まだ赤くない赤トンボ / ちょっと赤いのも

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まだまだ暑いですが、少しずつ赤トンボの数が増えてきました。
赤トンボと言いましても、まだ赤くないですけどね。暑いので色づくのが遅れているのかな。
赤トンボにもいろいろあるようで、ちょっと見では区別がつきません。これはナツアカネでしょうね。(8/21)

※昨日、こんな記事を書きましたが、今日になってとまっているのを見ましたら結構赤いのがいました。個体差なのでしょう。(8/22)
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こちらは羽根の端に特徴のあるノシメトンボです。赤トンボの仲間ですが、あまり赤くならないそうです。羽根に触っても逃げようとはせず、結構人慣れしているというか大胆なトンボです。
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こちらが昨日投稿した赤くない赤トンボ(ナツアカネ)です。
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長期予報でも暑さが続きそう

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隣の北斗市の最高気温が31.5℃と今日も蒸し暑いです。
雑木林のなかは鬱蒼と葉が茂って日差しを遮りますので、意外と涼しいです。暫くぶりに下草刈りをしましたが、日差しが届かないぶん下草はぽつぽつで期待外れです。刈払い機のコードを回しても雨上がりで埃が立たず、下草はわずかなものの草刈り大好き人にとって楽しいひとときでした。
長期予報では9月に入っても暑い日が続きそうですね。
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ナツズイセン

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オホーツク海側で33℃をこえる暑さになっていますが、函館はほぼ平年並みの27.6℃。それでも雨がしとしと降って蒸し暑いです。早いもので来週からは小中学校の新学期が始まるようです。

ナツズイセン(リコリス)が咲いています。春に水仙のような葉っぱを出して枯れ、その後しばらく休眠してから北海道ではお盆のころに花茎が突然地中から伸びて咲き出します。
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ツチアケビ

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7月下旬にツチアケビの神秘的な花を紹介しましたが、それが1ヶ月も経たないうちにこんな形になりました。アケビに似ているので命名されたのでしょうが、他に山神の錫杖(シャクジョウ)、狐の錫杖、山唐辛子、山珊瑚などとも呼ばれるようです。私は赤いバナナかウィンナーに似ているような気がします。
キノコに寄生して生きる植物にしては、立派な果実を実らせるものですね。
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蝶花楼桃花 独演会 in 七飯

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蝶花楼桃花さんの落語を聴いてきました。
笑点などでお顔を拝見していましたが、生の桃花さん、とてもチャーミング。落語もとても面白かったです。

春風亭小朝さんの門をたたいたのが2006年。前座時代の春風亭ぽっぽ、二ツ目の春風亭ぴっかりを経て昨年の3月に真打になり、蝶花楼を襲名しました。「女真打」という枠が廃止され、男性と同じ扱いになってから20年。落語協会の女性の真打としては10人目になるそうです。現在、男性落語家は1000人ほどいると言われていますが、女性は40〜50人ほど。今も男性中心の落語界にあって、期待のプリンセス登場ですね。
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エゾカワラナデシコ

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ここ数日、20℃前後と涼しい感じになっていた北海道南部。
これで夏が終わりかなと思っていたら、今日は挽回して30℃近くまで気温が上昇しました。
暑いと文句を言い、涼しくなると暑さが恋しいと・・・ワガママです。 天気の神様もやれやれですね。
夏が始まる頃から咲いていたエゾカワラナデシコ。そろそろ終盤に近づいています。
もう道路脇にはススキが立派な穂をもたげていますもね。
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『隠居おてだま』 西條奈加

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大好きな西條奈加さんの『隠居おてだま』を読みました。

老舗糸問屋・嶋屋元当主の徳兵衛は、還暦を機に隠居暮らしを始めた。風雅な余生を送るはずが、巣鴨の隠居家は孫の千代太が連れてきた子供たちで大にぎわい。子供たちとその親の面倒にまで首を突っ込むうち、新たに組紐商いも始めることとなった。商いに夢中の徳兵衛は、自分の家族に芽吹いた悶着の種に気が付かない。やがて訪れた親子と夫婦の危機に、嶋屋一家はどう向き合う?
笑いあり涙ありの人情時代小説『隠居すごろく』、待望の続編!

時代が変わっても人の営みは一緒なのですね。年寄の頑固さと意固地な性分も一緒。分かっているのに変えられない。徳兵衛さん、分かりますよ。
私はまだ隠居暮らしをしたことがありませんが、存外難しいものかも知れませんね。仰るように、何事も慣れないお手玉のように、ひとつ放り投げても、また一つ手に返ってきますもね。世の悶着はまさにお手玉に似ているとは言い得て妙です。ただ、安穏を求めてそれだけに身を置けばたちまち腐り出すというのも、一つの真理かも知れません。年をとっても社会と繋がり、適度に緊張感を持っていることが大切なのでしょうね。
人生訓もたっぷり盛り込まれた西條さんの江戸人情噺。いいですね。  
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お盆休みは人混みを避けて

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隣の北斗市で最高気温が23.3℃と一気に涼しくなりました。東よりの海からの冷たい風が吹き込む「やませ」と呼ばれるもののせいでしょう。

昨日、お墓参りの際に通った函館のベイエリアは凄い人で、駐車場へ入る車の長い行列も続いていました。函館市内のホテルは満杯のようですし、車窓から見える飲食店などもどこもいっぱいのようでした。札幌へ通じる国道も渋滞になっていたことでしょう。
私たちは、人混みの中に行こうとは思いませんので、お墓参りに出かけただけで、あとは家の周りで過ごしていました。自然を求めてわざわざ出かける必要もありませんし、やることがいろいろと転がっていますので家の周りで過ごすだけでも結構楽しいです。
そうそう、函館のお盆というかお墓参りは7月ですので、お墓参りに訪れる人はあまり多くはありません。

完熟のトマトが沢山採れました。初物の枝豆もふっくらと実が入って美味しそうになりました。汗をかいた庭仕事のあとは、自家野菜を肴にビールで乾杯です。
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ふわっふわになってきたコキア

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小さかったコキアが、遅れを挽回するように大きくなってきました。
大きなマリモのようでもあり、巨大なずんだ餅のようでもあります。
グリーンが鮮やかですし、フォルムも独特で存在感がありますので、街路脇にはバッチリです。
秋になるにつれ赤へのグラデーションも楽しみです。
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丹保憲仁先生のメモから

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先日お亡くなりになられた丹保憲仁先生が、2015年1月のご自身のブログにメモ的にお書きになられた一文が掲載されておりました。21世紀後半に向けて日本人の選択すべき道標を示した丹保先生の一貫したお考えが書かれており、講義の際も学位授与式のスピーチでも同様の趣旨のお話をされていたのを記憶しています。一部省略していますが、メモ文を掲載させていただきます。

