間を幸せにするのか。『OUT』から25年、日本の女性の「今」をとらえた一冊です。

子どもが欲しい夫婦とお金に困っている若い女性。それぞれが迷いつつ踏み出した後の心の変化の描写は見事というしかありません。450頁を飽きさせずに一気に読ませるのですから、さすがに桐野さんはうまいです。
どれもこれも分かる気がしますが、人間のあくなき欲望は生命倫理というガードが緩められつつ、科学技術の進歩やビジネスという名のレールに乗って際限なくエスカレートしていくのでしょうね。2018年の統計になりますが、体外受精などいわゆる生殖補助医療で生まれた子供の数は、出生児の16人に1人になるそうです。平均して教室に2人いる計算になります。本作品もそうですが、生殖補助医療って、生まれてくる子供の視点に立つとどうなのでしょうね。

琉球古典舞踊と琉球音楽

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午後からは沖縄県立芸術大学大学院に在学中の下地彩香さんの三線と歌声、札幌在住の宮越タマ子さんによる「琉球古典音楽と琉球舞踊」のステージです。

あまり聞きなれない琉球古典音楽ですが、琉球王朝時代に宮廷音楽として演奏されていた音楽なのだそうです。「琉楽」とも呼ばれ、古くから伝承されている叙情短詩形の歌謡である「琉歌」を三線にのせてうたうのが基本といわれています。士族の作法や教養として広く奨励され、また薩摩藩や江戸幕府に対する接遇として披露されていたようです。

沖縄の踊りというと、カチャーシーのような賑やかな歌と踊りと思っていましたが、琉球古典音楽や舞踊はしっとりと厳かな感じですね。
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映画『スケッチ・オブ・ミャーク』

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「ハイサイ・カミヤクモ」のイベントの一つが、映画『スケッチ・オブ・ミャーク』でした。ロカルノ国際映画祭で「審査員スペシャル・メンション」を受賞した作品です。

沖縄県宮古島に伝わる古謡と、神聖な神歌に焦点をあてたドキュメンタリー作品です。音楽家の久保田麻琴さんが、御嶽(うたき)でとり行われる神事に使用される歌と出会ったことが、映画を製作するきっかけになったと言います。監督は函館在住の大西功一さんです。
いにしえからの神への崇拝、宮古の深い自然と人々の営み、そして飾り気のない歌が混然一体となってスクリーンに蘇ります。じんわりと熱いものがこみ上げるほどに魂が揺さぶられる感動作でした。

上映後には、大西功一さんのトーク会がありました。
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カミヤクモ321

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スカッと秋晴れの日曜日。
車で1時間半ほどのところにある八雲町の「カミヤクモ321」へ行ってきました。ユーラップ川に合流するトワルベツ川沿いにありますが、以前に釣りや野鳥観察でよく出かけていた地域ですので、迷うことなく辿り着くことが出来ました。
「ハイサイ・カミヤクモ」と題する沖縄に関連するミニ・イベントがあり、映画「スケッチ・オブ・ミャーク」の上映、紅型染のワークショップ、琉球古典舞踊と琉球音楽、沖縄民謡など盛りだくさんのプログラムが用意されていました。
お昼は、七飯町大中山に4月に開店した「おきなわ家 東風平」のランチメニューの出張サービスです。お店の前を通るときに覗くと、いつも車がいっぱいで、入店を躊躇っていただけに、食べることが出来て嬉しかったです。
感動的な映画と華麗な琉球古典舞踊を見て、美味しい沖縄料理を食べてと楽しい一日でした。
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本を沢山いただいてきました

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七飯町の図書室へ借りていた本を返しに行ってきました。
帰り際に廊下をみましたら、大量の本が並んでいて「ご自由にお持ち帰りください」と書かれていましたので、面白そうなのを選んで抱えられるだけいただいてきました。
貧乏性ですからタダというとすぐ飛びつく習性があります。(笑)
七飯町には老朽化した小さな図書室しかなく、書庫のスペースも限られていますので、古いのから放出しているものと思います。
この春には新しい町長になり、図書館やプール新設などへの期待感は高まっていますが、町財政もひっ迫していますので、先行きは不透明のようです。
個人的には、函館市や北斗市の図書館も利用していますので不自由は感じませんが、移動手段の限られる多くの町民は図書館新設を切望しているものと思います。
28,000人も住む町に図書館がないというのも寂しい感じがしますね。

とはいえ、いただいた本を読み終えた後の処分方法が、あらたな悩みではありますが・・・(^^♪
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もうこんな季節・・・

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8月も今日で終わり、明日からは9月ですね。
一昨日、早々と2022-2023ウィンター・シーズンの早割シーズン券の申込書が送られてきました。
少し前にスキー用具を仕舞ったと思っていたら、もうスキーの案内ですもね。
季節の移り変わりの早さには驚くばかりです。
何もかも値上がりのご時世ですので、シーズン券の値上がりも覚悟していましが、これだけは据え置き価格でした。
いつも元をとれるすれすれの回数ですが、迷わずに購入することにしました。
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ヤブラン

