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『山椒は小粒でピリリと辛い』のサンショウが赤い実をつけました。
ミカン科サンショウ属の落葉低木で、別名でハジカミといいます。雌雄異株で、春に葉の脇に黄緑色の花を咲かせ、雌株のみ実をつけます。5mmほどの小さな実ですが、よくよく観察しますと表皮の感じが何となくミカンに似ているのが面白いです。

赤い山椒の実は、完熟すると黒い種を放出します。種を包む赤い皮の部分だけを乾燥し、粉にしたものが花椒(ホアジャオ)と呼ばれ、香辛料として中華料理に使われます。麻婆豆腐の「マー」とはこれのことだそうです。ただ、厳密には中華料理に使う花椒の木は、日本の山椒とは別の種類のようです。

庭に1本あると若葉が蒲焼の薬味などにも使えるので重宝する木です。
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