いま世界の人口は70億人なろうとしています。しかも人類始まって以来の最も速いスピードで増加し続けています。1700年代中葉ころ、化石燃料を使うことを覚えて、近代文明が本格的に動き出して僅か300年弱のことです。頼りの化石燃料も原子力用のU235もあと100年もつかどうかは怪しく、地球はこの先どれほどまでの人類を養えるのかが大問題になります。カナダのリースとワケナーゲルの提唱したエコロジカルフットプリントといった直截的な環境容量の推定値からみて、私は60億人ぐらいが、現代水準の生活をして、四海波静かに生きていくのにやっとの数字ではないかと考えています。日本人は1億2700万人にまで増えましたが、これから急速に人口を減らします。明治維新までに三つの島で200年にわたる営々たる努力の末に、自然エネルギーで暮らせたのが3千万人であり、その後加わった北海道に科学技術の進歩が加算しても、5千万人位がこの島で無理なく自然に暮らせる数値ではないかと思います。モネ船長のノーチラス号のような世界が広く広がってくるともう少し大きな数字が期待できるでしょう。世界も同じことで、100億人を超えた地球は無理でしょう。

グローバル化の果てに世界が平均化してくると、地球はいずれ総人口を減らさねばならない局面に突入するでしょう。わが日本はたった150年で西欧を追って近代文明の先端まで来て、人口一億人超の大人口で、世界屈指の経済大国となり、やがて近代文明発祥の地・西ヨーロッパと並んで成熟過程にはいり、高人口密度と過少資源の故に成熟から縮小過程にまで入ってしまい、近代文明の遷移過程の最先端に位置してしまいました。縄文時代以来2千年余中華文明圏の周辺にいて、英国がヨーロッパ文明圏の周辺にいながら近代のデファクトスタンダードを作り200年世界をリードしたように、7世紀初頭頃から日本は独自性を少しずつ主張しつづけ、18世紀にはアジアでは西欧近代文明にいち早く身ぐるみ飛び込んで近代化を成し遂げ、ついには近代産業社会の成熟と減速を世界最初に経験する大国になりました。日本人は縄文時代以来、初めて世界史の先端に来てしまいました。自覚するか否かを考えているゆとりはないようです。近代の次の文明の創成者となって21世紀後の世界のデファクトスタンダードを、18世紀のイギリスが近代のために造ったようにできるかどうかが問われています。隣に中華大文明圏の夢の再現を語る大国がありますが、この国も21世紀後半に至るやすぐに近代の卒業と人口・活動度の急減少を伴う成熟過程を踏むことになるでしょう。

日本人は世界に先駆けて、困難な近代文明社会からの撤退作戦を、日々の活力を失わずに進めなければなりません。糧食・弾薬尽きて多くの餓死者を出して退却したガダルカナル戦の様な事を繰り返すわけにはいきません。力を溜めつつ、戦いつつ次の交戦ラインにまでひかねばなりません。その際に最後にどうするかの算用なしでは、本土決戦一億玉砕になり、沖縄戦の惨禍の繰り返しになります。幸いなことに、先発縮小国の日本はまだ周辺に成長を是とし、使い慣れた近代の生産・消費システムの拡大をよしとするBRICs諸国があります。暫時は、生産拠点と市場をこれらの国におかせてもらって、成熟領域の日本国はパラサイト的に活動度を維持していくことになるでしょう。今言われている、グローバル化の一面です。然し中国などの発展途上国は、この世紀の半ば以後に至り、近代の飽和と続いての縮小局面に入った時に、いま日本が生産拠点と消費マーケットのかなりの部分を依存しているBRICs(周辺)諸国はもうありません。途上国の成熟後の日々は日本の現在の状況をはるかに超えた困難と巨大な量を持ったものになると思います。日本が150年かけてたどり着いたところに100年足らずで到達するわけです。ヨーロッパは300年かかけて成熟社会になりました。 

近代の次に来る文明・社会構造の懐胎とそれに至る道筋を高い技術力・文明度のもとで、しっかりと戦力を維持しつつその変遷縮減を着実に進行させて行く過程の、時間設計が必要です。石油・天然ガス・U235は100年とはもちません、CO2の排出量制御も待ったなしです。日本のポスト近代社会はこれから数十年かけて着実に自然再生エネルギー主体のエネルギーシステムに転換していかざるを得ません。果たして再生可能エネルギーでどれだけの人類を養えるのかまだ誰もきちんとした推算が出来ていません。人口減少まで頭に置いたエネルギー政策、食糧政策、水資源や流域管理といった国土政策が、地方の自立持続と国土の保全防衛を目標にした国家戦略として論じられなければならないと思います。全部足しても1にならない0.1政策5本を進めるような心細い政治では困ります。市民も政治のプロポザル(マニフェストなどと云われるもの)を評価するように賢くなってきたと思います。日本人は21世紀の次のポスト近代を自ら描いて創っていかなければ生き残れない国になったことを思い起こして、みんなで考え、勉強を続けることが必要と思っています。

丹保先生が仰るように、2050年に予測される地球人口の100億人というのは、地球が持ち堪えられる環境容量からみて到底受け入れられるものではないでしょう。また、日本においても環境に負荷をかけない自然エネルギーだけで暮らせたのが3000万人であり、その後の科学技術の進歩があっても、せいぜい5000万人だろうというのも頷ける人口数です。年齢別人口のアンバランスから派生する労働力不足や年金・保険の不都合などがクローズアップされ、それらを是正する意味で人口減少や少子化といった目先の現象に目が行ってしまい、政府の政策もそれに沿ったものになっています。人口減少や少子化の過渡期としては仕方がないのでしょうが、今一度、5000万人程度まで人口が減少した後の社会の在り方について考えてみる必要があるように思っています。個人的には年齢別人口が適正比率になり、人口も5000万人程度になった日本の姿を見たいですし、生活もしてみたいと思います。夢は叶いそうにありませんが、今よりはゆったりと快適になることは間違いないでしょうね。

今日の函館の最高気温は、35.4℃と観測史上の最高値を更新しました。あまりにも暑くて、菜園の野菜も戸惑っているようです。
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丹保憲仁先生逝去・・・

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元北大学長で水環境工学者の丹保憲仁先生が、6日に札幌市北区の自宅で逝去されました。北大では浄水の汚泥処理システムなどの研究に取り組み、海外にて水道技術の指導にもあたったそうです。95年に北大学長となって2001年まで2期6年務めたあと、2007年までは放送大学の学長を務められました。退官後は、再び北海道へ戻られ北海道開拓記念館(現北海道博物館)の館長に、そして2010年には農業試験場や水産試験場など22の道立試験研究機関を統合した道立総合研究機構の初代理事長に就任されました。その間、北海道河川財団会長を務めるなど、数々の要職を歴任しています。