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ヤブランがひっそりと咲き出しました。
5mmほどの小さな花で、よく見ないと蕾と花の区別がつかないほどです。
古くから日本にある花らしく、万葉集の中にも山菅(やますげ)と呼ばれて、詠まれているようです。ただ、ヤブランを山菅とするには諸説があるそうです。
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キノコは偉い ②

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今年は春から雨の日が多かったせいかキノコのオンパレードという感じになっています。
木を切り倒して積んでおいたところからもいろいろなキノコが誕生しています。中でも目につくのが、黒色~褐色を呈するサルノコシカケ科のカワラタケです。見るからに硬くてとても食べられるようなものではありません。キノコの中でも担子菌類と呼ばれるもので、木を腐らせることから木材腐朽菌(ふきゅうきん)とも言われています。
ご存知のように木材の主要成分はセルロースやリグニンですが、これらを分解する役割を担っています。木材腐朽菌の役割は分かれているようで、セルロースを分解するものは、カワラタケのように黒色や褐色になり、他方リグニンを分解するものは白っぽくなるようです。
このように木材腐朽菌がいないと、山は木材で埋め尽くされてしまうことになります。もちろん落ち葉をかみ砕く小動物やカビ、細菌などとの絶妙な連携でリサイクルされていきます。
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6月に夕張の石炭博物館へ行った際に、石炭の起源に興味を持ちました。
教科書的には約2億8千万年前頃の石炭紀に大量に蓄積された大樹木が石炭の原料と言われていますが、その後は量も質も低下していったようで、その原因は何なのか不思議に思っていました。
前述のように白色腐朽菌は、地球上で唯一リグニンを含む木材を完全分解できる生物であり、この白色腐朽菌がリグニン分解能を獲得したのが石炭紀末期頃(約2億9千万年前)と言われています。つまり石炭紀から次のペルム紀にかけて起こった有機炭素貯蔵量の急激な減少は白色腐朽菌のリグニン分解能力の獲得によるものと考えられているそうです。(近年は他説も出ていますが・・・)
カワラタケなどが生えてボロボロになった木は、いくら大量にあっても土に戻るだけで、絶対に石炭にはならないのですね。

私たちの子供のころは、石炭が主要なエネルギー源でしたが、かりに古生代の地球上において大樹木の繁茂と白色腐朽菌が同時に誕生していたら、石炭という物質がそもそも存在しない可能性が高いのですね。石炭がなかったらイギリスの産業革命は起こらなかったでしょうし、その後の歴史は違ったものになっていたかも知れません。

あらためてキノコは偉いというか凄いと思います。(^^♪
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夏の余韻

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隣の北斗市で27.2℃でしたが、朝晩はめっきり涼しくなり、吹く風もカラッと爽やかでした。セミの鳴く声も少なくなってきましたし、トンボも少しずつ赤味を増してきました。
ちょっとした変化に秋が感じられるようになりました。
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ハナビラタケ

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草刈りをしている際に雑木林の中に30cmほどもある巨大なキノコを見つけました。
キノコ図鑑で調べましたら、ハナビラタケのようです。大きなカラ松の切り株の根元から発生していますし、特徴的な形態から間違いないと思います。
栽培をしている企業もあるほどに人気のあるキノコらしく、食べても美味しいようです。私はキノコのことはまったく分かりませんので、自分で採ったりしたものは食べないことにしています。
でも、見るからに美味しそうですので、食べてみたいような気もして複雑な心境です。
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まだ元気なアジサイたち

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隣の北斗市で29.4℃と、もう少しで30℃超えの暑い日曜日でした。ただ、夕方には涼しくなりますし、吹く風もカラッと爽やかですので、なんとなく秋が感じられるようになりました。

アジサイはほとんど秋色に変わりつつありますが、一部はまだ元気に頑張っています。
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ウドの実

今日は朝から快晴で気温が上昇しましたが、湿度が低くカラッとして庭作業には良い日和でした。
こんな日は海水浴かプールにでも出かけたい気持ちですが、北海道の感染者が8600人超と連日最多を更新していますので、グッと我慢の日々になっています。

春に美味しい山菜をたっぷり味わわせてもらったウドに星のような果実がついています。今は薄緑色ですが、もう少しすると黒紫色になります。アイヌの人たちは「ウドの実が黒くなったらマス(サケ)が遡上する」という自然の暦を持っていたそうです。
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エゾカワラナデシコ

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エゾカワラナデシコが少しずつ咲き出しました。本州での生育は中部以北に限られるようですが、名前の通り北海道では海岸や山で普通に見られる植物です。花びらがひらひらと風に舞ってきれいです。
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トリカブト

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今までトリカブトはなかったのですが、今年初めて2株だけ見つけました。
いろいろな種類があるようですが、北海道南部で一般的なオクトリカブトと思います。キンポウゲの仲間ですが、不思議な形の花ですね。
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