私ごとになりますが、丹保先生が学長を務められている時期に、放送大学に在籍しており、丹保先生のお名前で学位記をいただいております。私の研究テーマは西洋史学(古代ギリシア史)でしたので、ゼミなどで直接指導を受けることはありませんでしたが、一度だけ講義で丹保先生のお話をうかがう機会がありました。水資源からみた地球環境のようなお話だったように思いますが、とても感銘を受けた記憶があります。

生涯学習をする意義について、このようなことを仰っていました。
専門といわれる学習はそれのみでは自己主張に近いものに堕する恐れもあり、できるだけ広く高いレベルで位置決めをする教養的判断にまで存在を高めてはじめて創造的技術の形成に至る。教養を持つということは自分の位置を決める努力であり、集団の中での個人の挙動の具体の意味・価値の理解にまで進んで、漸く個々人の修練が本格的なものなると思う。

卓越した研究者であったことは勿論のこと、多くの方に慕われた素晴らしい方でもあったのですね。
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腐ってもTANNOY

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数日前にジャズの話題と共にカートリッジのことをお話しましたが、今回はスピーカーです。
ジャズ愛好家はJBLのスピーカーが定番ですが、私が愛用しているのはイギリスのTANNOYです。このスピーカーも1976年の発売ですから、かれこれ50年に達しようとしています。個人的にジャズよりも繊細なクラシックのほうが好きでしたので、TANNOYを選んだように記憶しています。

一般的なスピーカー・システムは、低音(ウーファ)、中音(スコーカー)、高音(ツイータ)で構成され、複数のスピーカーが筐体(エンクロージャー)に収まっているのが普通です。このTANNOYの凄いところは、300mm(12インチ)スピーカー1本で前述のシステムの音域をすべてカバーすることです。外見は低音(ウーファ)だけのように見えますが、隠れた秘密があるのですね。何が利点かというと、音の出所が一つであるということ。難しく言うと、位相特性に優れていて、音像表現力が豊かなのだそうです。複数のスピーカーから音が出ていると、音のずれというか相互に干渉するのかも知れませんね。

こんなTANNOY。50年も経って、さすがにエッジのウレタンがベタベタと腐ってきて、10年ほど前にエッジ交換をしました。今はもとの鮮明な音が復活していい感じです。腐ってもTANNOYです。
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このTANNOYは、英国王立デザイナー協会ジャック・ハウ氏が手がけたそうです。現在も同じモデルのスピーカーが細々と製造されており、スピーカー本体は改良されたようですが、今でもスコットランドのコートブリッジ工房で熟練の職人チームによってハンドメイドで作られています。
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TANNOYは、イギリス国営放送(BBC)のモニターや世界中のスタジオで使用されました。TANNOYのスピーカーで聴くことは、「リビングルームにアーティストを招くこと」と言われたほどです。JBLを好きな人はJBLから離れられないように、TANNOY好きも同じです。 現在のTANNOYオペレーションディレクターのJim Stewartさんの製品紹介がありましたのでご覧ください。

お爺さんお婆さんは、昔は良かったという

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先日の日曜日に町内会の寄合いでバーベキューをやるというので行ってきました。
参加者はいつものようにお爺さん、お婆さんばかりで若い人は誰も来ません。バーベキューに限らず、清掃や草刈り作業も若い人は誰も来ず、いつも昔若かったお爺さん、お婆さんばかりです。
それはいいのですが、こういうところに来るお爺さんやお婆さんは、皆元気でよく食べよく飲みます。「macotoさんは焼く係ね」と言われ、せっせと焼いていたら、結果的に食べたのは、焼き鳥2本とおにぎり2個のみでした。たらふく食べて飲んだお爺さんとお婆さんは、アルコールと焼き肉の油が潤滑油になって、次第に口元も滑からなってきます。もうこうなったら止まりません。

昔話に花が咲きます。「北洋漁業が盛んな頃の函館の繁華街は人で溢れてぶつかって歩いたなぁ」、「大きなキャバレーが何件もあって毎晩楽しかったなぁ」、「給料がみるみるアップして凄かったなぁ」などなど楽しい話題がぼんぼん出てきます。結論は、「昔は良かった。今の若い人は可哀そうだ」というものです。私もそうですが、なぜ高齢者は昔は良かったと思うのでしょうね。

googleのAIアプリのBardにその心理について訊いてみました。さて結果は・・・
昔は良かったという心理は、懐古主義やノスタルジーと呼ばれるものです。懐古主義とは、過去の良い時代を懐かしむ気持ちや傾向であり、ノスタルジーとは、過去の出来事や場所を懐かしく思う気持ちです。これらの心理は、人間が本来持っているもので、誰もが時々感じるものです。
懐古主義やノスタルジーが起こる理由はいくつかあります。一つは、人間の記憶が時間の経過とともに良い思い出に偏る傾向にあるためです。私たちは、過去の良い出来事や経験をより鮮明に覚えており、悪い出来事や経験を忘れがちです。そのため、過去を振り返ると、良いことばかりが思い出され、昔は良かったと感じてしまうのです。
なのだそうです。AIはそつなく、賢いです。

でも、団塊の世代の私が生きてきた時代は、戦争を経験したことがありませんし、貧しいながらも将来に向かって夢と可能性に満ち溢れていたように思います。きな臭さを身近に感じることはありませんでしたし、環境問題や気候変動もそれほど問題ではなかったですし、今のような閉塞感もありませんでしたもね。それに高度成長期を過ごせたのも大きかったです。
単純に昔は良かったとは言いたくありませんが、客観的に見て全体の幸福度や満足度は高かったように思います。私個人は、昔も良かったし今もハッピーといったところです。歴史的にみても稀な良い時代を過ごしてきたのでしょう。
ただ、今世紀後半を子供時代から生きたいかと訊かれたら、個人的にはNOです。子供達や若い人達の将来を否定するようですが、あくまでも個人の感想ですからお聞き流しを。(^^♪

2月に咲いた胡蝶蘭が、まだ咲いています。暑いのによく頑張っています。
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まるでサウナ状態

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今日も隣の北斗市で32.9℃とうだるような暑さが続いています。
午前中は排水溝のセメント打ちや土の埋め戻しをしていましたが、30分おきに水分補給と休憩をしないと動けない状態に陥ってしまいます。痩せている割に汗をかきやすい体質で、本当に干乾びてしまいそうです。数日後からは更に気温が上がるようですから、どうなっちゃったのと思ってしまいます。

午後からは珈琲豆の焙煎です。数日前に切らしてしまい、仕方なしに焙煎と相成りました。いつもの温室から脱出して外でやってみましたが、風があって一定の熱量が得られず、温室内へ逆戻りです。さすがに温室内でコンロを使うのは凄いものがありました。まるでサウナです。

それでも何とか頑張って1kgだけ焙煎しました。いつものグァテマラのパストーレス・ピーベリーです。ガス抜きに一晩おくのが普通ですが、我慢できずに早速いただきました。三日ぶりのコーヒー、美味しいです。(^^♪
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あともう少し

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十勝や北見市で軒並み35℃を超える猛暑日になっていますが、隣町の北斗市でも32.5℃と連日の暑さになっています。

この猛暑にもかかわらず、数日前から菜園の雨水排水溝を直しています。経年で狂いが生じていましたので、すべてを掘り返しての作業です。コンクリートU字溝は一個が60kg近くありますし、数えたら全部で15個もありました。基礎部に大きな石とブロックを敷いて水準器で角度を調整しながら進めていきますが、重くて大変でした。おまけに勾配調整がうまくいかず、数日間に三度も全部引っ剥がしてやり直しをしましたので、心身ともにぐったりです。今回はうまく行きましたので、あともう少しで完成です。
U字溝の繋ぎ目をコンクリートで固めて、両脇の土を埋め戻すと祝杯です。(^^♪
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地球上にはこんな凄いところがあるんですね

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ちょうど50年前の秋にネパールのポカラという町に行ったことがあります。首都カトマンズから200kmほど西に行ったところにあります。今でこそ交通も便利になっているようですが、当時はガタガタの山道をボロの乗り合いバスで行った記憶があります。ここから見えるアンナプルナ山群そして秀峰マチャプチャレなど7~8000m級の山々のモルゲンロート(朝焼け)は、今でも忘れることなく深く印象に残っています。

7月30日のNHKスペシャル『ヒマラヤ “悪魔の谷”~人跡未踏の秘境に挑む~』は、そのアンナプルナ山群に囲まれた深い谷を探検するというものでした。幅十数m、深さ200m以上、谷底を見た者は、いまだ誰もいないというとてつもないスケールの「セティ・ゴルジュ」と呼ばれる大峡谷が舞台です。
この大冒険に挑んだのが世界的な渓谷探検家、田中彰と大西良治の二人です。命がけで踏破したキャニオニングの距離は3.5km、発見した滝は75といいます。
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私はニューデリーからカトマンズに入りましたが、カトマンズに近づくと飛行機の窓からはまさにこの光景が広がっていました。本当に息をのむ大パノラマでした。
番組でもヒマラヤの成り立ちが詳しく紹介されていましたが、インド亜大陸の衝突によって海底だったところが隆起してヒマラヤ山脈が出来たというのですから凄いです。二人が下降した大峡谷の岩肌にも綺麗な地層の縞模様が映し出されていましたが、これは海底だったころの堆積物の名残りなのだそうです。それが断層や山体崩壊、氷河や雪解け水などの浸食によって、現在の神々しい姿になったといいます。
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 お二人のキャニオニングは、登攀の技術は勿論のこと、氷点下に近い激流を泳いだりして、人間技とは思えませんでした。映像を見ているだけで、足がすくんだリ鳥肌が立ったりと、ハラハラドキドキの連続でした。「セティ・ゴルジュ」・・・地球上には私たちの想像を超える場所はまだあるんですね。
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※NHKスペシャル『ヒマラヤ “悪魔の谷”~人跡未踏の秘境に挑む~』の放映画面を撮影させていただきました。

『27000冊ガーデン』 大崎梢

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主人公は高校の図書館司書である星川駒子。生徒から持ち込まれた本に関わる事件や相談事を、取引先の書店員の針谷敬斗や司書仲間、図書委員らを巻き込んで解決していきます。短編集でミステリーと謳っていますが、謎解きはあまり期待しない方がいいです。
保健室登校ならぬ図書室登校というのがあることを知りましたが、家庭や学校に疲れた子供たちにとって好きな本に囲まれた安らぎの場としての図書室の役割は重要なのでしょうね。まさに子供達のガーデンですね。
大崎さんは元書店員さんだったらしく、お馴染みの本が沢山出てきます。読んだ本もあるし、まだ読んでいない本もありますが、いずれも大崎さんがセレクトした良書ばかりのようで、さすが本に対する愛の深い方と思いました。ブックコンシェルジュやブックソムリエみたいな感じかな。その意味でも読んで損をしない一冊と思います。
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コキア

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石狩市在住の知人が昨年訪れた際に、自宅にコキアを植えているということを聞き、私もタネを入手して植えてみることにしました。私が草刈りをしてあげている隣の宅地の所有者が、自由に使ってくださいとのことで、今年は一部をお借りしてコスモスとともに植えてみました。
近所のお庭に植えられているコキアは、とても立派になっていますが、我が家のは植える時期が遅かったので、まだミニサイズです。それでも、こんもりとした姿は可愛いですし、秋になると赤く紅葉してきれいですよね。ビッグサイズになりましたら、また紹介させていただきます。(^^♪
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異常気象がニューノーマルに

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十勝地方では軒並み36℃越えの猛暑日が続いています。隣の北斗市でも32.3℃と暑いです。

どうみても異常と思わざるを得ませんが、27日に国連のグテーレス事務総長が「地球温暖化の時代は終わった。地球沸騰化の時代が到来した」と述べていたのが印象的でした。世界気象機関などによりますと、7月の世界の平均気温が最高記録を更新して、史上最も暑くなることがほぼ確実とのことです。グテーレスさんは「異常気象がニューノーマルになりつつある」とも述べていますが、現在の異常気象と呼んでいるものは、「異常」ではなく「普通」になりつつあるということなのでしょう。フェーズが一段変わった感じでしょうか。

兵器開発や紛争・戦争にうつつを抜かしている場合ではなく、早急に地球規模での対策を考えて行かないと取り返しがつかない事態に陥るでしょう。誰かが地球を人体にたとえて「地球のホメオスタシスは壊れてしまった」と言ってました。もう手遅れなのかも知れませんね。
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アナハイムで翔平さんを見たい

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日本のプロ野球はあまり見ませんが、BSで放送されるエンゼルスの試合は録画してたのを含めてほぼ毎日見ています。
お目当ては大谷翔平選手。今日のデトロイトでのダブルヘッダー第1試合で、メジャーでは自身初となる完封勝利を見せました。9回を1安打無失点、8奪三振とほぼパーフェクトの投球でした。その直後の第2試合では、DHとして37、38号の2打席連続ホームランと凄かったです。ホームラン王、そしてMVPに一歩近づいたような気がします。翔平さん、ワンダフルです。

テレビを見てもあまり楽しいニュースはありませんが、救いは翔平さんだけですね。来シーズンもエンゼルスに残ってくれたら、アナハイムへ行って試合を観戦したいなぁと思っています。
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 ※NHK-BS1の試合の模様を撮影させていただきました。

往年の名器と言われたortofon MC-20

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職場でちょっとしたジャズ喫茶の話題が出て、昔を思い出していました。
私と同じ団塊の世代はジャズ喫茶に通ったり、オーディオに凝った方が大勢おられることと思います。私は特別凝ったほうではありませんが、それなりにレコードを聴いたりオーディオを集めたりしていました。今はもっぱらAmazonPrimeで聴く程度で、プレーヤーなどを廻したりはしませんが、今でもレコードやオーディオ一式は売らずらそのまま抱えています。
試しにカートリッジはどのくらいの価格で売買されているのか、私の持っているortofon MC-20をメルカリで調べてみました。完動品では「わお~」と声が出るほどの値段で売られていました。ご存知の方もおられると思いますが、ortofonはデンマークのメーカーで、MC-20は1977年に3万3000円で発売になったカートリッジです。50年ほど前の3万円ですから私も良く買ったものと思います。きっと1ヶ月分の給料くらいの価格だと思います。
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音質は嫌味のないつややかな音で、低域もしっかりとしており、個人的には好きなカートリッジです。先端部に肉眼では見えないくらいの針がついています。これが生命線ですので、大事に使わないといけません。カートリッジには、MM型とMC型がありますが、MC-20は後者ですので、アンプとの間に昇圧トランスをかませないと音源が得られない仕組みになっています。

岩手県一関市に伝説のジャズ喫茶「ベイシー」があり、コロナ禍で現在は休業していますが、再開したらぜひ伺ってみたいと思っています。
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色づいてきたブラックベリー

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隣の北斗市で最高気温が31.8℃。帯広近郊の池田町では36.2℃と凄い気温になっています。北海道でも年に何度かは猛暑日や真夏日になる日がありましたが、今年のように猛烈に暑く、そして長く続いているのは、あまり経験がないような気がしています。
そうそう、今年はハルゼミがあまり鳴きませんでしたし、例年ですとうるさいくらいに鳴いているアブラゼミなど夏の蝉の声もあまり聞こえてきません。あまりの暑さに羽化するのを躊躇っているのかも知れませんね。

ブラックベリーがぽつぽつと色づいてきました。
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ヤブカンゾウ

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ノカンゾウに代わってヤブカンゾウが咲き出しました。別名オニカンゾウとかワスレグサともいいます。花被片はノカンゾウと同じで6枚なのですが、こちらは雄しべが花弁化して八重になっています。結実はしないようで、地下茎でどんどん広がっていきます。
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ニッコウキスゲ(エゾカンゾウ)も殆ど終わりに近づいていますが、少しだけ咲いているものもあります。今が盛りと咲くアジサイとのコントラストがきれいです。
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インカ道もどき

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隣の北斗市で最高気温が31℃。本州に比べたらかわいいものですが、それでも暑いです。
そんな暑さにめげず、石積みの好きなおじいさんは階段作りをしていました。「賽の河原」ではありませんよ。気分は「インカ道」です。石だけは豊富にありますからよりどりみどりですが、あくまでも腰を痛めない範囲内の石限定です。刑罰により石を山の頂に運び上げるギリシャ神話のシーシュポスのようでもあります。
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こちらは8年前にインカトレイルで歩いた正真正銘の「インカ道」です。現在の6か国に跨る総延長約5万キロの道路網が広がっていたと言います。私はこのうちの42kmを数日かけて歩きましたが、石畳や石積み技術には見事というしかありませんでした。それが標高4000mを超えるような高地や断崖絶壁、そしてジャングル地帯にまで延々と繋がっているのですから驚いてしまいます。
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眼下の山腹を縫うように続いている一本のインカ道を確認できますでしょうか。私たちが歩いてきたルートとは別の道です。こんな道を重い荷物を背負って古代インカの人たちは往来していたのでしょうが、険しいところや危険なところがありますから命を落とす人もいたのでしょうね。下を流れる川は、ウルバンバ川です。
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トレイルの最高標高4200mになるワルミワニュスカ峠です。富士山よりもはるかに高いところまで立派な石畳・石積み階段の道が続いています。
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『コメンテーター』 奥田英朗

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奥田英朗の『コメンテーター』。久しぶりに大笑いできる本に出合えました。こんな本は大好きです。
シリーズの第一作は『イン・ザ・プール』、第二作は『空中ブランコ』。これで直木賞を受賞しているというのですから、選考委員も賞賛ものです。その後は第三作として2006年の『町長選挙』。そして17年ぶりに第四弾『コメンテーター』が刊行されました。

私は前作を読んでいませんが、心の病にかかった患者たちが、変人精神科医・伊良部に不可思議な療法を施され、そこから奇想天外な事件が連続するというドラマの基本は第一作から変わらないそうです。ホテルと見間違うほどに豪華な大総合病院の地下に貧弱な診療科を構える精神科医の伊良部。フィギュアを愛し、患者の腕に刺される注射に興奮する変な精神科医です。そして看護師のマユミちゃん。不愛想にガムを噛みながら登場し、こちらも行動が尋常ではありません。こんな変な医者と看護師が巻き起こす奇想天外な変な治療が笑いを誘います。

コロナ禍でテレビの視聴率の依存症となったプロデューサー、他人のルール違反への怒りでパニック障害になった男、ネット上の投資で億万長者になったものの不安で失神してしまう男などが伊良部のもとを訪れます。いずれも私たちと同じ今の時代を生き、その時代のせいで病に陥った人たちばかりです。伊良部・マユミコンビと患者のやりとりは、極端なケースでコミカルとさえ思えますが、この時代を映す鏡として説得力に満ちているといえます。

この伊良部シリーズは短編ですので、どこから読んでも面白いです。
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やっとみつけた・・・ツチアケビ

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花はランのようなのに葉っぱはない・・・この変な植物はツチアケビと言います。
一昨年に裏の雑木林の中で初めて発見した場所から約100mも離れたところに移住していました。小さい時に気が付かないで草刈りをしたようで一部は無残にも切れていました。でも、二株並んで元気にしていました。

光合成を行う葉を持たないことが一つの特徴です。また、根に菌根菌を持っており、菌が腐植などを分解することで得られた栄養分を吸収して生育しています。おもにナラタケとラン菌根を形成し、栄養的に寄生している面白い植物です。
名前の通り果実も突拍子もなく面白いですよ。
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セミの声が一段と賑やかに

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隣の北斗市の最高気温が8月上旬並みの26.2℃でした。日差しのあるところは暑いですが、木陰に入るとひんやりと心地よい風が吹いています。数日前にトンボを見かけましたし、林の中では蝉の声が一段と賑やかになってきました。

午後からプールで泳いできましたが、1ヶ月ほど前までは冷たいと思っていた水も生温くなってきました。そろそろ夏休みですから、これからのプールは子供達で大賑わいになることでしょう。子供たちにプールサイドは譲って、私たちは夏休み期間はお休みです。海やプールで楽しい夏休みを過ごして欲しいですね。
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漁火がきれい

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私の家から函館湾までは直線で約10kmほど離れているのですが、漁火がきれいに見えています。
マイカ(スルメイカ)漁が最盛期を迎えているようで、多くのイカ釣り船が沖合に繰り出しているようです。

先日、行きつけの鮮魚店に寄りましたら、小振りの生簀イカがあり、値段を訊いたら1匹500円とのこと。胴体が20cmにも満たない小さなイカがこの値段ですから驚いてしまいました。

私が子供のころの函館ではイカは朝に食べるものでした。朝早くにイカ売りのおばさんが来るものですから、胴体が30cmもあるような大ぶりのイカを買い、手早く母がお刺身にして食べるのが夏の朝の日常でした。いまは「生簀イカ」などと大仰ですが、昔は朝獲りのイカはすべて虹のように光る活きたイカが普通で、それ以下に活きが落ちたイカを食べることはありませんでした。白いイカなどは論外です。30cmもあるようなイカは身が厚く、2枚におろしても今のイカよりも食べごたえがありました。

本当にイカはどこへ行ったのでしょうね。団扇のように大きかったスルメももう二度と目にすることは出来ないでしょうね。きれいな漁火をみて、そんなノスタルジーにかられています。
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グースベリーの収穫

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子供のころ、夏になるとよく食べた懐かしい小果実、グースベリー。ほどよく完熟してきましたので収穫しました。
枝に棘がありますので、厚手の手袋をつけて、こそぎ落すような感じで収穫します。1本の木からこんなにも沢山採れました。青いのは酸味が強いですが、赤くなるにつれ甘味が増してきます。
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こちらは数年前に仲間入りした別の種類のグースベリーです。「ピックスウェル」や「ホートン」など北米系や欧州系として何種類かあるようですが、我が家の2本は何の種類かよくわかりません。無農薬ですから、収穫時にポイと口に放り込んでみましたが、両者の味の差はほとんど変わりませんでした。
いずれも生食にしたりジャムにしたりします。ほんのりと酸味が効いて、生でもジャムでもとても美味しい小果実です。
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「海の日」は湖へ

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今日の函館の最高気温は29.4℃と蒸し暑い一日でした。「海の日」ということもありますし、こんな暑い日は臼尻の海に潜ったら気持ちがいいでしょうね。
そんな「海の日」。妻を誘って近くの大沼でのんびり漕いできました。着いた頃、大沼湖畔は白波がたつほどの風がありましたので、慎重な漕ぎ出しでスタートです。しかし、途中からは風がピタッとやんでベタ凪に近い状態になりました。こうなると湖の上でも猛烈に暑いです。
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いったん岸に着いてから妻を下ろし一人で漕いでみました。タンデムですから前席の妻が下りると艇の前が浮いたような状態になります。こうして漕いでいると、コロナ前までは毎年参加していたsea to summitにも参加したいなという思いがこみ上げてきます。8月の大雪・旭岳は日程的に無理ですので、10月の宮城・加美町の大会を目指してみようかなと思っているところですが、実現できるかどうか・・・。(^^♪
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berry good

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7月も中旬。北国にも本格的な夏の到来を感じさせます。そんな季節の変化とともに、ジューンベリーやラズベリーは収穫を終え、次のベリー類がつぎつぎと完熟期を迎えています。
まずグースベリーが赤く色づいて美味しそうになってきました。子供のころに熟す前の青くて酸っぱい実をよく食べた思い出があります。明日にでもすべてを収穫する予定です。
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こちらはブルーベリー。早生種は今月初めころから収穫していますが、ここにきて他の種も次々に色づいて、毎日収穫に追われています。生でもジャムにしても美味しいですよね。
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ブラックベリーも花がほぼ終わり、果実は少しずつ赤味を増して大きく成長しつつあります。今年の春に別の種類のブラックベリーの苗が仲間入りしましたが、今年の結実は無理のようです。酸味の強いインパクトのあるジャムになります。
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夏の庭はビビットに

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数年前にたった5個の球根を植えたスカシユリ。それが増えて増えて今年はこんなにも沢山の花が咲きました。しかも暑さに負けないくらいビビットな色彩です。
先日紹介したエゾスカシユリは野山に咲く野生種ですから大人しい印象ですが、こちらは改良された園芸種だけあって賑やかというか陽気な感じです。ただ、上を向いて咲くところは一緒ですね。
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にわか石工に変身

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以前に石積みの「にわか穴太衆(あのうしゅう)」の話題を掲載しましたが、今度は「にわか石工(いしく)」です。
個人的に石積みが好きで擁壁や階段などを作ってきましたが、今度はログハウスの周囲の犬走りを石敷きにしてみました。
私のところは掘れば石が出るほどに石は豊富にありますが、石敷きに最適な表面が平らな石を探し出すのは結構大変です。しかも離れたところから10~20kg、ものによっては30kgを超えるような石を運ばなければなりませんので、暑くてヘロヘロでした。
それでも何とか一日でこんな感じに仕上がりました。
「にわか穴太衆」や「にわか石工」として声がかかれば、どこへでも行きますよ。(^^♪
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雨空に咲くアジサイ

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仕事帰りの高速道路は強い雨で前が霞むほどでした。その後は小康状態になりましたが、相変わらずムシムシしています。
そんな梅雨空を待ってましたと元気になっているのがアジサイです。沢山あって株も大きくなっていたのですが、芝桜のために昨春に大胆にカットしたために、今年は咲いていない株のほうが多くなりました。来年には低い位置で咲くことを期待しています。
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ちょっと残念な園芸ツール

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今日も蒸し暑い一日でした。蒸し暑いと言いましても隣の北斗市で27.6℃ですから、本州とは10℃近くの気温差がありますので、可愛いものです。
湿度が高く、高温となりますと、菜園の雑草もぐんぐんと成長します。そんな雑草取りの救世主になるのではと購入した雑草取り用のローター。刈払機に取り付けて使用します。
丸い金属板に埋め込まれたワイヤの束のような物を回転させて、雑草をむしり取るような仕掛けになっています。
昨シーズンから何度か使用しましたが、使用感は「う~ん」といった感じです。私は菜園で使っていますが、土が乾いていると埃が凄い。湿っていると、あまりよくむしり取れない。そんなちょっとフラストレーションがたまりそうな感じです。Amazonで星が沢山ついて高評価の製品でしたので、購入したのですが、使う人によって使用感が違うのかも知れません。
石の多いところやコンクリートの縁などでは、私はコードを使っていますが、そんな場所にはこの製品がいいのかも知れませんが・・・。
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ポタリングは暑い日もいい

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隣の北斗市の最高気温は27.9℃。昨日より下がりましたが、今日も暑い一日でした。

北斗市の図書館分館に本を返さなくてはいけないので、自転車で行くことにしました。ロードバイクのリアディレーラーのプーリーを交換しましたので、この様子を見たいということもありました。七飯からは直線で行くとすぐなのですが、遠回りして函館新道、産業道路、大野新道とほぼ大野平野の外側を一周するようなコースを走ってみました。
図書館分館で水分補給をしている際に、八郎沼の睡蓮のことを思い出して、急遽行ってみることにしました。大野川からやや傾斜のある坂を登りきると八郎沼があります。日曜日ということもあって家族連れなどで賑わっていました。沼には赤、白、ピンクの睡蓮が生育しており、いずれも今が見ごろと咲き誇っています。

40kmを少し超える距離でしたが、走っているとそれほどの暑さではなく、むしろ心地よい感じでした。プーリーも今まで以上にギアチェンジがスムーズになり、交換して良かったと思います。消耗品ですので、定期的に交換した方が良いようですね。
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夏は下駄でしょう

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隣の北斗市で32.6℃と7月上旬としては異常な暑さになりました。
職場は快適な気温になっていますが、一歩外に出たらめまいがするほどの暑さでした。この夏は北日本ほど猛暑になる予報ですから、このさきどうなるか不安になります。

プラスチックのサンダルを愛用していましたが、裸足には下駄がいいと思い、家の中を探してみました。ありました~。しかも3足も。買ったり、仕舞い込んだりして忘れていたのですね。
さっそく鼻緒に指を通してみましたが、いい感じです。夏は下駄に限りますね。

私と同年代の方ですと、下駄に纏わる思い出がおありと思いますが、私も二つほどあります。
一つは高校時代の夏場は、下駄で通学していたことです。今考えると、馬鹿な高校生だったと思いますが、何となく粋がっていたのでしょうね。イマドキの高校生で下駄ばき通学をみたことはありません。
もうひとつは、中学の同級生で親友だったS君のことです。高校、大学と別々になったのですが、ずっと親交が続いていました。学生時代のある日、私の下宿に見かけない女物の下駄があり、下宿のおばさんが「macotoさん、お客さんよ」とのこと。しかも鍵などかけていない部屋に、すでに入っているらしいのです。これはヤバいと思いました。恐る恐る部屋の戸をあけたら、なんとS君が私の万年床に寝ているではありませんか。連絡もせずに帰省の途中に夜行列車を乗り継いで寄ったというのです。「おまえ、東京から女物の下駄を履いてきたのか」・・・二人して涙が出るほどに大笑いしました。彼も下宿先のおばさんか誰かの下駄を拝借してきたのでしょう。
そんな彼は、定年間近の頃、癌のために静かにこの世を去りました。下駄を見るとS君のことを思い出してしまいます。
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ヒトはなぜ戦争をするのか -オキシトシン-

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6月18日にNHKで放映された「ヒューマンエイジ 人間の時代 第2集 戦争 なぜ殺し合うのか」をご覧になった方は大勢いらっしゃると思います。オキシトシンという体内で分泌されるホルモンと紛争・戦争との関係を解き明かしていく興味深い内容でした。
歴史上記録に残る戦争や紛争を調べると、過去3500年間で少なくとも1万回、総死者数は1億5千万人にものぼるといいます。なぜ人間はこれほど殺戮に憑りつかれたような生き物になってしまったのでしょう。

番組の内容を私見をまじえて要約してみます。
大英博物館には1万3000年以上も前に人間が大規模集団で戦った世界最古の証拠があります。発掘された人骨には無数の傷がついており、一人に矢や槍が何本も投げつけられていた例もあるそうです。遥か昔から人間は飛び道具を使って殺戮をしていたのですね。
そもそも人間の遠い祖先であるアウストラロピテクス・アファレンシスは、数十人程度の集団で虫や植物を食べて生活するか弱い生き物でした。か弱さゆえに集団として生活せざるを得なかったのですが、この集団を形成するには他者への共感を高める作用のあるオキシトシンが重要な働きを担っていたことが知られています。人類はこのオキシトシンによって生き延びてきたといっても過言ではないでしょう。次第に集団の規模を拡大したこともあり、集団の知恵によって投げ槍のような飛び道具が誕生します。この道具の発明より大型動物との立場が一変することになります。

その後、狩猟採取による生活から農耕や定住への移行が起こり、徐々に人口が増えていきます。それにつれ、別の集団との間で敵対意識が高まったと思われます。狩猟を目的に編み出した飛び道具を敵対勢力との争いのためにより遠くに飛ぶ弓矢や投石器のようなものに進化させていきます。人間心理として、投げ槍のように投てき距離が近いと相手への共感から攻撃するのにためらいを感じますが、飛距離が伸びると相手への共感は弱まり、攻撃への抵抗感が失われていくと考えられています。現代の戦争をみても然りです。

さて、ネズミの実験で、赤ちゃんを産んでオキシトシンが分泌されている母ネズミに初対面のネズミを近づけると攻撃を仕掛ける映像がありました。この現象は、子連れのヒグマでも同様で、きわめて凶暴であることが知られています。オキシトシンには守るべき相手とそうではない相手を線引し、攻撃を促す作用もあることを証明するものです。ライデン大学のデ・ドリュー教授は、「オキシトシンは、協力的に作用するだけでなく、非常に攻撃的にする働きもある」と話し、人間においても同様であると指摘します。

さらに、ジョージ・ブラウン大学ダニエル・ホイヤー博士らは、戦争を拡大させる人間の特性に歴史学の視点から迫り、最も死亡率が高かったのは第二次世界大戦、次いで死亡率が高かったのはカトリック勢力とプロテスタント勢力が対立した三十年戦争であったといいます。敵への恐怖心を煽り仲間の結束心をかきたてるプロパガンダが戦争を深刻化させた要因だと指摘しています。現代では、インターネットやSNSなどがその例に当てはまるのでしょうか。オキシトシンとプロパガンダの相乗作用は怖いですね。

セロトニン、ドーパミンとともに「幸せホルモン」と呼ばれるオキシトシン。集団生活の中で人間関係を築いていく社会的行動に関与しているようですし、子どもを産み、育てるうえで非常に重要なホルモンであることが知られています。しかし、その反面において、怖い側面も持っているということを知ることが重要なのでしょう。

写真は、見頃を迎えているクレマチスのプリンセスダイアナです。
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にわかペンキ屋さん

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今日は暑い一日でしたが、にわかペンキ屋さんに変身して、ログハウスと物置の塗装をしました。
2010年にセルフビルドしましたので、今年で13年目になりますが、ほぼ2年に一度のペースで塗装をしています。レモンイエローの「ステンプルーフ」を使用していますが、塗装のたびに色が濃くなっていくようです。白いところは「コンゾロン」を使っています。
どちらの塗料も、10年前の使い始めのころは、それほど高くなかったのですが、今は目が飛び出るほどに高くなって驚いてしまいます。なるべく下にこぼさないように慎重に塗っています。
夕方までかかって2棟ともすべて塗ることができましたので、あと2年は大丈夫でしょう。
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北海道の人は、この花が分からないかも・・・

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北海道ではあまり馴染みのない花ですから、きっと名前が分からない方が多いのではと思っています。

私の家に渋柿の木があったのですが、大きくなったものですから、根元からばっさりと切ってしまいました。翌年にその株元から小さな枝が伸びてきて、これは渋柿の再生かと思い、別の場所へ移植してやりました。それから数年経過して、その枝が2mほどにも成長して、こんな可愛い花をたくさんつけたという次第です。
花の大きさは1cmにも満たないほどの小さなもので、枝に鈴なりに沢山咲いています。スズランやドウダンのような形をしており、赤い花弁がチャーミングです。
もとの柿の花とは違いますし、部位的に台木かなと思い、いろいろと調べてみましたら「豆柿」らしいということが分かりました。食べられるようですが、台木になったり柿渋をとるための木のようです。
雌雄異株ともありましたので、1本だけでは実がならないのでしょうね。
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ベリー類の初収穫

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いつもの年にくらべて高温の日が多く、ベリー類も熟すのが早まっています。
ラズベリーやジューンベリーは完熟しているものが多くなりましたし、ブルーベリーも早生種で少しずつ収穫できるようになりました。昔懐かしいグスベリ(グースベリー)ももう少しで収穫できそうです。
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沢山収穫したのですが、一部を午後のおやつにしました。明日の朝は、ヨーグルトの上に大量にトッピングしていただきます。(^^♪
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ひとときのアメンボ気分

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曇りがちながら風が穏やかな日和でしたので、すぐ行けるお庭感覚の大沼でパドルを漕いできました。さすがに7月で、組み立て時は暑くて大変でしたが、湖面に繰り出すと爽やかな風が頬を撫でて気持ちが良かったです。
夏の訪れを告げる睡蓮やコウホネが咲き、いよいよ北海道にも本格的な夏が近づいていることを実感させます。
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ニッコウキスゲ

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ニッコウキスゲが見頃に近づいています。朝に咲いて夕方には萎む一日花ですが、朝になると蕾が膨らんだものから順番に咲き出します。
日光霧ケ峰高原のニッコウキスゲも見頃を迎えて、観光客で賑わっていることでしょうね。
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エゾニワトコ

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たくさん自生しているエゾニワトコの木に鈴なりの実がなり、少しずつ赤味が増してきました。
見るからに美味しそうですが、不思議と鳥たちが食べている光景を見たことはありません。
ジューンベリーなどは熟したと思った矢先に鳥たちが食べていますけどね。鳥にも好みがあるのかも知れません。
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ノカンゾウ

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全国的に梅雨末期の豪雨になっているようですが、当地もお昼過ぎから風雨が強くなってきました。
ノカンゾウが数輪咲き出しました。八重のヤブカンゾウは少し遅れて咲いてくるものと思います。万葉集にも出てくるほどに親しまれている草花ですが、元々は古くに中国から伝来したらしいです。
「ノ」や「ヤブ」などというと野性的な印象を受けますが、あまり山野にはみられず、どちらかと言えば人里近くの畦道などに自生しているようです。古来より人の手によって育てられてきたからなのでしょうね。
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ラベンダー

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隣の北斗市の最高気温が26.7℃。湿度が高くてムシムシした一日でした。
今週は仕事が忙しくて毎日出勤していますので、お蔭でエアコンの効いた室内で快適に過ごすことが出来ています。市立図書館や蔦屋書店などでもエアコンが効いているでしょうから、朝から多くの高齢者が本を広げて寛いでいることでしょうね。

梅雨空にめげず、ラベンダーが咲いています。ポプリにするなら、蕾かちょっと開き加減の頃が適期ですが、このように満開に近い頃も花としてきれいですね。
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3年目のシラネアオイ

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タネから植えた「山野草の女王」シラネアオイが3年目を迎えました。
タネはたくさん蒔いたのですが、3年を経過して残っているのは16本です。青と白を半々植えましたので、同じ比率で残っていればラッキーと思います。
春は日が当たり、夏は木漏れ日程度の環境で育てていますので、上手くすると来春には咲き出すのではと期待しています。
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ニッコウキスゲが咲き出しました

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二輪だけですが、ニッコウキスゲが咲き出しました。
数年前に20株ほど植えたのですが、個々の株が大きくなり、蕾もたくさんつけるようになりました。最盛期にはレモンイエローの花が次々に咲いて綺麗だと思います。
ニッコウキスゲとして園芸家から分けていただきましたので間違いないと思いますが、北海道のエゾカンゾウとは同じ種ともいわれています。ただ一般的なエゾカンゾウにくらべると、こちらは花柄が若干長いようです。似たものにエゾキスゲがありますので、なんともややこしいです。いずれもゼンテイカの仲間ですが、同定は難しいですね。
放射状に沢山咲きましたら、またニッコウキスゲの美しい姿を掲載したいと思います。
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小さな命の再生

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テレビで自然の再生などの映像を目にすることがありますが、裏の雑木林のなかでも小さな命の再生を見つけました。
大きなカラ松の切り株があるのですが、その切り跡の苔むした一角にトドマツと思われる苗が芽生えていました。広葉樹が繁茂して日が当たらず、順調に生育するとは思えませんので、ある程度大きくなったら移植しようと思っています。
苔の上のクルミの殻はエゾリスが食べ散らかしたものでしょうね。
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毛無山登山道の刈払い登山

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隣の北斗市にある毛無山(標高750m)の登山道刈払い作業にボランティアとして飛び入りで参加してきました。
函館山楽クラブが渡渉橋の補修や刈払いなどを定期的に行っており、登山道はきれいに整備されています。きれいな登山道に頭が下がる思いで登っていましたが、恥ずかしながら一度も登山道の整備に加わったことはありませんでした。そんなことで初めて飛び入りで参加させていただきました。
今回は15名の参加で、刈払機操作者は5名ということで、5つのグループに分けて作業をしました。
日差しはあまり感じられなかったものの湿度が高くて、蒸し風呂のなかで作業をするような感じでした。随時の休憩を挟んで、朝8時半から下山時の4時まで会員の皆さんと一生懸命作業してきました。努力の甲斐があって、頂上まできれいな登山道で繋がった時は感激でした。
毛無山というと熊とマダニという印象がありますが、登山道に熊の糞が沢山あって熊の密度の高い山であることを実感させられました。魅力的な山ですが、登山をされる際は細心の注意をされて登られることをおすすめします。
この度の飛び入り参加をお許しくださった「函館山楽クラブ」会長のkamadaさん、登山会の紹介をしてくださった「はこだて自然倶楽部」代表のkamakaさん、そしてご一緒くださった会員の皆様へ感謝を申し上げます。
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